ビーイング・エリカ　シーズン１

一瞬、沢尻エリカ様が出ているのかと思った！

CSのLaLaTVで放送されていたシーズン１を観ました。
アメリカにおいては、30代で未婚、職なしとなると、負け犬とされる。
そんな女性が主人公。
主人公のエリカは現在の不遇は過去の失敗から来ていると思っていて、
過去に戻ってやり直したいことがたくさんある。
そんな彼女がある日、不思議な心理カウンセターと出会い
過去にタイムスリップして後悔していたことを次々とやり直すという設定のお話。
こういう設定そのものは面白いのですが、
女性が主人公で、このシリーズの制作者も女性なので、
ゆったりした女性的な話が多く、
シーズン１はエピソードによっては面白いものもありますが、
さほど面白くないものもありといったところ。
シーズン２になるとエリカと同じようにタイムスリップする影のある若者が登場して、
話が少しは刺激的に展開して面白くなるのかなあといった気配はあります。

３０過ぎた働く女性のお話し。このドラマはカナダの作品と聞いたのでカナダらしさを期待したけれども、雰囲気はアメリカドラマとおんなじ。
英語もきれいな標準的発音ですね。アメリカもカナダもあまり変わらないということなのかなぁ。。。。

家庭菜園やってますと、春のネギは花茎がのびて、その先っぽがたんぽぽみたいな形になるのですが、この時期食べると固い。
これを薹が立つと言いまして、俗に、適齢期を過ぎた女性のことを意味するわけですが、本作のエリカは、薹が立った女性です。
適齢期を過ぎたといっても、仕事に生きるバリバリのキャリアウーマンかというとそうではなく、恋一筋に生きているかというとそうでもない。
どうも気がついたら中途半端に適齢期を過ぎていたという彼女。
そんな彼女がひょんなことから(ひょんなことからの「ひょん」の語源が知りたい笑)セラピーを受けるのですが、
そのセラピストが時空探偵団で、彼女の「もしもやり直せるならやり直したい」リストのひとつ、ひとつの過去の時代に、
彼女を連れて行ってくれる。
例えば、高校生時代のあのシチュエーションでもっと勇気を出せていたらとか。
で、その過去に戻って、そこでやり直すんだけど、単にやり直すだけではない。
今の自分だからこそ当時は見えなかったものが客観的にみえて、物事の本質みたいなところに触れて元の時代に戻る。
過去をいじると未来が変わるとか野暮な三文SFみたいなことは言いっこ無しのフランクな人間ドラマ。

主役のエリンカーブラックがとてもキュート。
セクシーさを全面に出す女優はごろごろいるけど、
あの年頃であのキュートさが出せるのはなかなかないからね。
日本だと金麦の檀れいが匹敵するかなぁ。