シティーハンター　ｉｎ　Ｓｅｏｕｌ

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最初からかなりの見応えで、豪華キャスト。ドラマへの力の入れ具合が伺えます。

北条司の漫画・シティーハンターが原作ではありますが、美人から依頼を受ける探偵ではなく『復讐』が大きなテーマとなっているので、
シティーハンターという名前こそ一緒ではありますが、ドラマの舞台は現代のソウルですから、育ての親などの設定は同じですが、ストーリーは
別物として観た方がいいと思います。

キム・サンジュン演じるイ・ジンピョと、パク・サンミン演じるパク・ムヨルの大統領護衛官の二人が、大統領一行とビルマ訪問中に北朝鮮のテロに
巻き込まれ、多くの死傷者を出すという事件を目の当たりにします。（1983年に実際に起きたラングーン事件が素材となっているそうです。）

韓国政府の最高幹部『五人会』は北への報復を決意し、ジンピョとムヨルらを先頭に21人、工作員として送ります。

報復計画を実行する工作員たち。 しかし、その間に報復計画を知った大統領の否定的な態度により、報復計画は中止、『なかったこと』にする為に
使命を全うし、命からがら逃げてきた工作員を海上で抹殺します。

自分の目の前で親友・ムヨルを失い、仲間も失い、１人生き残ったジンピョは『五人会』への復讐を誓います。

生まれたばかりのムヨルの息子・ユンソンを拉致し、東南アジアで麻薬組織を展開し、復讐への準備をするジンピョ。
そんな環境の中でも伸び伸びと成長し、ジンピョを父親と思いこんでいるユンソン。

でもある時、ジンピョは父親ではなく、実は本当の父親がいて、その父親を殺した復讐相手が存在していることを知ったユンソンは
復讐することを決意し、さまざまな訓練を受けて、博士号も取得。満を持して韓国入りをし、大統領官邸へと就職します。

正体もまだ分からない『五人会』　復讐は成功するのか―？

大統領官邸で、大統領の娘・ダヘの警護官、パク･ミニョン演じるキム･ナナに出会います。
ナナは、東南アジアでキム･サンホ演じるシクジュンが持っていた写真と同じ人物で、ユンソンがひそかに憧れていた人でもありますが、
ナナは男勝りな苦労人。どういう関係なのか分からないけど、シクジュンにナナを助けるように頼まれたユンソンは、なにかとお金に
物を言わせて助けますが・・・

なにかとケンカしつつも、苦労しながらも必死に生きているナナに惹かれるユンソン。
ユンソンに振り回されながらも、どこかほっておけないユンソンが気になっていくナナ。

シティーハンター・ユンソンを演じるのはイ･ミンホ。かっこよすぎる！ってほどにアクションをこなし、クールなシティーハンターを
演じています。なんてったって、目ヂカラですね。切ない目も、笑った目も、力強い目も、どれもかっこいいです。

ナナを演じるキム･ミニョンもこれまでどこか幼いイメージがありましたけど、スーツを着てアクションをこなす姿を観ると、大人になったなぁと
思いましたね。ユンソンとナナの恋の行方も目が離せません。

大統領の娘役を演じるＫＡＲＡのク･ハラも初々しいです。演じるというよりも、そのままって感じでしたけどね。

シティーハンターを追いかける検事、キム･ヨンジュを演じるのは、イ･ジュニョク。正義感あふれる検事を演じています。
しかしながら、父親と検事である自分の職務との狭間で思い悩んだり、シティーハンターを追いかけながらも、そこには過去の抹殺計画が関係して
いることを知り、事件を追いかけていきます。

ヨンジュの元妻で、獣医のセヒをファン･ソニが演じていますが、このドラマではいい人なんですけど、同時期に『サイン』を観てたのですが、その
ドラマの中では悪人だったので、観ていてギャップに苦しみました。

復讐相手は、無条件に抹殺する！というジンピョに背き、罪を償わせることで復讐を果たそうとするユンソン。
そうすることで、二人も徐々に対立していきます。

『五人会』のそれぞれが、これまたよく観る俳優さんたちで、豪華キャストです。それぞれの悪人っぷりに観ている方も腹が立ちます。

意外なことも起きますので、最後まで目が離せない見どころ・見応えたっぷりなドラマです。

10巻マデでしょ、普通
全13巻にする神経がワカりません。。。

ミンホさんのドラマ、初めてですがストーリーも演技もとっても満足出来ました。
ミンホさんにはまってしまうかも。
でも、１巻目と４巻目は内容が１話のみしか入っていないのはかなりショック(+_+)。
特典映像とか入るのはいいけど、ちゃんと２話ずつ入れて欲しかった。
そういった作品以外の所は最低だと思います。

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＜最後迄視聴してのレビューです＞

このドラマは日本の漫画が原作とのこと。私は漫画を読んでいませんが出演者が「原作と同じ部分もある」「キャラクターは原作と違っている」と言っていましたし、監督も制作発表会で「同じ内容ではない」と発言していましたので、漫画とは別物として観た方が良いのかも知れませんネ。

自分の実父の死の真相を知った青年が相手に復讐していくというストーリーですが、復讐相手は国民を裏切りかなりの悪事を働きつつ政界や実業界で成功を納めています。
その相手の不正を暴き成敗することから国民に「シティーハンター」と呼ばれることになります。とっても痛快なストーリーですよ。

たんぱっちゅさんが詳しく書いて下さっていますが、韓国が民主化される前の１９８３年、北朝鮮から受けたテロの報復として韓国は２１人の工作員を送り込みます。しかし目的を達した工作員を待ち受けていたものは国の裏切り。武力行使を反対する大統領からの命令もあり、工作員を送り込んだ首脳部は工作員全員の暗殺を指示。
一人生き残ったジンピョは自分を庇って死んだ隊員の息子を連れ去り「この世で最も残酷な復讐をする」と誓いますが…

自分達を裏切った国に復讐するためにジンピョ（キム・サンジュン）は東南アジアの黄金の三角地帯で麻薬でお金を稼ぎ、息子として育てているユンソン（イ・ミンホ）を鍛え復讐のための準備を進めていきます。
ジンピョを父親と思っていたユンソンですが、実の父親の真相を聞かされたユンソンも復讐へと向かうことに。

復讐の為に韓国に戻ってきたユンソン。情報収集の為青瓦台の通信網チームに入りますが、そこでＳＰのナナ（パク・ミニョン）と出会います。
ナナはユンソンがタイで出会い唯一心を許せたシクチョン（キム・サンホ）が持っていた写真に写っていた女性。
きっとタイで孤独だったユンソンの初恋だったのでは？
シクチョンとどんな関係なのか知らないユンソンですが、シクチョンからナナの面倒を見るように頼まれ、会っているうちにどんどん好きになっていきます。
普通の幸せを願うユンソンですが「復讐の為に正体を隠し、誰かを信じても愛してもいけない。正体がバレたらお前の周りは血で染まる」とジンピョから忠告され脅されるるユンソンがとっても切ないです。

ドラマとしては突っ込みたくなる部分もありますし、親友の息子を陰ながら見守るのでなく復讐の為に育てるって…亡き親友もそんな事望んでいないでしょう！？と序盤は疑問に思っていたのですが、どんどん面白くなり４巻あたりから夢中。爽快で痛快でした。

復讐の為に相手を殺すという考えのジンピョと、罪は償わせるけど命は奪わないという考えのユンソンは対立していくことになります。
が、最後の２人のシーン〜ジンピョのセリフで復讐の為だけにユンソンを育てたのではなく、ちゃんと愛を感じられとっても良かったです。
そしてその後…衝撃を受けつつも最後の２人の姿に感動。やっぱり親子だったんですよね。余りにネタバレになるので書けませんが。
私は最後の４話を観て「視聴して良かった〜」と思いましたよ。序盤の疑問も払拭です。

シティーハンターを追う検事役のイ・ジュニョクも正義感溢れてとっても素敵。
そして日本でも有名なＫＡＲＡのメンバーであるハラちゃんが出ていますが、甘ったれで世間知らずな明るい大統領の娘役をとっても自然に演じていました。

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イ・ミンホさんの魅力溢れる姿は言うまでもないのですが、正義感強すぎる検事役のイ・ジュニョクさんも負けないくらいに良かった〜
このドラマ観る前、ミンホ＆ミニョンカップル報道にショックで、ほとんどやっかみ半分の視聴での始まりでした。
どーせ、どーせといじけてた私をどうぞ許してくださいな。

ユンソンがあのまま連れ去られずにいたなら、母とともに幸せになっていたのではないかと思うとやりきれないですが
あの状況でユンソンを連れ去ったジンピョが、５人会のメンバーにも引けをとらないくらいの悪い男なんではと思ってしまいます。
彼もユンソン母子を地獄へと突き落としたのも同然の行動です。
あんな紙切れ一枚で、これから自分の道を幸せに暮らしてくれなんてよく言えたものです。
育てていくうち、そりゃ情もわくでしょうが、連れ去った時の心の中は復讐の鬼と化しているのですからね。
夫が死んだ上、産んだばかりの赤ちゃんまでさらわれて、そのあとの胸の痛みを考えるとねぇ。。。

何も知らずに大きくなったユンソンは人懐っこくて明るい。
特にキム・サンホさんとの絡みは、癒し効果倍増でした。
あの風貌、ブス可愛いおじさんでした。普段なら美しくて優しい女性が癒しキャラになるのでしょうが、このドラマではこの方に癒されましたよ〜
このおじさんとのシーンは優しいユンソンの素の部分がいっぱい放出されますから、好きでした。

さらに、ナナとの切ないラブラインも見所のひとつ。
愛してはいけないとわかっていながらも愛さずにはいられないナナ。
パク・ミニョンさんは持ち前の明るい爽やかさで、背負っている過去の事件に胸を痛めながらそれを表に出すことなく、健気に生きている芯の強い女性です。
最初はふらふらとして金持ちのグータラ者と思ってたユンソンの深い心の傷や彼がこれからやろうと思ってる復讐を知り、
自分をたてにしてまで、彼を守ろうとする姿が切ないです。
この二人は相手を必死で守ろうとし合います。自分のすべてをかけて。命までも惜しくない、そんな姿がなんとも言えないくらい悲しいんですよね。
もちろん、ラブラブシーンもあって、介抱したり髪を洗うシーンには再びやっかみ心が浮上（笑）


そして冒頭でも書いた検事役のイ・ジョニョクさん。
置かれた立場は違うけど、何か通じるものがあるこのふたり。。。
男の孤独感、その背中に寂しさを感じます。どんな状況になろうとも志を曲げなかった素晴らしい人でした。
ユンソンとヨンジュのこの交わらない立ち位置がどても興味深かった。

ミンホさんの長い手足から繰り出される格闘シーンも凄くカッコ良かったし、ナナに柔道で投げられるユンソンにも注目です。