ボーイズ・ドント・クライ

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ボーイズ・ドント・クライ / ヒラリー・スワンク

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「ボーイズ・ドント・クライ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

1993年、ネブラスカ州リンカーン。20歳になるブランドンは少年の格好をし、町に出かける用意をしていた。従兄でゲイのロニーは“フォールズ・シティの連中はオカマを殺す”と警告するが……。ブランドンはフォールズ・シティへと向い、地元のバーでラナと出会い恋に落ちる。しかし、ある事件がもとでブランドンの“秘密”が明るみになったとき悲劇が始まった……。実際に起こった事件を基に映画化。ヒラリー・スワンクが性同一性障害の主人公を演じてアカデミー主演女優賞を受賞。 JAN:4988142428585

「ボーイズ・ドント・クライ」 の作品情報

作品情報

製作年: 1999年
原題: BOYS DON’T CRY
受賞記録: 1999年 アカデミー賞 主演女優賞
1999年 ゴールデン・グローブ 女優賞(ドラマ)
1999年 NY批評家協会賞 女優賞
1999年 LA批評家協会賞 女優賞

「ボーイズ・ドント・クライ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全92件

★★★★★ 事実から目をそむけるな ネタバレ

投稿日:2006/11/27 レビュアー:ガラリーナ

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この作品の悲劇は、映画のタイトルである「ボーイズ・ドント・クライ」に象徴されている。男の子は泣かない。男たるもの泣いちゃいけない。そういう社会的な通念、男らしさ、女らしさという世間のイメージにがんじがらめになったばかりに起きた、とてつもない不幸を描いている。

何が一番悲しいかって、ブランドン本人がそういうありきたりな固定観念に縛られてしまっていたことだ。体は女性だけど、男として生きる決心をしたブランドンは「男らしくありたい」と願い、少々の無茶をいとわず暴力的な仲間たちとも「男だから」という理由で彼らのやり方に追従しようとする。しかし、悲しいかなそれは間違いだったのだ。ブランドンはブランドンらしく、生きれば良かった。しかし、男として生きると決意したばかりの彼にそんな精神的余裕などなかったのだろう。それほど「男として」生きることに必死だったのだ。

ガールフレンドをブランドンに横取りされたジョンは、怒り狂って報復に出る。彼の怒りの源は「真の男である俺」ではなく「男の振りをした女」にガールフレンドを取られたから。男のプライド、男の存在意義を踏みにじられたからだ。男の沽券なるものを振りかざすことほど見苦しいものはない。男であるというだけで持ってるプライドなんて糞くらえだ。

悲劇的な結末だが、これは実話なのだから仕方ない。この事件について多くの人が知るべきだと思う。それにしても「男性が女性として生きていく」ことももちろんなのだが、「女性が男性として生きていくこと」の生き難さと言うのを今作を通じて非常に痛感した。例えばブランドンのような人がビジネス社会で出世していくという物語がもしあったとしたら、男社会の嫉妬や横やりというのは相当なものがありそうに思える。

男である、というだけで与えられた社会的な地位や信用度に安穏としている人々は、自分たち「男社会」の組織をより強固にし、集団的団結を見せ、その安定が揺れ始めると異分子をつぶしにかかる。ブランドンが女であるとわかった時の、ジョンと仲間たちの行動や心理に似たものは、日本社会でだって、そこかしこで見受けられる。

この不幸な事件から「男らしく生きる」「女らしく生きる」という言葉がどんな影響を与えるのか、どんな概念を生み出すのか、じっくり考えて見る必要があると思う。

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病気ではなく障害です ネタバレ

投稿日:2006/10/18 レビュアー:Pec

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タイトルがガールズ・ドント・クライではなくボーイズ・ドント・クライであるところがメッセージ性強くて良い。

とにかく辛いキツイ映画です。救いは何もありません。でもいい映画です。見たいかもと思ってここを読んでいる方にならすべての人に見てもらいたい。そして良かったという意見でも悪かったという意見でもどちらでもレビューを書いて欲しい。

私は公開時にわざわざ都内まで足を運んで、単館上映だったこの映画を女友達と二人で見てきました。見終わったあと、ロビーで泣いてる女の子や女の人達がちらほらいた。(私も泣いたが)

見ておかなきゃと思ったので見に行ったのですが(この事件は、レズビアンや性同一性障害の人には色々な意味で有名です)、予想以上に重くてキツくて、「二回見れるくらいの時間で見に行こうか」と約束して出かけたのにもかかわらず、見たあと辛すぎて即劇場から逃げ出しました。その後DVDが出た後即購入したのですが、パッケージのフィルムを開けられたのは一年位前で、その後もDVD自体を見られないでいました。レビュー書いてみようと思って、書く前に見直そうと思ったのですが勇気が出なくて見れていません。なので、一度しか見ていない上で(しかも公開時の記憶なのでだいぶ薄れていたり強調されていたりしている可能性アリ)書かれている文章なのをお断りしておきます。


ヘテロセクシャル(ノーマル・ストレート)の方にはしばしば混同されますが、トランスジェンダー(以下TGと表記)とレズビアンはまったく別物であるケースが多いです。オナベと言った方がもっと判りやすいと思いますが、オナベを毛嫌いするレズビアンは意外に多いのです。

レズビアンはフェミニストに迫害され、TGはレズビアンに迫害されるという図式が実はあります。

女性として女性を愛する人は、クロスドレッサーなTGの人に恋をすると、一見両思いでもお互い辛い目を見るからというのが大きいのかな。(生理的に嫌って思う人もいるかと思いますが)

性同一性障害に苦しみながら自分の本来の性別に沿って生きようとしている人達は、壮絶な精神的苦痛を伴うリハビリをしている人達だと思う。病気じゃなく傷害なのだということを理解して欲しい。

端から見るととても痛々しい。そこまで無理をしないで、女の身体だって自分は貴女を丸ごと愛しているんだからいいじゃない、という接し方をするのは、たとえば脚を故障して物凄い苦痛を強いられるリハビリをしている人に対して、「脚なんて動かなくてもいいじゃない、私は脚が動かない貴女でも愛しているんだから。そんなリハビリをしている貴女を見るのは辛いからもうやめて」と言うような物なのだと思う。

何が言いたいのかというと、ヒラリー・スワンクがクロエ・セヴィニーに、女性として愛したいと迫られて辛そうにするシーンが地味に切なかった。物凄い身につまされる。こういう人を好きになっちゃったら辛いだろうなあ……。映画自体が異常に辛いキツイ映画なので、あのシーンを特に辛かったとあげる人もそういなさそうですが。

いや、やっぱりレイプシーンが一番キツかったわけですが……。むしろ最後殺されちゃうとこなんかは、やっと楽になれた、とまで思いました。


えーと、読後感(鑑賞後感?)悪すぎる映画ですので、これを見た後は「ウーマン・ラブ・ウーマン」を見て明るい気分になることをオススメします。(Pecもレビュー書いてます)クロエ・セヴィニー出ていますよ。なんと、まったく立場逆転して、今度はクロエがTGの男の子を演じています。こちらは全体的にとても希望の持てる映画になっています。

さあ、検索ゴー!

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情けなくて、泣けないよ!!! ネタバレ

投稿日:2004/02/10 レビュアー:豚太郎

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何なんだよこの主人公は!無責任で無防備で無知。性同一性障害だって事は解かるし同性愛とは違うって事も解かる。単純?に同性愛ならこんな悲惨な結果には成らない気がします。同性愛同士で愛し有っていれば、主人公のように相手や周りの人を騙したり傷つけたりしないから。自分が性同一だって解かってて、相手を騙して関係を持つなんて・・・こんな奴の行動が純粋な愛なんて、絶対認めない。もっと賢く生きるべき、障害があるのは解かるけど、だからといってすさんだ生活をしても良い訳じゃないし、あんな危険な連中の中で暮らせば、何か危ない目に合う事だって普通に考えれば解かるはず。もっと自分を大事にすべきだし、愛する人がいるなら尚更でしょう。愛が有れば何やっても良いなんて、有り得ない。それってストーカーの理論。例えば児童愛者の人だったら即犯罪行為だし。色んな愛の形か認められるべきだとは思うけど、法を犯しても良い訳じゃない。この映画って人を感動させる様に作ったんでしょうが、私には虚しい映画でした。この映画を観て感動した人はどの部分に感動したんだろう。私には主人公の余りにも身勝手で、我侭な行動が理解出来なかったし、もっと幸せに生きて欲しかった。何故ゲイの従兄弟の忠告に耳を傾けなかったのか、一生懸命な彼がかわいそうでした。この映画を性同一障害の人はどう観るのでしょうか。私は障害が原因じゃ無く、本人自体に問題が有ってこんな結末を迎えたと思います。きつい言い方をしましたが、正直納得出来ませんでした。以前から気に成っていた映画なので、観れて良かったのですが・・・確かにこんな無茶な生き方は出来ないって事は感じました。ある意味、色んな観かたが出来るお勧め映画なのでしょうね。



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泣くなって言われても、無理ですよ!

投稿日:2006/04/06 レビュアー:素敵な声で抱きしめて

外見と内面の性が一致せずに悩んでいる人たちを、“病”とする「性同一性障害」。
誰も好き好んで病気にされたくはないでしょう。
でも、それを認められるのが、アイデンティティー確立手段の一つ=性転換への足掛かり。

さらに、完全解決までには様々な問題をクリアしなければいけません。
年齢や家庭環境も考慮しながら、繰り返されるカウンセリング。
それでも、性的な愛の対象が同性に向いている場合は、理解されやすいんです。

面倒なのは、それ以外の人々。

@外見は女性で内面が男性→でも、男性が好き
A外見は男性で内面が女性→でも、女性が好き
B外見と内面の性が一致していない→男性も女性も好き

愛することの喜びは感じられても、愛されることには嫌悪感すら覚える。
専門家に相談しても、「そのままでいいじゃないですか。」と、簡単に片付けられるのがほとんどだそうです。
本人たちは、同じように悩んでいるのにね。

…さて、本題。

この作品は、DISCASさんのイントロダクションにもあるように、実際にあった事件が元になっている映画です。
現実の方が、作り物のドラマよりも有り得ない状況だったりすることは、よくありますが。
それにしても、ひどく、つらい内容です。

その人がその人自身であれば、男とか女とか、そんなこと大した問題じゃないのに。
他人の存在を認めたくないなら、無視すりゃいいんです。
“奴ら”は男じゃなくて、只の“オス”ですよ!
なんであんな…。もう、腹立つなー!

もちろん、ブランドンのしたことを全て肯定するつもりはありません。
けれど、もし自分が“奴ら”の立場だったら…。
まず、弱い相手を目の前にして、ぎこちないくらい優しくなっちゃいますね。
それは男として自然なことでしょう。

ブランドン役のヒラリー・スワンクの完璧な演技が、キリキリと心を締めつけます。
役の上とはいえ、“奴ら”を演じた俳優さんたちも、さぞつらかったんじゃないかと思います。
「Boys Don't Cry」… 泣くなって言われても無理ですよ!

カッコイイだけが男じゃないですけど、せめて少しはカッコつけて生きたいじゃありませんか。
ひそかに憧れてくれる、“君”のためにも。

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ぶわつさん、ありがとうございました。

投稿日:2006/01/18 レビュアー:パープルローズ

主人公をレイプする男の役でピーター・サースガードが出ていたとは、認識していませんでした。
またこの映画のタイトルも、ずっと不思議に思っていたのですが、ぶわつさんのレビューで納得です。

これでたぶん3度目の鑑賞だと思うのですが、何度みても重くて、後味の悪い映画です。
心の性と体の性が一致しないということが、これほどまでに辛いことなのか、愕然とします。裁判所に呼び出されて、出廷しなかったことになると大変なことになるとわかっていながら、「ティナ」という本名で呼ばれると、返事ができない主人公。
ただ、性同一性障害ということを割り引いて考えても、この主人公の場当たり的な生き方は納得できない。主人公の回りの人間も、もっとましな生き方ができないのかと思うような人ばかりで、すごく後味悪い。

主演女優の演技はすごいけど、映画としてはどうかなあという点では、シャーリーズ・セロンの「モンスター」に似てると思いました。

この映画でヒラリー・スワンクがオスカーをとった時、夫のチャド・ロウは泣いて喜んでましたが、離婚してしまいましたね。

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ボーイズ・ドント・クライ

ユーザーレビュー

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★★★★★ 事実から目をそむけるな

投稿日

2006/11/27

レビュアー

ガラリーナ

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この作品の悲劇は、映画のタイトルである「ボーイズ・ドント・クライ」に象徴されている。男の子は泣かない。男たるもの泣いちゃいけない。そういう社会的な通念、男らしさ、女らしさという世間のイメージにがんじがらめになったばかりに起きた、とてつもない不幸を描いている。

何が一番悲しいかって、ブランドン本人がそういうありきたりな固定観念に縛られてしまっていたことだ。体は女性だけど、男として生きる決心をしたブランドンは「男らしくありたい」と願い、少々の無茶をいとわず暴力的な仲間たちとも「男だから」という理由で彼らのやり方に追従しようとする。しかし、悲しいかなそれは間違いだったのだ。ブランドンはブランドンらしく、生きれば良かった。しかし、男として生きると決意したばかりの彼にそんな精神的余裕などなかったのだろう。それほど「男として」生きることに必死だったのだ。

ガールフレンドをブランドンに横取りされたジョンは、怒り狂って報復に出る。彼の怒りの源は「真の男である俺」ではなく「男の振りをした女」にガールフレンドを取られたから。男のプライド、男の存在意義を踏みにじられたからだ。男の沽券なるものを振りかざすことほど見苦しいものはない。男であるというだけで持ってるプライドなんて糞くらえだ。

悲劇的な結末だが、これは実話なのだから仕方ない。この事件について多くの人が知るべきだと思う。それにしても「男性が女性として生きていく」ことももちろんなのだが、「女性が男性として生きていくこと」の生き難さと言うのを今作を通じて非常に痛感した。例えばブランドンのような人がビジネス社会で出世していくという物語がもしあったとしたら、男社会の嫉妬や横やりというのは相当なものがありそうに思える。

男である、というだけで与えられた社会的な地位や信用度に安穏としている人々は、自分たち「男社会」の組織をより強固にし、集団的団結を見せ、その安定が揺れ始めると異分子をつぶしにかかる。ブランドンが女であるとわかった時の、ジョンと仲間たちの行動や心理に似たものは、日本社会でだって、そこかしこで見受けられる。

この不幸な事件から「男らしく生きる」「女らしく生きる」という言葉がどんな影響を与えるのか、どんな概念を生み出すのか、じっくり考えて見る必要があると思う。

病気ではなく障害です

投稿日

2006/10/18

レビュアー

Pec

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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タイトルがガールズ・ドント・クライではなくボーイズ・ドント・クライであるところがメッセージ性強くて良い。

とにかく辛いキツイ映画です。救いは何もありません。でもいい映画です。見たいかもと思ってここを読んでいる方にならすべての人に見てもらいたい。そして良かったという意見でも悪かったという意見でもどちらでもレビューを書いて欲しい。

私は公開時にわざわざ都内まで足を運んで、単館上映だったこの映画を女友達と二人で見てきました。見終わったあと、ロビーで泣いてる女の子や女の人達がちらほらいた。(私も泣いたが)

見ておかなきゃと思ったので見に行ったのですが(この事件は、レズビアンや性同一性障害の人には色々な意味で有名です)、予想以上に重くてキツくて、「二回見れるくらいの時間で見に行こうか」と約束して出かけたのにもかかわらず、見たあと辛すぎて即劇場から逃げ出しました。その後DVDが出た後即購入したのですが、パッケージのフィルムを開けられたのは一年位前で、その後もDVD自体を見られないでいました。レビュー書いてみようと思って、書く前に見直そうと思ったのですが勇気が出なくて見れていません。なので、一度しか見ていない上で(しかも公開時の記憶なのでだいぶ薄れていたり強調されていたりしている可能性アリ)書かれている文章なのをお断りしておきます。


ヘテロセクシャル(ノーマル・ストレート)の方にはしばしば混同されますが、トランスジェンダー(以下TGと表記)とレズビアンはまったく別物であるケースが多いです。オナベと言った方がもっと判りやすいと思いますが、オナベを毛嫌いするレズビアンは意外に多いのです。

レズビアンはフェミニストに迫害され、TGはレズビアンに迫害されるという図式が実はあります。

女性として女性を愛する人は、クロスドレッサーなTGの人に恋をすると、一見両思いでもお互い辛い目を見るからというのが大きいのかな。(生理的に嫌って思う人もいるかと思いますが)

性同一性障害に苦しみながら自分の本来の性別に沿って生きようとしている人達は、壮絶な精神的苦痛を伴うリハビリをしている人達だと思う。病気じゃなく傷害なのだということを理解して欲しい。

端から見るととても痛々しい。そこまで無理をしないで、女の身体だって自分は貴女を丸ごと愛しているんだからいいじゃない、という接し方をするのは、たとえば脚を故障して物凄い苦痛を強いられるリハビリをしている人に対して、「脚なんて動かなくてもいいじゃない、私は脚が動かない貴女でも愛しているんだから。そんなリハビリをしている貴女を見るのは辛いからもうやめて」と言うような物なのだと思う。

何が言いたいのかというと、ヒラリー・スワンクがクロエ・セヴィニーに、女性として愛したいと迫られて辛そうにするシーンが地味に切なかった。物凄い身につまされる。こういう人を好きになっちゃったら辛いだろうなあ……。映画自体が異常に辛いキツイ映画なので、あのシーンを特に辛かったとあげる人もそういなさそうですが。

いや、やっぱりレイプシーンが一番キツかったわけですが……。むしろ最後殺されちゃうとこなんかは、やっと楽になれた、とまで思いました。


えーと、読後感(鑑賞後感?)悪すぎる映画ですので、これを見た後は「ウーマン・ラブ・ウーマン」を見て明るい気分になることをオススメします。(Pecもレビュー書いてます)クロエ・セヴィニー出ていますよ。なんと、まったく立場逆転して、今度はクロエがTGの男の子を演じています。こちらは全体的にとても希望の持てる映画になっています。

さあ、検索ゴー!

情けなくて、泣けないよ!!!

投稿日

2004/02/10

レビュアー

豚太郎

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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何なんだよこの主人公は!無責任で無防備で無知。性同一性障害だって事は解かるし同性愛とは違うって事も解かる。単純?に同性愛ならこんな悲惨な結果には成らない気がします。同性愛同士で愛し有っていれば、主人公のように相手や周りの人を騙したり傷つけたりしないから。自分が性同一だって解かってて、相手を騙して関係を持つなんて・・・こんな奴の行動が純粋な愛なんて、絶対認めない。もっと賢く生きるべき、障害があるのは解かるけど、だからといってすさんだ生活をしても良い訳じゃないし、あんな危険な連中の中で暮らせば、何か危ない目に合う事だって普通に考えれば解かるはず。もっと自分を大事にすべきだし、愛する人がいるなら尚更でしょう。愛が有れば何やっても良いなんて、有り得ない。それってストーカーの理論。例えば児童愛者の人だったら即犯罪行為だし。色んな愛の形か認められるべきだとは思うけど、法を犯しても良い訳じゃない。この映画って人を感動させる様に作ったんでしょうが、私には虚しい映画でした。この映画を観て感動した人はどの部分に感動したんだろう。私には主人公の余りにも身勝手で、我侭な行動が理解出来なかったし、もっと幸せに生きて欲しかった。何故ゲイの従兄弟の忠告に耳を傾けなかったのか、一生懸命な彼がかわいそうでした。この映画を性同一障害の人はどう観るのでしょうか。私は障害が原因じゃ無く、本人自体に問題が有ってこんな結末を迎えたと思います。きつい言い方をしましたが、正直納得出来ませんでした。以前から気に成っていた映画なので、観れて良かったのですが・・・確かにこんな無茶な生き方は出来ないって事は感じました。ある意味、色んな観かたが出来るお勧め映画なのでしょうね。



泣くなって言われても、無理ですよ!

投稿日

2006/04/06

レビュアー

素敵な声で抱きしめて

外見と内面の性が一致せずに悩んでいる人たちを、“病”とする「性同一性障害」。
誰も好き好んで病気にされたくはないでしょう。
でも、それを認められるのが、アイデンティティー確立手段の一つ=性転換への足掛かり。

さらに、完全解決までには様々な問題をクリアしなければいけません。
年齢や家庭環境も考慮しながら、繰り返されるカウンセリング。
それでも、性的な愛の対象が同性に向いている場合は、理解されやすいんです。

面倒なのは、それ以外の人々。

@外見は女性で内面が男性→でも、男性が好き
A外見は男性で内面が女性→でも、女性が好き
B外見と内面の性が一致していない→男性も女性も好き

愛することの喜びは感じられても、愛されることには嫌悪感すら覚える。
専門家に相談しても、「そのままでいいじゃないですか。」と、簡単に片付けられるのがほとんどだそうです。
本人たちは、同じように悩んでいるのにね。

…さて、本題。

この作品は、DISCASさんのイントロダクションにもあるように、実際にあった事件が元になっている映画です。
現実の方が、作り物のドラマよりも有り得ない状況だったりすることは、よくありますが。
それにしても、ひどく、つらい内容です。

その人がその人自身であれば、男とか女とか、そんなこと大した問題じゃないのに。
他人の存在を認めたくないなら、無視すりゃいいんです。
“奴ら”は男じゃなくて、只の“オス”ですよ!
なんであんな…。もう、腹立つなー!

もちろん、ブランドンのしたことを全て肯定するつもりはありません。
けれど、もし自分が“奴ら”の立場だったら…。
まず、弱い相手を目の前にして、ぎこちないくらい優しくなっちゃいますね。
それは男として自然なことでしょう。

ブランドン役のヒラリー・スワンクの完璧な演技が、キリキリと心を締めつけます。
役の上とはいえ、“奴ら”を演じた俳優さんたちも、さぞつらかったんじゃないかと思います。
「Boys Don't Cry」… 泣くなって言われても無理ですよ!

カッコイイだけが男じゃないですけど、せめて少しはカッコつけて生きたいじゃありませんか。
ひそかに憧れてくれる、“君”のためにも。

ぶわつさん、ありがとうございました。

投稿日

2006/01/18

レビュアー

パープルローズ

主人公をレイプする男の役でピーター・サースガードが出ていたとは、認識していませんでした。
またこの映画のタイトルも、ずっと不思議に思っていたのですが、ぶわつさんのレビューで納得です。

これでたぶん3度目の鑑賞だと思うのですが、何度みても重くて、後味の悪い映画です。
心の性と体の性が一致しないということが、これほどまでに辛いことなのか、愕然とします。裁判所に呼び出されて、出廷しなかったことになると大変なことになるとわかっていながら、「ティナ」という本名で呼ばれると、返事ができない主人公。
ただ、性同一性障害ということを割り引いて考えても、この主人公の場当たり的な生き方は納得できない。主人公の回りの人間も、もっとましな生き方ができないのかと思うような人ばかりで、すごく後味悪い。

主演女優の演技はすごいけど、映画としてはどうかなあという点では、シャーリーズ・セロンの「モンスター」に似てると思いました。

この映画でヒラリー・スワンクがオスカーをとった時、夫のチャド・ロウは泣いて喜んでましたが、離婚してしまいましたね。

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