ラッキー・ガール

人生谷あり山あり泉あり。幸運はどこかに必ず落ちてるものさ、
でも努力しない人に幸運は舞い降りてはこないと思う。
幸運すらも引き寄せることが出来る強い人になろう！

な−んて、小難しいことは考えずにピンクに頑張ってる（なんじゃそりゃ？って感じのフレーズですけどねえ(^_^;)）リンジーの奮闘ぶりを大いに楽しんじゃいましょう！
ドタバタコメディーだけど、ちょっと胸がキュンとなるお話です。お相手役のクリス・パインてハンサムくんではないけれど、
何か雰囲気いいですね。いつも隣にいて安心するタイプ。
リンジーは”フォーチュン・クッキー”から３年しかたっていないのに、随分と大人っぽくなりましたね。
あと、「マクフライ」の音楽がかなりいいです！
総合的にけっこうお勧め！

「２番目のキス」「ウェディング宣言」「幸せのポートレート」とこの作品がプリティピンクシリーズ第５弾なんだそうでして、その中では「ピンクに頑張る女の子」という（訳のわからん）キャッチフレーズにいちばんふさわしい、かわいいお話でした。(個人的には「２番目のキス」の方が断然好きですが。）
主人公がツキまくったり、反対にどん底の不運にみまわれたりする様子がおもしろく、テンポよく進むので楽しめました。
リンジー・ローハン、遅刻常習犯のおさわがせアイドルだけど、今年は「ボビー」、アルトマンの遺作と大作が待機中で、女優開眼の年となりますか？

人生ツキまくり！のようなラッキーガール、アシュリー（リンジー・ローハン）
不幸のどツボにはまったようなアンラッキーボーイ、ジェイク（クリス・パイン）
ジェイクを襲う不幸は、笑いを誘うものから、思わず眉をしかめるものまで種々雑多です。
かたや、アシュリーはスクラッチくじも当たり放題。仕事も、幸運の女神の後押しがあるかのように、すこぶる順調。
そんなアシュリーの企画した仮装パーティーで二人が出会い、キスをした時に運命の逆転が起こります。
もう一度キスをして、ラッキーな人生を取り戻そうと、パーティーの時の相手を捜しますが・・・（何せ、仮装だったので相手の顔が分からない）

女子高生の役が多かったリンジーですが、この作品では23歳のOLを演じています。可愛らしさはそのままに、大人っぽいドレスも着こなして、これから益々演技に幅が出る事でしょう。
ジェイク役のクリス・パインは、最初は全然イケてない、ダサい男。それが、ラッキーボーイになってからの変身は！カッコよく見えてくるから不思議です。
ラブ・コメお決まりのドタバタも、ダメダメな行動も、あまりかたい事は言わずに笑って楽しみましょう。
時にはこんなゆる〜い作品も、日常の潤いになるかも・・です。
作品中のバンド（実在）のコンサートの場面。ファンの子たちの凄まじいブーイングがありますが、これは演技ではないのです。
さて、その裏話は特典映像でどうぞ。

幸運続きのアシュレイ（リンジィ・ローハン）が、不運続きのクリス・パイン（ジェイク）に仮装パーティでキスしたときに、二人の運命は入れ替わる。二人は、どうなる？という設定の典型的なハッピー・コメディです。
誇張しすぎのハッピーぶりと、アンハッピーぶりを見せられて、入れ替わった後の落差で笑わせられるのですが、ちょっとやりすぎて、二人ともアンハッピーな時の姿を見ると気の毒になってきます。
よかったのは、ジェイクと姪の関係。この二人をみていると暖かい気持ちになってきます。そして、感じのいい英国のバンドMcFly。彼らの演奏する曲がよかった。爽やかで清清しい雰囲気を映画にもたらしています。この姪とMcFlyが出てくるシーンは、本当にいい感じで、映画への貢献度が大きいです。
主役二人については、ラストの駅のシーンがよかった。ストーリィとしては並よりも少し下にランクされるのですが、印象的なシーンがあることで、なんとか平均的な出来の作品になっています。

こんなに見終わったあといい気持ちになれる映画は、久しぶり！
しよっぱなから、何をやってもラッキーすぎるアシュリーと、不運続きのジェイクとの対比がとってもユニークです！監督の意向で、「観客から嫌われない俳優」を選んだらしく、確かにラッキーすぎる彼女ですが、厭味がありませんね〜。キスがきっかけで、二人の運気が入れ代わってからのハチャメチャな展開は痛快でかなり笑えます！
運が向いてきたジェイクとアシュリーが、偶然出会い、お互いに自然に惹かれあっていきますが、キスによって幸運を逃した相手がジェイクと知ったアシュリーは再びキスを・・・！
その途端、運気がまた入れ代わった二人ですが、自分の幸運によって相手だけでなく、友人その他の人間全てが不幸にみまわれるのを知った彼女はとんでもない行動にでます・・！
「あなたの様な人が幸運をもっていた方が有意義だ！」と自己犠牲という形の愛に目覚めていく所は感情移入できて素晴らしかった〜！お互いに自己犠牲の愛の持ち主でラストの演出の一ひねりは厭味がなく、とっても幸せな気持ちにさせてくれます！お薦め！