カレには言えない私のケイカク

理想の男性にめぐり会えるかどうかはわからない。でも、手遅れにならないうちに、子供は産みたい。
そう考えたゾーイ（ジェニファー・ロペス）は、精子バンクを利用することに。ところが、人工授精をうけたまさにその日に、理想の男性にめぐりあってしまう。

ジェニファー・ロペスは、クローズアップになると、さすがにちょっと年をとったかな？という感じでしたが、相変わらずのパーフェクトボディ。そのジェニファーが妊婦姿で出産シーンにも挑戦しています。
相手役の男優さんはいまいちインパクトに欠けますが、脱いだらすごい。ゾーイが見とれて、車を木にぶつけてしまうシーンがありましたが、まさにそんな感じです。

好きになった女性がいきなり出産（しかも双子）することになって、戸惑うスタン。
彼は、公園で知り合った男に子育ての助言をもらうのですが、その言葉がいいです。

「最低だと思うようなことが次々と起こる。ところが突然、最高だと思う瞬間が訪れる。そして、また最低な瞬間の繰り返し。」

子育てをこれほどうまく言い表した言葉はありません。滅多にない、「最高の瞬間」があるからこそ、やっていけるのです。

ちょっと上手く行き過ぎの感のある終わり方ではありますが、こういうハッピーエンドもいいんじゃないでしょうか。
いちばんよかったのは、オープニングタイトルのアニメーションがとってもおしゃれだったこと。
始めよければ終わりよしです。
ただ、シングルマザーのグループの自然分娩のシーン。あれはいただけません。

ジェニファー・ロペス、相変わらずのナイスバディー。
それだけでも見ていて気持ちいい。
彼女のサバサバした感じも、大好き。
お話の方は、出会いを諦めて、手遅れにならないうちに子供が欲しいと、精子バンクシングルマザーになろうって決意した女性が
皮肉にも精子を注入したその日に運命の人に出会ってしまって、予定がすっかり狂っちゃうっていうお話。
男性の方は、誰の子かもわからない子供を自分の子として愛情を注げるのかな〜？
なんてずっと現実的に思っちゃいましたけどね。
まあ、そこは映画だから現実感なんてクソくらえなんだけど・・
お相手の俳優さんが、けっこうイケてるので、ま、いいか(^^;
それにしても映画の中に出てくるこの人たち、いつも遊んでるんだけど、一帯いつ働いてるんだろう？（笑）

出産シーンなど、ちょとドタバタ感が鼻についたけど、ま、そこそこ楽しめました。

これがロマンチックコメディと言われると・・・
決してロマンチックではない気がする。
シングルママになろうと人工授精した途端、ステキな彼が現れた。
子供は？彼は？・・ってなストーリー。
二人の出会いや、距離を縮めていく過程はロマコメっぽいけれど。
子供問題のくだりのほとんどが、結構リアルに感じられて「ロマコメ観てる」気分は吹っ飛ぶ。
出産のあれこれが、ドスンドスンとボディに効いてくるみたいな・・・
やっぱり出産って凄まじいんだなぁ。
いろいろ知ってビックリして。
そのクライマックスが「出産時に排便することもある」。
・・・・・そうでしたか・・・・・
リスペクト女性。
ＶＩＶＡ女性。
心からそう思います。
アニマル化してるような出産シーン。
ガルル〜・・って。
水中出産のシーンは気圧されました。

順番。
世間が納得する順番。
その順番通りになるなら、それにこしたことはないんだろうけど。
違ったら違ったで、いいじゃん。
それはそれですよ。
何が起こっても不思議じゃない世の中。
そのうちスタンダードも変わっていくんでしょう。
そしたらこっちが主流かもねアル・カポネ。

スタン。
この人カッコイイですね。
笑顔がステキでした。

ジェニファー・ロペス。
アレ？・・・・
昔の可愛らしさ、セクシーさが影を潜めてるような・・・
体鍛えすぎなんじゃない？
なんだか骨格が男っぽくなってます。
年のせいもあるんでしょうか・・・
ゴリラエキスを注入したような・・・
はるな愛エキスを注入したような・・・
最近は「ラヴ注入」が流行っておりますが・・・
どうやらラヴはラヴでも、違うラヴを注入したようで・・・
ドドスコスコスコ「愛注入」。
カッコイイのかもしれないけど、ステキには見えなかった。

J.Loはいつも確かな演技力。
今回も精子ドナーでシングルマザーになろうとする、ちょっと抜けてる痛いアラフォー？女性（さいきんこの手の映画すごく多い）を
キュートに演じている。自身もラテン歌手のマークアンソニーとの間に双子ちゃん出産したんですよね。離婚したけれど。

あいかわらずナイスバディなのはすごい。でもお顔が・・限りなくゴリラ。
こんなに鼻があぐらかいてたっけ。顔がごつくなった。
「アウトオブサイト」でジョージクルーニーと共演してた頃は、モニカベルッチみたいにゴージャスだったんだけどな。

このお話、現代特有のホットなトピックで、なかなか興味深いし、恋愛べたの主人公の葛藤も共感できる。
ま、でもひどい男性不信でもこんな素敵な男性に惚れられるなんて、単にラッキーなだけじゃん、て感じもするけど。
だからか、主人公が男性と恋人になって同棲を始めてからは、物語がとたんにつまらなくなってしまう。

ゴリ顔J.Loがお茶目全開でダーリンに甘えたり、どうでもよいシーンが続き、ラストの出産シーンまでの時間稼ぎがむなしい。
あと、産婦人科での検査シーンと、水中出産シーンは、下品すぎて、見るに堪えない。
出産を「グロ」として捉えてるのが、すごく不愉快。

評価７２点(１００点満点)
ジェニファー・ロペス主演の軽いラブコメ、日本では未公開作品だったらしいが確かに劇場に行って観るほどでもなくお家で楽しむにはちょうどよい作品。ジェニファーも４０歳を超えたようだがナイスボディーとなんとも色気のある容貌は健在、彼女のファンは必見。
本来の人生計画より予備ケイカクが先行しちやったものだからお話がややこしくなるというストーリー。理想の男性を追い求めているうちに３０を過ぎちやったゾーイ、祖母しか肉親のいない彼女にとって家族はなんとしてでも作りたい、それなら男性をあきらめて人工授精で子供を作っちゃおうと無事妊娠に成功したとたん理想の彼氏が現れた。ゾーイは学歴もあり経済的にも余裕があるのでこんな発想になったのかもしれないがちよっと焦りすぎの感はある。でも過去のトラウマなんかで男性不信に陥っている女性は世の中に沢山いるのかも、今までに出会った男が悪かっただけと慰めても、いつまでたっても男運の悪い女性はいるものだ。さて、えらいのはお相手のスタン、いきなりそれも双子の父親にならなきゃいけないうえに、彼女はなかなか頑固でカレの愛情を信じようとはしない。要するにスタンはゾーイにはもったいないような相手なのだ。ちよっともつれた糸がどうほぐされてゆくのかがラブコメの見せ場というもの。おばあちゃんの結婚式やスタンが公園で３人の子持ち男性と話すシーンはなかなかいい伏線になつている。
私生活でも双子の母親で裁判や契約交渉でなにかと忙しいジェニファーだが今後の活躍を祈りたい。