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16世紀末のロンドン。スランプに陥っていた劇作家シェイクスピアはオーディションにやって来た一人の若者トマス・ケントを追ってとある屋敷へたどり着く。そこには以前、芝居の最中に目を留めた美しい女性ヴァイオラの姿があった。シェイクスピアと彼を信奉するヴァイオラはたちまち恋におちてしまう。燃え上がる恋心が創作意欲をかき立てたのか、シェイクスピアの台本は急ピッチで仕上がって行き、トマス・ケントを主役とした芝居の稽古も順調に進んでいた。ヴォイオラの別れの手紙をトマスから受け取ったシェイクスピアは納得できず再びトマスの後を追うのだが、そこで彼はトマスこそヴァイオラの男装した姿だった事を知るのだった……。
製作年: |
1998年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
SHAKESPEARE IN LOVE |
受賞記録: |
1998年 アカデミー賞 作品賞
1999年 ベルリン国際映画祭 功労賞 1998年 ゴールデン・グローブ 作品賞(コメディ/ミュージカル) 1998年 NY批評家協会賞 脚本賞 |
監督: |
ジョン・マッデン |
---|---|
製作: |
デビッド・パーフィット 、 ドナ・ジグリオッティ 、 ハーヴェイ・ウェインスタイン 、 エドワード・ズウィック 、 ドナ・ジグリオッティ 、 ハーヴェイ・ワインスタイン 、 マーク・ノーマン |
製作総指揮: |
ボブ・ウェインスタイン 、 ボブ・ワインスタイン 、 ジュリー・ゴールドスタイン |
出演: |
グウィネス・パルトロー 、 ジョセフ・ファインズ 、 ジェフリー・ラッシュ 、 コリン・ファース 、 ベン・アフレック 、 ジュディ・デンチ 、 トム・ウィルキンソン 、 サイモン・カロウ 、 ジム・カーター 、 ルパート・エヴェレット 、 グウィネス・パルトロー |
脚本: |
マーク・ノーマン 、 トム・ストッパード 、 マーク・ノーマン |
撮影: |
リチャード・グレートレックス 、 リチャード・グレートレックス |
音楽: |
スティーブン・ウォーベック |
16世紀末のロンドン。スランプに陥っていた劇作家シェイクスピアはオーディションにやって来た一人の若者トマス・ケントを追ってとある屋敷へたどり着く。そこには以前、芝居の最中に目を留めた美しい女性ヴァイオラの姿があった。シェイクスピアと彼を信奉するヴァイオラはたちまち恋におちてしまう。燃え上がる恋心が創作意欲をかき立てたのか、シェイクスピアの台本は急ピッチで仕上がって行き、トマス・ケントを主役とした芝居の稽古も順調に進んでいた。ヴォイオラの別れの手紙をトマスから受け取ったシェイクスピアは納得できず再びトマスの後を追うのだが、そこで彼はトマスこそヴァイオラの男装した姿だった事を知るのだった……。
製作年: |
1998年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
SHAKESPEARE IN LOVE |
受賞記録: |
1998年 アカデミー賞 作品賞
1999年 ベルリン国際映画祭 功労賞 1998年 ゴールデン・グローブ 作品賞(コメディ/ミュージカル) 1998年 NY批評家協会賞 脚本賞 |
監督: |
ジョン・マッデン |
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製作: |
デビッド・パーフィット 、 ドナ・ジグリオッティ 、 ハーヴェイ・ウェインスタイン 、 エドワード・ズウィック 、 ドナ・ジグリオッティ 、 ハーヴェイ・ワインスタイン 、 マーク・ノーマン |
製作総指揮: |
ボブ・ウェインスタイン 、 ボブ・ワインスタイン 、 ジュリー・ゴールドスタイン |
出演: |
グウィネス・パルトロー 、 ジョセフ・ファインズ 、 ジェフリー・ラッシュ 、 コリン・ファース 、 ベン・アフレック 、 ジュディ・デンチ 、 トム・ウィルキンソン 、 サイモン・カロウ 、 ジム・カーター 、 ルパート・エヴェレット 、 グウィネス・パルトロー |
脚本: |
マーク・ノーマン 、 トム・ストッパード 、 マーク・ノーマン |
---|---|
撮影: |
リチャード・グレートレックス 、 リチャード・グレートレックス |
音楽: |
スティーブン・ウォーベック |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
124分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
UJRD29936 | 2003年05月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
17枚 | 0人 | 2人 |
収録時間:
124分
字幕:
日本語英語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
UJRD29936
レンタル開始日:
2003年05月26日
在庫枚数
17枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
2人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
124分 | 日本語・英語 | 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNXR1121 | 2010年12月03日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
124分
字幕:
日本語・英語
音声:
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
GNXR1121
レンタル開始日:
2010年12月03日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
124分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
UJRD29936 | 2003年05月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
17枚 | 0人 | 2人 |
収録時間:
124分
字幕:
日本語英語
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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記番:
UJRD29936
レンタル開始日:
2003年05月26日
在庫枚数
17枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
2人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
124分 | 日本語・英語 | 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNXR1121 | 2010年12月03日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
124分
字幕:
日本語・英語
音声:
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
GNXR1121
レンタル開始日:
2010年12月03日
在庫枚数
11枚
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16世紀末のロンドン。この時代の貴族以外の文化について、資料がとても少ないそうです。記録として残っていた劇場の構造や服装を忠実に再現し、物語の荒筋には、シェイクスピア自身の代表作数点から、エッセンスを映しこむ。資料の少なさを逆手に取って、この時代の恋の息吹を現代人にも通じるよう、活きいきと撮った本作は、上等な恋愛物語です。
シェイクスピアの本当の姿については、諸説あります。ただ、とても否定的なものが多いのです。当時の著名な作家数名の共同ペンネームであるとか、名無しだったたくさんの名戯曲を後世、地元の作家の手柄とするために創作した空想の人物であるとか。
話題の山本勘助に例をとるまでもなく、良いもの、人気があるもの、人の心を変えるものは、誉めるより否定するほうが楽で、名もあげやすい。名誉欲や好み、国益や陰謀、ひがみ根性や破滅主義、そのほかいろいろな事情が、時間の流れの中で、多くの作品を駆逐し、作家の顔をぼやけさせてしまうのです。
そんななかで本作の取り組みでは、まず“作家の創造物は作家自身の経験から生まれる”という経験則に乗り、次にシェイクスピアの多数の戯曲から現実に沿うシチュエーションを取り出して骨格を成し、ついにわずかな歴史的事実と役者のおおいなる演技力によって肉付けして一個の作品としています。
実際のシェイクスピアについて決定的な記録が発見されていない以上、このような取り組み方は、いちばん良心的な実像へのせまり方だと思うのです。戯曲や書き下された小説などで著作に触れておられる方は、終盤の、名作がキラ星のごとく生み出される執筆風景にどきどきし、興味がさらに高まったことでしょう。
一方で、イギリスでも青少年の自国文化離れが進み、シェイクスピアをほとんど知らない若者が増えているそうです。この作品は、そんな若者の心を、“ロマンチックな恋”を溶媒にして、『シェイクスピア』に結びつけることでしょう。きっかけさえつかめば、誰にでもわかる、丁寧で、読むことが楽しい物語ばかりですからね。
映画化もたくさんされています。黒澤監督の「乱」も、シェイクスピア作「リア王」を原作に用いたものです。ちょっと入門に、この作品あたりを試してみるのも、悪くないと思いますよ。
題名についてですが、原題「Shakespeare in Love」は、ちょっと工夫されているんです。フォーリンラヴ、じゃない。『恋に生きる』とか、『まさに恋の』とか、いくつかの意味合いがまだら模様に混じっているんですね。
特に、一般人のシェイクスピアへのイメージ、「ロミオとジュリエット」の“恋愛作家シェイクスピア”を利用して、物語の初期ではこの原題が、だらしのない売れっ子作家の“恋を描く魔法の筆”に注視を集めています。
ところが物語の後半で、意味合いががらりと変わります。ここに至って観劇者は、この題、「恋におちた...」も意味していたのか、とひざを打つ、そんな原題なんですね。
ほんのちょっとした違いなんですが、最初から「恋におちた...」では、監督の苦心がまるで伝わらないです。ご覧になる方が、主人公がいつ大事な恋に落ちるのか、そこに気がせいて、前半の呼吸感を体験できないのでは、と心配です。しきたり重視、改革の遅い時代風景(現代に似てますね?)をじっくり味わってこそ、女王の水溜りのシーン「Too late, too late(遅い、遅いのよ)」で、スカッと笑えるのですが...。
こんな短い題名なのですから、原題のままでもそれほど観客動員数に影響ないんじゃないかと思ってしまうんですが。『恋』って文字が入らないと、ダメですかね?
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先日「シン・レッド・ライン(1998)」という映画を観て、この映画が作品賞獲れなくて何が獲ったのか、と思ったらこれだったので観ました。
シェイクスピアが若者で、自分の恋をベースに同時進行で書いたのが「ロミオとジュリエット」だった、というお伽噺でした。これだけでネタバレマークをつけなければいけないほど、それ以外に内容の無い映画でした。文豪イメージのシェークスピアを若者にするという着眼点は意外性があって新鮮だったけど、あんなちゃらい体験があの傑作「ロミオとジュリエット」に昇華するか、というと全く疑わしいと思います。
よく、作品は実体験から生まれる、と誤解している人がいるけど、この脚本を書いた人の発想はそれだ。そこが根本的に認識が間違っている。経験していない事を書けるのが本物の天才なのです。【「ジェーン・エア」とか「嵐ケ丘」を読めば分かります。ブロンテ姉妹は牧師の娘で家庭教師を生業にしていたのにどうしてこんな小説が書けるのか。ギフトとしか説明のしようがない】
衣装は凄い。衣装デザインでオスカー獲ったサンディ・パウエルが特典映像で喋っているが、字幕が無い。手抜きだ。頭に来る。このお姉さんは「ギャング・オブ・ニーヨーク(2003)←スコセッシの」でもオスカー・ノミネート、「アビエイター(2004)」で二つ目のオスカー受賞の人だ。どの映画も衣装デザインは記憶に残っている。タイミングから言って、そろそろ3個目のオスカーを獲るだろう。
グウィネス・パルトローは美人じゃない(ファンの方すまん)し、ジュリエットにしては老け過ぎだろう。母親に呼ばれて飛び出して来るシーンがここでもあったが、たくさんの人がゼッフィレリのオリビア・ハッセーのジュリエット登場シーンを思い出したに違いない。そして、軍配はオリビア・ハッセーが3対ゼロの勝ち。
なんたって、オリビア・ハッセーが登場した時は映画館が「おおっ」とどよめいたものである。そんなヒロインは空前絶後。その力がバルトローにあるか、と言ったら、全然無い。
この映画が貫いているのは、一緒になれない運命の相手とは、どうしても仕方がないんだ、という永遠の真実だ。ロミジュリもそうだが、ウィリアムとヴィオラ・ド・レセップスもそうなんだと。それは諦めるしか無いんだと。実は私は生まれて初めてのデートでオリビア・ハッセーのロミジュリを観に行った。その子とは別々の学校に進み、しばらくして彼女は癌で亡くなった。二度と一緒に映画を観に行く事は出来なかった。そのとき僕は、運命なんだ、と自分に言い聞かせた。きょう、パルトロウのジュリエットが出てくるシーンで、あの日の事が図らずも甦ってしまった。「僕の中で君は永遠。いつまでも年をとらず、いつまでも死なない」今度会う時、彼女は少女、私はおじさんだ。僕の事を気づいてくれるだろうか。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
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ユーザーレビュー:130件
投稿日
2007/03/23
レビュアー
干し草※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
16世紀末のロンドン。この時代の貴族以外の文化について、資料がとても少ないそうです。記録として残っていた劇場の構造や服装を忠実に再現し、物語の荒筋には、シェイクスピア自身の代表作数点から、エッセンスを映しこむ。資料の少なさを逆手に取って、この時代の恋の息吹を現代人にも通じるよう、活きいきと撮った本作は、上等な恋愛物語です。
シェイクスピアの本当の姿については、諸説あります。ただ、とても否定的なものが多いのです。当時の著名な作家数名の共同ペンネームであるとか、名無しだったたくさんの名戯曲を後世、地元の作家の手柄とするために創作した空想の人物であるとか。
話題の山本勘助に例をとるまでもなく、良いもの、人気があるもの、人の心を変えるものは、誉めるより否定するほうが楽で、名もあげやすい。名誉欲や好み、国益や陰謀、ひがみ根性や破滅主義、そのほかいろいろな事情が、時間の流れの中で、多くの作品を駆逐し、作家の顔をぼやけさせてしまうのです。
そんななかで本作の取り組みでは、まず“作家の創造物は作家自身の経験から生まれる”という経験則に乗り、次にシェイクスピアの多数の戯曲から現実に沿うシチュエーションを取り出して骨格を成し、ついにわずかな歴史的事実と役者のおおいなる演技力によって肉付けして一個の作品としています。
実際のシェイクスピアについて決定的な記録が発見されていない以上、このような取り組み方は、いちばん良心的な実像へのせまり方だと思うのです。戯曲や書き下された小説などで著作に触れておられる方は、終盤の、名作がキラ星のごとく生み出される執筆風景にどきどきし、興味がさらに高まったことでしょう。
一方で、イギリスでも青少年の自国文化離れが進み、シェイクスピアをほとんど知らない若者が増えているそうです。この作品は、そんな若者の心を、“ロマンチックな恋”を溶媒にして、『シェイクスピア』に結びつけることでしょう。きっかけさえつかめば、誰にでもわかる、丁寧で、読むことが楽しい物語ばかりですからね。
映画化もたくさんされています。黒澤監督の「乱」も、シェイクスピア作「リア王」を原作に用いたものです。ちょっと入門に、この作品あたりを試してみるのも、悪くないと思いますよ。
題名についてですが、原題「Shakespeare in Love」は、ちょっと工夫されているんです。フォーリンラヴ、じゃない。『恋に生きる』とか、『まさに恋の』とか、いくつかの意味合いがまだら模様に混じっているんですね。
特に、一般人のシェイクスピアへのイメージ、「ロミオとジュリエット」の“恋愛作家シェイクスピア”を利用して、物語の初期ではこの原題が、だらしのない売れっ子作家の“恋を描く魔法の筆”に注視を集めています。
ところが物語の後半で、意味合いががらりと変わります。ここに至って観劇者は、この題、「恋におちた...」も意味していたのか、とひざを打つ、そんな原題なんですね。
ほんのちょっとした違いなんですが、最初から「恋におちた...」では、監督の苦心がまるで伝わらないです。ご覧になる方が、主人公がいつ大事な恋に落ちるのか、そこに気がせいて、前半の呼吸感を体験できないのでは、と心配です。しきたり重視、改革の遅い時代風景(現代に似てますね?)をじっくり味わってこそ、女王の水溜りのシーン「Too late, too late(遅い、遅いのよ)」で、スカッと笑えるのですが...。
こんな短い題名なのですから、原題のままでもそれほど観客動員数に影響ないんじゃないかと思ってしまうんですが。『恋』って文字が入らないと、ダメですかね?
投稿日
2009/11/18
レビュアー
bokensdorf※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
先日「シン・レッド・ライン(1998)」という映画を観て、この映画が作品賞獲れなくて何が獲ったのか、と思ったらこれだったので観ました。
シェイクスピアが若者で、自分の恋をベースに同時進行で書いたのが「ロミオとジュリエット」だった、というお伽噺でした。これだけでネタバレマークをつけなければいけないほど、それ以外に内容の無い映画でした。文豪イメージのシェークスピアを若者にするという着眼点は意外性があって新鮮だったけど、あんなちゃらい体験があの傑作「ロミオとジュリエット」に昇華するか、というと全く疑わしいと思います。
よく、作品は実体験から生まれる、と誤解している人がいるけど、この脚本を書いた人の発想はそれだ。そこが根本的に認識が間違っている。経験していない事を書けるのが本物の天才なのです。【「ジェーン・エア」とか「嵐ケ丘」を読めば分かります。ブロンテ姉妹は牧師の娘で家庭教師を生業にしていたのにどうしてこんな小説が書けるのか。ギフトとしか説明のしようがない】
衣装は凄い。衣装デザインでオスカー獲ったサンディ・パウエルが特典映像で喋っているが、字幕が無い。手抜きだ。頭に来る。このお姉さんは「ギャング・オブ・ニーヨーク(2003)←スコセッシの」でもオスカー・ノミネート、「アビエイター(2004)」で二つ目のオスカー受賞の人だ。どの映画も衣装デザインは記憶に残っている。タイミングから言って、そろそろ3個目のオスカーを獲るだろう。
グウィネス・パルトローは美人じゃない(ファンの方すまん)し、ジュリエットにしては老け過ぎだろう。母親に呼ばれて飛び出して来るシーンがここでもあったが、たくさんの人がゼッフィレリのオリビア・ハッセーのジュリエット登場シーンを思い出したに違いない。そして、軍配はオリビア・ハッセーが3対ゼロの勝ち。
なんたって、オリビア・ハッセーが登場した時は映画館が「おおっ」とどよめいたものである。そんなヒロインは空前絶後。その力がバルトローにあるか、と言ったら、全然無い。
この映画が貫いているのは、一緒になれない運命の相手とは、どうしても仕方がないんだ、という永遠の真実だ。ロミジュリもそうだが、ウィリアムとヴィオラ・ド・レセップスもそうなんだと。それは諦めるしか無いんだと。実は私は生まれて初めてのデートでオリビア・ハッセーのロミジュリを観に行った。その子とは別々の学校に進み、しばらくして彼女は癌で亡くなった。二度と一緒に映画を観に行く事は出来なかった。そのとき僕は、運命なんだ、と自分に言い聞かせた。きょう、パルトロウのジュリエットが出てくるシーンで、あの日の事が図らずも甦ってしまった。「僕の中で君は永遠。いつまでも年をとらず、いつまでも死なない」今度会う時、彼女は少女、私はおじさんだ。僕の事を気づいてくれるだろうか。
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恋におちたシェイクスピア
(C) 1998 Miramax Film corp. and Universal Studios. All Rights Reserved. ※こちらはイメージ画像になります。