ザ・コーヴ

ザ・コーヴの画像・ジャケット写真

ザ・コーヴ / リック・オバリー

全体の平均評価点:(5点満点)

23

全体の平均評価点:

DVD

ジャンル :

「ザ・コーヴ」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

解説・ストーリー

世界各地で起きているイルカ漁や捕鯨問題をテーマに、第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したドキュメンタリー。イルカ解放家として活動するリチャード・オバリーが、捕鯨やイルカ漁で栄えてきた和歌山県の太地町の実態に迫っていく。※PG12

「ザ・コーヴ」 の作品情報

作品情報

製作年: 2009年
製作国: アメリカ
原題: THE COVE

「ザ・コーヴ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜

ユーザーレビュー:23件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 5件 / 全23件

話題作だったので、

投稿日:2011/02/27 レビュアー:パープルローズ

一応自分の目で確かめておこうと思いまして。

この映画に登場するリック・オバリーという方は、「わんぱくフィリッパー」の調教師をしていた方なのだそうですが、彼の主義主張よりも、いかにして立ち入り禁止のコーヴに潜入して、イルカが殺される決定的瞬間をとらえた映像を撮ったかという、その過程が映画のメインになっていることがちょっと意外でした。
そして、過去にもこんなドキュメンタリーがあったなと思ったのですが、それはこの映画の2年前に同じくアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を取った「ワン・オン・ワイヤー」です。
アメリカ人って、リスクや法律を冒して何かを成し遂げるという話が好きなんでしょうか?
程度の差こそあれ、どちらもあまり気持ちのいいものではありません。

隠し撮りをするために、彼らが日本に持ち込んだ膨大な量の機材。
ハリウッド映画のセットを作るプロの人に頼んで、カメラを中に仕込んだにせものの岩まで作っていて、まあよくぞそこまでやったよねと感心します。でも、その情熱を向ける方向が間違ってるんじゃないかな?

そうやって撮影した映像は、さすがに衝撃的ではありますが、その映像を映したディスプレイを首から提げて、IWCの総会に乱入したり、東京の雑踏の中に立つ姿は、まるで自分の作品をほめてほしくて仕方のない小学生のようでした。

この映画は、捕鯨の是非を観るものに客観的に判断させるような情報を提供してくれてはいません。ただ、イルカはとても賢くてフレンドリーな動物なのに、それを殺すなんて許せないという感情論だけで走っているように見えます。
イルカの捕獲をやめさせたいというのなら、こんな小さな町の猟師たちを非難するのではなく、イルカのショーを興行している水族館や、それを見にやってくる人たちに訴えるのが筋じゃないかと思います。

途中でイルカの残留水銀の話から水俣病、果ては日本の学校給食の話まで持ち出してきたのには、あきれてしまいました。ほっといてくださいと言いたいです。
同時に、日本もなぜ殺さなければいけないのかとちゃんと説明しないといけないと感じました。

このレビューは気に入りましたか? 43人の会員が気に入ったと投稿しています

。。。。。

投稿日:2011/02/10 レビュアー:エロエロ大魔神

偏見に満ちた作品!?
捕鯨は日本固有の食文化であり伝統漁業?なにも太地町だけが悪いわけではない!アラスカでも・・・・
確かに血に染まった海岸は衝撃的だったが、グリンピースよお前らは環境保護、捕鯨反対を食い物にしている烏合の衆!
これに対して日本は映画 「捕鯨」 を作成すべき!

このレビューは気に入りましたか? 18人の会員が気に入ったと投稿しています

漁民やその文化を殺すことが正義とは・・・

投稿日:2011/05/26 レビュアー:vanilla coke

おすすめ度☆☆☆☆☆

こんな映画がアカデミーとは・・・
悲しくなります。

怒りをあらわにする町民(漁師)の姿が映し出されていますが、
毎日一日中カメラに追い回され、仕事を妨害され、すれ違いざまに汚い暴言を吐かれ続けたら誰だって怒ります。

同じ人間という仲間であるにもかかわらず、
その仕事や生活、そしてその先にある家族の存在を尊重できないような人達が、
直接利害関係のない動物に対して本当に愛情が注ぐことが出来るのかと、疑問に感じます。

行動のすべてがルール違反で軽率、観ていて怒りに襲われました。
逆にあんなことが許されていいのでしょうか?

人間は生きるために、さまざまな食物を口にします。
他の動物だってそれは同じ。

ただ、食糧となるものの死の場面をわざわざ見たいとは誰も思いません。
太地町の追い込み漁でのクジラの死のシーンも同じこと。
恥じているから隠しているというけれど、それは全然違う。
牛肉を食べる人にわざわざ牛を殺すシーンを見せたりはしない・・・。

クジラを糧にしている人達が、クジラを愛していないわけはありません。
バカ騒ぎしている反捕鯨の人達はそんなことはどうでもいいのでしょう。

結局食文化云々ではないと思う。
反捕鯨も環境保護も文化ということになり、結局解決はしない。

ただそこに暮らし、クジラを糧にしているから漁をする。
ただそれだけのこと。

でも嫌がらせや間違った圧力でひとつの文化が失われるのはもっとも野蛮で、あってはならないこと。

この映画を作った人はそこのところをきちんと考えてほしい。

太地町の漁師の方、がんばってください。

このレビューは気に入りましたか? 17人の会員が気に入ったと投稿しています

友達を殺す日本人は許せない

投稿日:2011/03/22 レビュアー:哲郎

確かに、太地町の漁師が行うイルカ殺しのシーンは残酷に見える。先にナイフの付いた槍のような道具でボートの上から次々にイルカを突き刺し、入り江が、まるで赤ペンキを大量にこぼしたように真っ赤に染まる様子は見たくない光景だ。でも、だからといって製作者グループを単純に肯定することはできない。冷静に考えればいいことだが、ことは太地町のイルカ漁がなくなればそれで済む、というような単純な話ではないのである。それに、彼らの主張もまったく正しいとは言い切れない。

特に気になったのは、作品中繰り返し出てくる「イルカは人間と同じ高等な能力を持った動物なのだから殺してはいけない」という主張だ。彼らが自国で主食としている牛や豚、ブロイラーは、下等な動物だからいくら生産して殺してもかまわないということなのか?
人間でも他の動物でも、自己が他者を殺すことが許される理由が一つだけある。それは、「自分が生きるために、それを食べる」ということである。太地町の漁師も、イルカを殺すことが目的なのではない。生活のため、生きる糧として行っている。

一部白人の、こうした現実の事情に目を向けず、目的の正しさだけを主張して行為を正当化するという偽善を、私たち日本人はこっぴどく味わっている。広島・長崎への原爆投下だ。「戦争を終わらせるため」という目的が正当化され、二十数万人といわれる民間犠牲者の命へは目を向けられていない。しかも、戦争終結という目的すら実はウソで、本当は“新型大量殺戮兵器”の威力を実地で試したかったというのが事実だ。彼らの論理でいえば、日本人は牛・豚・ブロイラー同様下等だから殺してもいいということになる。日本と同盟国であったドイツやイタリアがいつまでも降伏しなかったとしても、そこへ原爆を投下することはしなかったはずだ。同じ白人同士だからだ。日本(人)だから投下されたのである。

作品中語られる事柄にはたしかに真実もある。たとえば「(IWCの総会で)日本はクジラやイルカによる大量捕食が漁獲資源減少の原因と言っているが、そうではなく原因は人間(の需要)にある」というものだ。
その通りなのだが、ならばまず問題解決に目を向けられるべきは人口爆発の抑制ということになり、クジラやイルカのことだけで済む話ではない。

彼らの根底にあるものは実のところ単純で、それは、「クジラやイルカは頭もいいし、ペットとして飼っている犬や猫と同様に人間の友達だ。その友達を殺す日本人は許せない」という感情だ。
私も、クジラ獲りやイルカ漁はできればなくしたほうがよいと思う。しかしそれは、人間のあり方とすべての取引を世界的な枠組みのなかで話し合って決めるべきことで、特定の動物愛護運動による妨害で成されることではないはずだ。

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

傲慢さがよく理解できます ネタバレ

投稿日:2011/03/03 レビュアー:Shinji

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

傲慢さとは日本人のことです。
あまりに大多数の日本人がこの作品に対して批判的なので、「傲慢さ」と書けば一瞬活動家たちのことかと思うかもしれませんが。

演出的、作為的というようなことを聞いていたので、どうかと思っていましたが、忠実に誠実に描いていると思います。
そして、太地町がなぜイルカ猟を続け、日本政府も擁護するのかその理由が理解できました。
「利権」ですね。お金以外のなにものでもありません。

「アメリカでのイルカ番組のヒット」→「全世界でイルカショー」→「イルカは売れる(1頭15万ドル)」→「太地町がイルカの提供世界一(儲けまくり)」
という図式で、「文化」などという名目とはかけ離れています。例え昔からイルカを食していたとしても、現在お金儲けの格好の餌にしているのは事実でしょう。
「なにが悪い?」といわれれば、悪くはありませんが、もっと愛や感謝を持てないだろうかと思います。
恩恵を被っているのであれば、殺し方ももっと違う方法があるのではと思います。

また、どうしてそこまで隠そうとするのか? イルカ猟を正当化したいのであれば、堂々と見せ、誠実に説明することで理解を得ようとすればいい。
また水銀含有量についても、否定したいのであれば徹底的に調べ上げて、不正なく公表すればいい。

外国でも世界中からバッシングを浴びている国があります。バッシングを浴びてもその国は正当化します。
そういう国を批判し冷笑する人が多いけれど、今外国から同じようにバッシングを受けていることを
真剣に考えず、事実を吟味しようともせず、「これだから外国のやつはダメだ」「偽善者め」みたいな見方をすることがどれだけ傲慢か。

この作品は内容もしかり、この映画を擁護する周りの意見にも傲慢さを感じます。
愛国心なのでしょうが、国を愛するのであれば世界から指摘されている問題を真剣に受け止め、改善できることがあれば改善すればいいでしょう。
自らを正当化し、外国の連中はわかっていないと優越感を示そうとするよりも、日本人の謙虚さを示すことはできないのでしょうか。

ちなみに私は活動家たちを誤解していました。少しクレイジーな連中かと思っていました。
しかしこのように話し合いが無理なのであれば、「活動」という手に訴えるしかないのかなと思います。苦肉の策でしょう。
彼らは偽善者ではなく、愛情で活動をしているのです。
イルカ猟にはまったく愛というものを感じず、これを正当化するほうが偽善的に感じます。

とにかくこの作品を見る場合は、他人の意見を度外視して観てほしいと思います。
日本人は大多数の意見に惑わされすぎです。はじめから批判的に冷笑的に観るのではなく、公平に観るべき作品です。

このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全23件

ザ・コーヴ

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:23件

話題作だったので、

投稿日

2011/02/27

レビュアー

パープルローズ

一応自分の目で確かめておこうと思いまして。

この映画に登場するリック・オバリーという方は、「わんぱくフィリッパー」の調教師をしていた方なのだそうですが、彼の主義主張よりも、いかにして立ち入り禁止のコーヴに潜入して、イルカが殺される決定的瞬間をとらえた映像を撮ったかという、その過程が映画のメインになっていることがちょっと意外でした。
そして、過去にもこんなドキュメンタリーがあったなと思ったのですが、それはこの映画の2年前に同じくアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を取った「ワン・オン・ワイヤー」です。
アメリカ人って、リスクや法律を冒して何かを成し遂げるという話が好きなんでしょうか?
程度の差こそあれ、どちらもあまり気持ちのいいものではありません。

隠し撮りをするために、彼らが日本に持ち込んだ膨大な量の機材。
ハリウッド映画のセットを作るプロの人に頼んで、カメラを中に仕込んだにせものの岩まで作っていて、まあよくぞそこまでやったよねと感心します。でも、その情熱を向ける方向が間違ってるんじゃないかな?

そうやって撮影した映像は、さすがに衝撃的ではありますが、その映像を映したディスプレイを首から提げて、IWCの総会に乱入したり、東京の雑踏の中に立つ姿は、まるで自分の作品をほめてほしくて仕方のない小学生のようでした。

この映画は、捕鯨の是非を観るものに客観的に判断させるような情報を提供してくれてはいません。ただ、イルカはとても賢くてフレンドリーな動物なのに、それを殺すなんて許せないという感情論だけで走っているように見えます。
イルカの捕獲をやめさせたいというのなら、こんな小さな町の猟師たちを非難するのではなく、イルカのショーを興行している水族館や、それを見にやってくる人たちに訴えるのが筋じゃないかと思います。

途中でイルカの残留水銀の話から水俣病、果ては日本の学校給食の話まで持ち出してきたのには、あきれてしまいました。ほっといてくださいと言いたいです。
同時に、日本もなぜ殺さなければいけないのかとちゃんと説明しないといけないと感じました。

。。。。。

投稿日

2011/02/10

レビュアー

エロエロ大魔神

偏見に満ちた作品!?
捕鯨は日本固有の食文化であり伝統漁業?なにも太地町だけが悪いわけではない!アラスカでも・・・・
確かに血に染まった海岸は衝撃的だったが、グリンピースよお前らは環境保護、捕鯨反対を食い物にしている烏合の衆!
これに対して日本は映画 「捕鯨」 を作成すべき!

漁民やその文化を殺すことが正義とは・・・

投稿日

2011/05/26

レビュアー

vanilla coke

おすすめ度☆☆☆☆☆

こんな映画がアカデミーとは・・・
悲しくなります。

怒りをあらわにする町民(漁師)の姿が映し出されていますが、
毎日一日中カメラに追い回され、仕事を妨害され、すれ違いざまに汚い暴言を吐かれ続けたら誰だって怒ります。

同じ人間という仲間であるにもかかわらず、
その仕事や生活、そしてその先にある家族の存在を尊重できないような人達が、
直接利害関係のない動物に対して本当に愛情が注ぐことが出来るのかと、疑問に感じます。

行動のすべてがルール違反で軽率、観ていて怒りに襲われました。
逆にあんなことが許されていいのでしょうか?

人間は生きるために、さまざまな食物を口にします。
他の動物だってそれは同じ。

ただ、食糧となるものの死の場面をわざわざ見たいとは誰も思いません。
太地町の追い込み漁でのクジラの死のシーンも同じこと。
恥じているから隠しているというけれど、それは全然違う。
牛肉を食べる人にわざわざ牛を殺すシーンを見せたりはしない・・・。

クジラを糧にしている人達が、クジラを愛していないわけはありません。
バカ騒ぎしている反捕鯨の人達はそんなことはどうでもいいのでしょう。

結局食文化云々ではないと思う。
反捕鯨も環境保護も文化ということになり、結局解決はしない。

ただそこに暮らし、クジラを糧にしているから漁をする。
ただそれだけのこと。

でも嫌がらせや間違った圧力でひとつの文化が失われるのはもっとも野蛮で、あってはならないこと。

この映画を作った人はそこのところをきちんと考えてほしい。

太地町の漁師の方、がんばってください。

友達を殺す日本人は許せない

投稿日

2011/03/22

レビュアー

哲郎

確かに、太地町の漁師が行うイルカ殺しのシーンは残酷に見える。先にナイフの付いた槍のような道具でボートの上から次々にイルカを突き刺し、入り江が、まるで赤ペンキを大量にこぼしたように真っ赤に染まる様子は見たくない光景だ。でも、だからといって製作者グループを単純に肯定することはできない。冷静に考えればいいことだが、ことは太地町のイルカ漁がなくなればそれで済む、というような単純な話ではないのである。それに、彼らの主張もまったく正しいとは言い切れない。

特に気になったのは、作品中繰り返し出てくる「イルカは人間と同じ高等な能力を持った動物なのだから殺してはいけない」という主張だ。彼らが自国で主食としている牛や豚、ブロイラーは、下等な動物だからいくら生産して殺してもかまわないということなのか?
人間でも他の動物でも、自己が他者を殺すことが許される理由が一つだけある。それは、「自分が生きるために、それを食べる」ということである。太地町の漁師も、イルカを殺すことが目的なのではない。生活のため、生きる糧として行っている。

一部白人の、こうした現実の事情に目を向けず、目的の正しさだけを主張して行為を正当化するという偽善を、私たち日本人はこっぴどく味わっている。広島・長崎への原爆投下だ。「戦争を終わらせるため」という目的が正当化され、二十数万人といわれる民間犠牲者の命へは目を向けられていない。しかも、戦争終結という目的すら実はウソで、本当は“新型大量殺戮兵器”の威力を実地で試したかったというのが事実だ。彼らの論理でいえば、日本人は牛・豚・ブロイラー同様下等だから殺してもいいということになる。日本と同盟国であったドイツやイタリアがいつまでも降伏しなかったとしても、そこへ原爆を投下することはしなかったはずだ。同じ白人同士だからだ。日本(人)だから投下されたのである。

作品中語られる事柄にはたしかに真実もある。たとえば「(IWCの総会で)日本はクジラやイルカによる大量捕食が漁獲資源減少の原因と言っているが、そうではなく原因は人間(の需要)にある」というものだ。
その通りなのだが、ならばまず問題解決に目を向けられるべきは人口爆発の抑制ということになり、クジラやイルカのことだけで済む話ではない。

彼らの根底にあるものは実のところ単純で、それは、「クジラやイルカは頭もいいし、ペットとして飼っている犬や猫と同様に人間の友達だ。その友達を殺す日本人は許せない」という感情だ。
私も、クジラ獲りやイルカ漁はできればなくしたほうがよいと思う。しかしそれは、人間のあり方とすべての取引を世界的な枠組みのなかで話し合って決めるべきことで、特定の動物愛護運動による妨害で成されることではないはずだ。

傲慢さがよく理解できます

投稿日

2011/03/03

レビュアー

Shinji

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

傲慢さとは日本人のことです。
あまりに大多数の日本人がこの作品に対して批判的なので、「傲慢さ」と書けば一瞬活動家たちのことかと思うかもしれませんが。

演出的、作為的というようなことを聞いていたので、どうかと思っていましたが、忠実に誠実に描いていると思います。
そして、太地町がなぜイルカ猟を続け、日本政府も擁護するのかその理由が理解できました。
「利権」ですね。お金以外のなにものでもありません。

「アメリカでのイルカ番組のヒット」→「全世界でイルカショー」→「イルカは売れる(1頭15万ドル)」→「太地町がイルカの提供世界一(儲けまくり)」
という図式で、「文化」などという名目とはかけ離れています。例え昔からイルカを食していたとしても、現在お金儲けの格好の餌にしているのは事実でしょう。
「なにが悪い?」といわれれば、悪くはありませんが、もっと愛や感謝を持てないだろうかと思います。
恩恵を被っているのであれば、殺し方ももっと違う方法があるのではと思います。

また、どうしてそこまで隠そうとするのか? イルカ猟を正当化したいのであれば、堂々と見せ、誠実に説明することで理解を得ようとすればいい。
また水銀含有量についても、否定したいのであれば徹底的に調べ上げて、不正なく公表すればいい。

外国でも世界中からバッシングを浴びている国があります。バッシングを浴びてもその国は正当化します。
そういう国を批判し冷笑する人が多いけれど、今外国から同じようにバッシングを受けていることを
真剣に考えず、事実を吟味しようともせず、「これだから外国のやつはダメだ」「偽善者め」みたいな見方をすることがどれだけ傲慢か。

この作品は内容もしかり、この映画を擁護する周りの意見にも傲慢さを感じます。
愛国心なのでしょうが、国を愛するのであれば世界から指摘されている問題を真剣に受け止め、改善できることがあれば改善すればいいでしょう。
自らを正当化し、外国の連中はわかっていないと優越感を示そうとするよりも、日本人の謙虚さを示すことはできないのでしょうか。

ちなみに私は活動家たちを誤解していました。少しクレイジーな連中かと思っていました。
しかしこのように話し合いが無理なのであれば、「活動」という手に訴えるしかないのかなと思います。苦肉の策でしょう。
彼らは偽善者ではなく、愛情で活動をしているのです。
イルカ猟にはまったく愛というものを感じず、これを正当化するほうが偽善的に感じます。

とにかくこの作品を見る場合は、他人の意見を度外視して観てほしいと思います。
日本人は大多数の意見に惑わされすぎです。はじめから批判的に冷笑的に観るのではなく、公平に観るべき作品です。

1〜 5件 / 全23件