ミート・ザ・ペアレンツ　２

　前作よりもさらにドタバタ度がパワーアップして、そのうえ名優たちがのびのびと楽しそうに演技しているのも微笑ましい。

　前作でどうにか婚約までこぎつけたグレッグ・フォッカーくん、今度は自分の両親と婚約者パムの両親を実家で会わせて両家の親睦を図ることになったのだが。やっぱりね、ここは当然そうなります。堅物CIA職員だったジャック・バーンズと、いかれたカウンターカルチャー夫婦とでウマが合うわけがない！　グレッグの両親がダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライザンドですから、当然にもユダヤネタでございます。この二人の職業が医者と弁護士というのもあまりにも典型的なユダヤ系インテリなので笑ってしまう。

　グレッグ・フォッカーの本名は「ゲイロード・フォッカー」。よくこんな名前つけたもんだよねぇ。この名前ネタで笑わせる部分とか、最後にパムの元婚約者が登場する場面とか、やっぱり前作を見ておいてほしいところ。

　インテリ夫婦と書いたけれど、フォッカー夫妻は左翼くずれのヒッピー風情、おまけに「医者」のはずのママ・フォッカーは高齢者向けセックスセラピストで、弁護士のはずのパパ・フォッカーはとうの昔に廃業して専業主夫をしているのだ。というようなことはジャックには内緒ね。

　本作では二つの生き方、二つの価値観の対立ががあまりにも戯画的なのでちょっと面白みに欠けるが、どう転んでもどっちが勝つかは目に見えている。なにしろ「60年代はこうして闘ったんだ」というパパ・フォッカーのダイ・イン作戦とか、盗聴はよくないという主張とか、ことごとく左翼ネタが有利に運ぶようにできている。ジャックの権威的権力的強圧的家父長的競争的な生き方は批判と揶揄の対象だ。

　名優は大人だけではありません。赤ちゃんの演技（？）がまたみもの。赤ん坊がらみの場面の撮影は大変だったろうなぁと想像に難くないが、特典映像のNG集を見て意外さに驚いた。NGを連発しているのは赤ん坊がらみの場面よりもロバート・デ・ニーロの「ゲラ」のせいなのだ。常々コメディを真面目に演じる役者は大変だなぁと思っていたが、やっぱり！　デ・ニーロは笑いを堪えながら演技しているのだが、一度笑い始めるともう止まらない。このNG集もかなり笑えるのでお楽しみに。

私はけっこう楽しめましたが、誰でも楽しめるかどうかは疑問ですね。
まず、冒頭の名前ネタなど、前作を観ていなければおもしろくもなんともないギャグが多い。グレッグの両親にダスティン・ホフマン＆バーバラ・ストライザントを持ってきてることからも予想はつくけど、人種ネタが多い。さらに前作より下ネタがふえて、けっこう下品になっています。
でも、こんなおばかな映画をこんな豪華な俳優がやるってところは、ある意味すごいです。
オーエン・ウィルソンもちゃんと登場しますので、最後までみてね！

1での皆さんの評価はあまり良く無く、結構借りるのも
「どうしようかな〜」と思いましたが、ロバートデニーロのコメディーなので私は楽しめました。

2は、1を遥かに上回る面白さ！

ダスティンホフマンvsロバートデニーロなんて凄いじゃないですか!!!

ダスティンホフマンが主人公ベンの父親役なんですが、この両親が尋常じゃ無いほどエロ面白い！
私はこの家族の輪に入りたい！って言うかベンの妹として産まれたかった！
（あ、これ、実話じゃないか・・・ｗ）

個人的にはベンのお母さんのキャラが一番好きです〜♪

こんなお母さんなら何でも話せて凄く的確なアドバイスをしてくれそう♪

しかし・・・ベンは誰に似たんだろう？？？？？


あの赤ちゃんのこれまた可愛いこと♪
手話？暗号？あれも凄いですよね！


エンドロールの時の隠しカメラ！面白いよね＾−＾
ベンは今回見抜いた！凄い♪



1で面白く無いと思った方！2は面白いですよ！


3もあると良いな〜〜〜♪

今回はキャストが凄い！これだけで笑えます。その理由は少し置いといて花嫁の父（ロバート・デ・ニーロ）に加えて花婿の父になんとダスティン・ホフマン！しかもぶっ飛びのキャラクターでハジけまクリスティー！もうホフマンがイラっとするのに憎めないキャラで凄く楽しいよ。しかも遊び心で偶然チャンネルをかえたＴＶにアル・パチーノがでてる！憎い演出だね。で、陽気過ぎるホフマンｖｓ憎たらしいデ・ニーロの対決がみれるんだから贅沢。プラス、ミスター悲劇・ベン・スティラーの不幸っぷりが加わるんだからおもしろくないハズがない。今回はさらに花婿の母にバーブラ・ストライサンドがでてるよ。これだけでおもしろくない？ゲイロード・フォッカー（ベン）の母親がバーブラよ！サイコー。
なんでサイコーかわからないって？それはね・・・
バーブラは歌手でもあるんだけどゲイに圧倒的に人気がある。もういうならゲイの女神でもある。そんなバーブラがこの映画でゲイロードの母なんて笑っちゃうじゃないですか！

中身はおかしくもイタイタしいベン得意の笑いのオンパレードなので前作同様楽しく観れるよ。観たことない人は１.２と連続で観てほしいね。

ベン・スティラーは、わたしは大好きなコメディ俳優のひとりです、アメリカでは大人気ですが、日本では、好きか嫌いか両極端といった感じです。

この映画、絶対おもしろいので、ぜひベン・スティラーが嫌いでも、いや、嫌いな人こそ観て欲しいです。
だって、ロバート・デニーロ、ダスティ・ホフマン、
バーバラ・ストライサンドとベン・スティラーで、
下ネタ満載のコメディするんですよ。
普通に考えたら、ありえないメンバーです。

もちろん、前作のファンの方にも大満足です。
わたしは、このシリーズでは２が好きです。
前作のおもしろいところを、さらにほじくって笑えます。

ブライス・ダナーという、グウィネス・パルトロウの母も前作から出ていますが、おばちゃんなのに、かわいくてとってもいいです。