ｅｘ　エックス

４人の男女が被験者となり、変化を観察される。だが・・・
え〜非常に淡白な仕上がりになってますぅ。

登場人物の側面が説明不足な気がします。
それに、展開される状況が把握できない編集ですね。

た・ぶ・ん、衝撃のラスト！をウリにしたかったと思いますが、そこまで私の気持ちが引っ張られなかったので「あ〜そうなんだ」と、冷めた言葉しか出ませんでした。。。（トホホ〜）

これってゾンビなの？？
淡々としすぎ！！
ダラダラしてる訳じゃないし、ゾンビも走って襲って来るんだけど、
緊迫感とかスピード感とかが伝わってこない。


確かにオチはヘエ〜〜〜って思ったんだけど、意味わかんないことが多すぎてつまんない！！

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新薬の臨床実験に参加すると3日間で25万ドルの高額報酬金（日本円で≒2,000万円）が貰えると言うので、車椅子の男を含め4人の男女が研究所にやって来た。
最初に契約書のようなものにサインをする。最後に”何かあったら当社は一切責任を負わない”のようなことが書かれていたが、4人はサインをした。
その後、すぐ薬を1錠飲むよう言われる。そして、ふと気がつくと、なぜかベッドに括り付けられ武装した男たちに何処かに運ばれる。
4人が目覚めたのは物置のような部屋だった。そして、不思議なことに車椅子の男は立って歩けるようになったし、刺青やピアスの穴が消えた。鼻血が出る者も・・・。
何の研究なのか、次第に車椅子の男はゾンビ化していく。研究所の中には前の被験者でゾンビ化した者が潜んでいて襲って来る。
それに、前の被験者で唯一正常な生き残りの女性も潜んでいた。その女性をゾンビから守るのは武装した男だ。研究所の実態を知って彼女の味方になったようだ。
この研究所で人体実験されたほとんどの被験者は死んでいくようだ。一体何を研究しているのか、それはラストで明らかにされる。
しかし、何も解決されないまま博士がまた被験者を集めようというシーンで終わる。従って、観客は置いてけぼり状態にされてしまう。後味ワルッ(>_<)

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ＴＥＳＴ１０に引き続いて怪しい治験物。
あちらの報酬が３１５０ドルのなのに対し、こちらはなんと２５万ドル！
その分、クスリのヤバさもＵＰしているわけですが。

クスリを服用後、なんだか体調がヘン。
生まれつきの障害は治らないけど、後天的なものは無くなるらしい。
けど、数日で細胞が腐って大暴走するようで。
あとは一部被験者が脱出を試みるお約束路線へ。

感染性があるってなんで？というか、何故に感染性を持たせた？
歯が尖ってきちゃうのは何故？抜けちゃうのはわかるけど。
制圧・回収目的なら、２人とはいわず、部隊で送ればよいのに・・・
血液サンプルとるのに自己採血って、しかもあんな場所を適当に刺して、ってねぇ・・・。疑えよ！
等々、つっこみどころが増えるのも、報酬額が大きいからでしょうか。
誰からの視点でも無いくせに、何故か画面が揺れ観にくいのも難点かと。
とてもヒマがあれば。

1980年代にスコーピオンズに続きドイツのメタルバンドとしての地位を確立した
アクセプトという大好きなヘビメタルバンドがおられました。
ヴォーカリストであるウド・ダークシュナイダーの個性的な声が特長の一つではあるのですが、
その声ゆえに楽曲の幅に制約が出て、アメリカ向けではないと一時期バンドを解雇された時期がありました。

代わりに加入したデビッド・リースというボーカリストは声域が広く表現力もあり、
バンドの目指した方向と合致したのですが、同時にアクセプトの顔である独特なヴォーカルという
バンドの個性を消し去りその他大勢のロックバンドに淘汰される要因にもなってしまったように
感じています。

本作品は、南アフリカ産のゾンビ映画ではありますが、
イギリス産の『ゾンビ大陸アフリカン』で醸し出されていたアフリカ特有の空気を消し去った
アメリカナイズされたような”よくある新薬の被験モノ”といった出来栄えとなっています。

捻りのあるオチが用意されてはいるのですが、そのに至るまでの背景説明・演出が弱く、
”そんま面倒臭い手法をとらなくても…？”と首をかしげてしまうのではないかと…