ブラッディ・パーティ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

なんやこれ？ホラーの威を借りたドラマぢゃねか！＾＾；

この世に蔓延るヴァンパイア。天敵の陽を避け夜または室内にて行動。
男はウザイし秩序が乱れるので、女だけをヴァンパイアにして来た。
ある日、主人公の不良娘が噛み付かれヴァンパイアになった事で悲恋の始まり。
恋の相手は刑事。その刑事が殺人鬼を追ううちに不良娘がヴァンパイアだと気づき・・

全然恐くないのでホラーに値せず。
４人の哀しき女ヴァンパイアが辿る運命が気になる方はどうぞ・・

「THE WAVE　ウェイヴ」の監督さんの新作っつーことで、期待し過ぎて映画館に『ブラッディパーティ」を観に行ってもーたっす！
いや、まぁ、映画館でこの手の映画をほぼ貸切で観るっつーのは、面白く無いわけではないっすけどね・・・

かなりマジメに「映画」してますが、作品としては、まぁ正直イマイチでした↓↓↓
Ｂ級と考えれば、十分な出来ともいえるんすけど、ウェイヴの監督さんとしてみると物足りないっすね！

オープニングの飛行機殺戮シーン〜スリ女ＶＳイケメン熱血デカのランランチェイス辺りまでが抜群に面白くて、
「コレはもしかすると傑作かっ！？」っと期待感を煽りまくるんで、中盤以降の失速（ツッコミ所が多すぎ＆テンポ悪すぎ）との落差も大きすぎて、
より一層、物足りない感、ガッカリ感が大きかったっすね・・・

中盤以降の「笑えないグズグズ」という展開は一番ツライっすね・・・。

面白くなりそうな魅力的なエピソードは広げずに、ツマランエピソード（ショッピングとか）をムダに長く撮ってるのはなぜ！？
「特別な力」とか「ロシア人狙い」とかフリだけエピとか何なん！？
このイビツさ（多分製作過程の支障による不完全さ）を魅力と取れれば、それなりに面白いかも・・・

個人的には、まぁレイトショー貸切で観るには十分合格！
でも、自宅で１人で観るには物足りない！っつー感じです←解り難いって！

かなりお金が掛かってるんで、それなりに観れますが、オススメっつーほどではないっすね┐（´ー｀）┌

個人的満足度　６１点！　オススメ度　６０点！

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

現在、世界に3人しかいないと言う美女ヴァンパイアたちは好き勝手にやりたい放題の日々を過ごしている。因みに男ヴァンパイアは滅びたそうです^^;
血が目当ての殺しはもちろん、目障りな奴は消えて貰います。オープニングは、空の上、機内で機長や乗務員・乗客全員を殺し、口を真っ赤に染めながら窓から飛び降りちゃいます。
一方、ヒロインであるレナはスリや泥棒の常習犯で警察に追いかけられていた。ある日、レナはナイトクラブで美女ヴァンパイアに見初められ、首筋を噛まれてしまいます。
そして、いつしか彼女たちの仲間入り。暗く薄汚いイメージだったレナは彼女達の手によって美しい女性に変身し、ドレスや高級車をプレゼントされる。
その後、4人の美女ヴァンパイアたちは、それぞれ高級車に乗り夜のハイウエイをスリリングに走り回る。真夜中にホテルのプールで飲んで騒いでいたら邪魔が入ったので殺っちゃいました。
しかし、悪さを繰り返す彼女たちの欠点は、後片付けが超下手なことなんです。だから、結局、朝陽を浴びてしまうことに・・・。最期は炎に包まれ灰となるのです。
レナは最後まで生き延びます。だって、刑事と愛し合ってしまったから・・・。愛は人間とヴァンパイアの壁を乗り越えたらしい。
相棒刑事の「幸せにな」と言う言葉にハッピエンドな未来を感じました。。。
面白いか面白くないかは人それぞれですが、私は正直ちょっと物足りなかったです。。。

”愛と欲望が入り乱れる、
最凶ヴァンパイア・セクシースリラー”との
ジャケットの煽り文句に喰いついた私…

男の性でしょうかねぇ…

さて、ヴァンパイアの世界でも男は駄目な生き物なのだそうで、
女性ヴァンパイアの一人（？）がいうには
男吸血鬼は騒々しく強欲で愚かだから人間どもに滅んだのだそうだ。

だから、出てくるヴァンパイアは女性ばかり。

だから、”女だらけの水泳大会”っぽいお色気おバカ作品を想定していたのに、
思いのほかエロもグロも中途半端…

ただ、ヒロインを追う若い潜入捜査官という存在が良いアクセントになり、
女吸血鬼の群像劇としてなら及第点かと。
（シャルロッテ役の女優さんんが綺麗だったしっ！）

おとこのバンパイアはバカで権力欲が強いから人間に絶滅されたんで新たなバンパイアも女子のみとしてる設定がおもしろかったですね。

ヒロインである新入りのバンパイアがモールスのクロエ・グレース・モレッツのような可愛さであってほしかった。

ラン・ローラ・ランのようなパワフルさがありジャーマンの人々のヒロイン像の好みなのでしょう。

不老不死によるバンパイアの悲哀と黄昏は日本には萩尾望都さんの名作漫画「ポーの一族」がありますからね。

新入りの加入により血のパーティという盛り上がる女子会の宴の後は　　　「ポーの一族」を越えてないのが残念です。