パラノーマル・アクティビティ　３

本作では、1＆２作目に怖い目に合うクリスティとケイティ姉妹の子供時代に何があったのかはっきりします。
一応説明がつくようになってます…でも全然すごくはない。想定内。
ぎょっとするシーンも何回かあったけど、前作までと変わり映えしない感じ。
でもこれでレビューを終了するのはお粗末なので、印象に残ったことを書くとしたら次の２つかなあ。

（↓もしかしたらネタバレ気味かもしれません）

＜その１＞ビデオカメラが足りないからと、扇風機に取り付けて広範囲を撮影するようにした。

首ふり扇風機がゆっくりと部屋の隅まで行って、じわーっと戻ってくる。
「その間に何か変化があるのか？！」とハラハラヤキモキさせる演出？そこが新しい？
でも全然ハラハラしないんですけど(ーー;)
それよりカメラが取り付けてある扇風機を見たかったけど、それは映らないわけで残念でした。

＜その２＞ベビーシッターの恐怖体験

怖い目にあったらギャーッと叫ぶのが普通ですが
１人の時、ホントに怖い目にあったら、どうなんでしょうね。
ギャーッと発散しないで、青ざめ、なるべく早くその場から立ち去り、二度と来ない、
信じてもらえないから、人には言わない…という今回のパターンって
これまで意外と無かったと思います。でもこれが人間の自然な反応なのかも。

ま、今回もヒットしたんで、これでＯＫなんすけど、志がどんどん低くなってく・・・

なんかもう土台（設定）のグラグラ感がハンパないっすね。

一体どういう設定？
このテープは誰が何の目的で編集したのん？

どーん！！！って、ただのイタズラでした〜♪

ってなに！？

ドキュメンタリー（設定）でそんなシーンいる？
下手か？
おまえは下手なのか？

２のときにも書いたけど、観客を驚かせようという意図以外何も無いシーンは、
フェイクドキュメンタリーで絶対にやっちゃぁいけないっすよね〜！
（※ドキュメンタリーならばそんなシーンはカットされるから逆にウソっぽさが増す）

設定グラグラのモキュメンタリー映画ほど観ててツライもんは無いっすね・・・
コレ観るなら、普通に邦画のモキュメンタリー映画の方がオモロイよ！

お話は結構面白いし、驚かし方も結構イイだけに非常に残念！

個人的満足度　25点！
オススメ度　60点！（まぁ、これぐらいの面白さはある）

続編でだんだん前にさかのぼっていくってなかなか良い手法かも。
本作3作目は悪魔憑き姉妹の幼少期のお話。
やっぱり小さい子とホラーの相性って抜群。
いたいけで無垢な少女の恐怖におののく様は心に刺さるし絵になるなあ。
これでほぼすべての謎が解けました。
小さいころ暗がりが本当に怖かったんです。トイレ行くのも怖くて怖くて。
本気でおばけ信じてましたから。
そういう感覚を思い出しました。
じわじわと恐怖が高まっていく演出はなかなかでしたが、
ラストはなんだかとってつけたような、ハチャメチャな感じ・・。
あ、いつものことか。
1作ごとに怖さは薄れていってるけど、いまんとこまだ見れるな〜。

1作目はなんとか勢いでヒットしちゃった感じ。

2作目はもう慣れちゃったのでそれも驚かず。

果たして3作目・・・・

どうなんでしょ？これ？

もう、驚きもしないし、怖くもない
（いや、1作目から怖くなかったけど、驚きはしたな・・・音で）

でも、もうネタ切れ感がハンパ無い。

音でびびらせるのは慣れちゃったらおしまいだよね。

フェイクドキュメンタリーとして
やるならば、「それらしく」しなきゃいけないのに
うそ臭さが痛々しい。

先日観た「トロールハンター」はそれを逆手にとって
違う意味で面白かったんだけど
これは、はずしてますな・・・・（汗

まあ、これ観て怖いと思う方がいるんでしょうかね？

しかも、そのシーンがくるまでが
どーでもいい・・・・・

とにかくそんなことしか書けません・・・・


これに1800円は払えませんね。

無駄に何度も驚かすから、本当に怖がらせるところで驚かないという拙さ