ＮＨＫ　ＤＶＤ　ハーバード白熱教室

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第一回は、架空のシナリオや、実際のカニバリズム事件等を通じて、
「殺人に正義はあるか」よいうよりも、むしろ「正義のある殺人は存在しうるのか」
そんなことをメイン議題として
ベンサムの功利主義の理論「最大多数の最大幸福」などについて考えて行きます。

第二回は、それを現代社会の企業や政府が、利用してきた事実を語り、
「最大量の幸福の獲得」は常に正しいのか、全員が少しずつ我慢をして、誰かを助ける方が正義とは言えないか。
では、「最大量」のみを仮に最優先として重視するとして「失われた命」の「減少幸福量」をどうみつもったらいいのか。
果たして、命に値段は付けられるのか？
そういったことがメインテーマとなっています。

とにかく、とてもプリミティヴで、哲学としては初歩も初歩のテーマではありますが、
とても判りやすく興味深いと思います。

私は、NHKの本放送で、東京大学での客員講演版も拝見しましたが、
日本人とアメリカ人の、言い換えれば、東洋と西洋の微妙な正義の捉え方の差異についても
考えさせられる物がありました。

===============以下、自身の「ハーバード白熱講義Justice（正義）」よりコピペ=========================
同じシリーズと思われる、スタンフォード白熱教室（講義）シリーズの　ティナ＝シーリグ女史と
本スタンフォード白熱教室（講義）シリーズ　ハーバード大学　マイケル＝サンデル教授との対比が面白い（笑）

スタンフォード大学の白熱シリーズでは、とにかく実践実践！
それは、講義対象とする生徒の年齢もあって、興味が持てるように面白おかしくアレンジされてはいるのですが、
とにもかくにも、生徒にやらせる、実践させる。
そして、その目的はまー「いかに優秀なビジネスマン」たるか（苦笑）というのは、言い過ぎかな（笑）

対する、本ハーバード白熱シリーズは、
「人としてどう生きる？」「そも、正義とはなにか」「自分にとって大切なものの見つけ方」といったような
極めて観念的なことが主題と言えます。

スタンフォードの主体が「考えた上で、行動させる」を至上とするなら
ハーバードの主体は「考えた上で、さらに考えさせる」を至上としているといっても良いかもしれません。

ビジネスマン、新人社会人、営業の方などには、実践テキストたる「スタンフォード」をおすすめしますが、
人生の指標を見つけたい方、ちょっと理屈っぽい哲学の話をしたい方、あるいは、そうだな
意外と中高生くらいに見て欲しいかもと思います。

私としては断然ハーバードを推しますが、
スタンフォードも優れた楽しいテキストになりえると思いますので、
嗜好にあわせてどうぞ。両方が一番良いかも（笑）

近所にハーバード大学卒？を自慢している塾講師のＭさん〜

あんたそんな頭あるのに、なんでそんな小さい塾でアルバイト講師してるの？

いかにも疑わしい限りです

そんなに賢いなら確実に教師になれてますよね！

中退じゃ〜ないのかな？

物の見方について参考にはなると思います。アメリカの自由競争社会、ハ−バ−ドへのという高学歴者大学生自身あるいは大学システムへの問題提起もあり、そこが白熱というところかもしれません。

哲学入門としておもしろく視聴できる。

本を先に読みだしたところです。東大での講義はNHKのスタジオで観たのですが彼らはハーバードの講義を意識している感がありました。アメリカの講義もおもしろそうなのでレンタルしました。