ジョナ・ヘックス

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従来の西部劇にホラー要素を少し付け加えた
ちょっと変わった西部劇って感じで
ある意味楽しめます。

しかし。。

ジョナ・ヘックスが助かった過程や
死者と会話できるっていうのは
なかなか面白ですが、
少しスパイスが足りないって
感じでした。

アメコミを映画化したので、
こんなものと言ってしまえば
それまでなんでしょうが。

グラフィック・ノベルが原作なんですね。一風変わった西部劇でした。

なかなかいい雰囲気。
美術や小物も安っぽくなく、こだわりが感じられます。

キャラ設定とキャスティングもよかったです。
顔に酷い傷のある、おじさんヒーローのジョナ・ヘックス（ジョシュ・ブローリン）、しぶい！
ジョン・マルコビッチの悪役ぶりもいい。

冒頭の、ヘックスの過去のエピソードは
劇的で、引き込まれたけど
途中から展開が単調になり、中だるみしたかな…

笑いもあって悪くはないけれど、
笑いも展開もオーソドックス過ぎた感じ。

あとアクションシーンが夜が多くて
暗くてよく見えなかったのが残念。

アメコミの実写版だし、
今までに無い西部劇として楽しめば、
まずまず楽しめる作品だと思います。


アメリカでは初登場の第７位だったそうだし、
娯楽映画だと思って気楽に楽しみましょう♪

随分前にトレーラーを観て少し気になった顔が半分焼けただれたガンマンの話です。
元々はDCコミックのキャラらしいのでバットマンやスーパーマンの仲間なんですね。
南北戦争直後のアメリカが舞台で南軍でも名うての兵士だったジョナヘックスは上官であるターブルの「病院を焼き討ちせよ」と言う理不尽な命令に反抗して親友で有りターンブルの息子であったジェブを撃ち殺して軍を追放されてしまう。
戦争終結後にネイティブアメリカンの妻と息子はターンブルの怨恨で惨殺され、彼も重症を負うが妻の部族(クロウ族)の神秘的なマニトゥ（魂）と対話する呪術のおかげで一命取り止め、更に死の淵を魂が垣間見た経験から「死者と対話する」能力を身に付けてしまう。
常に死の淵と足下に広がる地獄の存在を感じながら賞金首の「悪党」を屠る事で自分の存在意義を確かめるヘックス。
老いて朽ち果てるまで毎日屍を愛馬でひいて小銭を稼ぐジョナヘックスの耳に宿敵ターンブルの存命と、そのドス黒い野望の存在が届く。
マカロニウェスタンに呪術と特殊銃器の味付け、善き人で在ろうとすればするほど暗黒の世界に惹かれてしまうヘックスのジレンマをミーガンフォックスの信じられない細腰のキュートさで花を添えた娯楽活劇です。
少し安普請ですが、古臭いのに妙に新しい雰囲気がするのはキチンとした本と役者を配して大好きな世界を監督が構築しているからなんでしょうね。

ＤＣコミックの実写化。最近の正義とは？のダークヒーローではなく、時代を逆行した過去のアクション映画のよう。
それでも面白ければ別に構わないけど、良くも悪くもなく普通で、すぐに忘れそうなアクション映画。

カメラも脚本も演出も平凡すぎて何とも微妙だなー。日本の漫画原作の映画を思い出すような
当たり障りのない感じ。もっと冒険してもいいんじゃない？