不器用なふたりの恋

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韓国の高倉健ともいわれる国民俳優アン・ソンギssi、シブイ役どころを演じることの多い俳優ですが、「ピアノを弾く大統領」ではチェ・ジウssiとのロマンスも演じていますし、本作で、イ・ハナssiとの年齢的ギャップをどのように演じるのか楽しみでした。

予想通り恋愛に不器用なカメラの修理職人ヒョンマン役を好演しています。
相手役のイ・ハナssiは、ヒョンマンの親友で800万ウォンを持ち逃げしたギヒョン（役者名不明）の娘ナムン役。

友人の娘と父の友人という二人が、ギヒョンの「一人娘を頼む」という遺言で偶然出会うことになりますが、恋愛経験のないアジョッシが恋をしたのは何を考えているのか理解できない女子大生。彼女にさんざん振り回されながらも、若手社員らのアドバイスによって微笑ましい交際をしていきます。しかし、やはり父娘ほどの年齢差は気付かぬところで二人の関係にほころびができてきます。

ラストは少しぼやけてしまいましたが、自分の感情は間違っているのか、諦めるべきなのかと葛藤するヒョンマンが友人の牧師に懺悔したり、弟子達に自分が道徳に反したことをしたらどうするかなど、恋するアジョッシの恋愛過程を楽しませていただきました。

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凄く気になりますね・・・。(汗)
まるで夢オチみたいな終わり方だったので。

自分も器用な人間ではないのでヒョンマンの気持ちが痛いほどよくわかります。
勿論、年齢も近いし、保守的な考え方を持っているので・・・。
同じように偶然がいたずらして歳の離れた恋人ができたとしたら、きっと同じような行動をしてしまうかもしれません。

しかし、ナムンの気持ちも理解できなくはない。
漠然とした未来に持つ不安な気持ち。
不幸な環境で育っていなくたって否が応でもつきつけられる現状。
そりゃ、求めてしまいますよ、きっと相手に。(汗)

で、結果的にお互いの成長を無理に約束しながら別れてしまい、体調を崩して病院に入院したベッドの上でヒョンマンが走馬灯のように彼女のを事を思い出しながら夢現のナムンの言葉を聞くのですが・・・枕元で「わたしたち、やり直しましょう・・・」と。
これが本当に夢なのか現実なのかがわからない！
都合がいい解釈ではヒョンマンがナムンよりを戻したと考えられますし、現実を見つめれば、ヒョンマンの未練が見せている妄想とも捉えることができます。
歳の差婚が流行っているようなので非現実的な話ではなく、実際、この映画のような恋愛が存在しているかもしれませんね。
個人的にはふたりが幸せになって欲しいのでヒョンマンの妄想で終わってほしくはないです。