キッズ・オールライト

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キッズ・オールライト / アネット・ベニング

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映画賞受賞作品

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「キッズ・オールライト」 の解説・あらすじ・ストーリー

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映画賞受賞作品

解説・ストーリー

「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニングと「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーアが現代的なレズビアン・カップルを演じて高い評価を受けた家族ドラマ。2人の母親に育てられた子どもたちが自分たちの生物学的父親を捜し出したことで、家族の関係に不穏な変化が生じていくさまをコミカルなタッチで綴る。監督は「しあわせの法則」のリサ・チョロデンコ。ニックとジュールスはレズビアンのカップル。結婚している2人には18歳になる娘ジョニと15歳の息子レイザーがおり、郊外の一軒家で仲良く暮らしていた。そんな中、年頃のレイザーは母親たちに精子を提供した“父親”の存在が気になり、ジョニと共に父親捜しを始めるが…。

「キッズ・オールライト」 の作品情報

作品情報

製作年: 2010年
製作国: アメリカ
原題: THE KIDS ARE ALL RIGHT
受賞記録: 2010年 ゴールデン・グローブ 作品賞(コメディ/ミュージカル)
2010年 NY批評家協会賞 女優賞

「キッズ・オールライト」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:39件

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1〜 5件 / 全39件

同性愛結婚で子供が二人。新しい家族のようで実は普通

投稿日:2011/11/25 レビュアー:ミルクチョコ

同性愛結婚ならではの問題と、どんな家族にもありえる問題が描かれていました。
アネットとジュリアン演じるレズビアンカップルに、精子バンク利用で生まれた男女二人の異母兄弟とというややこしい4人家族。そこにDNA上の父親が加わって、さらにややこしい事に。

倦怠期の夫婦?と、異母兄弟の子供たち。違いは、夫婦が女性同士ということ。
20年も一緒にいると、どこの家にも似たような問題が発生するというのが面白いと思います。新しい家族ようで、実はそんなに変わらないという普遍的なホーム・コメディのようでした。
女性同士のカップルでも、役割上ではニックは稼ぎ頭で、厳格すぎて口うるさい「父」でありジュールは専業主婦の「母」です。子供たちはそんなママたちを愛し、ごく普通の家族のようです。

ジュールスが、子供たちの遺伝子上の父、ポールと親しくなって、深い仲になってしまうのも、多分ニックへの不満からなんだと思います。
精子提供者のポールも突如自分の家庭を手に入れたような錯覚を持ってしまい、ジュールスとの関係も、彼女とというよりむしろ、家庭とセットで惹かれたのじゃないでしょうか?
巻き込まれた、哀れな男マーク・ラファロが気の毒で、上手かったです。
一見平和な家庭に訪れる危機はどこの家族でもあること。夫婦喧嘩・不倫・親子の確執を描き、ナーバスになりそうな話を深刻にみせない監督の手腕が上手いです。
子育てを終えて本当のパートナーになろうとするカップルが、これから巣立っていく子供たちに喜びと寂しさが入り混じるラストが秀逸で、親達の当惑を尻目に子供たちは大丈夫だ〜というタイトル「キッズ・オールライト」なんですね。

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奇抜な設定の普通な内容。意味が無いようで、意義はある作品! ネタバレ

投稿日:2011/10/25 レビュアー:KASPAR

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何かと賞レースで話題になってたリサ・チョロデンコ監督の『キッズオールライト』を観ました♪
ふむふむ、普通に良く出来たホームドラマだ!!!
簡単な話、子供が育つのに親は(そんなに)関係ないということ。(親がダメでも)子供達は大丈夫。

◇◆◇

根本的なテーマは、親が同性愛者でも、子供達に影響なんて無い!っつー狭いテーマなんやけど、
それを少し広げて、家族を持つということはどういうことか?親としての在り方とは?
個としての自分と、親としての自分、夫婦としての自分のバランスのつけ方とは?
というとこまで、描いてあるんで、誰でも共感を持って観れるように出来てる脚本が素晴しいっすね((φ(・д・。)

同性愛ものにありがちな、逆差別感が無く、非常にすんなりと物語に入っていけるっすね(°∀°)b

キャラクターも、精神的にザ・オトコなアネット・ベニングに、
肉体的にザ・オトコなマーク・ラファロ、精神的にネコなジュリアン・ムーア、の設定が抜群に面白い♪

この3人が3角関係になって、
メスを奪い合うオス(アネット・ベニング)VSオス(マーク・ラファロ)の戦いが繰り広げる展開は、
ベタではあるけど、設定とキャラ付けの伏線を上手く利用して抜群やね♪

【ネタバレします】

オスVSオスの戦いに決着をつけるのは、"親"として家族を持つ愛のチカラっつーね♪

一瞬、観客にもラファロが魅力的に映ったりするんやけど、精神的に"親"ではないラファロに、
本当の意味で"親"であるベニングが負けるなんてありえないんすよね〜!!!

◇◆◇

庭師(?)の扱いなど、少し不満はあるけど、まぁ面白かったです♪
下ネタが多いので、子供にはオススメできませんが、大人には十分オススメできるコメディっすね(°∀°)b

個人的満足度 74点! オススメ度 75点!

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一見コメディなのに、深いなあ ネタバレ

投稿日:2012/01/07 レビュアー:ykk1976

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ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)のレズビアンカップルが、男女の夫婦と同じように、結婚し、
子どもをふたり(18歳の娘ジョニはミア・ワシコウスカ、15歳の息子レイザーはジョシュ・ハッチャーソン)を授かり、
20年程度の時を経て、子どものひとりはまもなくひとり立ち、二人目も思春期の終わりに差し掛かっています。
本人たちも、夜の性生活に刺激がいるくらいの、ちょっとした倦怠期に突入しています。(すごくリアルに描かれています)

男女の夫婦との違いは、パパとママではなく、ママ二人の夫婦であり、姉弟はそれぞれもママが匿名の精子提供者のもので、
個々妊娠したい異母姉弟。子どもたちは、普通と違うカップルの結びつきに違和感を覚えている節も見え隠れするものの、
郊外に住むありふれたファミリーに見えます。

監督したリサ・チョロデンコは、脚本も担当しており、本人もレズビアン。レズビアンに対して、実にストレートな描き方をしています。
ゲイカップルの家庭を描くという、描き様によってはセンセーショナルに見せることもできそうですが、
(見る側のわたしは、冒頭アネットとジュリアンのキスやベッドシーンに違和感がありました)
一風変わった個性のあるけれど、ありふれた家庭として描いています。
子どもたちも、ママふたりの家庭という偏見にさらされながらも、愛ある家庭に育ったまっすぐさを感じさせます。

だから、見ているこちら側もだんだん「ゲイカップル」という偏見が徐々に抜けていきます。
それで、見慣れたころに、生物学上の父ポール(マーク・ラファロ)が現れます。
この、ポールが実にいいです。わたしが、マーク・ラファロのファンというのもあるんですが、
映画に唯一存在する(息子レイザーも男だが、まだ未完成)生物学上の「男」というのを、実に顕著に体現しています。
マーク・ラファロは、ハンサムではありませんが、匂い立つような男を感じさせます。18歳の少女の目線でもセクシーを感じさせるくらいです。
中年ですから、肉体の緩みは隠せないものの、いつまでも残る少年っぽさ、自分なりの人生観を語る大口、
子育ては興味ないけど、自分の血のつながりを意識し、身勝手で自分本位の愛情を持ってしまうところ。
実に、男を感じます。女性から見ると、幼稚というひと言につきるけれど、かわいらしくて情を感じさせずにいられない男です。

演技派俳優のマーク・ラファロの力量もあるとは思いますが、そもそものキャラクターの描きこみが見事なんでしょう。
アネットとジュリアン演じるママふたりも、ストーリーのキーを握る子どもふたりも、上っ面ではない中身のある人物なんです。
(考えてみると、子役を含めて、全員かなりの演技派です)
稼ぎ頭のニック(アネット)と生物学上の父ポールが父権を争うところなんて、男女の性差も見え隠れしていて、いいです。
さもありなんだな〜と妙に納得してしまいました。

軽いタッチで描かれつつも、ホームドラマとしては、なかなかの作品です。
家族とは、親子とは、夫婦とはなど、見た人に問いかけもしてきます。
子どもって、親の愛情があれば、家族のかたちはどうであれ、まっすぐ育つんだなと少しうれしくも、
親の手から離れていくもんなんだなとしみじみしました。

マーク・ラファロは、割を食った役柄ですが、やっぱりステキ。惚れ直しました。

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Nice to meet you !!!

投稿日:2011/12/07 レビュアー:パンケーキレンズ

なんだかとっても好印象♪

レズビアンの両親
きっと、いろんな壁や障害がこれまでたくさんあったはず
彼女たちの親の反応、職場での境遇
子供たちの学校での立場・・・
そんないろんな考えられる問題事が、ここでは全く潔いほど語られない
素直な子供たち
真っ直ぐに見据えた性
キレイな暮らし
なんでもなかったように普通に暮らすこの家族を見てると
逆に、いくつもの壁を乗り越えてきた彼女たちの絆を垣間見える
過去よりも、これからの事
一歩踏み込んだ、同性愛の描き方に、なんだかとても好印象でした♪

そして、野性化したジュリアン・ムーアにちょっと笑いそうになったり・・・w

それでも
旅立つ娘と抱き合う両親
自然と目頭が熱くなったのは
やっぱり、誰にも引き裂けない固い絆が、確かにそこにあったからで・・・

そんな家族の原点でもある男性(マーク・ラファロ)なんて、結局はあんな扱いなんですけど(汗)
彼のキャラが憎めないから、この物語は成立してる!
そして、結果として、彼のおかげでまた一つ絆が増えた家族♪
まっ、いろいろあったけど、「Nice to meet you」な経験だったと言ってあげたら
彼もちょっとは救われるかなw
あっ、傷つくだけか・・・(笑)

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生きていく私たち

投稿日:2011/12/03 レビュアー:ポッシュ

 レズビアンカップルが子供2人とフツーに家庭生活を送っているところに、精子提供者たる父親が現れる、というちょっと風変わりな設定のドラマですが、人間ドラマとしてなかなか良く出来ていたと思います。
 
 監督さん自身がレズビアンということなのでフムフムなるほどと思ったのは、なにしろやたらと考えを口に出して表明するんですね、この人たち。家族のこと、自分のこと、今の問題は?それに対してどうする?って、明確に言葉にしてメンバーと共有するのが大事なんだって感じ。普通なら心にしまっておくとか、敢えて言わないとか、特に日本人なら「言わなくても分かるでしょ」的なところが多分にあるけど、ここに出てくる人たち、特にママ2人は何でも話す。何でもあからさまにしようとするし、白黒つけたがる。こういう剥き出しの生き方って痛々しくて大変だなぁ〜と、薄ぼんやり生きてるニッポン人の私は思ってしまうのですよ。

 きっとアメリカでゲイとして生きていくって、こういう厳しさと勇気と覚悟が必要なんだろうなぁって、ちょっと恐れ入ってしまった。社会学なんかでよく言われるけど、日本では家族って「血は水よりも濃い」でその絆は疑いようもないんだけど、アメリカみたいな個人主義の社会ではもっと意志的な繋がりであって、結婚は一つの契約関係ぐらいの意識なんだと。それがゲイであれば尚更、意志と努力で築き上げるものなんだろな〜と想像できる。なにしろヒトという動物の常識的な生態からは少々逸脱した家族形態な訳だから。なので、当たり前ではない事を当り前にやっていくためにはいちいち言葉で確認し合う、意識の上でその都度「契約」を取り交わしていくみたいな作業をしているんだな〜と、感心してしまった。

 そういうのが身に染みついてる監督さんだから、こういうヒリヒリした関係を「当たり前」のようにサラリと描いてしまえるんでしょう。ちっとも楽しい話じゃなくて、マーク・ラファロの扱いなんてヒドイんだけど(苦笑)、人が家庭を築き家族と暮らし、その中で自分自身を生きて行くという“人生”の在り様を真剣に見つめて真摯に描いているという点で、私は良い作品だと思いましたね。面白かったです。

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キッズ・オールライト

ユーザーレビュー

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同性愛結婚で子供が二人。新しい家族のようで実は普通

投稿日

2011/11/25

レビュアー

ミルクチョコ

同性愛結婚ならではの問題と、どんな家族にもありえる問題が描かれていました。
アネットとジュリアン演じるレズビアンカップルに、精子バンク利用で生まれた男女二人の異母兄弟とというややこしい4人家族。そこにDNA上の父親が加わって、さらにややこしい事に。

倦怠期の夫婦?と、異母兄弟の子供たち。違いは、夫婦が女性同士ということ。
20年も一緒にいると、どこの家にも似たような問題が発生するというのが面白いと思います。新しい家族ようで、実はそんなに変わらないという普遍的なホーム・コメディのようでした。
女性同士のカップルでも、役割上ではニックは稼ぎ頭で、厳格すぎて口うるさい「父」でありジュールは専業主婦の「母」です。子供たちはそんなママたちを愛し、ごく普通の家族のようです。

ジュールスが、子供たちの遺伝子上の父、ポールと親しくなって、深い仲になってしまうのも、多分ニックへの不満からなんだと思います。
精子提供者のポールも突如自分の家庭を手に入れたような錯覚を持ってしまい、ジュールスとの関係も、彼女とというよりむしろ、家庭とセットで惹かれたのじゃないでしょうか?
巻き込まれた、哀れな男マーク・ラファロが気の毒で、上手かったです。
一見平和な家庭に訪れる危機はどこの家族でもあること。夫婦喧嘩・不倫・親子の確執を描き、ナーバスになりそうな話を深刻にみせない監督の手腕が上手いです。
子育てを終えて本当のパートナーになろうとするカップルが、これから巣立っていく子供たちに喜びと寂しさが入り混じるラストが秀逸で、親達の当惑を尻目に子供たちは大丈夫だ〜というタイトル「キッズ・オールライト」なんですね。

奇抜な設定の普通な内容。意味が無いようで、意義はある作品!

投稿日

2011/10/25

レビュアー

KASPAR

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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何かと賞レースで話題になってたリサ・チョロデンコ監督の『キッズオールライト』を観ました♪
ふむふむ、普通に良く出来たホームドラマだ!!!
簡単な話、子供が育つのに親は(そんなに)関係ないということ。(親がダメでも)子供達は大丈夫。

◇◆◇

根本的なテーマは、親が同性愛者でも、子供達に影響なんて無い!っつー狭いテーマなんやけど、
それを少し広げて、家族を持つということはどういうことか?親としての在り方とは?
個としての自分と、親としての自分、夫婦としての自分のバランスのつけ方とは?
というとこまで、描いてあるんで、誰でも共感を持って観れるように出来てる脚本が素晴しいっすね((φ(・д・。)

同性愛ものにありがちな、逆差別感が無く、非常にすんなりと物語に入っていけるっすね(°∀°)b

キャラクターも、精神的にザ・オトコなアネット・ベニングに、
肉体的にザ・オトコなマーク・ラファロ、精神的にネコなジュリアン・ムーア、の設定が抜群に面白い♪

この3人が3角関係になって、
メスを奪い合うオス(アネット・ベニング)VSオス(マーク・ラファロ)の戦いが繰り広げる展開は、
ベタではあるけど、設定とキャラ付けの伏線を上手く利用して抜群やね♪

【ネタバレします】

オスVSオスの戦いに決着をつけるのは、"親"として家族を持つ愛のチカラっつーね♪

一瞬、観客にもラファロが魅力的に映ったりするんやけど、精神的に"親"ではないラファロに、
本当の意味で"親"であるベニングが負けるなんてありえないんすよね〜!!!

◇◆◇

庭師(?)の扱いなど、少し不満はあるけど、まぁ面白かったです♪
下ネタが多いので、子供にはオススメできませんが、大人には十分オススメできるコメディっすね(°∀°)b

個人的満足度 74点! オススメ度 75点!

一見コメディなのに、深いなあ

投稿日

2012/01/07

レビュアー

ykk1976

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ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)のレズビアンカップルが、男女の夫婦と同じように、結婚し、
子どもをふたり(18歳の娘ジョニはミア・ワシコウスカ、15歳の息子レイザーはジョシュ・ハッチャーソン)を授かり、
20年程度の時を経て、子どものひとりはまもなくひとり立ち、二人目も思春期の終わりに差し掛かっています。
本人たちも、夜の性生活に刺激がいるくらいの、ちょっとした倦怠期に突入しています。(すごくリアルに描かれています)

男女の夫婦との違いは、パパとママではなく、ママ二人の夫婦であり、姉弟はそれぞれもママが匿名の精子提供者のもので、
個々妊娠したい異母姉弟。子どもたちは、普通と違うカップルの結びつきに違和感を覚えている節も見え隠れするものの、
郊外に住むありふれたファミリーに見えます。

監督したリサ・チョロデンコは、脚本も担当しており、本人もレズビアン。レズビアンに対して、実にストレートな描き方をしています。
ゲイカップルの家庭を描くという、描き様によってはセンセーショナルに見せることもできそうですが、
(見る側のわたしは、冒頭アネットとジュリアンのキスやベッドシーンに違和感がありました)
一風変わった個性のあるけれど、ありふれた家庭として描いています。
子どもたちも、ママふたりの家庭という偏見にさらされながらも、愛ある家庭に育ったまっすぐさを感じさせます。

だから、見ているこちら側もだんだん「ゲイカップル」という偏見が徐々に抜けていきます。
それで、見慣れたころに、生物学上の父ポール(マーク・ラファロ)が現れます。
この、ポールが実にいいです。わたしが、マーク・ラファロのファンというのもあるんですが、
映画に唯一存在する(息子レイザーも男だが、まだ未完成)生物学上の「男」というのを、実に顕著に体現しています。
マーク・ラファロは、ハンサムではありませんが、匂い立つような男を感じさせます。18歳の少女の目線でもセクシーを感じさせるくらいです。
中年ですから、肉体の緩みは隠せないものの、いつまでも残る少年っぽさ、自分なりの人生観を語る大口、
子育ては興味ないけど、自分の血のつながりを意識し、身勝手で自分本位の愛情を持ってしまうところ。
実に、男を感じます。女性から見ると、幼稚というひと言につきるけれど、かわいらしくて情を感じさせずにいられない男です。

演技派俳優のマーク・ラファロの力量もあるとは思いますが、そもそものキャラクターの描きこみが見事なんでしょう。
アネットとジュリアン演じるママふたりも、ストーリーのキーを握る子どもふたりも、上っ面ではない中身のある人物なんです。
(考えてみると、子役を含めて、全員かなりの演技派です)
稼ぎ頭のニック(アネット)と生物学上の父ポールが父権を争うところなんて、男女の性差も見え隠れしていて、いいです。
さもありなんだな〜と妙に納得してしまいました。

軽いタッチで描かれつつも、ホームドラマとしては、なかなかの作品です。
家族とは、親子とは、夫婦とはなど、見た人に問いかけもしてきます。
子どもって、親の愛情があれば、家族のかたちはどうであれ、まっすぐ育つんだなと少しうれしくも、
親の手から離れていくもんなんだなとしみじみしました。

マーク・ラファロは、割を食った役柄ですが、やっぱりステキ。惚れ直しました。

Nice to meet you !!!

投稿日

2011/12/07

レビュアー

パンケーキレンズ

なんだかとっても好印象♪

レズビアンの両親
きっと、いろんな壁や障害がこれまでたくさんあったはず
彼女たちの親の反応、職場での境遇
子供たちの学校での立場・・・
そんないろんな考えられる問題事が、ここでは全く潔いほど語られない
素直な子供たち
真っ直ぐに見据えた性
キレイな暮らし
なんでもなかったように普通に暮らすこの家族を見てると
逆に、いくつもの壁を乗り越えてきた彼女たちの絆を垣間見える
過去よりも、これからの事
一歩踏み込んだ、同性愛の描き方に、なんだかとても好印象でした♪

そして、野性化したジュリアン・ムーアにちょっと笑いそうになったり・・・w

それでも
旅立つ娘と抱き合う両親
自然と目頭が熱くなったのは
やっぱり、誰にも引き裂けない固い絆が、確かにそこにあったからで・・・

そんな家族の原点でもある男性(マーク・ラファロ)なんて、結局はあんな扱いなんですけど(汗)
彼のキャラが憎めないから、この物語は成立してる!
そして、結果として、彼のおかげでまた一つ絆が増えた家族♪
まっ、いろいろあったけど、「Nice to meet you」な経験だったと言ってあげたら
彼もちょっとは救われるかなw
あっ、傷つくだけか・・・(笑)

生きていく私たち

投稿日

2011/12/03

レビュアー

ポッシュ

 レズビアンカップルが子供2人とフツーに家庭生活を送っているところに、精子提供者たる父親が現れる、というちょっと風変わりな設定のドラマですが、人間ドラマとしてなかなか良く出来ていたと思います。
 
 監督さん自身がレズビアンということなのでフムフムなるほどと思ったのは、なにしろやたらと考えを口に出して表明するんですね、この人たち。家族のこと、自分のこと、今の問題は?それに対してどうする?って、明確に言葉にしてメンバーと共有するのが大事なんだって感じ。普通なら心にしまっておくとか、敢えて言わないとか、特に日本人なら「言わなくても分かるでしょ」的なところが多分にあるけど、ここに出てくる人たち、特にママ2人は何でも話す。何でもあからさまにしようとするし、白黒つけたがる。こういう剥き出しの生き方って痛々しくて大変だなぁ〜と、薄ぼんやり生きてるニッポン人の私は思ってしまうのですよ。

 きっとアメリカでゲイとして生きていくって、こういう厳しさと勇気と覚悟が必要なんだろうなぁって、ちょっと恐れ入ってしまった。社会学なんかでよく言われるけど、日本では家族って「血は水よりも濃い」でその絆は疑いようもないんだけど、アメリカみたいな個人主義の社会ではもっと意志的な繋がりであって、結婚は一つの契約関係ぐらいの意識なんだと。それがゲイであれば尚更、意志と努力で築き上げるものなんだろな〜と想像できる。なにしろヒトという動物の常識的な生態からは少々逸脱した家族形態な訳だから。なので、当たり前ではない事を当り前にやっていくためにはいちいち言葉で確認し合う、意識の上でその都度「契約」を取り交わしていくみたいな作業をしているんだな〜と、感心してしまった。

 そういうのが身に染みついてる監督さんだから、こういうヒリヒリした関係を「当たり前」のようにサラリと描いてしまえるんでしょう。ちっとも楽しい話じゃなくて、マーク・ラファロの扱いなんてヒドイんだけど(苦笑)、人が家庭を築き家族と暮らし、その中で自分自身を生きて行くという“人生”の在り様を真剣に見つめて真摯に描いているという点で、私は良い作品だと思いましたね。面白かったです。

1〜 5件 / 全39件