バリー・リンドン

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バリー・リンドン / ライアン・オニール

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「バリー・リンドン」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

18世紀ヨーロッパ貴族社会の風俗や世界観を鮮やかに再現し、日和見主義で英国貴族に成り上がっていくアイルランド青年の栄華と没落の半生を描いたヒューマン・ドラマ。

「バリー・リンドン」 の作品情報

作品情報

製作年: 1975年
製作国: イギリス
原題: BARRY LYNDON
受賞記録: 1975年 アカデミー賞 撮影賞
1975年 LA批評家協会賞 撮影賞

「バリー・リンドン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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バリー・リンドンといえば・・・

投稿日:2006/01/20 レビュアー:よふかし

 たしかこの映画についてよく言われていたのは、高感度フィルムを開発して、室内でも当時の灯り、つまりローソクだけで撮影出来るようにしたということだった。全編自然光だけで撮ったのだ、という記憶に誤りがないかどうか確認しようと、家のどこかにあるキューブリックの本を探そうかと思ったけど、やめた。
 そんなこと書きたいんじゃなかった。

 いまはなき三鷹オスカーに五時間電車を乗り継いで着いたら、ほぼ満員だった。感動したよ、こんなに『バリー・リンドン』を観たい人がいる。最後部からの立ち見で三時間、美しい、面白い、隙がない、あっという間。
 帰る鈍行がなくなれば、中学男子に泊まる金はない。テアトル新宿で「ベルイマン・オールナイト」。『処女の泉』は題名に惹かれて(苦笑)頑張ったが、『ペルソナ』であえなく撃沈。
 朝、トイレで顔を洗って向かった浅草中映で観たのは、『ワイルドバンチ』だったか工藤栄一『大殺陣』だったか。
 この美しきヨーロッパの貴族生活を見るたびに、僕はあほだったあのころを思い出す。
 誰にでも勧めるわけではないけれど、傑作です。95点。

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3時間の豊饒

投稿日:2007/02/04 レビュアー:武蔵野婦人

3時間を越す大作、ってことで手を出せずにいた作品。のんびり冬の夜長に鑑賞。

すごい。

3時間、ほんの数分も飽きませんでした。ありか、そんなこと? 普通は眠くなったり飽きるだろう。3時間以上あれば。だって、中身は延々と続く主人公バリーの生涯。舞台は中世。手腕がなければ完全に退屈の一途をたどるもち札を持ってして、おおげさな展開やドラマティックで過剰な演出なしに、ここまで作れるのはさすがのキューブリックと脱帽しました。

ウィリアム・サッカレーの原作を、当時を忠実に再現した舞台設定で丁寧に描いていきます。

前に、「ある晴れた日に」のレビューで「貴族社会はあほらしい、今の時代に生まれてよかった。私はもう、この時代設定の映画はいいや」と描きましたが、その世界をあほらしくなく、痛烈にシニカルな目で描ききっています。

おもろい。
月並みな言い方だけど、キューブリックなら素直に「おもろい」と言ってもいいでしょ?

主人公、ライアン・オニール。「ある愛の唄」でブレイクしたけど、今は何しているの?すっごいなつかしく見ました。 表情がなくって、いつも同じにしか見えない、言い方悪くすれば「ダイコンさん」だと思うんだけど、そのスティルな感じが、この主人公にはよく合っていたと思います。
ああ、おもろかった。いい3時間をありがとう。

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キューブリックの哲学が垣間見える美しい映画。飽きません

投稿日:2006/10/25 レビュアー:吟遊旅人

 似たような西洋時代劇大河ドラマにポランスキー監督の「テス」があるが、同じように淡々と撮っているにもかかわらず、どうして受ける印象がこれほど違うのだろう。まったく似て非なる出来栄えである。

 「テス」はナスターシャ・キンスキーの美貌がなければ見るところのほとんどない映画だったが、本作は違う。役者の魅力や演技力に頼らずこの長尺を飽きさせずに見せたのはお見事だ。室内の撮影には蝋燭だけの明かりに頼ったという懲り方も、あとからそうと知って初めて驚愕するが、見ている間はちっとも気づかなかった。

 キューブリックが淡々と撮っていると感じるのは、その計算され尽くした構図を観客に意識させないほど彼が上手いのだろう。登場人物の心理描写がほとんどないにもかかわらず物語にのめりこんでいくし、うざったいほど詳しく入るナレーションも効果的で、描かれていないはずの心理がなぜか観客に伝わる。18世紀の人物を描いているにもかかわらず、主人公バリー・リンドンの欲望や葛藤が今の時代と通底しているからだろう。

 とにかく映像はきれいだし、美術は懲りまくりでため息が漏れる。長いけど、絶対飽きないのでぜひご覧あれ。ラストは切なく、無常観が漂っていて、キューブリックの哲学が垣間見える。

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一大抒情詩を敢えてさらさらと物語る淡白な映画。 ネタバレ

投稿日:2007/07/25 レビュアー:花ちゃん

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時は中世、場所はヨーロッパ。若者が従妹の婚約者と決闘し故郷を追われた。
ダブリンへの逃避旅途中追いはぎにあい、馬やお金を失い兵不足の軍隊の勧誘に乗る。脱走、国境越え、賭博、スパイ。元々、欲深くて地位や名誉や金銭に執着したわけではなく、その時その時の周囲の欲求に応じ、損得を計りながらの身をゆだねるが如く変えていく環境。有力者の未亡人と結婚しイギリス貴族の地位を得るが義理の息子との確執や自らの放蕩の果て傷心故郷のアイルランドへと追われる。

一人の男のこれだけの半生が3時間超の大作になっている。
森の古城や湖、砲撃や歩兵のむざむざ倒れていく戦争シーンや決闘、貴族や軍隊の衣装等は中世物ではありながら大仰さがない。普通なら「風と共に去りぬ」なみの一大抒情詩になるべきところを壮大なスペクタルや人間の内面、苦悩を描くことはしない。盛り上がりもなく、一大事でももったいぶらず短いカットでさっと交わす。役者も大袈裟な演技はなくクール。非常にサラサラと物語っていく。「時計仕掛けのオレンジ」でも拒否されたように感じたのだがキューブリックと言う人は何故このように人の心をぐっと掴むテクニックのようなものを敢えてわざわざ拒むのか。

しかし、そのせいだろう、見せながら、語りながらもバリーの人生は時代や背景ではなく現代にも共通する人間の本質のようなものの現れなのかなと言う思いに至らしめられた。
やはりありきたりではないなあと感じた1本。

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3時間が短く感じられました

投稿日:2004/05/19 レビュアー:オタエドン

 出だしから意表を突いています。
 そのまま、あれよ、あれよと言う間に貴族に。 
 貴族になってからの、悪戦苦闘。本物に成りたい一心で。 
 でも、周りの人々を巻き込み、結局は、ホンマもんになれず。
  残された奥さんや、義理の息子も大変です。   
 貴族たちの衣装や、生活風景、インテリアなどなど、 
 目をみはる光景です。さすが、キューブリック!こだわりの人。  ふと、 主演のライアン・オニールの実生活が頭をよぎる。 
 プレイボーイも程ほどに。『ある愛の詩』の時とは、大違い。
 時間のある時に、一見の価値、大いにあり。
 

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バリー・リンドン

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バリー・リンドンといえば・・・

投稿日

2006/01/20

レビュアー

よふかし

 たしかこの映画についてよく言われていたのは、高感度フィルムを開発して、室内でも当時の灯り、つまりローソクだけで撮影出来るようにしたということだった。全編自然光だけで撮ったのだ、という記憶に誤りがないかどうか確認しようと、家のどこかにあるキューブリックの本を探そうかと思ったけど、やめた。
 そんなこと書きたいんじゃなかった。

 いまはなき三鷹オスカーに五時間電車を乗り継いで着いたら、ほぼ満員だった。感動したよ、こんなに『バリー・リンドン』を観たい人がいる。最後部からの立ち見で三時間、美しい、面白い、隙がない、あっという間。
 帰る鈍行がなくなれば、中学男子に泊まる金はない。テアトル新宿で「ベルイマン・オールナイト」。『処女の泉』は題名に惹かれて(苦笑)頑張ったが、『ペルソナ』であえなく撃沈。
 朝、トイレで顔を洗って向かった浅草中映で観たのは、『ワイルドバンチ』だったか工藤栄一『大殺陣』だったか。
 この美しきヨーロッパの貴族生活を見るたびに、僕はあほだったあのころを思い出す。
 誰にでも勧めるわけではないけれど、傑作です。95点。

3時間の豊饒

投稿日

2007/02/04

レビュアー

武蔵野婦人

3時間を越す大作、ってことで手を出せずにいた作品。のんびり冬の夜長に鑑賞。

すごい。

3時間、ほんの数分も飽きませんでした。ありか、そんなこと? 普通は眠くなったり飽きるだろう。3時間以上あれば。だって、中身は延々と続く主人公バリーの生涯。舞台は中世。手腕がなければ完全に退屈の一途をたどるもち札を持ってして、おおげさな展開やドラマティックで過剰な演出なしに、ここまで作れるのはさすがのキューブリックと脱帽しました。

ウィリアム・サッカレーの原作を、当時を忠実に再現した舞台設定で丁寧に描いていきます。

前に、「ある晴れた日に」のレビューで「貴族社会はあほらしい、今の時代に生まれてよかった。私はもう、この時代設定の映画はいいや」と描きましたが、その世界をあほらしくなく、痛烈にシニカルな目で描ききっています。

おもろい。
月並みな言い方だけど、キューブリックなら素直に「おもろい」と言ってもいいでしょ?

主人公、ライアン・オニール。「ある愛の唄」でブレイクしたけど、今は何しているの?すっごいなつかしく見ました。 表情がなくって、いつも同じにしか見えない、言い方悪くすれば「ダイコンさん」だと思うんだけど、そのスティルな感じが、この主人公にはよく合っていたと思います。
ああ、おもろかった。いい3時間をありがとう。

キューブリックの哲学が垣間見える美しい映画。飽きません

投稿日

2006/10/25

レビュアー

吟遊旅人

 似たような西洋時代劇大河ドラマにポランスキー監督の「テス」があるが、同じように淡々と撮っているにもかかわらず、どうして受ける印象がこれほど違うのだろう。まったく似て非なる出来栄えである。

 「テス」はナスターシャ・キンスキーの美貌がなければ見るところのほとんどない映画だったが、本作は違う。役者の魅力や演技力に頼らずこの長尺を飽きさせずに見せたのはお見事だ。室内の撮影には蝋燭だけの明かりに頼ったという懲り方も、あとからそうと知って初めて驚愕するが、見ている間はちっとも気づかなかった。

 キューブリックが淡々と撮っていると感じるのは、その計算され尽くした構図を観客に意識させないほど彼が上手いのだろう。登場人物の心理描写がほとんどないにもかかわらず物語にのめりこんでいくし、うざったいほど詳しく入るナレーションも効果的で、描かれていないはずの心理がなぜか観客に伝わる。18世紀の人物を描いているにもかかわらず、主人公バリー・リンドンの欲望や葛藤が今の時代と通底しているからだろう。

 とにかく映像はきれいだし、美術は懲りまくりでため息が漏れる。長いけど、絶対飽きないのでぜひご覧あれ。ラストは切なく、無常観が漂っていて、キューブリックの哲学が垣間見える。

一大抒情詩を敢えてさらさらと物語る淡白な映画。

投稿日

2007/07/25

レビュアー

花ちゃん

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時は中世、場所はヨーロッパ。若者が従妹の婚約者と決闘し故郷を追われた。
ダブリンへの逃避旅途中追いはぎにあい、馬やお金を失い兵不足の軍隊の勧誘に乗る。脱走、国境越え、賭博、スパイ。元々、欲深くて地位や名誉や金銭に執着したわけではなく、その時その時の周囲の欲求に応じ、損得を計りながらの身をゆだねるが如く変えていく環境。有力者の未亡人と結婚しイギリス貴族の地位を得るが義理の息子との確執や自らの放蕩の果て傷心故郷のアイルランドへと追われる。

一人の男のこれだけの半生が3時間超の大作になっている。
森の古城や湖、砲撃や歩兵のむざむざ倒れていく戦争シーンや決闘、貴族や軍隊の衣装等は中世物ではありながら大仰さがない。普通なら「風と共に去りぬ」なみの一大抒情詩になるべきところを壮大なスペクタルや人間の内面、苦悩を描くことはしない。盛り上がりもなく、一大事でももったいぶらず短いカットでさっと交わす。役者も大袈裟な演技はなくクール。非常にサラサラと物語っていく。「時計仕掛けのオレンジ」でも拒否されたように感じたのだがキューブリックと言う人は何故このように人の心をぐっと掴むテクニックのようなものを敢えてわざわざ拒むのか。

しかし、そのせいだろう、見せながら、語りながらもバリーの人生は時代や背景ではなく現代にも共通する人間の本質のようなものの現れなのかなと言う思いに至らしめられた。
やはりありきたりではないなあと感じた1本。

3時間が短く感じられました

投稿日

2004/05/19

レビュアー

オタエドン

 出だしから意表を突いています。
 そのまま、あれよ、あれよと言う間に貴族に。 
 貴族になってからの、悪戦苦闘。本物に成りたい一心で。 
 でも、周りの人々を巻き込み、結局は、ホンマもんになれず。
  残された奥さんや、義理の息子も大変です。   
 貴族たちの衣装や、生活風景、インテリアなどなど、 
 目をみはる光景です。さすが、キューブリック!こだわりの人。  ふと、 主演のライアン・オニールの実生活が頭をよぎる。 
 プレイボーイも程ほどに。『ある愛の詩』の時とは、大違い。
 時間のある時に、一見の価値、大いにあり。
 

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