マイ・フレンド・メモリー

　『マイ・フレンド・フォーエバー』や『サイモン・バーチ』とともに難病の子とその友人の定番的なお話。そういえば『マイ・フレンド・フォーエバー』はDVDが無いですね。

　『マイ・フレンド・メモリー』からではちょっと内容が良くわかりませんが、これも原題の『THE MIGHTY』の方が映画のテーマをよく表していると思います。テーマとしては「人間の品格」とでも言うか、あるいは「人生の価値は長さでは決まらない、いかに生きたか」とでも言うところでしょう。

　この映画は配役がピタリとはまっています。主役の子役二人もさることながら脇を固めるハリー・ディーン・スタントン、ジーナ・ローランズの渋さ。そして氷の微笑を見せない地味なシャロン・ストーン。名前が思い出せないですがスカリー捜査官がこれまた全く違ったイメージで出演しています。

　そして子役ケビン役のキーラン・カルキン。兄ちゃん同様に上手いですね。小憎らしいくらいに利発な役どころがピタッときています。そして図体のでかいエルデン・ヘンソン、表情が素晴らしいです。無表情の時とそうでない時のギャップが良いですね。

　映画としてとてもよくまとまっています。奇を衒ったところが無くオーソドックスに徹していますが全く嫌味がありません。

　「人間の価値は行動で決まる」というお話をアーサー王の物語と絡めながら分かりやすく進行するので小さな子どもとでも安心して一緒に楽しめるでしょう。


　皮肉屋の私でもこうした映画を観てピュアな感傷に浸るのもこともあるのです

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魔女さんのレビューを見て、観るしか無いと決意

早速届いた。鑑賞中、鑑賞後、涙が止まりません。

レビューを書きたいのですが、言葉になりません。


感動した作品のエンディングテーマ曲の歌詞をこの作品のレビュー代わりとしてご覧下さい。

この作品の全てが歌詞に込められてます。




　昔の騎士のように　堂々と歩こう

　遠い日々の　冒険がよみがえる

　ドラゴンを倒し　美しき姫を救おう

　僕らをはばむ者はいない　僕らは誓い合った兄弟

　はるか時を超え　ぼくらは歩む

　希望にみちた　大地をめざして

　人は　誰も自由　正義の剣をかかげ

　高貴なる騎士の　誓いを胸に

　ぼくらはともに　戦う兄弟


　破れても勇気を持ち　負けても誇りを失わず

　打たれても立ち上がり　禁じられても語り

　呪われても跳ね返し　拷問されても耐え
　
　盲目にされても見つめ　毒を盛られても清め

　声を奪われても歌い　足かせをされても走り

　ふみにじられても　太陽に顔を向けよう

　僕らは世界を　見降ろして歩く

　僕らは騎士

　勇者フリーク　勇者フリーク　勇者フリーク　勇者フリーク…


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


秀作です。
お勧めします。

この感動を共有して欲しいです。

　これも、『トータル・リコール』に出演していた“シャロン・ストーン”に魅せられて、ちょっと観てみたくなっただけの作品だ。タイトル名に聞き覚えはあったが、“シャロン・ストーン”が出演していなければ、永遠に鑑賞せずにいたかもしれない。
　しかし、こういう“自身のハンディ”と闘う物語は、元々嫌いじゃない。

　この作品の主演二人、“エルデン・ヘンソン”と“キーラン・カルキン”、子供のクセにいい演技するじゃないか。文字通り、下手な俳優顔負けだ。日本のドラマや映画に出演している俳優気取りの客引きパンダなアイドルどもに「爪の垢を煎じて飲ませてやってくれ」と言いたくなる。
　この作品を観始めたらすぐに、すっかり、“シャロン・ストーン”の事を忘れて観ていたよ。出しゃばり過ぎない展開も相まってか、“グエン・ディロン”役の“シャロン・ストーン”、魅力的な母親を演じているじゃないか。

　終盤の、哀しくとも感動的な展開もかなりいい。この作品を観て涙する人がいるのがわかるよ(“泣く寸前”まで私が追いつめられた作品は、今のところ『ゴースト』ただひとつである)。“感動的な名作”と評する視聴者がいるのも理解できる。
　また、作中に度々出てくる“アーサー王と騎士達”の演出、いい味出してるよ。決して、この作品のジャンルは、“ファンタジー”とか“SF”とかではない。なのにも関わらず、それらのジャンルに通ずる「雰囲気」を醸し出す。こういう映像の使い方もいい。活字だけの小説や、静止画を並べただけのマンガじゃ、絶対にこの味は出せない。

　この二人の名優、“エルデン・ヘンソン”と“キーラン・カルキン”にも魅せられてしまった。(その“ケ”はない)
　他の出演作品も、是非とも観ておきたくなったよ。

最近原作本の「フリーク・ザ・マイティ」を読む機会があったので、観なおしてみたのですが、なかなかいいですよね。
殺人犯の息子であるという事実から逃げるために、自分の殻に閉じこもっているマックスと、体が不自由なために自分の頭の中の想像の世界で生きるしかないケビン。見た目は全く違うふたりが、それぞれの足りないところを補いあって、勇者フリークとして強く強くなっていく。
ただ悲しいだけではなく、喪失(ケビンの死）を乗り越えて、さらに強くなるマックスの姿を描いているところもよい。
前回みたときは、アーサー王の伝説があちこちに使われているところが、いまいちピンとこなかったのですが、それも今回はなかなかいいなと感じました。

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私、この手の映画はダメだぁ〜〜〜〜(／□＼＊)
私の涙のツボのど真ん中に直接くるんだもの。

２人の男の子。1人は病気で頭がイイ。
『サイモン・バーチ』と設定は似てますが、また違った雰囲気でとっても素敵な映画です。

２人の男の子。体の大きいマックスは、皆から
「殺し屋のケインには脳なしの子がいたんだと」とからかわれています。
父親が犯罪を犯して刑務所に服役しているから。
気が弱くて、上手く言葉に出来ないマックスは言われるがまま。
そこへお隣に引越ししてきた体の小さい松葉杖をついたフリーク（ケビン）。
彼はとても頭がよく、本をよく読み、実験大好き♪でも病気を患っている。
そんな彼にいじめっ子達がボールをぶつけて倒し、それをマックスのせいにされてしまう。
ただね、この時先生はマックスがやったといじめっ子が言っただけで彼に罰を命じた。
自分の目で見た訳でもないのに。この仕打ちには正直腹が立つ(。-`ω´-)
そして、読書クラスに通ってるマックスの読書のコーチとしてやってきたのがフリーク。
これを機に仲良くなり、２人の騎士の冒険の毎日が続いていく…。

ラストに向けてはだいたい想像できていたので、心の準備はできてたんです。
でも、だからって泣かない訳にはいかない。
だって、マックスもフリークもとっても泣かしてくれるんだもん(´∩｀。)
マックスはとても人が良くて、彼の優しさに話が進んでいくにつれて愛しさが増してきた。
フリークは見た目から賢さが見て取れて、彼の態度や言葉に私の方が勇気付けられた。
そして、彼らを見守る母親に祖父母。また彼らもとっても素敵な家族です。

マックスがフリークから貰った白紙の小説を書き上げ、ラストの小説の締めに至るまで、
彼の成長していく姿も見れ、映画が終わって凄く心が洗われた気分になった。

私は自分の家族や近しい人の死はできれば見届けたくない。
選べるのであるなら、私が見届けられたい。
でも、私がいなくなる事によって、彼らが悲しみを背負うなら、
私が彼らを見届ける側になりたいと思う。
そんな事は、自分で決めれる事ではないんですけどね。。。