灼眼のシャナIII-FINAL- 1

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なんか、戦ってばっかりで、
よくわかんない・・・

正直、かなりつまらなかった。

てか、だから、流し見するので、
よけいにわからなくなって、、
という悪循環。

しっかり、見れば、わかるよって、
人も多いとは思いますが、
私にとっては、
すいません、無理。。。
って感じだった。

釘宮ボイスのみが、魅力的な・・・
そんな感じかな。。。私にとっては。。。

＊＊＊＊＊第三期、全２４話みての感想＊＊＊＊＊
ファイナルというだけに、最終決戦がメインとなる今期。
これまでの様な、個人戦ではなく、団体戦。
＜フレイムヘイズ VS グゼのともがら＞……

その戦いが、長いのなんのって……… ((((＿ ＿|||))))
やたらとダラダラした第三期でした……。

第一期では、このアニメの世界観とキャラ紹介（ワクワク）
第二期では、更に広がる世界観と和める学園ラブコメ（ユルユル）
そして、第三期、シリアスな長〜〜〜い戦い（グダグダ）

なんか、見れば見るほど、盛り下がっていった気がする…。

とにかく、この第三期、
セリフ多すぎ！！
　まるで説明づけたかのような、長ったらしいセリフがウザイ。
んでもって、登場人物多すぎ！！
　ここにきて、続々とNEWキャラ登場しまくって、訳わからん。
ウジャウジャ、グダグダ………。

せっかく、ストーリー自体は面白いのに…
　見てて、ちっとも楽しめない……… (×_×) (×_×) (×_×)

とにかく、頑張って、ようやく見終わったって感じ。
はぁ〜、疲れるアニメでした………。

正直もなにも、“つまらない”が感想だった・・・。
よく良作だと聞いてたから、期待も大きかったが・・・・・。
もしかしたら、小説だけが良作だったのかもしれない。

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作品内容は安定してクオリティーが高い。
最終シーズン、内容が重いので久々、釘宮さん、日野さんコメンタリーもなんだかしんみり。

なんか否定的なレビューが多いので、肯定的なレビューを書いて見ます。

まずガッカリした点から述べれば、坂井悠二が創造神と融合する過程がしっかりと描かれていない点。本当は原作から離れても良いから、もっと坂井悠二の成長や活躍を5話程度で良いので描いて欲しかったし、その中でしっかりとフレイムヘイズと途達との有り様について心の変化を描写して欲しかったです。
でも不満な点はそれだけで、後は素晴らしいの一言。

シーズン2までは、美少女アクションアニメとして傑作だった・・と言う次元だったのが、シーズン3では別の次元にレベルアップした上で、素晴らしい作品になっています。

シーズン2までの不満点と言えば、メインストーリーと関係ない学園ドタバタ劇なストーリーも散見された点でした。
シリアス物が好きな私としては、プールや遊園地で遊びながらドタバタする様を長々と1話使ってやられると、ちょっとしんどいです。
でも、シーズン3では、最初から最後までシリアスで壮大なクライマックスストーリーが息も付かせぬテンポで展開される・・
しかも世界規模で話が動き、学園ドラマだったシーズン2までとは全く違うスケール感の大きい作品になってます。
また、登場人物もシーズン2までの「学園の友達だけ」みたいなスケールから、世界中の敵軍勢vs世界中のフレイムヘイズ軍勢の戦争物に近い展開が多く、ラストのどんでん返しなんぞは、ガンダムＷを思い出す思惑と、そしてなんと言ってもテーマとして「愛」が全面に出た作品となっています。

久しぶりに大満足出来る超大作でした。

以下はネタバレを少し含みますが、結局、フレイムヘイズとなる紅世の王たちも人間と同化を繰り返す内に「世界のバランスを守る」と言う大義から、時代と共にやや「人間を守る」と言う感情に流されて来たのだろうし、逆に「世界のバランスお構いなし」のバルマスケ側も長い年月の間人間界にいる事により徐々に人間の有り様に感化されて来ているからこそ坂井悠二が情を移せる土台が形成されていたのだろうし、結果的に対極的にいた双方の勢力が人間と言う拠り代を経て落とし所に向かって収束するハッピーストーリーになっていると思いました。

でも、理屈抜きに純粋に「カッコいい」し、スカッと出来る傑作だと思います。
余談ながら、シャナが「真紅、飛焔、審判、断罪」と覚醒し、精神的にも一皮向けた様子を直後のヴィルヘルミナ出迎えシーンだけで表現してる所なんて、余りにもカッコ良すぎです。あのシルエットから登場するシャナは、ヴィルヘルミナに取ってマティルダを彷彿させ、更にそれを超える偉大な存在に映っただろうし、少なくとも私にはそう見えた(笑)

それと後半の展開は結構新しい構図で、勧善懲悪が好きでは無い私は今まで「正義vs正義」のドラマを支持してた訳ですが、この作品ではちょっと違ってて、強いて言えば「正義vs真理」と言うか、正義と言っても一般的に言う正義では無くて、フレイムヘイズとしての「一つの正義」と紅世の徒に取って自然な有り様である真理との戦いであり合意に向けた収束でも有り、とても新鮮な構図でした。
いずれにせよ、勧善懲悪とはちょっと違う描画が多くて、私の好きな構図です。
例えば学校の屋上で吉田和美と坂井悠二を出迎えたトリニティの面々の表情とか、悪役の表情じゃないんですよね、好きです、こーゆーの。(ラストのシュドナイなんかもカッコ良いし)
まぁ、考えようによっては神と悪魔の戦いに近いのかも知れません。キリスト教に於ける神の存在ってのは融通の利かない形式法治正義で、仏教に於ける慈悲が薄い。一方、悪魔ってのはそんな神に悪を見出したルシフェルが「もっと世界(社会)はカオスで良い。欲望を肯定する事も大切だ。それを包括してこその愛だ。」と反旗を翻し、神によって「サタン」のレッテルを貼られた存在・・ってのが私の印象なので、そんな構図に近い感じもしない事も無いかなぁ。これも「(一つの)正義vs真理」と言えると思うので・・

後は他にも演出面で光る箇所が目立ちました。
なにせ「うるさい！うるさい！うるさい！」の十八番セリフで泣けるとは思っていませんでしたし、(「バカー！バカー！バカー！」でも泣かせて貰いました(笑))
大抵のアニメでは女性側が自己完結型の身勝手な愛、男性側がそれを否定って展開だと思うんですけど、今回は悠二が身勝手な自己完結型の愛、シャナがそれを否定と言う構図だったので、シャナ側の心情が痛い程分かり感動しまくりでした。