イディオッツ

イディオッツの画像・ジャケット写真
イディオッツ / ボディル・ヨルゲンセン
全体の平均評価点:
(5点満点)

11

  • DVD
ジャンル:

「イディオッツ」 の解説・あらすじ・ストーリー

「奇跡の海」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督作品。本作は、すべてロケのみで行われ、カメラは手持ち、人工的な照明は禁止といった条件で撮影する“ドグマ95”という映画監督集団による実験的プロジェクトの第2弾作品として作られた。カレンは立ち寄ったレストランで奇妙な一団と出会う。口からよだれを垂らし、訳のわからない事を叫ぶ人々。レストランから追い出されそうになる彼らをかばうカレンだが、これはすべて白痴を真似たデモンストレーションだった……。

「イディオッツ」 の作品情報

製作年: 1998年
製作国: デンマーク
原題: THE IDIOTS

「イディオッツ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

イディオッツの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
117分 日本語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/デンマーク
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-15 KIBR1197 2011年09月07日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
14枚 1人 1人

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ユーザーレビュー:11件

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1〜 5件 / 全11件

監督の意図した通りに、監督の手を離れて完成したアンサンブル映画ネタバレ

投稿日:2011/09/15 レビュアー:KASPAR

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「アンチクライスト」があまりにも素晴しかったし、
ドグマ95創始者の1人でも有るトマス・ヴィンターベアの「光のほうへ」も素晴しかったので、
かなり忠実にドグマ95のルールを守ったというトリアー作品の「イディオッツ」を観ました♪

うん、素晴しいですね、これは!

表面的にはかなり悪趣味な題材を扱っただけの映画なんすけど、
映画の元々持つ特徴を生かした、なかなか深くて、面白い(興味深い)、素晴しい作品やと思います!

◇◆◇

かなり強烈なアクの強い設定を据えて、彼らを中心とした視点(一方向)で物語を進めることで、
強く反対方向からの視線が生まれるように計算されてるのが、さすが変態トリアーっすね。

映画を一方向から映し出せば、同時に反対側からも見つめられる(反対側も映し出される)のは当然のことなのです。
強く押し出せば押し出すほど、反対側からも強く押し返されるので、この映画のように出来る限り強く押さなければならないんすね。
(特にこの映画の場合は、強烈な設定なので、思考や思想も強くないと成立しないしね)

様々な登場人物が、時には1人で、時には複数で、この問題(テーマ)にぶつかって行く。
映し出される様々な考え方が、それに対抗する様々な考え方を生み、物語を複雑にし、繊細なものにしていく。

悪趣味なだけの単純な設定が、複雑で繊細な考え方を生み出していく。

さらには、変態トリアー監督は、過剰なルール(ドグマ95)に沿って撮ることをスタッフにも強要することで、
この映画の製作にかかわる全ての人が、新しい試みを生み出そうとするように仕向け、そこからはみ出そうとする力を意図的に作り出してるんすね。

この映画は、監督の意図した通りに、監督の手を離れ、この映画の製作に携わった全ての人々のアンサンブル映画として完成してるんすね。

かなり、独特なアプローチの映画の作り方で、様々な人々も考え方が内包してるので、
意味が解らないとか、
モラルの箍が外れてるとか、
バランスが悪いとか、
批判を生むのは間違いないけど、その批判こそがまた、このアンサンブル映画の一部となるんすね((φ(・д・。)

うん、何書いてるのかよくわかりませんが、ま、そういうことですヽ( ´ ▽ `)ノ←オイ

【ここからストーリーのネタバレ(妄想)します】

あくまで個人的な考えですが、描かれていない部分についての妄想をどうしても書きたいので書きます。

カレンは、最初のレストランで食事をした後、自殺するつもりやったような気がする。
人生に絶望したカレンは、憧れのレストランで食事をするというささやかな夢を叶えて、自殺するつもりやったんではないやろか?
お金が無いからハムやチーズをトッピングすることすら出来ないサラダを食べた後、彼女は自殺するつもりやったのでは・・・

インタビューシーンで、彼女が出てこないのは、最後に、家族の前で、あの姿を見せた後、彼女は命を絶ったとうことなのかもしれない。
そして、ストファーもインタビューシーンに出てこないということを考えると・・・

◇◆◇

これも、素晴しかったですね♪
決してオススメできるような作品では無いですが、個人的にはかなり好きな作品です。

トリアー監督作品やドグマ作品を観直していこうかな?
今観れば、昔はそんなに好きじゃなかった「奇跡の海」も好きになるかも・・・

個人的満足度 81点! オススメ度 65点!

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不快感を超えた何かネタバレ

投稿日:2011/08/09 レビュアー:パープルローズ

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2,3年前に観たときのメモを元に。

ラース・フォン・トリアーの映画には確信犯的に仕掛けられた不快さがありますが、その不快さを超えたところに何かがあるように思います。

この映画の冒頭のレストランのシーンも本当に不快です。
静かに食事をしていたグループの中の、知的障害者だと思われるひとりの男が騒ぎはじめる。
彼は近くのテーブルにすわっていたカレンのところにやってきて、カレンの手をとって離さなくなる。
カレンは親切心から、その男性を車までエスコートすることを申し出るのだが、一緒に乗り込んだ車の中でその男性は知的障害者などではなく、食事代をうかせるための芝居だったことが判明。唖然としてしまいます。

ところが、カレンはこの不思議な集団に心ひかれ、行動を共にするようになり、そしてついには「ここにいると幸せ」と言うようになりますが、それと同時に私が感じていた不快感や嫌悪感は薄らいでゆきました。

健常者でありながら知的障害者のように振舞う。それは生きてゆく上のさまざまな制約を取り払い、何も隠さずありのままをさらけ出すことなんですね。
また自分の中の愚かさを隠して生きなければいけない世界は、なんと窮屈なのでしょう。

訳知り顔の世間の人々が、障害者を演じる彼らに向ける目にも考えさせられます。

ラスト近くの乱交シーンはふたたび唖然としてしまいましたが、その後明らかになるカレンの過去と行動、そしてそのカレンの手を仲間がとるシーンは魅力的でした。

この作品にしても、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「奇跡の海」にしても、不快感や嫌悪感だけではない何かがあるから、観てしまうんでしょうね。気分が落ち込むので、何度も繰り返しは観たくないし、「アンチクライスト」は痛すぎて私はだめでしたけど。

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誤った自己解放ネタバレ

投稿日:2012/04/27 レビュアー:みなみ

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作品自体はドキュメンタリー風でわかりやすいけど、
出てくる人たちは何考えてるんだかわかりませんね。障害者のふりをして同情を引いたり
外食代を踏み倒そうとするのだから、非常識も甚だしい。
たまたま、レストランでこの集団に出会った中年女性、カレンは、そのままここに入る。
アホな日常が続き、時々ちょっと波風が立ったり、メンバーの家族が迎えに来たり
淡々とした映像が続く…。

監督のインタビュー等を見ないで書いているので、監督の狙いが何なのか、想像もつかないけど、
私はこんなアホなことにハマる人たちは、家庭で孤独だったり、理解されていなかったり
充実していない日々を送っていたのだろうと思う。
カレンもそうだった。そこに逃げ込むしかないのだ。
その状況は悲しいことだけど、やはり間違っている。
こんな集団は実際にいるはずもないので、これは危険な新興宗教団体の風刺なのかなと思う。
間違った仲間意識。実際は弱い者が傷をなめあっているだけ。
それが増長していくのは怖い。これは誤った自己解放のやり方なのだ。

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ラースと愚か者たち

投稿日:2011/12/18 レビュアー:ひろぼう

自らが発案に関わった「ドグマ95」スタイルで制作された本作は、忠実にその戒律を守ってはいないそうだが、かなりそれを意識しているようで、手持ちカメラは揺れるは照明が使えないので暗かったり逆に明る過ぎたりで見づらいことこの上ない。ストーリーもまた然りで、知的障害者を装い小銭を稼いだり中産階級の優越感をからかったりする集団の、それぞれの葛藤を描く内容となっている。
気になってラースの生い立ちを調べてみたら、本作は、彼が親から受けた教育や出生の秘密が大きく関与しているのだと思わされた。
先に書いた通り知的障害者を装う集団の目的は、働かずして食を得ることと偽善者ぶった中産階級の優越感をくじくことにある。冒頭のレストランの一件がまさしくそうで、ただ飯にありつくことと良識人とされる人たちを小ばかにすることを同時に成し得ている。その後もこの集団は、「普通」とされる人たちにちょっかいを出し続け、彼らが、社会的弱者または不適合者とされる人たちに向ける冷ややかな視線をあからさまにして笑い飛ばそうとする。時にその集団の行動は自らの自尊心を貶めるようで、集団のリーダーとされる男の激昂を招いたりもする。
見始めた当初から感じていた居心地の悪さが知的障害者をダシにすることなのだと思っていたら、徐々に物語はラースが語りたいことへと微妙に筋を変えていくように感じた。それは、ラースが語りたかったのは知的障害者を装わねば生きていけない弱い健常者の生き様だったからなのだと思う。涎を垂らし食べ物をこぼし奇声を発する大人の姿は、体の大きさを気にしなければ幼児そのまま。生きづらいこの世を知的障害者のふりをして、普通の人たちから保護を受けて生き抜こうとする弱い人たちの生き様を描こうとしたのだと感じたのだった。体も頭脳も大人で心は子供の人たちは、知的障害者と認知されることもなく、心が折れて弱っていくしかない。その実情を、ラースは自らの体験に重ねたのではと思わされたのだった。社会に馴染めない人を真似ざるを得ない人たちの苦しみを、愚か者として皮肉るラースの鬱屈した精神が、「ドグマ95」のありのままのスタイルであからさまに描写された作品ではないだろうか。
何かとショッキングで低俗性に富んだ描写が話題として持ち出されるラースだが、実は心根が弱く、こういった作品を作り続けるのは誰かに助けを求めているのではと勘ぐってしまうのだった。
それはあまりに直情的で愚か過ぎていて、他の何かに例えればスサンネ・ビアのように詩的になったのではと思うのだった。★3+

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これは・・・

投稿日:2011/11/17 レビュアー:ロンリー火真西

いつも斬新なテーマを観客につきつけるトリアー監督作品ですが、残念なことに本作品をしっかり掴むことができませんでした

イディオッツ(愚か者)障害者を演じながら、旅を続ける一団
それに対する健常者の反応
いや、それがテーマではない・・・

通常の日常を離れて、愚か者を演じ愚か者になりきって、社会を少し離れて見ながらの生活を送る集団

おもしろいテーマを持った、いい映画だと思うんですが・・・
う〜ん、やっぱりふんわりとしか掴めなかったorz

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