あしたのジョー　劇場版

劇場版はＴＶドラマの焼き直し（編集）なのですが、これは
これでいいと思いますよ。
でもね、翌年に公開された「２」がエントリーされていないの
はとても残念です。と云うかどうなってんでしょう？

この作品であまりにも有名なラストシーンに続く「２」は
やはりＴＶドラマの再編集です。
この完結編とも云える「２」がないなんて、「２４」の最終話
がないのに等しい暴挙ですよ。

これは劇場版のレンタルをする側のモラルが問われます。
大袈裟でしょうか？これ借りた人で「２」を借りない人は
いない筈です。と云うかいきなり「２」を借りたい人多い
と思いますが・・・

今更説明するまでもなく昭和の名作！

TVアニメ版をダイジェスト編集した感じの“忙しい人の為の「あしたのジョー」”って感じです。
かなり上手く編集されててジョーと力石との因縁の対決までを見る事が出来ます！
名シーンも、あまりカットされる事も無く楽しめます。
ただ、各キャラの心情や背景を知るには薄過ぎますね・・・・・

ある程度の話の内容や結末は結構覚えてたり知ってるものですが、見てみると結構勘違いしてたり忘れてたりする事もあります。

ジョーは元来のボクサーのように思えますが、ただのDQNですｗ
アル中・拳闘キチの段平に惚れられやがてボクシングにのめりこんでいきます。
宿命のライバルとなる力石との出会い。
ライバルを憎み拳をかわすことにより生まれる友情☆

ジョーもキザなんですが、力石のキザさ渋さは惚れてしまいますね！ジョーと試合をしたいが為に1階級落とす事による極度な減量・・・極限までストイックにボクシングにかける彼の姿は惚れ惚れです。実際に追悼式が行われたのにも納得！ラオウ以上ですよｗ

とにかく見た事がない人は見てもらいたい作品です！
大変おもしろく感動する作品です。
ジョー好きには多少物足りなく感じるかもしれません、そこは原作アニメでｗ

さて、原作アニメ見直してみますか（コンプするのにいつになるか・・・・・）

テレビシリーズの「総集編」という感じなので、若干強引な編集もあるし、声優も劇場版用として、変更もされているので、正直「違和感もある」…

けれど、何故かサクッと見たいときには、この「劇場版」が見たくなる、やっぱりジョーと段平おっつぁんとの、出会いのシーンからゾクッとするほど面白ぇ〜

「へっへへへへ…最近実写映画化され、人気再燃してるみたいだけど、一度こちらも見てくれよ…」

小学生の時のヒーローはジョーとルパンだった俺にはもう一度どうしても見て見たくなってしまった。テレビで楽しみに毎回見ていた記憶が鮮明に残っている俺には劇場版として2時間半で纏めるにはやっぱり無理があった。大好きだったエピソードはほとんどカットされていて俺には必要ないシ−ンが多すぎる。これだったら力石との出会いとリングでの戦いまでのエピソードと最後の戦いに多くの時間を使ってあの伝説の戦いをしっかり見せてほしかった。制約が多いのは分かるが編集の失敗だと思う。少年時代に見たあのワクワク感は完全には戻ってこなかった。でもこの映画がきっかけでパート2が作られたわけだから意義があったと思うし力石戦をを見て少年に戻れた。評価は星３つです。力石の存在は大切だけど本当のジョーの戦いは力石戦後だと思っています。この後の立ち直りから世界戦までの数々の戦いの一つ一つが良い話ばかりで忘れられません。

ジョーを囲む人の友情がとても響きます。
女の子にファンが多いのもうなずけます。
劇場版は音も豪華なので、おおきなテレビで見ると、小さな頃のブラウン管で見たときとは比べ物にならないくらいの迫力に驚きます。
お嬢さんがけなげで・・。