今そこにある危機

ジャック・ライアンシリーズ第３弾。ライアンは前作同様ハリソン・フォードが演じている。製作スタッフも前作と同様だと思う。作風がよく似ている。今回のライアンはいつもの通り貧乏くじ引きまくりである（笑）。何でこの人ツキがないんだろうねぇ（笑）。

今回一番悲しい事はジェームズ・アール・ジョーンズ演じるグリーア提督が亡くなってしまう事である（泣）。登場回数は少なかったがライアンの良き理解者だっただけに残念である。個人的には好きなキャラクターだったのでちょっとショックだった。今回は前作同様、ライアンの正義感が事件の真相を究明することになる。前作と違い麻薬に絡んだ事件の為、アメリカを離れコロンビアに行ったり来たりするのでスケールアップしているように見える。前作は行き着くところは家族だったのでスケール感を私は感じなかった。

今回のライアンは今までで一番貧乏くじを引いているように感じた（＾＾ゞ。命の危険に何回も遭遇してしまうのである。彼は自分の仕事を持ち前の行動力でこなしていくが、気が付けば事件の真相はすぐ隣にあったというちょっと可愛そうになってしまう今回のストーリー（笑）。そしてしんどい思いや辛く痛い思いをして真相を突き止め自分の出来る事をこなしていく姿はとても格好いい。大統領の脅しにも屈しない信念の強さは現実の今の政治家にこそ必要なのではないかとついつい考えてしまった（＾＾ゞ。でもこの作品で描かれている大統領は最低である。この間、再選を果たした大統領がこんな大統領でない事を祈るばかりだ（＾＾ゞ。しかし現実にはこんな間抜けな政府ではないだろうけどね（笑）。あ、リターとカッターも最低だったがやっぱり大統領が一番最低だよなぁ？

このシリーズ４作あるがライアンを演じたのは３人。アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックの３人である。でも個人的意見であるがやっぱりライアンはハリソン・フォードがいい（笑）。ただ欲を言えば、もう少し若い時のハリソンなら尚のことよかった（笑）。

あ、そうそう、前作で妻キャサリンのお腹にいた子は男の子でした（笑）。名前はジョン。これで家族は晴れて４人に（笑）。

壮年になってからのアクションは、加州知事よりもハリソン・フォードのほうが似合うかも知れないと認識した作品。でも知事はもう映画に出ないかも知れませんしね。
政治理念より算盤勘定の大統領は小物すぎて涙が出ますが、大変な権力を持っていることは確かなので、大勢の生命が危機に晒され、または失われていきます。観客の怒りがハリソン・フォードの怒りに重なり、正義感・使命感をヴァーチャル体験できます。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

実力はあるのにイマイチぱっとしないフィリップ・ノイス監督作品を観ていこう！っつーことで、今回は、ハリソンフォード主演の『今そこにある危機』を観ました♪

ふむふむ、やっぱおもろいっすねー♪

ちょっと長いかなぁ〜っつー気はするけど、役者陣が何気に素晴らしすぎるんで、最後まで飽きずにたのしめるっすね♪

□■□■□■□■□

【ある意味ネタバレします】

まぁ、多少はたるいし、時代を感じる部分もあるんやけど、ウィレム・デフォーを脇に置いたことで、かなり作品が締まってエエ作品になっとるっすねー♪

チラっと画面に映っただけで、明らかに怪しいあの容姿（´艸｀）オーラがありすぎるやん！そんなに目立って大丈夫かよ！！！、絶対いつか裏切るハズ！！！と思わせる怪しさが作品に面白みを与えとるっすね♪

ウィレム・デフォーがええ奴のわけ無いもん！（←個人的思い込みですｗ）

で、最後までええ奴やというこの大どんでん返しш(｀∇´*)ш
（←いや、フツーに観たらぜんぜんどんでん返しでも何でもないけどね）

ウィレム・デフォーのカッコよさにしびれたっすね（°∀°）b

□■□■□■□■□

フィリップ・ノイス監督の中で一番面白いかも♪

個人的満足度　75点！

麻薬犯罪に絡む権力者の陰謀にジャックが挑む。

コロンビアの市街地（貧民街かな？）で繰り広げられるド派手な銃撃戦や軍隊によるピンポイント爆撃など迫力シーンもあるが、全体的にはシリアスに場面が進んでいく。ある意味間延びしてしまう感もあるし、序盤は人物の相関図がわかり難いところもあったが、なんだかんだで結局２時間余り一気に観てしまった。インディー・ジョーンズシリーズの様に全体の半分以上（８割以上？）がハラハラするアクションシーンという訳ではないが、楽しめる作品ではある。

わが身を捨てても真実を貫く姿はハリソン・フォードお得意のスタイルであり，ファンもまたそれを期待しています。そしてその期待を裏切らないところが彼の魅力です。
今回の作品では麻薬密売組織ＶＳアメリカ政府という構図の中で，複雑に絡み合う人間模様がＣＩＡ情報担当副長官ライアン（ハリソン・フォード）の手で徐々に暴かれて行きます。
スリル，サスペンス，アクション，三拍子そろったスピード感ある作品で，「オチはあなたが考えているとおりです。」といったラストシーンにも好感が持てます。