その街のこども 劇場版 / 森山未來
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(21)
その街のこども 劇場版
/井上剛
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「その街のこども 劇場版」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
阪神・淡路大震災から15年目の2010年1月17日にNHKで放映された同名TVドラマの劇場版。こどもの頃に震災を体験した男女が、久々に訪れた神戸で、避けてきたそれぞれの心の傷と向き合う姿を描く。主演は、共に実際に震災を体験している森山未來と佐藤江梨子。1月16日、こどもの頃に震災を体験し、現在は東京に暮らす勇治は、出張の途中で、ふと神戸に降り立つ。改札で同じく東京からやって来た美夏という女性と知り合う。彼女もまた被災者だった。これまでは神戸の記憶を避けて生きてきた美夏だったが、今年こそは自らの心の傷と向き合わねばと決意を固めていた。そんな美夏に付き合い、すっかり復興した神戸の街を夜通し歩き続ける勇治だったが…。
「その街のこども 劇場版」 の作品情報
「その街のこども 劇場版」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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その街のこども 劇場版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
83分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語/(音声ガイド)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TMSD286 |
2011年06月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語/(音声ガイド)
その街のこども 劇場版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
83分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語/(音声ガイド)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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TMSD286 |
2011年06月03日
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ユーザーレビュー:21件
村上春樹氏のカタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文
【かなり長いです。コメント欄も利用して全て載せます。ここで読み難い方は、インターネットでレビュータイトルを検索して頂ければ、いろんなところに載ってます。】
「非現実的な夢想家として」
僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかったかというと、たくさんの女性の読者たちが僕にキスを求めたからです。それで手間取ってしまった。
僕はこれまで世界のいろんな都市でサイン会を開きましたが、女性読者にキスを求められたのは、世界でこのバルセロナだけです。それひとつをとっても、バルセロナがどれほど素晴らしい都市であるかがわかります。この長い歴史と高い文化を持つ美しい街に、もう一度戻ってくることができて、とても幸福に思います。
でも残念なことではありますが、今日はキスの話ではなく、もう少し深刻な話をしなくてはなりません。
ご存じのように、去る3月11日午後2時46分に日本の東北地方を巨大な地震が襲いました。地球の自転が僅かに速まり、一日が百万分の1.8秒短くなるほどの規模の地震でした。
地震そのものの被害も甚大でしたが、その後襲ってきた津波はすさまじい爪痕を残しました。場所によっては津波は39メートルの高さにまで達しました。39メートルといえば、普通のビルの10階まで駆け上っても助からないことになります。海岸近くにいた人々は逃げ切れず、二万四千人近くが犠牲になり、そのうちの九千人近くが行方不明のままです。堤防を乗り越えて襲ってきた大波にさらわれ、未だに遺体も見つかっていません。おそらく多くの方々は冷たい海の底に沈んでいるのでしょう。そのことを思うと、もし自分がその立場になっていたらと想像すると、胸が締めつけられます。生き残った人々も、その多くが家族や友人を失い、家や財産を失い、コミュニティーを失い、生活の基盤を失いました。根こそぎ消え失せた集落もあります。生きる希望そのものをむしり取られた人々も数多くおられたはずです。
日本人であるということは、どうやら多くの自然災害とともに生きていくことを意味しているようです。日本の国土の大部分は、夏から秋にかけて、台風の通り道になっています。毎年必ず大きな被害が出て、多くの人命が失われます。各地で活発な火山活動があります。そしてもちろん地震があります。日本列島はアジア大陸の東の隅に、四つの巨大なプレートの上に乗っかるような、危なっかしいかっこうで位置しています。我々は言うなれば、地震の巣の上で生活を営んでいるようなものです。
台風がやってくる日にちや道筋はある程度わかりますが、地震については予測がつきません。ただひとつわかっているのは、これで終りではなく、別の大地震が近い将来、間違いなくやってくるということです。おそらくこの20年か30年のあいだに、東京周辺の地域を、マグニチュード8クラスの大型地震が襲うだろうと、多くの学者が予測しています。それは十年後かもしれないし、あるいは明日の午後かもしれません。もし東京のような密集した巨大都市を、直下型の地震が襲ったら、それがどれほどの被害をもたらすことになるのか、正確なところは誰にもわかりません。
にもかかわらず、東京都内だけで千三百万人の人々が今も「普通の」日々の生活を送っています。人々は相変わらず満員電車に乗って通勤し、高層ビルで働いています。今回の地震のあと、東京の人口が減ったという話は耳にしていません。
なぜか?あなたはそう尋ねるかもしれません。どうしてそんな恐ろしい場所で、それほど多くの人が当たり前に生活していられるのか?恐怖で頭がおかしくなってしまわないのか、と。
日本語には無常(mujo)という言葉があります。いつまでも続く状態=常なる状態はひとつとしてない、ということです。この世に生まれたあらゆるものはやがて消滅し、すべてはとどまることなく変移し続ける。永遠の安定とか、依って頼るべき不変不滅のものなどどこにもない。これは仏教から来ている世界観ですが、この「無常」という考え方は、宗教とは少し違った脈絡で、日本人の精神性に強く焼き付けられ、民族的メンタリティーとして、古代からほとんど変わることなく引き継がれてきました。
自然についていえば、我々は春になれば桜を、夏には蛍を、秋になれば紅葉を愛でます。それも集団的に、習慣的に、そうするのがほとんど自明のことであるかのように、熱心にそれらを観賞します。桜の名所、蛍の名所、紅葉の名所は、その季節になれば混み合い、ホテルの予約をとることもむずかしくなります。
どうしてか?
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
必見
NHKで放送されたTVドラマを、劇場用に再編集したものだそうなので、作りはいかにもTVドラマではありますが、今ぜひとも観るべき内容の作品だと思いました。
神戸市灘区出身の森山未来と、少女時代を神戸で過ごした佐藤絵梨子。
ともに阪神大震災を経験したふたりが、あの日から15年目の夜に出会い、お互いの辛い記憶を語り合う男女を演じています。
「不幸に法則性はない」
同じ時を生きて、同じ出来事を経験していても、運不運、紙一重の差で生死が別れる。
立派な人間だったとか、とてもいい子だったとか、そんなことは関係ない。
そして、同じ出来事を体験しても、その後の人生はそれこそ十人十色。
100人いれば100人の、1000人いれば1000人の、それぞれ違った人生が待っている。
安っぽい感傷なんて何の役にもたたないとわかっているけど、でもやっぱり泣いてしまいました。
東日本大震災で被災したたくさんの子供たちは15年後、一体どんな人生を語るのでしょうか。
とにかく観ていただきたいです。
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
観てほしい良作
投稿日:2012/06/08
レビュアー:まみもぉ
フィクション映画とノンフィクションドキュメンタリーの間のような、セミドキュメンタリーっていうんでしょうか。
とてもよい作品でした。
製作はNHK大阪放送局。
主演のふたりもそうですが製作スタッフの多くも阪神・淡路大震災当時の被災者であったそうです。
当事者ではない井上剛監督の作り手としての冷静さが、感傷的にならず入り込みすぎず見守りながらふたりに着いて行く、
穏やかな仕上がりになっていて、控えめな夜空が口ずさんでいるような音楽がほんわりと温かい。
観ながらTVドラマから劇場版が作られた理由と意義を感じました。
台詞なんでしょうけどアドリブのようなふたりの会話、歩きながら”その街”の中へいっしょに引き込まれていきます。
互いの荷物を10分交代で持ち合って、その肩に荷のない方が、自分の心内を話し始める…
分かち合うことで癒される優しさが歩を進めるごとに伝わってきました。
ラストはドラマらしくそれまでのトーンから離れますが、それもよかったです。
美夏(佐藤江梨子)の顔がこどものようでした。
「やめとくわ。今年は。また 来年。」
来年…翌年を含めた未来の年。そのいつかの来年に、ふたりは会うだろう余韻──
その当事者でないと痛みが分からないのは当たり前のことですが、
分からないからその痛みを和らげることができる、手を繋いで抱きしめて分かち合うことが出来るのだと、
恥ずかしくもなくそんな思いに満たされて気持ちがらくになった、そんな素晴らしい余韻でした。
ぜひ、観て下さい。
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
壁を乗り越えるのには時間がかかる
阪神大震災での心の傷を乗り越えられない人々がいまだいるさなかに起きた東北での大地震。
心が痛みます。
人の足元を見て、物資、食料などを高値にして売りつける人がいたんですね。
しかし、それによって、棲む家どころか、友人、仲間、すべてを失い、いまだに乗り越えられない人もいる。
「人の人間関係までめちゃくちゃにしやがって」
仲間を失ったことで、出来なくなった野球をしながら、美夏待つ勇治の姿が切なかったです。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
良かったです!
投稿日:2011/06/06
レビュアー:クロネコ
TVドラマは知りませんが、なかなか良い作品でした。実際に阪神・淡路大震災を体験している森山未來と佐藤江梨子が、されぞれの辛い思いを
胸に神戸の街を歩く・・・。ただそれだけなのですが、せつない思いが伝わってきて、最後は爽やかな気持ちにさえなります。人生越えなきゃならない
壁はいろいろですが、越えられない壁はない!そんな気持ちにさせてくれます。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
村上春樹氏のカタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文
投稿日
2011/06/11
レビュアー
KASPAR
【かなり長いです。コメント欄も利用して全て載せます。ここで読み難い方は、インターネットでレビュータイトルを検索して頂ければ、いろんなところに載ってます。】
「非現実的な夢想家として」
僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかったかというと、たくさんの女性の読者たちが僕にキスを求めたからです。それで手間取ってしまった。
僕はこれまで世界のいろんな都市でサイン会を開きましたが、女性読者にキスを求められたのは、世界でこのバルセロナだけです。それひとつをとっても、バルセロナがどれほど素晴らしい都市であるかがわかります。この長い歴史と高い文化を持つ美しい街に、もう一度戻ってくることができて、とても幸福に思います。
でも残念なことではありますが、今日はキスの話ではなく、もう少し深刻な話をしなくてはなりません。
ご存じのように、去る3月11日午後2時46分に日本の東北地方を巨大な地震が襲いました。地球の自転が僅かに速まり、一日が百万分の1.8秒短くなるほどの規模の地震でした。
地震そのものの被害も甚大でしたが、その後襲ってきた津波はすさまじい爪痕を残しました。場所によっては津波は39メートルの高さにまで達しました。39メートルといえば、普通のビルの10階まで駆け上っても助からないことになります。海岸近くにいた人々は逃げ切れず、二万四千人近くが犠牲になり、そのうちの九千人近くが行方不明のままです。堤防を乗り越えて襲ってきた大波にさらわれ、未だに遺体も見つかっていません。おそらく多くの方々は冷たい海の底に沈んでいるのでしょう。そのことを思うと、もし自分がその立場になっていたらと想像すると、胸が締めつけられます。生き残った人々も、その多くが家族や友人を失い、家や財産を失い、コミュニティーを失い、生活の基盤を失いました。根こそぎ消え失せた集落もあります。生きる希望そのものをむしり取られた人々も数多くおられたはずです。
日本人であるということは、どうやら多くの自然災害とともに生きていくことを意味しているようです。日本の国土の大部分は、夏から秋にかけて、台風の通り道になっています。毎年必ず大きな被害が出て、多くの人命が失われます。各地で活発な火山活動があります。そしてもちろん地震があります。日本列島はアジア大陸の東の隅に、四つの巨大なプレートの上に乗っかるような、危なっかしいかっこうで位置しています。我々は言うなれば、地震の巣の上で生活を営んでいるようなものです。
台風がやってくる日にちや道筋はある程度わかりますが、地震については予測がつきません。ただひとつわかっているのは、これで終りではなく、別の大地震が近い将来、間違いなくやってくるということです。おそらくこの20年か30年のあいだに、東京周辺の地域を、マグニチュード8クラスの大型地震が襲うだろうと、多くの学者が予測しています。それは十年後かもしれないし、あるいは明日の午後かもしれません。もし東京のような密集した巨大都市を、直下型の地震が襲ったら、それがどれほどの被害をもたらすことになるのか、正確なところは誰にもわかりません。
にもかかわらず、東京都内だけで千三百万人の人々が今も「普通の」日々の生活を送っています。人々は相変わらず満員電車に乗って通勤し、高層ビルで働いています。今回の地震のあと、東京の人口が減ったという話は耳にしていません。
なぜか?あなたはそう尋ねるかもしれません。どうしてそんな恐ろしい場所で、それほど多くの人が当たり前に生活していられるのか?恐怖で頭がおかしくなってしまわないのか、と。
日本語には無常(mujo)という言葉があります。いつまでも続く状態=常なる状態はひとつとしてない、ということです。この世に生まれたあらゆるものはやがて消滅し、すべてはとどまることなく変移し続ける。永遠の安定とか、依って頼るべき不変不滅のものなどどこにもない。これは仏教から来ている世界観ですが、この「無常」という考え方は、宗教とは少し違った脈絡で、日本人の精神性に強く焼き付けられ、民族的メンタリティーとして、古代からほとんど変わることなく引き継がれてきました。
自然についていえば、我々は春になれば桜を、夏には蛍を、秋になれば紅葉を愛でます。それも集団的に、習慣的に、そうするのがほとんど自明のことであるかのように、熱心にそれらを観賞します。桜の名所、蛍の名所、紅葉の名所は、その季節になれば混み合い、ホテルの予約をとることもむずかしくなります。
どうしてか?
必見
投稿日
2011/07/03
レビュアー
パープルローズ
NHKで放送されたTVドラマを、劇場用に再編集したものだそうなので、作りはいかにもTVドラマではありますが、今ぜひとも観るべき内容の作品だと思いました。
神戸市灘区出身の森山未来と、少女時代を神戸で過ごした佐藤絵梨子。
ともに阪神大震災を経験したふたりが、あの日から15年目の夜に出会い、お互いの辛い記憶を語り合う男女を演じています。
「不幸に法則性はない」
同じ時を生きて、同じ出来事を経験していても、運不運、紙一重の差で生死が別れる。
立派な人間だったとか、とてもいい子だったとか、そんなことは関係ない。
そして、同じ出来事を体験しても、その後の人生はそれこそ十人十色。
100人いれば100人の、1000人いれば1000人の、それぞれ違った人生が待っている。
安っぽい感傷なんて何の役にもたたないとわかっているけど、でもやっぱり泣いてしまいました。
東日本大震災で被災したたくさんの子供たちは15年後、一体どんな人生を語るのでしょうか。
とにかく観ていただきたいです。
観てほしい良作
投稿日
2012/06/08
レビュアー
まみもぉ
フィクション映画とノンフィクションドキュメンタリーの間のような、セミドキュメンタリーっていうんでしょうか。
とてもよい作品でした。
製作はNHK大阪放送局。
主演のふたりもそうですが製作スタッフの多くも阪神・淡路大震災当時の被災者であったそうです。
当事者ではない井上剛監督の作り手としての冷静さが、感傷的にならず入り込みすぎず見守りながらふたりに着いて行く、
穏やかな仕上がりになっていて、控えめな夜空が口ずさんでいるような音楽がほんわりと温かい。
観ながらTVドラマから劇場版が作られた理由と意義を感じました。
台詞なんでしょうけどアドリブのようなふたりの会話、歩きながら”その街”の中へいっしょに引き込まれていきます。
互いの荷物を10分交代で持ち合って、その肩に荷のない方が、自分の心内を話し始める…
分かち合うことで癒される優しさが歩を進めるごとに伝わってきました。
ラストはドラマらしくそれまでのトーンから離れますが、それもよかったです。
美夏(佐藤江梨子)の顔がこどものようでした。
「やめとくわ。今年は。また 来年。」
来年…翌年を含めた未来の年。そのいつかの来年に、ふたりは会うだろう余韻──
その当事者でないと痛みが分からないのは当たり前のことですが、
分からないからその痛みを和らげることができる、手を繋いで抱きしめて分かち合うことが出来るのだと、
恥ずかしくもなくそんな思いに満たされて気持ちがらくになった、そんな素晴らしい余韻でした。
ぜひ、観て下さい。
壁を乗り越えるのには時間がかかる
投稿日
2011/06/08
レビュアー
じゃじゃまる
阪神大震災での心の傷を乗り越えられない人々がいまだいるさなかに起きた東北での大地震。
心が痛みます。
人の足元を見て、物資、食料などを高値にして売りつける人がいたんですね。
しかし、それによって、棲む家どころか、友人、仲間、すべてを失い、いまだに乗り越えられない人もいる。
「人の人間関係までめちゃくちゃにしやがって」
仲間を失ったことで、出来なくなった野球をしながら、美夏待つ勇治の姿が切なかったです。
良かったです!
投稿日
2011/06/06
レビュアー
クロネコ
TVドラマは知りませんが、なかなか良い作品でした。実際に阪神・淡路大震災を体験している森山未來と佐藤江梨子が、されぞれの辛い思いを
胸に神戸の街を歩く・・・。ただそれだけなのですが、せつない思いが伝わってきて、最後は爽やかな気持ちにさえなります。人生越えなきゃならない
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