天守物語

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天守物語 / 坂東玉三郎
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5

  • DVD
ジャンル:

「天守物語」 の解説・あらすじ・ストーリー

原作は文芸誌「新小説」に発表された、1917年に書かれた泉鏡花による戯曲作品で、天守に住まう女と侍の恋の顛末を描く。松竹創業100周年記念作品。“白鷺城”とも呼ばれる姫路城の天守には、伝説の金眼の獅子頭と不思議な力で生きるという魔性の女たちが住んでいた。ある日、天守主の富姫は下界の人々がする鷹狩りの騒々しさにうんざりして、夜叉ケ池の白雪姫に嵐を起こすよう頼む。そして突然の豪雨に流される人間たちを見て、富姫は楽しんでいた。そんな富姫のところへ、妹の亀姫が舌長姥と朱の盤坊を伴ってやって来る。話に花を咲かせ蹴鞠などを楽しんだ後、亀姫の帰り際に、富姫は鷹狩りの一行から獲物の鷹を奪って妹に土産として持たせる。ところがその晩、100年の間誰も近寄ったことのない天守に一人の若侍が上がって来たのだった…。

「天守物語」 の作品情報

製作年: 1995年
製作国: 日本

「天守物語」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

天守物語の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
105分 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
DB9490 2011年05月25日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
15枚 0人 0人

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ユーザーレビュー:5件

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泉鏡花の人間嫌ひ

投稿日:2012/02/13 レビュアー:港のマリー

原作戯曲は昔読みましたが、異界の魔物が絶世の美女というのはまだしも、生首をぺろぺろ舐める妖怪などが闊歩する物語に今ひとつなじめず、水木しげるではあるまいにと、ずっと鏡花の意図を計り損ねておりました。
ところが篠井英介が天守夫人、富姫を演じた舞台の中継録画を見まして、得心するところがありました。
古風典雅な美文調に、ときおり蓮っ葉で粋な江戸ことばをはさむ鏡花独特の台詞は、役者の口から流れるのを耳で聞いてこそ、その真価がわかるものなんですねえ。まあ当たり前ですが、上演されたものを初めて目にした者の実感でした。
「ちとせももとせにただ一度、たった一つの恋だのに。」
文字に閉じ込められた情念を、役者は自身の想いを振り絞るかのように身をよじりながら声に乗せて解放する。人々に向けて発する。篠井英介も坂東玉三郎も、鏡花の言葉に命を与えたという点では、それはもう見事なものでした。
そして鏡花の幻想した魔物・妖怪の世界は、人間社会ではとんと得られぬ「自由の聖域の象徴」と考えるにいたりました。
「人間は疑い深い。卑怯な、臆病な、我儘な、殿様などは尚の事」と富姫に言わせる鏡花は、こせこせ矮小で俗悪な人間社会が大嫌い、とくに権力をかさに着た人間とそれに阿諛追従する輩には我慢ができなかったのではないかと思われます。
「ここは私の心一つ、掟なぞは何もない」すらりと気品高い立ち姿で、富姫が涼しく言い放つとき、自由への憧れが羽ばたいているように感じました。

本作は坂東玉三郎監督・主演の映画です。篠井英介さんにはちょっと悪いけれど、天守夫人はぜひ玉三郎様で拝みたいと思って借りたのでした。
ほんとうに艶やかでなまめかしくお美しゅうございまして、眼福の105分でございました。二役で美しくない役も演じているのが、また見事でした。ただ監督としては、アップの使い方なんかどうなんでしょ?と思う場面もありました。
同じ魔物仲間の亀姫役、宮沢りえと並びますと玉三郎の男性らしさがちらりとうかがえるのが面白い。彼の足腰、アスリート並みに鍛えられておりますね。重い衣装をものともしない足捌きのなめらかさ、腰の安定感、上体の柔軟さ、りえちゃんはまだ鍛え方が足りない、ぎこちなかったです。宍戸開の図書の介に、女王さまに鞭打たれたい!とのマゾ気質を感じたのは、私の感性がエロス映画に毒されているからでしょうか。
それはさておき本作の決め台詞に「お涼しい」があります。すっきり垢抜けて潔い、粋な、さわやかな美しさ。
なんのことはない、クールなんて、大正の昔から言っていたんですね。その美意識にも自由の風が吹き抜けていているのを感じます。

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泉鏡花×坂東玉三郎=究極美

投稿日:2013/10/11 レビュアー:まーしぃ

伝統的でときにSFチック、かつ耽美な泉鏡花の世界に、玉三郎はよく似合う。
隣に並ぶ宮沢りえが気の毒に思えてくるほどに、全シーンにて圧倒美を放つ。
玉三郎のきもの世界とともに、作品の幻想性を楽しむといい。
それが、すべてだ。

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異界の世界

投稿日:2014/06/14 レビュアー:chiha96mii

玉三郎の監督、という興味で見ました。これ、歌舞伎でも玉三郎が演じていたんですねぇ。歌舞伎版も見てみたいです。
鏡花の世界は玉三郎にぴったり。宮澤りえもふっくらしていてまだあどけない感じです。
最後のキャストの字幕を見て舌長姥が玉三郎だったのにびっくり。全然気が付かなかったので、出てくるシーンを見直しました。
玉三郎って、割にごつい指なんですね。指だけ見ると別人のようです。女役のときは手にも化粧をしていて、しぐさでカバーしてる。。。
恐れ入りました。

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鏡花の世界に埋没した映画

投稿日:2013/12/04 レビュアー:YOU_YOU

坂東玉三郎の富姫がきわめて妖艶と思えるほど美しい、宮沢りえの亀姫も可憐な雰囲気で美人!原作にほぼ忠実に制作されており、映像資料としても立派。口調はあえて文語体をなおさないのが、昔のこととして筋立ての古さを逆に生かしていると思う。生首をなめるなどのシーンはあってもそれが残虐な印象ではなく、ある種のエロスを感じるほどである。着物も大変にあでやかで、この世のことと思えないほどの美である。まさしく作者泉鏡花の感覚を表現している。玉三郎が監督しているせいもあるだろうけれど全編が歌舞伎の名作を観るような豪華さを感じた。

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舞台で見たほうが良さそう

投稿日:2013/04/07 レビュアー:Sarah

泉鏡花作だけあって、気味ワルい系です。
生首をなめるシーンとかあって、ひたすら怪しい雰囲気です。
玉三郎と宮沢りえは華やかで、衣装もすばらしいですが、なにしろセリフ回しが歌舞伎調なので、あまり理解できませんでした。字幕がほしかったです。

途中から灯かり一つになって、あまりに暗くて誰が誰だか。
ストーリーは、なんじゃこりゃ的な怪奇ものなので、これは舞台で見たほうが良さそうです。

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