エクソシスト祓魔師

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「もっとあなたの知らない世界」の鈴木聖奈繋がりでチョイス。
鈴木聖奈とＳＦＸで支えてるといっても過言じゃない１本。

真面目だし、やりたいこともわかるし、元作をそれなりに意識してるし、役者さんも皆体張ってるし、中でも鈴木聖奈の張り方は尋常じゃないし、つまりは夜中にかかってる大人向け特撮モノとかみたいな気持ちで見れば、何でも許せちゃうかーみたいな。いろいろ書くけどアタシは嫌いじゃないなーｗ
だけど、ほんとこれ見るとフリードキンの「エクソシスト」って、神作品だったんだなぁと改めてしみじみしちゃったり。

ＣＧとか特殊メイクや音声は、ハイレベルだしセンスもいいです。初めて神父が彼女の家を訪れた時、振り返るシーンもいい画に仕上がってるし、十字架から車の爆破シーンとかタイミングも非常にイケてると思います。

でも、イマドキのしかも無神論者だらけのニッポンで、悪魔だなんだ言ってもせいぜいがゲームの敵キャラの１匹に過ぎないんだろうなぁとここでもまた遠い目に。
何で今、あえて邦画でエクソシストなのかなぁ。狐憑きとかじゃ駄目なの？＾＾；
少なくともアタシは、娘があんなんなっちゃったとしても、八方手を尽くしてやれることみんなやっても、それでも通りすがりのリーマン風の自称牧師に格安名刺渡されただけじゃ、信じないし、家にも上げない＾＾；

カラス神父がリーガンの悪魔祓いをしようと決意するには経過があり、理由があった。
また、女優でハイソでその上バリバリ無神論者のリーガンの母親が、それでもカラス神父にすがったのにも理由があった。
双方ゆるぎない、しかも文字通り命がけになるという予感とともに。
緑の＊ロとか、首が廻るとか、「エクソシスト」のキモはそこじゃない、その理由こそがキモなのに。
同じ１本の映画なのに、どうしてかたやではまったくそれをスルーしたままで成り立っちゃうんだろう。

いやつい熱くなっちまってごめん、タイトルから直結しやすいけど、狙ってたのはもしかして「コンスタンティン」路線だったかも。悪霊退散シーンとか丸パクリだし。それでも謝れと言いたい＾＾；あちらは娯楽作品ではあるけど、設定骨子には手抜きが無いわけだから。

ちなみにラストの展開はありえないからｗ
資料一つ調べるにしても、マンガやゲームの手垢にまみれたアリものキャラをはめるだけじゃなく、図書館行くとか、せめてゲーム系じゃないモノホンのオカルトオタに聞くとか・・・出来ないか、そうか。

そこら辺をツッコミ始めると、マジできりが無いので、最後に一言だけ。
本作を支えてるのは鈴木聖奈に尽きます。
ぼろぼろの体で、まだ小学生なのに頼まれもしてないのに古い台所で米とぐ妹の後姿に「・・・ミズ、ごめんね。」って言う聖奈にはぐっと来る。
聖奈ファンは言わずもがな、この子は伸びる子だよ。要チェック。

首が１８０度回りますか？

なんか、学生の作った同好会の作品みたい。
まあ頑張っている様子は分かる。

低予算の映画だと思うのですが　それなりに楽しめた良い作品だと思います。ＣＧ？特殊メイクのところもあり　良い方に予想を裏切られました。満足できる作品です。