果てなき路 / シャニン・ソサモン
果てなき路
/モンテ・ヘルマン
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全体の平均評価点: (5点満点)
(4)
解説・ストーリー
アメリカン・ニューシネマを代表する1本にも挙げられる名作「断絶」を手がけたモンテ・ヘルマン監督が、1989年以来21年ぶりに撮り上げた作品。映画製作の現場を舞台に、様々なトラブルに直面する映画監督の運命を、虚実錯綜する不条理かつミステリアスなタッチで描き出す。新進気鋭のアメリカ人映画監督ミッチェル・ヘイヴンは、実在の殺人事件を基にした映画の製作に乗り出す。そして事件の鍵を握るヒロイン、ヴェルマ役に無名の女優ローレル・グラハムを大抜擢する。ほどなくローレルと恋に落ちたミッチェル。そんな中、いよいよ撮影がスタートするが、事件の真相を追う保険調査員のブルーノが、なぜかこの映画に興味を示し…。
アメリカン・ニューシネマを代表する1本にも挙げられる名作「断絶」を手がけたモンテ・ヘルマン監督が、1989年以来21年ぶりに撮り上げた作品。映画製作の現場を舞台に、様々なトラブルに直面する映画監督の運命を、虚実錯綜する不条理かつミステリアスなタッチで描き出す。新進気鋭のアメリカ人映画監督ミッチェル・ヘイヴンは、実在の殺人事件を基にした映画の製作に乗り出す。そして事件の鍵を握るヒロイン、ヴェルマ役に無名の女優ローレル・グラハムを大抜擢する。ほどなくローレルと恋に落ちたミッチェル。そんな中、いよいよ撮影がスタートするが、事件の真相を追う保険調査員のブルーノが、なぜかこの映画に興味を示し…。
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「果てなき路」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
アメリカン・ニューシネマを代表する1本にも挙げられる名作「断絶」を手がけたモンテ・ヘルマン監督が、1989年以来21年ぶりに撮り上げた作品。映画製作の現場を舞台に、様々なトラブルに直面する映画監督の運命を、虚実錯綜する不条理かつミステリアスなタッチで描き出す。新進気鋭のアメリカ人映画監督ミッチェル・ヘイヴンは、実在の殺人事件を基にした映画の製作に乗り出す。そして事件の鍵を握るヒロイン、ヴェルマ役に無名の女優ローレル・グラハムを大抜擢する。ほどなくローレルと恋に落ちたミッチェル。そんな中、いよいよ撮影がスタートするが、事件の真相を追う保険調査員のブルーノが、なぜかこの映画に興味を示し…。
「果てなき路」 の作品情報
「果てなき路」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
果てなき路の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
KIBR1295 |
2012年07月18日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
8枚
|
0人
|
0人
|
果てなき路の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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KIBR1295 |
2012年07月18日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
8枚
|
0人
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ユーザーレビュー:4件
物語の扉を開く窓
投稿日:2012/08/01
レビュアー:よふかし
『断絶』『コック・ファイター』のモンテ・ヘルマンの二十年ぶりの劇場公開作。美しい、しかし難解で歯ごたえのある作品だったので面食らった。一度だけではほとんど意味は分からない。DVDで二度繰り返して観たが、それでも不可解な部分は残る。
複雑な構成で綴られる物語は、フィルム・ノワール――とある地方の州政府汚職にからみ3人の男女が死亡した事件があった。その事件を映画化する、映画製作の過程、撮影されている映画内映画と、映画内現実が次第に溶け合って行く。メタフィクション映画と言われる由縁だ。
映画にはいくつかの時間が混在している。主として映画のもとになった事件の断片、映画製作現場、すべてが終わった後に映画監督ミッチェル・ヘイヴンと映画内映画の原作者でもある女性ブロガーが語り合う拘置所、の三つが見てとれる。しかしその区分けはあまり意味がない。観客を混乱に陥らせるのは、それぞれの間に明確な線引きがないうえに、その並べ方も入り組んでいるからだ。
ファム・ファタルに魅せられて破滅していく男を描いた、フィルム・ノワールの典型としての物語は、こんなふうに解釈できる。謎の女ヴェルマ・デュランが死んだ事件を映画化しようとする監督の目に留まった女優ローレルは、まさにその事件の当事者であった。かつて彼女はヴェルマの父に頼まれ、キューバで死んだ娘の代わりを演じたのだ。そこで州議会を舞台にした何かの不正な事件に係わった。ヴェルマの父親が後援する議員タッシェンとともに、安置所から盗んだ死体で自分の死を偽装、ヨーロッパに逃亡していた。映画監督ミッチェルは、偶然彼女を発見して映画への出演を依頼。彼と一目で恋に落ちた(ローマの休日のようなデートがキュートだ)ローレルは、映画に出演し、自分自身、いや自分が演じたヴェルマの死をもう一度演じることになる。しかしその素性を疑う保険調査員ブルーノが接近してきて……。
本作はミッチェルによる映画製作のパートと映画内映画に一切の映像的な区別がないし、編集も同様。したがって上記の解釈も、ミッチェルによる事件の解釈に過ぎないのかもしれない。特に、タッシェンと俳優キャリー・スチュワートを何の映画的説明もなく同じ俳優が演じていることは、フィクションと事実のあわいを曖昧にし、醒めない夢をみているような気にさせる。この不安定さが本作の大きな魅力だ。一人の女が二人の女を演じる、しかもそれは自分自身であるというプロットは、ヒチコックの『めまい』を源流にしていると、モンテ・ヘルマンは語っている。
ミッチェルはノワールの主人公らしく、ヴェルマ≒ローレルに惹かれて堕ちていく。ヴァラエティの取材に答えていた自分のタブー(俳優と深い関係にならない/脚本を現場でいじらない)をことごとく冒していく。
劇中にいくつもの映画への言及があり、直接的な引用もある。『レディ・イヴ』(プレストン・スタージェス)、『ミツバチのささやき』(ヴィクトル・エリセ)、『第七の封印』(イングマール・ベルイマン)。このうち一人の女性が二人を演じる傑作スクリューボール・コメディ『レディ・イヴ』は本作のプロットを直接的に説明しているし、『ミツバチのささやき』の「わたしはアナよ」の台詞に涙するローレルの心情も想像することもできる(本作はローレルの内面をほとんど描かない)。『第七の封印』の死のゲームもまたしかり。
シャープに切り取られたいくつもの美しい場面が本作にはたくさんある。その映像的な強度は、これがデジタルカメラEOSシリーズの動画モードで撮られたものとは思えないほどだ。撮影後の画像処理に秘密があるらしいのだが、くすんだ色合いが流行の現代映画の中で、本作の美しさには目を瞠らせられる。それはもちろんヘルマンの演出力によるもので、ミッチェルとローレル二人のシーンは切り返しも含めて悉く素晴らしい。湖に落ちてくるセスナや、暗いトンネル内でのシーンなども何度見ても息をのむ。
エモーションに満ちたクライマックスには更なる驚き、あるいは戸惑いを感じる瞬間がある。ミッチェルが「本物の死体」をEOSで撮影しているときのショットだ。映画内映画内映画、という言葉も飛び出すのも無理はない。上記のような解釈のすべてが、無効になってしまうのかもしれないのだ。
その意味は分からない。本作は比較される可能性のあるデヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』などとは違って、あちこちにヒントを散りばめて観客を惑わせつつ解釈ゲームを誘う、やや品のないパズル性とは無縁である。解はないのだ。ただ女がいて、男がいて、死人が出る。そこに映画が生まれていることを、実は映画は冒頭で端的に、そして高らかに宣言しているのだった。ミッチェルは言う。ヴェルマは物語の扉を開く“窓”だ、と。85点。
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絶対に誰にも解らない映画を観ました。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ニューシネマの頃の伝説の監督の様ですが、モンテ・ヘルマン監督のことは初めて知りました!
どのような映画なのか全く知識は入れずに、とりあえず1本「果てなき路」を観てみました♪
ふむ、絶対に誰にも解らない映画を観てしまいました。
さて、どうしたもんか(笑)
だって「わからない」と「解りなさい」いう映画ですもんね、解るわけが無いっすよね?
いや「わからない」とは「解った」んですけどね←なんだこの文章は!?
【ネタバレ?】
お前の世界が真実(真理)だとなぜ解る?
(お前の世界が)正しいとなぜ解る?
(お前からは)一部分しか見えていないのになぜ解る?
お前は、これ(ラストカット)が刑務所の中に貼られた写真の、女性の口だということが解るというのか?
っつーことをゆーてる映画っすよね?
解りたいという欲求を刺激して、何度も観るように仕向けて、解らないと認めさせる映画っしょ?
なんてイジワルなんだ!
モンテヘルマン!
もんてへるまん!
個人的満足度 61点!(ワカンネ)
オススメ度 60点!(一般的な映画ではない)
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「現実を犯せ」
投稿日:2012/09/15
レビュアー:ひろぼう
本作の世界をあえて分けると、キューバ(過去)と現実(今)と映画(空想)の世界となるのだろうか。素性不明な「演技ができない」女優、ヴェルマを軸として、三つの世界が織り成されつつ物語は進んでいく。
その三つの世界の狭間は非常にあいまいで、行きつ戻りつ物語が進むので、今見ているのはどの世界なのかと思い悩んだりする。思い悩むのはストーリーの分かりにくさのせいであり、わざと分かりにくく作られているような気はするが、重要なヒントとなるセリフはシーンの方々に散りばめられているので、手前勝手で不親切な頭でっかちの作品では決してない。
そして物語は、分かりにくいにもかかわらず非常に楽しめたりする。それは、高熱に浮されて夢と現実の世界を行き来する感覚に近いだろうか。特定のジャンルを除き、映画(物語)は現実にベースを置き空想の羽をはばたかせるのだが、本作でのその羽は羽ばたいたり休んだりを不規則に繰り返すので、鑑賞者の気持ちは浮ついたり萎えたりして、その思いの拠り所をどこに置けばいいかが分からなくなり、足元がおぼつかない不安定な状態となる。ふわふわと行方が分からずにさまようように進む物語は、過去と今と空想の虚虚実実とした駆け引きと発展し、三つの世界を渾然一体とさせ酩酊感にも似た昂揚感を駆り立ててくれるのだ。ドラッグ・ムービとも、ぶっちゃけ酔っ払い感覚映画と言った方が分かりやすいのかもしれない。
そして終盤、ついに物語は現実と切実に見詰め合う。この終幕は、現実が物語に蝕み、物語の支配者である監督を虜にし、物語を崩壊させたからなのかもしれない。
不勉強な私は多くの名作映画からの引用を理解できていないので、モンテ・ヘルマンは現状のアメリカ映画を「ハリウッド映画」と称してして嘆いているのか、それとも現実を侵食するような勢いを持てと鼓舞しているのかと、いまだ思い悩んでいるのだった。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
自分の時間が大切
開始15分は我慢してみていましたが、耐えられず見るのを止めました。わけのわからない、長まわしやぜんぜん見えてこないストーリー。まったく知らない役者たち。なんでこんな映画をかりたのか後悔しました。見ないほうがいいです。
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ユーザーレビュー
物語の扉を開く窓
投稿日
2012/08/01
レビュアー
よふかし
『断絶』『コック・ファイター』のモンテ・ヘルマンの二十年ぶりの劇場公開作。美しい、しかし難解で歯ごたえのある作品だったので面食らった。一度だけではほとんど意味は分からない。DVDで二度繰り返して観たが、それでも不可解な部分は残る。
複雑な構成で綴られる物語は、フィルム・ノワール――とある地方の州政府汚職にからみ3人の男女が死亡した事件があった。その事件を映画化する、映画製作の過程、撮影されている映画内映画と、映画内現実が次第に溶け合って行く。メタフィクション映画と言われる由縁だ。
映画にはいくつかの時間が混在している。主として映画のもとになった事件の断片、映画製作現場、すべてが終わった後に映画監督ミッチェル・ヘイヴンと映画内映画の原作者でもある女性ブロガーが語り合う拘置所、の三つが見てとれる。しかしその区分けはあまり意味がない。観客を混乱に陥らせるのは、それぞれの間に明確な線引きがないうえに、その並べ方も入り組んでいるからだ。
ファム・ファタルに魅せられて破滅していく男を描いた、フィルム・ノワールの典型としての物語は、こんなふうに解釈できる。謎の女ヴェルマ・デュランが死んだ事件を映画化しようとする監督の目に留まった女優ローレルは、まさにその事件の当事者であった。かつて彼女はヴェルマの父に頼まれ、キューバで死んだ娘の代わりを演じたのだ。そこで州議会を舞台にした何かの不正な事件に係わった。ヴェルマの父親が後援する議員タッシェンとともに、安置所から盗んだ死体で自分の死を偽装、ヨーロッパに逃亡していた。映画監督ミッチェルは、偶然彼女を発見して映画への出演を依頼。彼と一目で恋に落ちた(ローマの休日のようなデートがキュートだ)ローレルは、映画に出演し、自分自身、いや自分が演じたヴェルマの死をもう一度演じることになる。しかしその素性を疑う保険調査員ブルーノが接近してきて……。
本作はミッチェルによる映画製作のパートと映画内映画に一切の映像的な区別がないし、編集も同様。したがって上記の解釈も、ミッチェルによる事件の解釈に過ぎないのかもしれない。特に、タッシェンと俳優キャリー・スチュワートを何の映画的説明もなく同じ俳優が演じていることは、フィクションと事実のあわいを曖昧にし、醒めない夢をみているような気にさせる。この不安定さが本作の大きな魅力だ。一人の女が二人の女を演じる、しかもそれは自分自身であるというプロットは、ヒチコックの『めまい』を源流にしていると、モンテ・ヘルマンは語っている。
ミッチェルはノワールの主人公らしく、ヴェルマ≒ローレルに惹かれて堕ちていく。ヴァラエティの取材に答えていた自分のタブー(俳優と深い関係にならない/脚本を現場でいじらない)をことごとく冒していく。
劇中にいくつもの映画への言及があり、直接的な引用もある。『レディ・イヴ』(プレストン・スタージェス)、『ミツバチのささやき』(ヴィクトル・エリセ)、『第七の封印』(イングマール・ベルイマン)。このうち一人の女性が二人を演じる傑作スクリューボール・コメディ『レディ・イヴ』は本作のプロットを直接的に説明しているし、『ミツバチのささやき』の「わたしはアナよ」の台詞に涙するローレルの心情も想像することもできる(本作はローレルの内面をほとんど描かない)。『第七の封印』の死のゲームもまたしかり。
シャープに切り取られたいくつもの美しい場面が本作にはたくさんある。その映像的な強度は、これがデジタルカメラEOSシリーズの動画モードで撮られたものとは思えないほどだ。撮影後の画像処理に秘密があるらしいのだが、くすんだ色合いが流行の現代映画の中で、本作の美しさには目を瞠らせられる。それはもちろんヘルマンの演出力によるもので、ミッチェルとローレル二人のシーンは切り返しも含めて悉く素晴らしい。湖に落ちてくるセスナや、暗いトンネル内でのシーンなども何度見ても息をのむ。
エモーションに満ちたクライマックスには更なる驚き、あるいは戸惑いを感じる瞬間がある。ミッチェルが「本物の死体」をEOSで撮影しているときのショットだ。映画内映画内映画、という言葉も飛び出すのも無理はない。上記のような解釈のすべてが、無効になってしまうのかもしれないのだ。
その意味は分からない。本作は比較される可能性のあるデヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』などとは違って、あちこちにヒントを散りばめて観客を惑わせつつ解釈ゲームを誘う、やや品のないパズル性とは無縁である。解はないのだ。ただ女がいて、男がいて、死人が出る。そこに映画が生まれていることを、実は映画は冒頭で端的に、そして高らかに宣言しているのだった。ミッチェルは言う。ヴェルマは物語の扉を開く“窓”だ、と。85点。
絶対に誰にも解らない映画を観ました。
投稿日
2012/09/06
レビュアー
KASPAR
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ニューシネマの頃の伝説の監督の様ですが、モンテ・ヘルマン監督のことは初めて知りました!
どのような映画なのか全く知識は入れずに、とりあえず1本「果てなき路」を観てみました♪
ふむ、絶対に誰にも解らない映画を観てしまいました。
さて、どうしたもんか(笑)
だって「わからない」と「解りなさい」いう映画ですもんね、解るわけが無いっすよね?
いや「わからない」とは「解った」んですけどね←なんだこの文章は!?
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お前の世界が真実(真理)だとなぜ解る?
(お前の世界が)正しいとなぜ解る?
(お前からは)一部分しか見えていないのになぜ解る?
お前は、これ(ラストカット)が刑務所の中に貼られた写真の、女性の口だということが解るというのか?
っつーことをゆーてる映画っすよね?
解りたいという欲求を刺激して、何度も観るように仕向けて、解らないと認めさせる映画っしょ?
なんてイジワルなんだ!
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個人的満足度 61点!(ワカンネ)
オススメ度 60点!(一般的な映画ではない)
「現実を犯せ」
投稿日
2012/09/15
レビュアー
ひろぼう
本作の世界をあえて分けると、キューバ(過去)と現実(今)と映画(空想)の世界となるのだろうか。素性不明な「演技ができない」女優、ヴェルマを軸として、三つの世界が織り成されつつ物語は進んでいく。
その三つの世界の狭間は非常にあいまいで、行きつ戻りつ物語が進むので、今見ているのはどの世界なのかと思い悩んだりする。思い悩むのはストーリーの分かりにくさのせいであり、わざと分かりにくく作られているような気はするが、重要なヒントとなるセリフはシーンの方々に散りばめられているので、手前勝手で不親切な頭でっかちの作品では決してない。
そして物語は、分かりにくいにもかかわらず非常に楽しめたりする。それは、高熱に浮されて夢と現実の世界を行き来する感覚に近いだろうか。特定のジャンルを除き、映画(物語)は現実にベースを置き空想の羽をはばたかせるのだが、本作でのその羽は羽ばたいたり休んだりを不規則に繰り返すので、鑑賞者の気持ちは浮ついたり萎えたりして、その思いの拠り所をどこに置けばいいかが分からなくなり、足元がおぼつかない不安定な状態となる。ふわふわと行方が分からずにさまようように進む物語は、過去と今と空想の虚虚実実とした駆け引きと発展し、三つの世界を渾然一体とさせ酩酊感にも似た昂揚感を駆り立ててくれるのだ。ドラッグ・ムービとも、ぶっちゃけ酔っ払い感覚映画と言った方が分かりやすいのかもしれない。
そして終盤、ついに物語は現実と切実に見詰め合う。この終幕は、現実が物語に蝕み、物語の支配者である監督を虜にし、物語を崩壊させたからなのかもしれない。
不勉強な私は多くの名作映画からの引用を理解できていないので、モンテ・ヘルマンは現状のアメリカ映画を「ハリウッド映画」と称してして嘆いているのか、それとも現実を侵食するような勢いを持てと鼓舞しているのかと、いまだ思い悩んでいるのだった。
自分の時間が大切
投稿日
2012/09/19
レビュアー
mee
開始15分は我慢してみていましたが、耐えられず見るのを止めました。わけのわからない、長まわしやぜんぜん見えてこないストーリー。まったく知らない役者たち。なんでこんな映画をかりたのか後悔しました。見ないほうがいいです。
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