できごと / ダーク・ボガード
できごと
/ジョセフ・ロージー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(6)
解説・ストーリー
オックスフォード大学の哲学教授スティーブンは、オーストリアからの留学生アンナが、恋人がありながら、彼の同僚でテレビ評論などして名を売る教授チャーリーと交際しているのを知って驚く。彼女に対し妄執を覚えたスティーブンは、恋人の事故死で沈んでいる彼女に取り入って情交を結ぶが、家族や体面が気になってそれ以上関係を発展させることもなく、彼女も冷めて母国に去って、彼はまた元の平凡な日常に戻っていく……。
オックスフォード大学の哲学教授スティーブンは、オーストリアからの留学生アンナが、恋人がありながら、彼の同僚でテレビ評論などして名を売る教授チャーリーと交際しているのを知って驚く。彼女に対し妄執を覚えたスティーブンは、恋人の事故死で沈んでいる彼女に取り入って情交を結ぶが、家族や体面が気になってそれ以上関係を発展させることもなく、彼女も冷めて母国に去って、彼はまた元の平凡な日常に戻っていく……。
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「できごと」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
オックスフォード大学の哲学教授スティーブンは、オーストリアからの留学生アンナが、恋人がありながら、彼の同僚でテレビ評論などして名を売る教授チャーリーと交際しているのを知って驚く。彼女に対し妄執を覚えたスティーブンは、恋人の事故死で沈んでいる彼女に取り入って情交を結ぶが、家族や体面が気になってそれ以上関係を発展させることもなく、彼女も冷めて母国に去って、彼はまた元の平凡な日常に戻っていく……。
「できごと」 の作品情報
「できごと」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
できごとの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
106分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IVCF5461 |
2011年11月15日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
8枚
|
0人
|
0人
|
できごとの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
106分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IVCF5461 |
2011年11月15日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
8枚
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ユーザーレビュー:6件
芳醇かつエモーショナル
投稿日:2012/03/15
レビュアー:よふかし
美しいけれどヒロイン(ジャクリーヌ・ササール)の輪郭がちょっと硬質すぎるかなあというところを除いて、うっとりするような映画だ。傑作である。
昨今は「物語」を追いかけることが主眼の作品が多い。よく練られた(どんでん返しなどもある)物語を十全に説明し、違和感を持たせず最後まで退屈させず流れるように、という映画が「よい映画」とされたりする。
そうだろうか。面白い物語の映画は魅力的だが、それは映画の魅力の一部だ。
たとえばこの『できごと』は、見事な語りの映画である。一見地味な物語を(僕にとっては十二分に面白いが)、終幕の事故から語り出すというノワールな形式が映画に引力をもたらしている。この物語は死で終わる、観客は常にその死を予感することになる。
冒頭に置かれた自動車事故の、執拗な描写はなぜか。ダーク・ボガード演じる大学教授がヒロインを助け出すとき、ヒロインは同乗していた青年(マイケル・ヨーク)の顔をふんずける。このときは直接のショットはないが(後で出てくる)、「ふんずけるな」と叫ぶようなボガードのヒステリックな声と、事故の衝撃で意識を半ば失っているヒロインのふわふわした動き――のコントラストがとてもエモーショナルだ。
いやそれより、助け出されたヒロインが草むらに寝かされているショットの奇妙なことはどうだろう? 物語的な意味はほとんどないそのショットは、多分今の映画では撮られない。当時の映画でもほとんど撮られないだろう。そのショットの間、物語は何も動かないからだ。ただ、カメラはその場を切り取っている。
実はそういうショットに、映画はあるのではないかと感じられる。つまり、なんのためにか説明できないような類のショットだ。文学にもそういうところはあるが、なぜその言葉、文章が選択されているのか分からないけれども、魅力的ということがある。物語を語ることを中心に置いてしまえば余計な部分になってしまうが、そういうところにこそ、芳醇な何かが隠されているのだ。
冒頭の事故の少し後、ヒロインと大学教授、そして青年がボートに乗るシーンも素晴らしく映画的だ。「こういうことが起こった」と物語的に説明するのは難しい。水面に突き刺さるオール(というか棒)、その「ちゃぷん」という音を執拗に捉える音響、木漏れ日、わずかに触れ合う肉体。もちろんどう見てもセックス――あるいは教授の秘められた欲望――を表わした台詞のないシーンなのだが、そのエロティシズムを物語として説明することは難しい。映画的という所以である。
ボガードは素晴らしいが、スタンリー・ベイカーの繊細かつ不穏な佇まいが実に魅力的だ。85点。
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ダーク・ボガードは禁断の恋に苦悶する役が、良く似合う
大学の哲学の教授スティーブン(ダーク・ボガード)は、美貌の教え子アンナに心を奪われています。アンナは自由奔放な女性で、貴族の青年ウィリアムとも教授チャーリー(スティーブンの友人)とも関係をもっていました。スティーブンは羨望のまなざしで見ながら、プラトニックに甘んじていました。スティーブンのジェントルマンの姿の中に、暗い恋情が燃えていました。そしてスティーブンは、ついに禁断の行いをしてしまいました。その後は・・・。ダーク・ボガードが禁断の恋に苦悶する役を演じている映画が「ベニスに死す」「愛の嵐」を思い出しました。「愛の嵐」を再見したいのですが、ディスカスさんに在庫が無いようなので、とても残念です。
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人生は迷い惑う
投稿日:2012/03/07
レビュアー:カプチーノ
脚本ハロルド・ピンター、監督ジョセフ・ロージーという絶妙のコンビの作品。
同じコンビの「召使」では、ピンターの作劇の巧さという印象が強かったのですが、
本作ではロージィの映像がピンターと互角以上に強く印象に残ります。
冒頭の画面にどっしりと映された屋敷。息遣いが聞こえるような妖しさ。
この出だしで、画面に引き込まれます。
物語は、主人公であるオックスフォード大学の教授の心の揺れ動きを綴ったもので、
内面的なものを表現することに終始していますので、
ともすると退屈な流れになってしまいそうですが、
とてもうまく作られていて、飽きずに観ることができました。
主人公の男の長く連れ添った妻と子どもたちへの気持ち、
昔の恋人との関係、若く魅力的な女子学生への恋心。
愛情と恋情、そして性欲。若さと老い。
こういった人間の持つ根源的な欲求と宿命を、
一般的な人間を中心にした人間関係から描いていて、考えさせられました。
迷い迷って行き着くところは、平凡な人生なのでしょうか。どうでしょう。
「召使」に比較すると、波乱の少ない展開で地味ですが、味わい深い作品です。
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上流階級の人間の欺瞞
投稿日:2019/05/30
レビュアー:趣味は洋画
できごと(1967年・イギリス、カラー、105分)
赤狩りでアメリカを追われたジョセフ・ロージー監督がイギリスに渡り、63年「召使」に続いて撮った、上流階級の人間の心の斜陽を鋭く描いた人間ドラマ。
ある夜のこと。
オックスフォード大学の哲学教師スティーブン(ダーク・ボガード)の邸近くで、凄まじい車の衝突音がする。車内には教え子のウィリアム(マイケル・ヨーク)とアンナ(ジャクリーヌ・ササール)が乗っていたが、ウィリアムの息はなく、アンナは放心状態。スティーブンの妻ロザリンド(ヴィヴィエン・マーチャント)は3人目の子を出産するため、実家へ帰省している。スティーブンはアンナを自宅へ運び込み、昏々と眠るアンナを見つめながら、数カ月間の出来事を思い浮かべるのだった...。
ダーク・ボガードの得意とする、屈折した心の内面が如実に表現されている。
ボガード扮するスティーブンは、女子留学生のアンナに元々と好意を寄せていたのだ。小心な彼は、教え子のウィリアムからアンナを好きだと打ち明けられても、表情一つ変えない。
スティーブンは自宅に2人を招くが、同僚の大学教授チャーリー(スタンリー・ベイカー)も突然やってくる。そのチャーリーの好き勝手な振る舞いに対しても、スティーブンは穏やかに対処しようとする。
家庭や体面ばかりを気にする小心者の役は、ボガードの演技の領域といっても過言ではないだろう。
まったく対照的な性格(粗野で強気)の教授チャーリーをスタンリー・ベイカーが演じている。
イギリスきっての性格俳優で、50年代は小さな役が多かったが、61年「ナバロンの要塞」でナイフの名人の無線兵を演じ、俄然注目された。以降は62年「エヴァの匂い」(この映画もロージー監督)、67年「大列車強盗団」などでアクの強い主役演技をみせている。
ヒロインのアンナを演じたジャクリーヌ・ササールは若くして引退したので、出演作品に馴染みがないが、デルフィーヌ・セイリグの出演には懐かしさを覚えた。本作では主人公の昔の恋人(?)フランチェスカ役。静かな威厳と貫禄を備えた美しさは、60年「去年マリエンバートで」での冷たい美貌の面影があった。
ジョセフ・ロージーの心理サスペンスの傑作、72年「暗殺者のメロディ」(アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、リチャード・バートン、ヴァレンティナ・コルテーゼ)をまた観たくなった。
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ダーボガードと縁がないのか?
投稿日:2014/12/21
レビュアー:双葉三十郎
ノーベル文学賞作家をキーに借りたが、ちっとも楽しめなかった。
どうも、ベニスに死す、といい本作といい、ダーボガードと縁がないのかも。
なにか、文字通り芝居ががった演技、監督もこの名優?に合わせた芝居ががった演出。
チャーリーの人物造形もただの俗物にしか見えず、アンナが惹かれるような大学教授にはとても見えん。
これでカンヌ映画祭グランプリか?
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ユーザーレビュー
芳醇かつエモーショナル
投稿日
2012/03/15
レビュアー
よふかし
美しいけれどヒロイン(ジャクリーヌ・ササール)の輪郭がちょっと硬質すぎるかなあというところを除いて、うっとりするような映画だ。傑作である。
昨今は「物語」を追いかけることが主眼の作品が多い。よく練られた(どんでん返しなどもある)物語を十全に説明し、違和感を持たせず最後まで退屈させず流れるように、という映画が「よい映画」とされたりする。
そうだろうか。面白い物語の映画は魅力的だが、それは映画の魅力の一部だ。
たとえばこの『できごと』は、見事な語りの映画である。一見地味な物語を(僕にとっては十二分に面白いが)、終幕の事故から語り出すというノワールな形式が映画に引力をもたらしている。この物語は死で終わる、観客は常にその死を予感することになる。
冒頭に置かれた自動車事故の、執拗な描写はなぜか。ダーク・ボガード演じる大学教授がヒロインを助け出すとき、ヒロインは同乗していた青年(マイケル・ヨーク)の顔をふんずける。このときは直接のショットはないが(後で出てくる)、「ふんずけるな」と叫ぶようなボガードのヒステリックな声と、事故の衝撃で意識を半ば失っているヒロインのふわふわした動き――のコントラストがとてもエモーショナルだ。
いやそれより、助け出されたヒロインが草むらに寝かされているショットの奇妙なことはどうだろう? 物語的な意味はほとんどないそのショットは、多分今の映画では撮られない。当時の映画でもほとんど撮られないだろう。そのショットの間、物語は何も動かないからだ。ただ、カメラはその場を切り取っている。
実はそういうショットに、映画はあるのではないかと感じられる。つまり、なんのためにか説明できないような類のショットだ。文学にもそういうところはあるが、なぜその言葉、文章が選択されているのか分からないけれども、魅力的ということがある。物語を語ることを中心に置いてしまえば余計な部分になってしまうが、そういうところにこそ、芳醇な何かが隠されているのだ。
冒頭の事故の少し後、ヒロインと大学教授、そして青年がボートに乗るシーンも素晴らしく映画的だ。「こういうことが起こった」と物語的に説明するのは難しい。水面に突き刺さるオール(というか棒)、その「ちゃぷん」という音を執拗に捉える音響、木漏れ日、わずかに触れ合う肉体。もちろんどう見てもセックス――あるいは教授の秘められた欲望――を表わした台詞のないシーンなのだが、そのエロティシズムを物語として説明することは難しい。映画的という所以である。
ボガードは素晴らしいが、スタンリー・ベイカーの繊細かつ不穏な佇まいが実に魅力的だ。85点。
ダーク・ボガードは禁断の恋に苦悶する役が、良く似合う
投稿日
2019/06/03
レビュアー
アクアマリン
大学の哲学の教授スティーブン(ダーク・ボガード)は、美貌の教え子アンナに心を奪われています。アンナは自由奔放な女性で、貴族の青年ウィリアムとも教授チャーリー(スティーブンの友人)とも関係をもっていました。スティーブンは羨望のまなざしで見ながら、プラトニックに甘んじていました。スティーブンのジェントルマンの姿の中に、暗い恋情が燃えていました。そしてスティーブンは、ついに禁断の行いをしてしまいました。その後は・・・。ダーク・ボガードが禁断の恋に苦悶する役を演じている映画が「ベニスに死す」「愛の嵐」を思い出しました。「愛の嵐」を再見したいのですが、ディスカスさんに在庫が無いようなので、とても残念です。
人生は迷い惑う
投稿日
2012/03/07
レビュアー
カプチーノ
脚本ハロルド・ピンター、監督ジョセフ・ロージーという絶妙のコンビの作品。
同じコンビの「召使」では、ピンターの作劇の巧さという印象が強かったのですが、
本作ではロージィの映像がピンターと互角以上に強く印象に残ります。
冒頭の画面にどっしりと映された屋敷。息遣いが聞こえるような妖しさ。
この出だしで、画面に引き込まれます。
物語は、主人公であるオックスフォード大学の教授の心の揺れ動きを綴ったもので、
内面的なものを表現することに終始していますので、
ともすると退屈な流れになってしまいそうですが、
とてもうまく作られていて、飽きずに観ることができました。
主人公の男の長く連れ添った妻と子どもたちへの気持ち、
昔の恋人との関係、若く魅力的な女子学生への恋心。
愛情と恋情、そして性欲。若さと老い。
こういった人間の持つ根源的な欲求と宿命を、
一般的な人間を中心にした人間関係から描いていて、考えさせられました。
迷い迷って行き着くところは、平凡な人生なのでしょうか。どうでしょう。
「召使」に比較すると、波乱の少ない展開で地味ですが、味わい深い作品です。
上流階級の人間の欺瞞
投稿日
2019/05/30
レビュアー
趣味は洋画
できごと(1967年・イギリス、カラー、105分)
赤狩りでアメリカを追われたジョセフ・ロージー監督がイギリスに渡り、63年「召使」に続いて撮った、上流階級の人間の心の斜陽を鋭く描いた人間ドラマ。
ある夜のこと。
オックスフォード大学の哲学教師スティーブン(ダーク・ボガード)の邸近くで、凄まじい車の衝突音がする。車内には教え子のウィリアム(マイケル・ヨーク)とアンナ(ジャクリーヌ・ササール)が乗っていたが、ウィリアムの息はなく、アンナは放心状態。スティーブンの妻ロザリンド(ヴィヴィエン・マーチャント)は3人目の子を出産するため、実家へ帰省している。スティーブンはアンナを自宅へ運び込み、昏々と眠るアンナを見つめながら、数カ月間の出来事を思い浮かべるのだった...。
ダーク・ボガードの得意とする、屈折した心の内面が如実に表現されている。
ボガード扮するスティーブンは、女子留学生のアンナに元々と好意を寄せていたのだ。小心な彼は、教え子のウィリアムからアンナを好きだと打ち明けられても、表情一つ変えない。
スティーブンは自宅に2人を招くが、同僚の大学教授チャーリー(スタンリー・ベイカー)も突然やってくる。そのチャーリーの好き勝手な振る舞いに対しても、スティーブンは穏やかに対処しようとする。
家庭や体面ばかりを気にする小心者の役は、ボガードの演技の領域といっても過言ではないだろう。
まったく対照的な性格(粗野で強気)の教授チャーリーをスタンリー・ベイカーが演じている。
イギリスきっての性格俳優で、50年代は小さな役が多かったが、61年「ナバロンの要塞」でナイフの名人の無線兵を演じ、俄然注目された。以降は62年「エヴァの匂い」(この映画もロージー監督)、67年「大列車強盗団」などでアクの強い主役演技をみせている。
ヒロインのアンナを演じたジャクリーヌ・ササールは若くして引退したので、出演作品に馴染みがないが、デルフィーヌ・セイリグの出演には懐かしさを覚えた。本作では主人公の昔の恋人(?)フランチェスカ役。静かな威厳と貫禄を備えた美しさは、60年「去年マリエンバートで」での冷たい美貌の面影があった。
ジョセフ・ロージーの心理サスペンスの傑作、72年「暗殺者のメロディ」(アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、リチャード・バートン、ヴァレンティナ・コルテーゼ)をまた観たくなった。
ダーボガードと縁がないのか?
投稿日
2014/12/21
レビュアー
双葉三十郎
ノーベル文学賞作家をキーに借りたが、ちっとも楽しめなかった。
どうも、ベニスに死す、といい本作といい、ダーボガードと縁がないのかも。
なにか、文字通り芝居ががった演技、監督もこの名優?に合わせた芝居ががった演出。
チャーリーの人物造形もただの俗物にしか見えず、アンナが惹かれるような大学教授にはとても見えん。
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