Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6

Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6の画像・ジャケット写真

Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6 / ヒュー・ローリー

全体の平均評価点:(5点満点)

20

全体の平均評価点:

DVD

ジャンル :

「Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

解説・ストーリー

無愛想でアウトローな天才医師、グレゴリー・ハウスが難病に挑む医療ドラマの第6シーズン第9巻。医師免許を失い、精神病院で療養に励むハウス。絶対的リーダーであったハウスの不在により、診断チームは崩壊の危機に瀕する。第17話と第18話を収録。

「Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6」 の作品情報

作品情報

製作年: 2009年
製作国: アメリカ
原題: Dr.HOUSE:Season.6

「Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

ホワイトカラー シーズン3

マッドメン シーズン5【ノーカット完全版】

ホワイトカラー シーズン2

トロン:レガシー

ユーザーレビュー:20件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 5件 / 全20件

シリーズ全てみた備忘録

投稿日:2012/05/03 レビュアー:Kavi

流石にシーズン6まで長期化するとネタ切れしている感がある。
そこで大きくテコ入れされたのが、シーズン6である。

鎮痛剤中毒になり、幻覚症状に悩まされるハウス。
医師免許を停止され、中毒症状の治療のため精神病院に入院する。
このシリーズは、医師でなく、患者となったハウスが
病院スタッフと他の患者を巻き込んで、やりたい放題するところからはじまる。
この設定が結構長く、
治療を終え、病院に戻るのがシーズンの半分まできた頃。

そっから先は、やっぱりいつものハウスです。
まぁ、流し見するには丁度イイドラマではありますが。
ちぃと、飽きてきたかも。そろそろキャストの入れ替えが必要かと。

本国では、昨年シーズン7が放映されているので、
続きはまだあるようです。

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

「INSTANT KARMA!」

投稿日:2012/09/04 レビュアー:まみもぉ

第4話 「独裁者」 THE TYRANT


チェイスが自分の感情に正直に衝動的に率直に、
人として、というより医者としての一線を越え、してはいけないことをしてしまいました。
こういう行為はたいてい女性なんですけど、キャロラインの母性に近い強い愛に慈しまれていたせいか、少年のような即行でした。
その愛を自らの判断で手放したフォアマンもまた同じ心境だったのか、
ルイスを庇ってしまいます。
(女同士なら、キャロラインとサーティンならそうはないだろうなと思いました。)

虐殺と誅殺は違うでしょうが結果は同じ。手を下す方も同じ。Tyrant(独裁者)。
患者であったディバラ(ジェームズ・アール・ジョーンズ/ダース・ベイダーの声の方)も
チェイスもフォアマンも。
今回は救う気持ちが無かったのか患者に集中したくなかったのか、
的確は診断を下せなかったハウス先生も暴君…。Tyrantだらけ。

ひとり擬似暴君であったウィルソンの階下の帰還兵がハウス先生に救われたくだりはよかったです。
ラマチャンドランの『脳のなかの幽霊』にある”鏡箱”。
その効果は患部や人によって様々なようですが、37年間苦しみ続けた痛みを一瞬で取り除けても、
自分の痛みは取り除く事ができない…リアルなドラマです。



第5話 「カルマ」 INSTANT KARMA


藁であってもすがれるなら、救われたいから救ってほしいから、
どんな藁でも信じてすがることをさせるのがKARMAでしょうか。

目の前で弱っていく息子ジャック、救いたい一心で八方手を尽くしハウス先生のところへ連れてきた大富豪ロイ。
ようやくハウス先生の”ひらめき”顔、観れました。
試行錯誤が重なって重なって、なんでもない会話等のきっかけで
ピッーンと音が聞こえてくるようなあの表情。いいです。

「NSTANT KARMA!」はジョン・レノンのシングル曲(1970)。
素晴らしい歌詞。原文を眺めるたび、その意味が違って見えます。
彼の大ファンの方からInstant Karmaは固有名詞だと教えてもらって後半の説得力が増大しました。
そのインスタント・カーマに
♪捕らえられて足腰が立たないくらい打ちのめされて、
でも、全財産を投げ打ったからでなくて、
♪出会う人たちがみんな兄弟だってことに
気がついたからジャックは助かったと、歌詞と重なりました。
たぶん、ハウス先生もご存知のはずですから
♪苦痛のために生きているんじゃない、
  なんでそんなところにいるんだい?
  さあこっちへ来いよ。仲間に、一緒に… 
でもまだ、加われないんですよね。





このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

Epic fail (= 冗談にしたい失敗) ネタバレ

投稿日:2012/08/29 レビュアー:まみもぉ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

第3話 ネット診断 EPIC FAIL


ゲームクリエーターの患者の見る幻覚がそのゲームキャラのCGと院内を重ねてあって、迫力満点。
よくできてました。TVドラマでここまでする…できるところが流石。

原因も病名もなかなか判明しない患者ヴィンスはネットに自らの症状をアップし懸賞金をつけ、診断募集をします。ありえそう…。
ネットで募った診断結果を優先しようとするヴィンス。
納得し従い治療するものの、また、高熱。
原因が判明しないまま、誤診から死に至る誤治療する寸前、ネットのひとつの回答に納得したサーティンが止めます。
そのネット回答をしたのがハウス先生でした。

退院後、日ごと増す足の痛みに耐え切れず、再びヴァイコディンを飲もうとしたハウス。
ネットでこの診断募集を見つけ、診断に関わった途端脚の痛みが消えた…。
環境を変えるため病院を辞めようとしていたハウス先生ですが、再び病院に戻る決心をします。

自分の痛みは自分にしか分からず、だから、自分自身ならコントロールも可能な場合もあります。
単純に考えるなら”気の持ちよう”。
自虐行為に快楽を感じる事ができる、痛みに対しても高等な動物は複雑難解です。

それにしても皮肉です。
診断が遅れたために脚の筋肉が壊死してしまったことが、
ハウス先生の慢性痛の原因なわけですから。

今回のタイトル”epic fail”づくしだったのはフォアマンでしょうか。
努力の人フォアマンに足りないのは、努力しても手に入れる事ができない天才のひらめき。
あとちょっとのところで今回のような失敗に終わってしまう報われない努力を観せられる度とても同情してしまいます。
でも、しても彼の失敗はepic fail。決してfailureにはならない。
ハウス先生の恐れる失敗のように永遠とは続かない。失敗ですら天才と非天才ではカクが違うようです。
無いものねだりは天才も秀才も凡才も病人も同じなんですけど。



このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

"I am broken." ネタバレ

投稿日:2012/08/18 レビュアー:まみもぉ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

第1話「壊れたハウス」BROKEN

バイコデン依存症克服のために、ついに自ら入院したハウス先生。
メイフィールド精神病院。
薬を抜くため隔離病棟へ。いつものテーマソングなしにそこから始まりました。
依存患者の薬抜きシーンはよくありますが、うまいです。
ベッドの上でもがき、嘔吐し震え、のたうつハウスをヒュー・ローリーの瞳の色、淡いブルーで撮らえます。

禁断症状を乗り越え薬も抜けて、退院するつもりのハウスでしたがノーラン院長は許可しません。
このノーラン院長を演じたアンドレ・ブラウアーがよかったです。狡猾で頭のいいハウスとしっかりタメを張る貫禄さ十分。
前シーズン、リアルな幻覚を見るに至ったのはバイコデンが直接の原因ではないというノーラン院長の診方。
部下を続けて失った喪失感からのウツが原因だと。
抑ウツ治療をしないのなら停止されている医師免許の再効化のための推薦状は書かない… 
納得のいかないノーランの”診断”に対し、ハウスの抵抗が始まります。

ほんとテンポがいい。このドラマの魅力のひとつ。複数の違うシーンの繋げ方もとてもうまい。

そして魅力的なサブ俳優陣。
病室のルームメイト、双極性障害のアルディー役の作曲家、ラッパーでもあるリン=マヌエル・ミランダ、ハウス先生と相性ぴったり。
素晴らしいキャスティングです。
アルディーと組んであれこれ画策するもののノーラン院長にことごとく裏の裏をかかれます。
裏をかくのに長けたハウスですから、そのとこは見てて面白かったです。
飲まないとわかっていて薬の中身を変えてたとは。

入院していても医者であるハウス。
ヒーロー妄想のスティーヴを自論で治そうと、外へ連れ出し結果、彼に大怪我をさせてしまいます。
自説にこだわりが周囲の人々を危険な目に合わせている…自分が治っていないという自覚を持ったハウスは、ノーランに助けを求めます。

無精髭のセクシーさが増したヒュー・ローリー。
大柄(身長198cm)な俳優さんですが、困惑して子供のように見えるときがあって、不思議な男らしさを感じます。



リディア役のフランカ・ポテンテ。『チェ』でのタニアの印象がまだ残っているせいか、ハウスの恋の相手にしては色気が足りないよな…。
でもドイツ訛りは、抑揚があってよいです。
最初、レズビアン?と思いましたがそうではないようです。
が、義理の妹への愛情は異様。

精神病院ですから、多くの患者がいます。
患者らしく患者をうまく演じられてはいますが、複数集まると先だって観た『人生、ここにあり』での寄木細工の患者達とかなり違う。
比べて観るところではないのでしょうが、『人生…』での俳優さん達の演技力の高さをあらためて感じました。   

ノーラン院長のカウセリングは、ドラマとはいえ素晴らしかったです。
フィクションですが、こういう患者を見る目も診る目もある医師がほんとうにいたら、どんなに救われることか…。

「成功には終わりがあるが失敗は永遠だ」
断薬によって”ひらめき”を失うことを恐れているハウス先生らしい言葉。
それに対してノーラン院長は
「失敗を認めて、それを解決しようとはせず上で前に進むんだ…」
「みじめだから人生は面白い」
言うは易しですけど。

手遅れであったり今の医学技術では治療できない病気もありますが、
体を蝕むその病気の正体=病名が分かれば治す事ができるわけです。
今までそれでたくさんの命を救ってきたハウス。
ここでそのやり方でなんとかしようとしても、診断がついても体と違って、”こころ”の病気は治らない…。
スティーブの事も、自分の事も。
「痛み」を治すことは難しい。


このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

総評

投稿日:2012/09/05 レビュアー:ぽんぽん玉

今シーズンは、ある意味、とても意味のある充実した内容となっています。
自身を救う為に精神科へと入院したハウス。
他人を信用しない、頼らないハウスが初めて助けを求めたのです。
治療を続ける中で、人とのつながりを取り戻し、確実に回復していくハウス。
現場復帰しても、毒舌は相変わらずながらも相手に対して優しさが垣間見える。ハウスの魅力(毒舌)を減らさず、思いやりという要素を上手にプラスして、さらに魅力的な人物へと変貌を遂げました。
ヒュー・ローリーの手腕が問われるシーズンだったと思いますが、彼は見事に演じきっています。
今まで、ただの嫌な奴だったハウスが、とても好感の持てる人物へと変わってきているのも見所のひとつといえるでしょう。
思いやりがなく、毒舌だったハウス。
しかし、それは繊細な部分の裏返しなのです。
心を開けば、裏切られた時のダメージは大きい。傷付きたくないからこそ、嫌な奴を演じ、人を寄せ付けずに生きてきたのです。
人と接し、人に寄り添うようになって、【寂しがり屋】の一面が押さえきれずに垣間見えるようになって、可愛くさえ感じる。
このまま、繊細な心が押しつぶされてしまうのではないかと心配にもなりますが、【友人】は確実にいるのです。
彼らの優しさに支えられて、パワーアップしたハウスはますます興味深い存在となりました。
明るい未来を予感させるエンディングも◎
シーズン7も目が離せない逸品です。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全20件

Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:20件

シリーズ全てみた備忘録

投稿日

2012/05/03

レビュアー

Kavi

流石にシーズン6まで長期化するとネタ切れしている感がある。
そこで大きくテコ入れされたのが、シーズン6である。

鎮痛剤中毒になり、幻覚症状に悩まされるハウス。
医師免許を停止され、中毒症状の治療のため精神病院に入院する。
このシリーズは、医師でなく、患者となったハウスが
病院スタッフと他の患者を巻き込んで、やりたい放題するところからはじまる。
この設定が結構長く、
治療を終え、病院に戻るのがシーズンの半分まできた頃。

そっから先は、やっぱりいつものハウスです。
まぁ、流し見するには丁度イイドラマではありますが。
ちぃと、飽きてきたかも。そろそろキャストの入れ替えが必要かと。

本国では、昨年シーズン7が放映されているので、
続きはまだあるようです。

「INSTANT KARMA!」

投稿日

2012/09/04

レビュアー

まみもぉ

第4話 「独裁者」 THE TYRANT


チェイスが自分の感情に正直に衝動的に率直に、
人として、というより医者としての一線を越え、してはいけないことをしてしまいました。
こういう行為はたいてい女性なんですけど、キャロラインの母性に近い強い愛に慈しまれていたせいか、少年のような即行でした。
その愛を自らの判断で手放したフォアマンもまた同じ心境だったのか、
ルイスを庇ってしまいます。
(女同士なら、キャロラインとサーティンならそうはないだろうなと思いました。)

虐殺と誅殺は違うでしょうが結果は同じ。手を下す方も同じ。Tyrant(独裁者)。
患者であったディバラ(ジェームズ・アール・ジョーンズ/ダース・ベイダーの声の方)も
チェイスもフォアマンも。
今回は救う気持ちが無かったのか患者に集中したくなかったのか、
的確は診断を下せなかったハウス先生も暴君…。Tyrantだらけ。

ひとり擬似暴君であったウィルソンの階下の帰還兵がハウス先生に救われたくだりはよかったです。
ラマチャンドランの『脳のなかの幽霊』にある”鏡箱”。
その効果は患部や人によって様々なようですが、37年間苦しみ続けた痛みを一瞬で取り除けても、
自分の痛みは取り除く事ができない…リアルなドラマです。



第5話 「カルマ」 INSTANT KARMA


藁であってもすがれるなら、救われたいから救ってほしいから、
どんな藁でも信じてすがることをさせるのがKARMAでしょうか。

目の前で弱っていく息子ジャック、救いたい一心で八方手を尽くしハウス先生のところへ連れてきた大富豪ロイ。
ようやくハウス先生の”ひらめき”顔、観れました。
試行錯誤が重なって重なって、なんでもない会話等のきっかけで
ピッーンと音が聞こえてくるようなあの表情。いいです。

「NSTANT KARMA!」はジョン・レノンのシングル曲(1970)。
素晴らしい歌詞。原文を眺めるたび、その意味が違って見えます。
彼の大ファンの方からInstant Karmaは固有名詞だと教えてもらって後半の説得力が増大しました。
そのインスタント・カーマに
♪捕らえられて足腰が立たないくらい打ちのめされて、
でも、全財産を投げ打ったからでなくて、
♪出会う人たちがみんな兄弟だってことに
気がついたからジャックは助かったと、歌詞と重なりました。
たぶん、ハウス先生もご存知のはずですから
♪苦痛のために生きているんじゃない、
  なんでそんなところにいるんだい?
  さあこっちへ来いよ。仲間に、一緒に… 
でもまだ、加われないんですよね。





Epic fail (= 冗談にしたい失敗)

投稿日

2012/08/29

レビュアー

まみもぉ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

第3話 ネット診断 EPIC FAIL


ゲームクリエーターの患者の見る幻覚がそのゲームキャラのCGと院内を重ねてあって、迫力満点。
よくできてました。TVドラマでここまでする…できるところが流石。

原因も病名もなかなか判明しない患者ヴィンスはネットに自らの症状をアップし懸賞金をつけ、診断募集をします。ありえそう…。
ネットで募った診断結果を優先しようとするヴィンス。
納得し従い治療するものの、また、高熱。
原因が判明しないまま、誤診から死に至る誤治療する寸前、ネットのひとつの回答に納得したサーティンが止めます。
そのネット回答をしたのがハウス先生でした。

退院後、日ごと増す足の痛みに耐え切れず、再びヴァイコディンを飲もうとしたハウス。
ネットでこの診断募集を見つけ、診断に関わった途端脚の痛みが消えた…。
環境を変えるため病院を辞めようとしていたハウス先生ですが、再び病院に戻る決心をします。

自分の痛みは自分にしか分からず、だから、自分自身ならコントロールも可能な場合もあります。
単純に考えるなら”気の持ちよう”。
自虐行為に快楽を感じる事ができる、痛みに対しても高等な動物は複雑難解です。

それにしても皮肉です。
診断が遅れたために脚の筋肉が壊死してしまったことが、
ハウス先生の慢性痛の原因なわけですから。

今回のタイトル”epic fail”づくしだったのはフォアマンでしょうか。
努力の人フォアマンに足りないのは、努力しても手に入れる事ができない天才のひらめき。
あとちょっとのところで今回のような失敗に終わってしまう報われない努力を観せられる度とても同情してしまいます。
でも、しても彼の失敗はepic fail。決してfailureにはならない。
ハウス先生の恐れる失敗のように永遠とは続かない。失敗ですら天才と非天才ではカクが違うようです。
無いものねだりは天才も秀才も凡才も病人も同じなんですけど。



"I am broken."

投稿日

2012/08/18

レビュアー

まみもぉ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

第1話「壊れたハウス」BROKEN

バイコデン依存症克服のために、ついに自ら入院したハウス先生。
メイフィールド精神病院。
薬を抜くため隔離病棟へ。いつものテーマソングなしにそこから始まりました。
依存患者の薬抜きシーンはよくありますが、うまいです。
ベッドの上でもがき、嘔吐し震え、のたうつハウスをヒュー・ローリーの瞳の色、淡いブルーで撮らえます。

禁断症状を乗り越え薬も抜けて、退院するつもりのハウスでしたがノーラン院長は許可しません。
このノーラン院長を演じたアンドレ・ブラウアーがよかったです。狡猾で頭のいいハウスとしっかりタメを張る貫禄さ十分。
前シーズン、リアルな幻覚を見るに至ったのはバイコデンが直接の原因ではないというノーラン院長の診方。
部下を続けて失った喪失感からのウツが原因だと。
抑ウツ治療をしないのなら停止されている医師免許の再効化のための推薦状は書かない… 
納得のいかないノーランの”診断”に対し、ハウスの抵抗が始まります。

ほんとテンポがいい。このドラマの魅力のひとつ。複数の違うシーンの繋げ方もとてもうまい。

そして魅力的なサブ俳優陣。
病室のルームメイト、双極性障害のアルディー役の作曲家、ラッパーでもあるリン=マヌエル・ミランダ、ハウス先生と相性ぴったり。
素晴らしいキャスティングです。
アルディーと組んであれこれ画策するもののノーラン院長にことごとく裏の裏をかかれます。
裏をかくのに長けたハウスですから、そのとこは見てて面白かったです。
飲まないとわかっていて薬の中身を変えてたとは。

入院していても医者であるハウス。
ヒーロー妄想のスティーヴを自論で治そうと、外へ連れ出し結果、彼に大怪我をさせてしまいます。
自説にこだわりが周囲の人々を危険な目に合わせている…自分が治っていないという自覚を持ったハウスは、ノーランに助けを求めます。

無精髭のセクシーさが増したヒュー・ローリー。
大柄(身長198cm)な俳優さんですが、困惑して子供のように見えるときがあって、不思議な男らしさを感じます。



リディア役のフランカ・ポテンテ。『チェ』でのタニアの印象がまだ残っているせいか、ハウスの恋の相手にしては色気が足りないよな…。
でもドイツ訛りは、抑揚があってよいです。
最初、レズビアン?と思いましたがそうではないようです。
が、義理の妹への愛情は異様。

精神病院ですから、多くの患者がいます。
患者らしく患者をうまく演じられてはいますが、複数集まると先だって観た『人生、ここにあり』での寄木細工の患者達とかなり違う。
比べて観るところではないのでしょうが、『人生…』での俳優さん達の演技力の高さをあらためて感じました。   

ノーラン院長のカウセリングは、ドラマとはいえ素晴らしかったです。
フィクションですが、こういう患者を見る目も診る目もある医師がほんとうにいたら、どんなに救われることか…。

「成功には終わりがあるが失敗は永遠だ」
断薬によって”ひらめき”を失うことを恐れているハウス先生らしい言葉。
それに対してノーラン院長は
「失敗を認めて、それを解決しようとはせず上で前に進むんだ…」
「みじめだから人生は面白い」
言うは易しですけど。

手遅れであったり今の医学技術では治療できない病気もありますが、
体を蝕むその病気の正体=病名が分かれば治す事ができるわけです。
今までそれでたくさんの命を救ってきたハウス。
ここでそのやり方でなんとかしようとしても、診断がついても体と違って、”こころ”の病気は治らない…。
スティーブの事も、自分の事も。
「痛み」を治すことは難しい。


総評

投稿日

2012/09/05

レビュアー

ぽんぽん玉

今シーズンは、ある意味、とても意味のある充実した内容となっています。
自身を救う為に精神科へと入院したハウス。
他人を信用しない、頼らないハウスが初めて助けを求めたのです。
治療を続ける中で、人とのつながりを取り戻し、確実に回復していくハウス。
現場復帰しても、毒舌は相変わらずながらも相手に対して優しさが垣間見える。ハウスの魅力(毒舌)を減らさず、思いやりという要素を上手にプラスして、さらに魅力的な人物へと変貌を遂げました。
ヒュー・ローリーの手腕が問われるシーズンだったと思いますが、彼は見事に演じきっています。
今まで、ただの嫌な奴だったハウスが、とても好感の持てる人物へと変わってきているのも見所のひとつといえるでしょう。
思いやりがなく、毒舌だったハウス。
しかし、それは繊細な部分の裏返しなのです。
心を開けば、裏切られた時のダメージは大きい。傷付きたくないからこそ、嫌な奴を演じ、人を寄せ付けずに生きてきたのです。
人と接し、人に寄り添うようになって、【寂しがり屋】の一面が押さえきれずに垣間見えるようになって、可愛くさえ感じる。
このまま、繊細な心が押しつぶされてしまうのではないかと心配にもなりますが、【友人】は確実にいるのです。
彼らの優しさに支えられて、パワーアップしたハウスはますます興味深い存在となりました。
明るい未来を予感させるエンディングも◎
シーズン7も目が離せない逸品です。

1〜 5件 / 全20件