シャーロック・ホームズ　シャドウ　ゲーム

謎解きと言うよりも、前作同様アクション・エンタメです。
今作は、もう一人の天才的頭脳を持ち、自らの野望のために世界征服を目論むモリアーティ教授というわかり易い悪との戦いが前作を超えるアクションとなっていますが、謎解きはその場限りで深い意味もない感じがします。ノンストップでアクションが続くので考える暇がなく、考えていると置いてきぼりを食らってしまいます。それにしても目まぐるしいです。
ミステリーの醍醐味は、謎解きを楽しむものだと思いますが、ネタがばれた時そうだったのか？と意外な真相が面白いのに。
スローのアクションシーンは余り乱用すると、逆につまらなく感じるのですね。

シャーロキアンの間で運命の女と称されるアイリーンを冒頭でさっさと首にする扱いも不満です。画面ではホームズ、ワトソン、オンナ占い師ノオミ・ラパスと３人が活躍していますがどちかかと言うと、ひたすらホームズ＆ワトソンのペアを楽しむ志向になっています。
何しろ、親友で相棒のワトソンが結婚するのが寂しくてたまらず、男と男の友情を越えた距離感か、ちょっと気持ちが悪い域に入ってます。
次々に舞台が変わり、スイス・アルプスの滝と建物の組み合わせは凄いです。
ラストでのホームズの現れ方もちょっと不満です。

１がビックリするほど面白かったので、２も映画館で観ました！

なんとっ！
あからさまなラブストーリーじゃないかｗｗｗ
サイコーに楽しかったです♪

ノオミ・ラパスがヒロインかと思ってたらヒロインやないし、
レイチェルはムリヤリヒロインの座から引きずり落とされるし、
意図的にヒロイン不在状態を作り出してることからしてあからさま過ぎる！！！

宿敵モリアーティ教授ですら、２人のハネムーン旅行を盛り上げる添え物に過ぎないというｗ
１では裏設定やったはずやのに、周知の事実かというほど、今回は前に出過ぎｗ

これだけで満足という人も多いでしょう←

マジメに作品として書くと、まぁ盛り過ぎ映画で、被せすぎ映画で、ワルノリ映画ではあるんやけど、
初見の楽しさ（新鮮さ）で魅せることが出来ない「シリーズもの映画」（しかもコレは元が有名）が、
１で済ませてあるキャラ説明とノリ説明を利用（意図以上に観客が盛り上がった設定も利用）して、
執拗に反復で楽しませていく展開は、ある意味王道の魅せ方っすね！

５−６カット連続での馬シーン被せとか、あきらかにやりすぎやけど「この映画はコレで魅せるんだ」という意思表示ですね！

１のノリがＯＫやった人は、ぜひ観るべき傑作コメディアクションですね！
逆に１のノリがイマイチやった人は、観るべきでは無いかもしれません！

個人的満足度　８３点！
オススメ度　８０点！

映画館で見ました。面白かったです。１作目が好きな人には、間違いなくおススメの作品です。

相変わらず、ホームズは変装はチャチいけど(^O^)、観察力と推理力は抜群。
時には失敗したり、○○○○になるところは、人間味もある。
そしてワトソンもいい味出してました。
ロバート・ダウニーＪＲにジュード・ロウ。この二人のコンビは最高！

出てきたものはすべて使う、伏線の張り方がお見事です。
音楽も映像も一流です！さすがガイ・リッチ―監督。

その他のキャスト、ノオミ・ラパスは地味すぎる感じがしましたが、
ジプシーの役で、まあハマってたのかな（顔、シェールに似てません？）
モリアーティ教授（ジャレッド・ハリス）もイマイチ、インパクトなかったのが残念。

特にラストとときたら(笑)
体には厚みがあるんだから、いくら何でも気づくでしょー(笑)
ワトソン、どれだけタイプに集中してたんだよ〜
これ以上書くとネタバレチェックしなくてはいけないと思うので自粛。

ありえないことは他にもたくさんあるのですが、　
楽しかったからいいかなー　な、感じでした。

コナン・ドイル氏は、ご存命ではないでしょうが、
遺族OKは出てるのですよね？
でも、シャーロキアンのかたは文句があると思います。
だから、観ないほうがいいと思います。
この作品のシャーリー(笑)は、かのシャーロック・ホームズとは
同姓同名で、いくつか共通点があるけれどまったくの別人、だと思います。
ワトソンもそうです。
彼に至っては、名前と職業以外には共通点はないかもしれません(笑)

前作も楽しかったんですが、その印象は残っているものの、
細部はほとんど記憶にないのです。すみません。
でもでもでも！
いろいろとレベルアップしてる気がするのです。
お兄さんなんていたんだっけ？
そんなこと、このキャラならどうでもいいかぁ　と思えてしまうこととか(笑)

変装のお粗末さは時代考証ってことで、
ミステリーではなくアクションものだと思って、
割り切れるかたは楽しめると思います。きっと。

平均よりは上の面白さ。
でも正直、一作目の方が好みです。物語も見せ場もいろいろ詰め込みすぎて、なんだかゴチャゴチャしちゃいましたね。ハリウッド大作の続編が陥りがちなパターンですな。
ホームズものの魅力のひとつである大英帝国時代の華やか且つダークな世界観を楽しむためにも、エピソードのボリュームは前作くらいが限界だったかなという感じ。

あんまり否定的なことばかり書くのは気が引けますが、宿敵モリアーティ教授役のジャレッド・ハリスも魅力不足。原作のイメージと遠いわけではないけど、元々そーいうのに捉われてない作品だと思うので、もう少し遊びのある大物俳優を起用したほうが良かった気がします（正統派ならリーアム・ニーソンやアラン・リックマン、ゲイリー・オールドマン、イギリス人ではないけどジェフリー・ラッシュ、でもここは敢えてまさかのローワン・アトキンソンあたりだと、予想外の化学反応…なんてことも！？）。

と、いろいろ注文してて何ですが、最初に書いたように娯楽作としては及第点と言える出来です。
クライマックスの滝の上での格闘（「ホームズ 最後の事件」がモチーフ）などは、ちょっとしたホームズ好きならニヤリとする工夫。前作から引き続き、原典へのリスペクトが感じられて好感が持てます。
興収も悪くなかったようですから、そのうち続編も作られるでしょう。なんだかんだと、このコンビはお気に入りなので、劇場にはまた足を運ぶと思います。