J・エドガー

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J・エドガー / レオナルド・ディカプリオ
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「J・エドガー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの生涯を、クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化した伝記ドラマ。20代でFBIの前身組織の長官となって以来、死ぬまでFBIのトップに君臨し続け、歴代の大統領さえ手出しできない強大な権力を築き上げていく一方、私生活ではごく一部の人間以外には決して心を許さず秘密主義を貫いた男の実像を丁寧な筆致で描き出していく。共演はナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジュディ・デンチ。

「J・エドガー」 の作品情報

作品情報

製作年: 2011年
製作国: アメリカ
原題: J. EDGAR

「J・エドガー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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FBIを支配した怪物の内情

投稿日:2012/06/02 レビュアー:ミルクチョコ

数十年にわたって米国FBI長官を務めてきた男の伝記を内側から描いたもので、英雄としての表の顔と、強圧的な独裁者である裏の顔を描き、彼の隠された真実を見た感じがしました。自由と民主主義を標榜する米国の正義を左右していた人間の実態を知ることになります。

強力なアメリカの法執行機関を牛耳る男が、私生活では謎が多く、野心的なのにどこか屈折した正確を持った男によって確立されたという事実こそがイーストウッドに本作を撮らせたのかもしれません。
権力者がいかにいびつな内面性をもっているのか、あるいは権力がそうした人間を生み出したのか、グロテスクな内容には驚かされます。

政財界の大物に対して違法な諜報活動や恐喝を行なって来た闇将軍ぶりや、彼らの弱みを握り脅迫することで自己保身を図り、不正を働くことに痛痒さえ感じなくなったフーバー。

構想力と手段を選ばない実行力により一気にのし上がった彼は、実は女性に囲まれ支えられて生きてきたところも興味ありました。過保護な母、有能な女性秘書、そして副長官にまで昇進させた私生活でもパートナーだった腹心と、孤独な彼の心の拠り所はフーバーを公私でサポートした3人の内助の功によって支えられて来たのかもしれません。
科学捜査の基礎を確立した彼の表の功績に触れつつ、気に入らない職員の首を簡単に切ったりと傲慢さをも描き、同性愛者への嫌悪と自身の本当の感情の間で葛藤する複雑な内面にも肉薄した神経質で気弱な生身の人間であり、コンプレックスの塊の人間が、寂しい死に直面します。
絶大な権力を手にしながら、実は男の強いコンプレックスと、権力者ゆえの孤独をリンクさせた辺りが面白いです。

早口で甲高い喋り方などの表面的な部分から、ゆっくりした動作と特殊メイクで肉体的な老いもリアルに再現し、フーバーの20代から77才までを完璧に演じたディカプリオも凄いと思います。老けメイクはちょっと笑ってしまいましたが。

色々と描いているのですが、いくつかのエピソードをつないでいるだけ、という印象を免れません
何となくこの映画にはカタルシスがなく、面白みに欠けていたという印象が強いです。

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メイクが残念!&まさかのストーリーっ! ネタバレ

投稿日:2012/04/01 レビュアー:KASPAR

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【ネタバレっつーほどでもないけど、何も知らずに観たほうが面白いので、ネタバレとしときます!】

クリント・イーストウッド監督作品は、映画館で観ておかないと、後々絶対後悔するので(断言)
どんな映画かも良くわからずに(あ、もちろんフーバー長官の話というのは知ってるけど)「Jエドガー」を観てきました♪

・・・!!!
な!
なんと!

まさかのラブストーリーやん!

まぁ恋愛を描いたラブストーリーというよりは「愛」という感情の美しさ(強さ)を描いた物語っすけどね!
まさかソコを重点的に(というかソレが全て)描くとは!いやー、ビックリしました!!!

中盤ぐらいまで虚実入り混じった自身が作り出したフーバー像の演出が続くんで、
「ん?あれ?一体これは何の映画で、ドコに着地させるんや?」って思てたら、

どのような人間(穢れた人間)の、どのような人生(嘘で塗り固められた虚構の人生)であっても、
その感情(愛)の美しさは変わらない!
その強さを打ち消すことなど出来ない!

というまさかの着地でした!

とにかくビックリッ!
でも、良い映画です♪

こういう映画で、こういう驚きや裏切りをされるのは、心地イイ映画の楽しみでもあります。
やっぱイーストウッドノ映画は、「映画」です!

オススメです!

※メイクだけが残念↓

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FBI長官の座に48年も居座っていた男

投稿日:2012/06/04 レビュアー:哲郎

フーバーというと、FBI初代長官であることと、あまり評判のいい人物ではないことくらいしか知らなかった。
たいして興味は持てない人物なのだが、映画ならと思って借りてみると、やっぱり面白みのない内容。
まあ、イーストウッド監督はじめ製作陣もその辺は承知の上で、フーバーの評判はともかく、この人物を映像作品としてアメリカ史に残しておかねばならないと考えたのかもしれない。

とにかく、逸材で傑出した人物であるのはまちがいない。
徹底した合理主義者で、捜査に科学手法を積極的に取り込み、あらゆる情報の統制管理、人材面の刷新などを通してFBIを世界一の捜査機関に強化した。身分証明書や識別番号、指紋の照合による容疑者特定など、現在では当たり前になっている捜査手法を本格化させたのも彼で、テロ対策スペシャリストの先駆者ともいえるだろう。

それにしても、FBI長官の座に48年も居座っていたとは驚く。
これはもう知られているとおり、盗聴によって政府要人の弱みをつかみ、それを記録した「機密ファイル」を彼が持っていたからだ。
これをえげつないと怪訝する人もいるだろうが、私は評価したい。フーバーの野心は別にして、彼がこれを行ったのは「捜査に政治の圧力がかかるのを防ぎたい」というのがその本心だったと思うからだ。「機密ファイル」は(本来)捜査権の公正を担保するための保険だった。

しかし、権力の座に長くいる者はずっと清廉潔白ではいられない。フーバーもやり過ぎた。
あのキング牧師にノーベル平和賞を辞退させるため行った工作など、あまりに見苦しかった。
また、全米屈指の犯罪者逮捕の指揮を執ったとのことだが、彼が日々反社会的団体による暗殺の危機に晒されていたという様子はない。
彼が壊滅を狙ったのは共産主義者や過激派のグループなど政治目的をもった団体で、マフィアなどギャング団そのもののせん滅は図っていないのだ。国家体制の護持が第一という言い訳もあるが、フーバーには卓越した政治能力があったので、保身にも抜かりがなかったということなのだろう。彼は世の中の成り立ちを熟知していた。

フーバーがマザコンで、しかも男性のパートナーがいたというのは「へえ〜」だったが、偉人には大抵どこか人と違う変ったところがあるもの。いや、“女性”の恐ろしさを警戒していたのかな。盗聴テープを常に聴いて、要人の女性スキャンダルをよく知っていたわけだから...

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わりと下衆な面白さ。

投稿日:2012/08/18 レビュアー:ゆういちろう

公開前の期待に反して批評家からの評価も芳しくなく、賞レースでも無視された作品ですが、想像してたよりは面白かった。

堅固な正義感と同時に、卑しい功名心と病的な猜疑心を持ったエドガー・フーヴァーの人物像が興味深く描かれています。と言っても、やっぱり映画賞を獲るような作品ではないかな。ちょっとゴシップ的というか、フーヴァーの捜査手法に掛けて言うなら、映画そのものが“覗き趣味”的なものに仕上がっています。
セクシャリティを含めて、思った以上にパーソナルな話。わずかな記録と憶測で作り上げた、謎多き人物の人生ドラマとしては面白いのだけどね。歴代の大統領たちとの駆け引きや、FBI創設にまつわる裏話みたいな、スケールの大きい展開を期待すると物足りないです。

主要登場人物たちの老けメイクは、笑っちゃうくらい評判が悪いですね。個人的には、オーソン・ウェルズみたいなディカプリオは結構ハマってたと思いますが、パートナーを演じたアーミー・ハマーはさすがにキツイ。25歳という実年齢ゆえか、演技力の問題かは分かりませんが、コントみたいで浮いて見えちゃいました。

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デカプリオの老人メイク・・

投稿日:2012/05/04 レビュアー:シネマ子

FBIの礎を築いた偉大な官僚、Jエドガーフーバーを描いたイーストウッド作品と言うことで、期待値大でしたが、ドラマチックさに欠け、面白くはなかった。
フーバーという人物の表層をさらっと理解できて勉強になったなあ、という感じ。予告編はよさそうだったのにな。

あと乗り切れない理由がディカプリオの陳腐な年寄りメイク。コントみたいな老人の扮装で笑ってしまう。無理して声作ってるけど声が若いし。
ナオミワッツの老け役は達者で頑張っていたように思う。フーバーの片腕を演じたアーミーハマーは、セリフまわしからふとした表情まで完ぺきに役にはまっていて確かな演技力に驚いた。
まだ25歳の彼も老け役はやや無理があったけれど、ディカプリはもう40近いってのに、老け役がここまで似合わないのは何だろう。うーん演技力の差なのかな。これではアカデミー賞スルーされたのも納得のような・・。

8人の歴代大統領に恐れられた男、とのふれこみですが、政治的なスキャンダルや史実の新事実が暴かれたりするのかな?と思ったらその辺は描かれず、
FBIでのこまごました話や、オフィス内で秘書相手に不平たれてるシーンが多く、スケール小さい。
フーバーは気が小さい卑怯者でヨボヨボになっても権力にしがみついている。しかもマザコンで吃音・・。
彼の成長過程に何があったかも、彼の性的倒錯についても、見る者にゆだねるかたちでサラっとしか触れられていない。
すべてが突っ込んで描かれておらず、最後まで彼の本心、彼の魂に触れることができなかった気がする。


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J・エドガー

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FBIを支配した怪物の内情

投稿日

2012/06/02

レビュアー

ミルクチョコ

数十年にわたって米国FBI長官を務めてきた男の伝記を内側から描いたもので、英雄としての表の顔と、強圧的な独裁者である裏の顔を描き、彼の隠された真実を見た感じがしました。自由と民主主義を標榜する米国の正義を左右していた人間の実態を知ることになります。

強力なアメリカの法執行機関を牛耳る男が、私生活では謎が多く、野心的なのにどこか屈折した正確を持った男によって確立されたという事実こそがイーストウッドに本作を撮らせたのかもしれません。
権力者がいかにいびつな内面性をもっているのか、あるいは権力がそうした人間を生み出したのか、グロテスクな内容には驚かされます。

政財界の大物に対して違法な諜報活動や恐喝を行なって来た闇将軍ぶりや、彼らの弱みを握り脅迫することで自己保身を図り、不正を働くことに痛痒さえ感じなくなったフーバー。

構想力と手段を選ばない実行力により一気にのし上がった彼は、実は女性に囲まれ支えられて生きてきたところも興味ありました。過保護な母、有能な女性秘書、そして副長官にまで昇進させた私生活でもパートナーだった腹心と、孤独な彼の心の拠り所はフーバーを公私でサポートした3人の内助の功によって支えられて来たのかもしれません。
科学捜査の基礎を確立した彼の表の功績に触れつつ、気に入らない職員の首を簡単に切ったりと傲慢さをも描き、同性愛者への嫌悪と自身の本当の感情の間で葛藤する複雑な内面にも肉薄した神経質で気弱な生身の人間であり、コンプレックスの塊の人間が、寂しい死に直面します。
絶大な権力を手にしながら、実は男の強いコンプレックスと、権力者ゆえの孤独をリンクさせた辺りが面白いです。

早口で甲高い喋り方などの表面的な部分から、ゆっくりした動作と特殊メイクで肉体的な老いもリアルに再現し、フーバーの20代から77才までを完璧に演じたディカプリオも凄いと思います。老けメイクはちょっと笑ってしまいましたが。

色々と描いているのですが、いくつかのエピソードをつないでいるだけ、という印象を免れません
何となくこの映画にはカタルシスがなく、面白みに欠けていたという印象が強いです。

メイクが残念!&まさかのストーリーっ!

投稿日

2012/04/01

レビュアー

KASPAR

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【ネタバレっつーほどでもないけど、何も知らずに観たほうが面白いので、ネタバレとしときます!】

クリント・イーストウッド監督作品は、映画館で観ておかないと、後々絶対後悔するので(断言)
どんな映画かも良くわからずに(あ、もちろんフーバー長官の話というのは知ってるけど)「Jエドガー」を観てきました♪

・・・!!!
な!
なんと!

まさかのラブストーリーやん!

まぁ恋愛を描いたラブストーリーというよりは「愛」という感情の美しさ(強さ)を描いた物語っすけどね!
まさかソコを重点的に(というかソレが全て)描くとは!いやー、ビックリしました!!!

中盤ぐらいまで虚実入り混じった自身が作り出したフーバー像の演出が続くんで、
「ん?あれ?一体これは何の映画で、ドコに着地させるんや?」って思てたら、

どのような人間(穢れた人間)の、どのような人生(嘘で塗り固められた虚構の人生)であっても、
その感情(愛)の美しさは変わらない!
その強さを打ち消すことなど出来ない!

というまさかの着地でした!

とにかくビックリッ!
でも、良い映画です♪

こういう映画で、こういう驚きや裏切りをされるのは、心地イイ映画の楽しみでもあります。
やっぱイーストウッドノ映画は、「映画」です!

オススメです!

※メイクだけが残念↓

FBI長官の座に48年も居座っていた男

投稿日

2012/06/04

レビュアー

哲郎

フーバーというと、FBI初代長官であることと、あまり評判のいい人物ではないことくらいしか知らなかった。
たいして興味は持てない人物なのだが、映画ならと思って借りてみると、やっぱり面白みのない内容。
まあ、イーストウッド監督はじめ製作陣もその辺は承知の上で、フーバーの評判はともかく、この人物を映像作品としてアメリカ史に残しておかねばならないと考えたのかもしれない。

とにかく、逸材で傑出した人物であるのはまちがいない。
徹底した合理主義者で、捜査に科学手法を積極的に取り込み、あらゆる情報の統制管理、人材面の刷新などを通してFBIを世界一の捜査機関に強化した。身分証明書や識別番号、指紋の照合による容疑者特定など、現在では当たり前になっている捜査手法を本格化させたのも彼で、テロ対策スペシャリストの先駆者ともいえるだろう。

それにしても、FBI長官の座に48年も居座っていたとは驚く。
これはもう知られているとおり、盗聴によって政府要人の弱みをつかみ、それを記録した「機密ファイル」を彼が持っていたからだ。
これをえげつないと怪訝する人もいるだろうが、私は評価したい。フーバーの野心は別にして、彼がこれを行ったのは「捜査に政治の圧力がかかるのを防ぎたい」というのがその本心だったと思うからだ。「機密ファイル」は(本来)捜査権の公正を担保するための保険だった。

しかし、権力の座に長くいる者はずっと清廉潔白ではいられない。フーバーもやり過ぎた。
あのキング牧師にノーベル平和賞を辞退させるため行った工作など、あまりに見苦しかった。
また、全米屈指の犯罪者逮捕の指揮を執ったとのことだが、彼が日々反社会的団体による暗殺の危機に晒されていたという様子はない。
彼が壊滅を狙ったのは共産主義者や過激派のグループなど政治目的をもった団体で、マフィアなどギャング団そのもののせん滅は図っていないのだ。国家体制の護持が第一という言い訳もあるが、フーバーには卓越した政治能力があったので、保身にも抜かりがなかったということなのだろう。彼は世の中の成り立ちを熟知していた。

フーバーがマザコンで、しかも男性のパートナーがいたというのは「へえ〜」だったが、偉人には大抵どこか人と違う変ったところがあるもの。いや、“女性”の恐ろしさを警戒していたのかな。盗聴テープを常に聴いて、要人の女性スキャンダルをよく知っていたわけだから...

わりと下衆な面白さ。

投稿日

2012/08/18

レビュアー

ゆういちろう

公開前の期待に反して批評家からの評価も芳しくなく、賞レースでも無視された作品ですが、想像してたよりは面白かった。

堅固な正義感と同時に、卑しい功名心と病的な猜疑心を持ったエドガー・フーヴァーの人物像が興味深く描かれています。と言っても、やっぱり映画賞を獲るような作品ではないかな。ちょっとゴシップ的というか、フーヴァーの捜査手法に掛けて言うなら、映画そのものが“覗き趣味”的なものに仕上がっています。
セクシャリティを含めて、思った以上にパーソナルな話。わずかな記録と憶測で作り上げた、謎多き人物の人生ドラマとしては面白いのだけどね。歴代の大統領たちとの駆け引きや、FBI創設にまつわる裏話みたいな、スケールの大きい展開を期待すると物足りないです。

主要登場人物たちの老けメイクは、笑っちゃうくらい評判が悪いですね。個人的には、オーソン・ウェルズみたいなディカプリオは結構ハマってたと思いますが、パートナーを演じたアーミー・ハマーはさすがにキツイ。25歳という実年齢ゆえか、演技力の問題かは分かりませんが、コントみたいで浮いて見えちゃいました。

デカプリオの老人メイク・・

投稿日

2012/05/04

レビュアー

シネマ子

FBIの礎を築いた偉大な官僚、Jエドガーフーバーを描いたイーストウッド作品と言うことで、期待値大でしたが、ドラマチックさに欠け、面白くはなかった。
フーバーという人物の表層をさらっと理解できて勉強になったなあ、という感じ。予告編はよさそうだったのにな。

あと乗り切れない理由がディカプリオの陳腐な年寄りメイク。コントみたいな老人の扮装で笑ってしまう。無理して声作ってるけど声が若いし。
ナオミワッツの老け役は達者で頑張っていたように思う。フーバーの片腕を演じたアーミーハマーは、セリフまわしからふとした表情まで完ぺきに役にはまっていて確かな演技力に驚いた。
まだ25歳の彼も老け役はやや無理があったけれど、ディカプリはもう40近いってのに、老け役がここまで似合わないのは何だろう。うーん演技力の差なのかな。これではアカデミー賞スルーされたのも納得のような・・。

8人の歴代大統領に恐れられた男、とのふれこみですが、政治的なスキャンダルや史実の新事実が暴かれたりするのかな?と思ったらその辺は描かれず、
FBIでのこまごました話や、オフィス内で秘書相手に不平たれてるシーンが多く、スケール小さい。
フーバーは気が小さい卑怯者でヨボヨボになっても権力にしがみついている。しかもマザコンで吃音・・。
彼の成長過程に何があったかも、彼の性的倒錯についても、見る者にゆだねるかたちでサラっとしか触れられていない。
すべてが突っ込んで描かれておらず、最後まで彼の本心、彼の魂に触れることができなかった気がする。


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