「ハウルの動く城」 の解説・あらすじ・ストーリー
魔法と科学が混在する世界のとある国。愛国主義が全盛を誇り、いよいよ戦争が目前に迫っていた。父の遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィーは、ある日町で美貌の青年と出会う。彼こそは人々が怖れる悪名高い魔法使いハウルだったのだが、ソフィーは彼の優しさに心奪われる。だがその夜、彼女は荒地の魔女に呪いをかけられ90歳の老婆にされてしまうのだった。本当のことが言えずに家を出たソフィーは、人里離れた荒地をさまよい、やがてハウルが暮らす動く大きな城に潜り込み、住み込みの家政婦として働き始めるのだった…。
「ハウルの動く城」 の作品情報
製作年: | 2004年 |
---|---|
製作国: | 日本 |
原題: | HOWL’S MOVING CASTLE |
受賞記録: |
2004年 ヴェネチア国際映画祭 オゼッラ・ドゥオロ賞
2005年 NY批評家協会賞 アニメーション賞 2005年 LA批評家協会賞 音楽賞 |
「ハウルの動く城」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日本語・英語・フランス語 | 1:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/日本語 2:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/英語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
VWDG8076 | 2005年11月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
44枚 | 73人 | 34人 |
収録時間:
119分
字幕:
日本語・英語・フランス語
音声:
1:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/日本語
2:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/英語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
レイティング:
記番:
VWDG8076
レンタル開始日:
2005年11月16日
在庫枚数
44枚
1位登録者:
73人
2位登録者:
34人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日本語 | 1:リニアPCM/ステレオ/日本語 2:DTS-HD Master Audio/6.1chサラウンド/日本語/(ロスレス) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
VWBG1288 | 2011年11月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
7枚 | 57人 | 17人 |
収録時間:
119分
字幕:
日本語
音声:
1:リニアPCM/ステレオ/日本語
2:DTS-HD Master Audio/6.1chサラウンド/日本語/(ロスレス)
レイティング:
記番:
VWBG1288
レンタル開始日:
2011年11月16日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
57人
2位登録者:
17人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日本語・英語・フランス語 | 1:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/日本語 2:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/英語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
VWDG8076 | 2005年11月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
44枚 | 73人 | 34人 |
収録時間:
119分
字幕:
日本語・英語・フランス語
音声:
1:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/日本語
2:ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX/英語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
レイティング:
記番:
VWDG8076
レンタル開始日:
2005年11月16日
在庫枚数
44枚
1位登録者:
73人
2位登録者:
34人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日本語 | 1:リニアPCM/ステレオ/日本語 2:DTS-HD Master Audio/6.1chサラウンド/日本語/(ロスレス) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
VWBG1288 | 2011年11月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
7枚 | 57人 | 17人 |
収録時間:
119分
字幕:
日本語
音声:
1:リニアPCM/ステレオ/日本語
2:DTS-HD Master Audio/6.1chサラウンド/日本語/(ロスレス)
レイティング:
記番:
VWBG1288
レンタル開始日:
2011年11月16日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
57人
2位登録者:
17人
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
宮崎作品の中で一番のお気に入りになったかも?とにかくおもしろい!
僕はこの作品を劇場で見ることが出来なかったのでDVDが出るのを楽しみにしていた。やっぱり宮崎作品は期待を裏切らない。見ても絶対に損はしないさせない作品を必ず創り上げるのが宮崎作品だが今作もその通りの作品に仕上がっている。僕が見た宮崎作品の中で一番好きな作品になったかもしれない。最初から終わりまで「どうなっちゃうの?」というワクワク感が途切れない作品になっていた。こんな楽しい作品は久しぶりだ。
声優のキャスティングも最高だった。宮崎作品ではお馴染みの方々ばかりが集結したような顔ぶれ。キムタクがハウル役をする事で大変話題になり、かなりヘタクソだったというガセネタまで流れる程だった。でもこの作品を見る限りそんな噂は間違いだと言うことがハッキリわかるほどイメージがピッタリはまっていたように思う。荒地の魔女役の美輪明宏、ソフィー役の倍賞千恵子、カルシファー役の我修院達也、マルクル役の神木隆之介、サリマン役の加藤治子と今までの宮崎作品に出演された方々を中心にキャスティングされている。楽しかったのはソフィー役の倍賞さんの演技だった。ソフィーの年齢が18〜90歳と非常に幅のある役所を見事に演じていたと思う。18と90の違いが手に取るようにわかってとても楽しかったし、さすがベテラン女優だと思った。またマルクル役の神木君は「千と千尋〜」の坊以来の出演だが通常の映画やドラマでの演技通りさすが天才子役って感じだった。変なジジィに変装した時のマルクルはとてもかわいく楽しかった。カルシファーのようなキャラは我修院しかできないかも(笑)。今回は出番も多く彼自身も嬉しかったのではないだろうか(笑)。美輪さんに関しては何も言う必要はないだろう・・あの妖艶さ、多種にわたる声の使い分けどれも完璧だった。
ストーリーは宮崎作品では初めて?のピュアなラブストーリーになっている。ソフィーとハウルの恋物語なのだ。でもソフィーは荒地の魔女の魔法で婆さんにされてしまう。それでもラブストーリーなのだ(笑)。若くなったり年取ったりと忙しいソフィーだがそれだけにワクワク感がなくならず楽しかった。また恋物語だけでなくその中に反戦メッセージを軽く盛り込んでいる当たりには宮崎作品としてのオリジナルさを感じることが出来た。この作品に関しては1000字程度では語り尽くせないし楽しく何度でも見たくなる作品だった。
このレビューは気に入りましたか? 25人の会員が気に入ったと投稿しています
「天空の城」や「トトロ」は越えられないなぁ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
劇場で鑑賞できず、DVD発売と同時に購入したものの、観ないまま放置してありました。娘は何度か観ていて、日曜日に
「これ、もう1回観たい」
というので一緒に鑑賞しました。
キャラクターの声が、キムタクと倍賞智恵子というところに違和感を感じて、観ないままになっていたのですが、キムタクは予想外に頑張ってました。感情の起伏のない、ぶっきらぼうな台詞回しの時は、キムタクとは思えず、
「なかなかいいじゃん。キムタク、声優の方がいいかも」
とか思いました。叫んだり、声を張り上げるとキムタクになっちゃうんですけどね。
予想通り違和感があったのは、ソフィーでした。倍賞千恵子の女優としての演技力は認めますが、声優としての能力はさほどでもないですね。冒頭、18歳のソフィーの口から出るのは、どう贔屓目に聞いても“精一杯元気な声を出しているおばさんの声”です(笑)
原作があって(読んでませんが)それを圧縮したが為に、ちょいとわかりづらい作品になってしまっているようですが、「千と千尋の神隠し」に内包されていたテーマを引き継いでいるのでしょうか。「千と〜」に関して、宮崎監督が、
「今日、言葉は限りなく軽く、どうとでも言えるアブクのようなものと受け取られているが、それは現実がうつろになっている反映にすぎない。言葉は力であることは、今も真実である。力のない空虚な言葉が、無意味にあふれているだけなのだ。
世の中の本質は、今も少しも変わっていない。言葉は意志であり、自分であり、力なのだということを、この映画は説得力を持って訴えるつもりである。」と言っています。
全ては本人の気持ちしだいであり、どういう言葉をしゃべるかだということ。
彼女が鏡を見ていった言葉が、「これじゃオールドミスみたい。」
その後、荒地の魔女が現れ、彼女を老婆にします。
つまり、彼女が老婆になるのも、ある意味では、荒地の魔女の呪いというより、彼女の自己暗示のようなものです。そのような自己暗示が解けたとき、つまり眠っている時や、自分の素直な気持ちが表現できるときには、心も容姿も若くなります。
このことは、『ハウルの動く城』でも、せっかく若返ったソフィーが「私、きれいでもないし、そうじくらいしかできないから・・」と言った途端に老けてしまう描写でも明確にされています。
参照:http://homepage3.nifty.com/mana/miyazaki-haulu-faq
.html
ジブリ作品らしい奥行き感や雰囲気とアニメーションのクォリティの高さは相変わらずです。
場面場面の面白さという刹那的なものはありますが、全体としての構成には疑問の方が先に立ちます。近年、ジブリ作品の満足度は新作ごとにダウンしていて、ちょっと悲しい気がしていました。観るに耐えないと言うほどではありませんし、大人向けに作られたファンタジーとしては、かなりのもの(子供でも楽しめます。現に6才の娘は面白いと言います)だとは思います。ただ、「90歳女性と若者の恋」だなんて、面白そうなテーマの原作を選んだ割には、散漫になっていて、予想を裏切られたという印象です。
このレビューは気に入りましたか? 23人の会員が気に入ったと投稿しています
基本的に原作のあるものは。
ジブリ作品では原作のあるものとないもので大別される
ような気がする。
特に外国の原作は難しいのではないだろうか。
ある意味、外国ものの原作をここまで仕上げるのだから
流石といえば、流石。
ただジブリ作品、宮崎作品としてはラピュタやナウシカ、
もののけ姫があまりに良すぎるからなぁ。
それを越すためには原作から手がけないとだめでしょうね。
ちなみに「ゲド戦記」も同じ印象でしたね。
このレビューは気に入りましたか? 15人の会員が気に入ったと投稿しています
心温まる作品
悲しい切ない部分もありますが、
ロマンチックで素敵な作品でした。
細かい部分も上手く表現できているし
ソフィやハウルの感情が伝わってきました。
戦争に参加していたハウルが
大切な心「愛」を見つけ
変わっていく様子、
「愛」て大切なんだなぁ
人を思いやる事って
また思ってくれる人がいるって
大事な事なんだなぁて
改めて思わせられます。
これは子供向けではなく
どちらかというと大人向けの作品だと
思います。
このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています
90歳になっても恋愛します、絶対に!
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
宣誓!ワタクシは90歳になってもステキな恋愛をすることを誓います。
この作品も、宮崎ワールド炸裂の映画でしたね。宮崎駿監督って、「反戦」や「環境問題」の描写をちょこちょこっとくすぐる程度に盛り込んでくれているところがいいんですよね。しかしながら、監督が発信するメッセージがあまりにも露骨過ぎるとエンターテイメントとしても成立しませんし、子供から大人まで年齢の隔たり無しに愛されることも無いと思うんです。「ほ〜〜ら、考えてみろよ」っていう感じで強要されて凄く嫌な気持ちになるんです。でも、宮崎監督はその部分をサラリと描いてしまう。なのに、考えさせられてしまう。これ、宮崎監督の凄腕を感じます。世界の宮崎の理由の1つかな?さらに、宮崎監督の特徴って、画の美しさもありますが、キャラクターの魅力もあると思うんです。ここではカブとヒンのように…。印象に残るんですよね。なぜか…。なので、この作品も宮崎監督の持ち味が生かされた面白い作品だと思います。
で、この作品で面白かったのは、荒地の魔女の呪いで90歳にされてしまったソフィーが恋をしているところ。お年寄りになると、体も動かなくなったりして、どことなくマイナスのイメージが強いですよね。でも、ここでは、あんなハンサムのハウルに恋をして、そして人生の冒険をしています、彼女。これ、凄くうれしかった。マイナスをプラスに変えて頑張りましょう!このメッセージが十分に伝わってきました。いずれ私達も通る路ですものね、お年寄りになることは…。なんだか勇気付けられました。
と、いうことで、一回観るとハウルがキムタクの声だとわかり、二回観ると賠償さんの声に違和感なくなり、三回観るとお年寄りへの労りを思い、四回観ると誰かを守って生きる大切さを感じる、五回観ると、さて、どんな印象でしようか?飽く事無く何度も観てしまうと思います。
宮崎アニメにはこういった魅力もあるのだと思います。
このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています
ハウルの動く城
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:291件
2005/11/21
僕はこの作品を劇場で見ることが出来なかったのでDVDが出るのを楽しみにしていた。やっぱり宮崎作品は期待を裏切らない。見ても絶対に損はしないさせない作品を必ず創り上げるのが宮崎作品だが今作もその通りの作品に仕上がっている。僕が見た宮崎作品の中で一番好きな作品になったかもしれない。最初から終わりまで「どうなっちゃうの?」というワクワク感が途切れない作品になっていた。こんな楽しい作品は久しぶりだ。
声優のキャスティングも最高だった。宮崎作品ではお馴染みの方々ばかりが集結したような顔ぶれ。キムタクがハウル役をする事で大変話題になり、かなりヘタクソだったというガセネタまで流れる程だった。でもこの作品を見る限りそんな噂は間違いだと言うことがハッキリわかるほどイメージがピッタリはまっていたように思う。荒地の魔女役の美輪明宏、ソフィー役の倍賞千恵子、カルシファー役の我修院達也、マルクル役の神木隆之介、サリマン役の加藤治子と今までの宮崎作品に出演された方々を中心にキャスティングされている。楽しかったのはソフィー役の倍賞さんの演技だった。ソフィーの年齢が18〜90歳と非常に幅のある役所を見事に演じていたと思う。18と90の違いが手に取るようにわかってとても楽しかったし、さすがベテラン女優だと思った。またマルクル役の神木君は「千と千尋〜」の坊以来の出演だが通常の映画やドラマでの演技通りさすが天才子役って感じだった。変なジジィに変装した時のマルクルはとてもかわいく楽しかった。カルシファーのようなキャラは我修院しかできないかも(笑)。今回は出番も多く彼自身も嬉しかったのではないだろうか(笑)。美輪さんに関しては何も言う必要はないだろう・・あの妖艶さ、多種にわたる声の使い分けどれも完璧だった。
ストーリーは宮崎作品では初めて?のピュアなラブストーリーになっている。ソフィーとハウルの恋物語なのだ。でもソフィーは荒地の魔女の魔法で婆さんにされてしまう。それでもラブストーリーなのだ(笑)。若くなったり年取ったりと忙しいソフィーだがそれだけにワクワク感がなくならず楽しかった。また恋物語だけでなくその中に反戦メッセージを軽く盛り込んでいる当たりには宮崎作品としてのオリジナルさを感じることが出来た。この作品に関しては1000字程度では語り尽くせないし楽しく何度でも見たくなる作品だった。
2007/07/04
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
劇場で鑑賞できず、DVD発売と同時に購入したものの、観ないまま放置してありました。娘は何度か観ていて、日曜日に
「これ、もう1回観たい」
というので一緒に鑑賞しました。
キャラクターの声が、キムタクと倍賞智恵子というところに違和感を感じて、観ないままになっていたのですが、キムタクは予想外に頑張ってました。感情の起伏のない、ぶっきらぼうな台詞回しの時は、キムタクとは思えず、
「なかなかいいじゃん。キムタク、声優の方がいいかも」
とか思いました。叫んだり、声を張り上げるとキムタクになっちゃうんですけどね。
予想通り違和感があったのは、ソフィーでした。倍賞千恵子の女優としての演技力は認めますが、声優としての能力はさほどでもないですね。冒頭、18歳のソフィーの口から出るのは、どう贔屓目に聞いても“精一杯元気な声を出しているおばさんの声”です(笑)
原作があって(読んでませんが)それを圧縮したが為に、ちょいとわかりづらい作品になってしまっているようですが、「千と千尋の神隠し」に内包されていたテーマを引き継いでいるのでしょうか。「千と〜」に関して、宮崎監督が、
「今日、言葉は限りなく軽く、どうとでも言えるアブクのようなものと受け取られているが、それは現実がうつろになっている反映にすぎない。言葉は力であることは、今も真実である。力のない空虚な言葉が、無意味にあふれているだけなのだ。
世の中の本質は、今も少しも変わっていない。言葉は意志であり、自分であり、力なのだということを、この映画は説得力を持って訴えるつもりである。」と言っています。
全ては本人の気持ちしだいであり、どういう言葉をしゃべるかだということ。
彼女が鏡を見ていった言葉が、「これじゃオールドミスみたい。」
その後、荒地の魔女が現れ、彼女を老婆にします。
つまり、彼女が老婆になるのも、ある意味では、荒地の魔女の呪いというより、彼女の自己暗示のようなものです。そのような自己暗示が解けたとき、つまり眠っている時や、自分の素直な気持ちが表現できるときには、心も容姿も若くなります。
このことは、『ハウルの動く城』でも、せっかく若返ったソフィーが「私、きれいでもないし、そうじくらいしかできないから・・」と言った途端に老けてしまう描写でも明確にされています。
参照:http://homepage3.nifty.com/mana/miyazaki-haulu-faq
.html
ジブリ作品らしい奥行き感や雰囲気とアニメーションのクォリティの高さは相変わらずです。
場面場面の面白さという刹那的なものはありますが、全体としての構成には疑問の方が先に立ちます。近年、ジブリ作品の満足度は新作ごとにダウンしていて、ちょっと悲しい気がしていました。観るに耐えないと言うほどではありませんし、大人向けに作られたファンタジーとしては、かなりのもの(子供でも楽しめます。現に6才の娘は面白いと言います)だとは思います。ただ、「90歳女性と若者の恋」だなんて、面白そうなテーマの原作を選んだ割には、散漫になっていて、予想を裏切られたという印象です。
2006/09/07
ジブリ作品では原作のあるものとないもので大別される
ような気がする。
特に外国の原作は難しいのではないだろうか。
ある意味、外国ものの原作をここまで仕上げるのだから
流石といえば、流石。
ただジブリ作品、宮崎作品としてはラピュタやナウシカ、
もののけ姫があまりに良すぎるからなぁ。
それを越すためには原作から手がけないとだめでしょうね。
ちなみに「ゲド戦記」も同じ印象でしたね。
2011/01/21
悲しい切ない部分もありますが、
ロマンチックで素敵な作品でした。
細かい部分も上手く表現できているし
ソフィやハウルの感情が伝わってきました。
戦争に参加していたハウルが
大切な心「愛」を見つけ
変わっていく様子、
「愛」て大切なんだなぁ
人を思いやる事って
また思ってくれる人がいるって
大事な事なんだなぁて
改めて思わせられます。
これは子供向けではなく
どちらかというと大人向けの作品だと
思います。
2005/12/22
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
宣誓!ワタクシは90歳になってもステキな恋愛をすることを誓います。
この作品も、宮崎ワールド炸裂の映画でしたね。宮崎駿監督って、「反戦」や「環境問題」の描写をちょこちょこっとくすぐる程度に盛り込んでくれているところがいいんですよね。しかしながら、監督が発信するメッセージがあまりにも露骨過ぎるとエンターテイメントとしても成立しませんし、子供から大人まで年齢の隔たり無しに愛されることも無いと思うんです。「ほ〜〜ら、考えてみろよ」っていう感じで強要されて凄く嫌な気持ちになるんです。でも、宮崎監督はその部分をサラリと描いてしまう。なのに、考えさせられてしまう。これ、宮崎監督の凄腕を感じます。世界の宮崎の理由の1つかな?さらに、宮崎監督の特徴って、画の美しさもありますが、キャラクターの魅力もあると思うんです。ここではカブとヒンのように…。印象に残るんですよね。なぜか…。なので、この作品も宮崎監督の持ち味が生かされた面白い作品だと思います。
で、この作品で面白かったのは、荒地の魔女の呪いで90歳にされてしまったソフィーが恋をしているところ。お年寄りになると、体も動かなくなったりして、どことなくマイナスのイメージが強いですよね。でも、ここでは、あんなハンサムのハウルに恋をして、そして人生の冒険をしています、彼女。これ、凄くうれしかった。マイナスをプラスに変えて頑張りましょう!このメッセージが十分に伝わってきました。いずれ私達も通る路ですものね、お年寄りになることは…。なんだか勇気付けられました。
と、いうことで、一回観るとハウルがキムタクの声だとわかり、二回観ると賠償さんの声に違和感なくなり、三回観るとお年寄りへの労りを思い、四回観ると誰かを守って生きる大切さを感じる、五回観ると、さて、どんな印象でしようか?飽く事無く何度も観てしまうと思います。
宮崎アニメにはこういった魅力もあるのだと思います。