必死剣鳥刺し

必死剣鳥刺しの画像・ジャケット写真
必死剣鳥刺し / 池脇千鶴
全体の平均評価点:
(5点満点)

61

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「必死剣鳥刺し」 の解説・あらすじ・ストーリー

藤沢周平の“隠し剣”シリーズの中でも人気の一編を、「今度は愛妻家」の豊川悦司主演で映画化。一度は死を覚悟しながらも一人の女の存在によって生への執着を取り戻した男が、剣客ゆえに不条理な藩の政道に翻弄され過酷な運命を辿る姿を描く。監督は「OUT」の平山秀幸。江戸時代。東北の海坂藩では、藩主・右京太夫の愛妾・連子が藩政に口を出し、善からぬ影響が拡がっていた。しかし、誰もその暴走を止めることが出来ずにいた。最愛の妻・睦江を病で亡くしたばかりの物頭・兼見三左エ門は、死に場所を求めるかのごとく独断で連子の刺殺を敢行する。ところが、極刑を期待していた三左エ門に下された処分は意外にも閉門という寛大なものだったのだが…。

「必死剣鳥刺し」 の作品情報

製作年: 2010年
製作国: 日本

「必死剣鳥刺し」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

必死剣鳥刺しの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
114分 日本語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
PCBP72181 2010年12月24日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
43枚 3人 0人

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ユーザーレビュー:61件

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1〜 5件 / 全61件

理不尽すぎて辛いねぇ

投稿日:2010/12/23 レビュアー:ミルクチョコ

藤沢周平の「隠し剣」シリーズの映画化です。
江戸時代の海坂藩。家中に聞こえた剣の達人兼見三左ェ門(豊川)は藩主の失政の元凶である愛妾を城中で刺し殺します。しかし、意外なほど寛大な処分が下り、再び藩主の傍に仕えることに。
しかし、必勝の奥義「鳥刺し」を持つ剣の腕を見込まれた彼は、政治的陰謀に巻き込まれ、運命の手に翻弄されていきます。

多少ミステリー仕立てで、3年前と現在を行き来する構成は、ちょっと分かりづらいものの、
死を覚悟していたのに死ねず、未だに生きている居心地の悪さと、救ってもらった恩義、その板挟みになりながらも個を捨て忠義を全うしようとする、現代サラリーマン社会にも通じる虚しさ、無情とも思える展開が淡々と描かれ、でも静謐に描かれている所には魅力を感じました。
分かりやすい盛り上げ方のエンタメ映画と反対に、礼儀や殺陣の身のこなしなど、日本にしか作れない情緒溢れる侍魂を感じる映画だと思いました。
大人数で繰り広げられる殺陣もさる事ながら、様々な思いを胸に秘めて生きてきた男が初めて見せる感情の発露。生への執着。三佐ェ門は、この時、生きたいと切に願っていたのではないでしょうか?それには亡き妻・睦江の姪にあたる里尾(池脇千鶴)の存在が大きいと思います。

クライマックスの15分間は緊張感溢れる演出でリアルでした。
理不尽すぎて、後味は、ちょっと辛かったです。

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トヨエツより、吉川晃司がよかったです。

投稿日:2010/12/03 レビュアー:パープルローズ

これも観客の年齢層が非常に高かった映画。

お能を鑑賞する場面から始まり、かなりゆったりしたペース。
物頭という役職にある兼見(豊川悦司)が、藩主の愛妾をいきなり刺殺するシーンにつながります。
兼見はなぜ愛妾刺殺という行動をとったのか?
大罪を犯した兼見に、閉門謹慎という寛大な処置が下ったのはなぜなのか?
それが回想シーンを織り交ぜて語られるのですが、回想シーンの初めと終わりが、「ここからここまでですよ。」とでもいうように、モノクロに変わります。そこまで親切に説明しなくてもわかると思うけど・・・。

予告をみたときは、トヨエツが久しぶりにかっこよさそうで期待しましたが、それほどでもなかったです。
謹慎蟄居が長いので、けっこう汚くなってます。
入浴シーンがあるのですが、あの乳首・・・生理的に許せない。
吉川晃司のほうがかっこよかったです。

愛妻家だった兼見の身辺の世話をする、亡き妻の姪(池脇千鶴)。
彼女の行く末を案じ、嫁入り先まで世話しようとしていたのに、いきなりあんなことになってしまうとは!!仰天しました。それはいかんのじゃないかなあ。

しかし、ラストの殺陣はなかなか見ごたえがありました。派手に飛び散る血しぶきがリアルでした。

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引き換えにせずには逝くわけにはいかないネタバレ

投稿日:2011/02/06 レビュアー:蒼生

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かなり、私見に偏っていると思いますので、
お読みくださるかたは、お含みおきのほど、お願いいたします。



最愛の妻と共に、生きる意味を喪い、
死に場所を求めた一人の男。
けれど、ひとかどの武士として、
妻の後を追って自害するわけにもいかず、
せめて、ご公儀に仇なす女を道連れに
切腹する道を選んだ。

けれどその志さえも、利用され、
策略へと、知らず取り込まれていた。

この流れはよいと、思うのです。
しかし、妻への追慕から始まった成り行きならば、
姪とのことは、納得がいきませんでした。
たとえ、この先に待つものは死と、
その途を悟り、その前に妻の面影を求めたのだとしても。

それ以外は、心にくるものがありました。
一死をもって、一矢を報いる。
その執念とも言える、志に感じ入りました。

武士道という、不器用で虚しく、哀しく、
なのにどこか、清々しいとも思える生きかた。
それが、正しいかどうかなんて、判断もできませんが、

ただ、この時代において、
もの悲しくも美しい人生だったのではないかと。
彼に悔恨はないのではないかと。




やっと、妻の元へ往けると。
ふたつの仕事を終えて。



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原作ファンも納得の配役

投稿日:2012/08/24 レビュアー:ykk1976

剣客ものは、時代小説ファンが最も好むジャンルですが、この映画の原作の『必死剣孤影抄』は人気の高いもののひとつです。
同じくこの本の中に収められている『隠し剣鬼の爪』も永瀬正敏主演で山田洋次監督も映画化しています。

この「必死剣鳥刺し」も原作の時から好きでした。
原作の中でも大木のような大柄な人物だと表されている主人公兼見三佐ェ門が豊川悦司というのは、とてもぴったりです。
寡黙で静かながらも、自身の決めたことに対しては、黙々とやり遂げるその姿に、深みを感じます。
(ちょっぴり緩んだ中年の身体も、役柄にリアリティをもたせていますね(笑)・・・必死剣という剣を編み出した剣客と考えるともう少し引き締まっていた方がいい気もしますが)

兼見三佐ェ門は、病弱な妻睦江(戸田菜穂)を亡くした海坂藩の物頭。藩主右京太夫(村上淳)の愛妾連子(関めぐみ)の藩政への干渉を止めるために、連子を刺殺。
極刑が免れないと思われたその状況の中、閉門という寛大な沙汰が下ります。

この映画、わたしのような原作ファンをうらぎらない、配役があったと思います。
しかも、映像化するにあたって、原作でも重要な役どころながらも、あまり人物造形に光の当たっていなかった人物を、「これ」という配役で掘り起こしています。
亡妻睦江を演じた戸田菜穂さんのはかなげで可憐なこと。原作にはほとんど登場しないものの、映画にはこの人がいないと思うほど光っていました。

特に、藩主の従兄弟で唯一藩主へ意見をいうことができる「御別家」の帯屋隼人正を演じた吉川晃司さんがとてもよかったです。
大河ドラマでも信長を演じるなど、時代劇への出演も増えている吉川晃司さんですが、豊川さん演じる三佐ェ門と渡り合うその姿にほれぼれ。
美しいお侍というだけでなく、演じる人物の家柄の良さを表す貫禄も備わっていました。
これからの活躍がとても楽しみです。
もう少し吉川さんが御年齢がいっていれば、三佐ェ門を演じてもよかったです。彼も体が大きいし、合うと思います。

一つだけ残念なのが、睦江の姪で三佐ェ門の身の回りの世話をしながら同居する里尾役の池脇千鶴さんです。
池脇さんは、女優さんとして大好きなんですが、実年齢はぴったりなんでしょうが、雰囲気が里尾役を演じるにはすこしかわいらしすぎる気がしました。

映画最大の見どころのクライマックスの殺陣のシーンは迫力満点です。
息をもつかさぬピーンと張りつめたシーンには、目をうばわれてしまいました。
映画全体としては、もう少し短めの方が、若干中だるみがなかったのではないかと、少し残念でした。

ぜひどなたか原作に収められている『臆病剣松風』を映画化してほしいものです。
コメディ色もある本作には艶っぽいシーンもあり、映像化にもってこいだと、ひそかに思っています。

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武士の給料明細

投稿日:2011/06/12 レビュアー:ひろぼう

久しぶりに時代劇を、ということで手に取った作品。
クライマックスの殺陣は迫力ありました。一騎打ちでの間合いの取りかたに緊張感みなぎり、
『椿三十郎』の何倍もの血しぶきは絵的に分かり易く、最期の乱戦での鬼気迫る豊川悦治の
表情に兼見三左エ門の執念を感じました。

非常に丹念に武士の作法を再現しているのに好感が持てました、って、本当の武士ではない
ので映画での作法が正しいかどうかは知りませんが、らしさが十分に感じられます。
勤めを終え城を出て、一杯飲もうかと声をかけられ赤提灯の暖簾をくぐり、殿様や妾の愚痴を
肴にするなんて現代のサラリーマンと同じではないですか。襖の開け閉めから目上の人への
儀礼とか、作法に気を配り礼節を重んじる武士とはいえ人の子なんだと、親近感というよりも
連帯感が湧きました。三左エ門(豊悦)のゆるんだお腹まわりには、最も中年サラリーマンの
哀愁を感じました(笑)
殿の妾に手を掛けるなんざぁ、現代に置き換えればどういうことなんでしょう。殺人は犯罪
なので無理。三左エ門の秘めた心情を汲み取ると、首を覚悟の内部告発辺りが近いでしょうか。
今だったら社長の機嫌を損ねてもせいぜい左遷なのですが、この時代では打ち首ですからねぇ。
サラリーマンは気楽な稼業云々とか歌う余裕はありませんねぇ。

不満なのは肝心の「必死剣」を成り立ちで、三左エ門が自ら発案した奥義で必死の時にしか
出せない技ってどうやって試したんだろう、裏打ちが全くない幻の技なのに大ネタにするのは
苦しいということ。しかもその奥義の存在を家老が知っていて、それは三左エ門が誰かに吹聴
したということであって、三左エ門って剣豪と謳われるにしては意外と軽い性格で自慢しい
なのかと思え、キャラ設定のブレが最後まで気になったことでした。
姪の里尾との関係も、剣豪として、愛妻家としてもあるまじき行為ですしね。

不遇な剣客の末路を、わびさびで描いた作品ではないのでしょう。
現代にも通ずる、勤め人のやりきれなさに、色恋沙汰で味付けをした観易い時代劇なのでしょう。
クライマックスの殺陣に比類する、「武士は食わねど高楊枝」の舞台裏の方が興味深かった私には、
丸っこい幼顔の池脇千鶴との色恋沙汰の描写は、幾度となく過剰に吹き出す血糊と同じにやり過ぎ
ではと感じました。★3

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