検事・鬼島平八郎

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ダウンタウン浜田が、検事役をするというところが、
新鮮なところか。

４４歳になって、検事になった、変わり種。
それまで、なにか、鉄板焼屋をしていたとのこと。

で、姉夫婦が自殺したことが、きっかけとなって、
検事になった。

というのは、姉の夫、義理の兄は、
議員だったのだが、意味不明で、自殺したため、
その原因として疑っていたのが、政治がらみ。

それを調べるためと、自らの正義のため、
検事になったという設定。

基本、権力を守ろうとする政治家と、
正義の味方、検事との戦いを描く物語。

ま、姉夫婦の子供をあずかって親代わりとして、育てていたりして、
それなりに、設定は、凝ってはいる。

ただ、なんか、解決するために、
設定的に無理な、たとえば、刑事の知り合いを使って、
護送車を略奪するとか、
そういう、ので、なんか、犯人の信条に訴えて、
自供を引き出し、次の悪を暴くという、繰り返しで、ストーリーが進む。

ま、そういう意味で、単調的ではあるものの、
それなりには、見て入れるストーリーには、仕上がっている。

ただ、問題は、浜田を起用したこと。

内容的に、真剣な物語なだけに、
浜田式のコント的な演技と、
彼ありきの脚本、演出が、中途半端なコメディになっていて、
物語をつまらなくしていると思う。

きちんと、なんか、やたけたな、
それでいて、コメディではない役者を起用するか、
あるいは、もっと、コメディタッチにふるか、
そうしないと、とても、ナンセンスなドラマになってしまって、
つまらなくなっている。

そういうドラマだったと思う。

もったいなかったなぁ…久々の「ハマちゃん主演のドラマ」と言うこともあって期待感はあったんだけど…武含め、なかなかの面子揃ってたんだけど…放送回数も「中途半端（途中打ち切り？）」で…全体的に噛み合わなくて空回り感が漂っていた…

内容にそぐわなかったと思うし、意味不明でしたが…個人的には、「ハマちゃんと板尾の掛け合い」が、単純に面白かったんでプラス１しました♪…それだけです…ハイ。

＜全話みての感想＞
４４歳のおっさんが新人検事！？！？
大阪弁丸出しの、浜chanそのまんまの検事♪

「もしも浜chanが検事になったら？」ってな感じで楽しめました♪

ストーリー的には、
全話かけて、一連の事件を解決するというストーリー構成だったけど…、
短編の１話完結もので、浜chan検事の活躍を見たかったかも？

一番印象に残ったのは、
「国の為や何やろうが、あかんもんはあかん」…
このセリフでした。
着飾ったどんなセリフより、心に届いた気がします♪
（私が、大阪人のせいかもしれんけど（笑））

正論や、理屈、きれい事、理想論……
どんだけ筋が通ってようが、＜あかんもんはあかん＞…
…この一言につきる気がします！！

＊＊＊＊＊
それにしても、気になったのは、ビートたけし…。

彼の役柄は、いったい何だったのでしょう？？？
てっきり、ストーリーにもっと絡んでくるかと思いきや………？？
えらく出番の少ない、そして、あんま意味のないゲスト出演でした…（￣▽￣;）