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アメリカで誰もが知る伝説の料理研究家ジュリア・チャイルドと、彼女の料理本を1年間実践し続けそれをブログに綴った現代のOLジュリー・パウエル。そんな2人のアメリカ人女性の実話を映画化したハートフル・ムービー。主演はメリル・ストリープとエイミー・アダムス。監督は「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロン。1949年。外交官の夫と共にパリにやって来たジュリア・チャイルド。彼女はフランス料理に魅了され、名門料理学校に通い始め、やがてフランス料理のレシピ本執筆に情熱を注いでいく──。現代のニューヨーク。満たされない日々を送るOL、ジュリー・パウエル。彼女は現状を変えようと、ジュリアの524レシピを365日ですべて作る料理ブログを始めるが…。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
JULIE & JULIA |
受賞記録: |
2009年 ゴールデン・グローブ 女優賞(コメディ/ミュージカル)
2009年 NY批評家協会賞 女優賞 |
監督: |
ノーラ・エフロン |
---|---|
製作: |
ローレンス・マーク 、 ローレンス・マーク 、 ノーラ・エフロン 、 エイミー・ロビンソン 、 エリック・スティール |
製作総指揮: |
ダナ・スティーブンス 、 スコット・ルーディン 、 ドナルド・J・リー・Jr |
出演: |
メリル・ストリープ 、 エイミー・アダムス 、 スタンリー・トゥッチ 、 クリス・メッシーナ 、 リンダ・エモンド 、 メアリー・リン・ライスカブ 、 フランシス・スターンハーゲン 、 ジョーン・ジュリエット・バック 、 エイミー・アダムス |
脚本: |
ノーラ・エフロン |
原作: |
ジュリー・パウエル 、 ジュリア・チャイルド 、 ジュリア・チャイルド with アレックス・プリュドム 、 ジュリー・パウエル 、 ジュリア・チャイルド |
アメリカで誰もが知る伝説の料理研究家ジュリア・チャイルドと、彼女の料理本を1年間実践し続けそれをブログに綴った現代のOLジュリー・パウエル。そんな2人のアメリカ人女性の実話を映画化したハートフル・ムービー。主演はメリル・ストリープとエイミー・アダムス。監督は「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロン。1949年。外交官の夫と共にパリにやって来たジュリア・チャイルド。彼女はフランス料理に魅了され、名門料理学校に通い始め、やがてフランス料理のレシピ本執筆に情熱を注いでいく──。現代のニューヨーク。満たされない日々を送るOL、ジュリー・パウエル。彼女は現状を変えようと、ジュリアの524レシピを365日ですべて作る料理ブログを始めるが…。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
JULIE & JULIA |
受賞記録: |
2009年 ゴールデン・グローブ 女優賞(コメディ/ミュージカル)
2009年 NY批評家協会賞 女優賞 |
監督: |
ノーラ・エフロン |
---|---|
製作: |
ローレンス・マーク 、 ローレンス・マーク 、 ノーラ・エフロン 、 エイミー・ロビンソン 、 エリック・スティール |
製作総指揮: |
ダナ・スティーブンス 、 スコット・ルーディン 、 ドナルド・J・リー・Jr |
出演: |
メリル・ストリープ 、 エイミー・アダムス 、 スタンリー・トゥッチ 、 クリス・メッシーナ 、 リンダ・エモンド 、 メアリー・リン・ライスカブ 、 フランシス・スターンハーゲン 、 ジョーン・ジュリエット・バック 、 エイミー・アダムス |
脚本: |
ノーラ・エフロン |
---|---|
原作: |
ジュリー・パウエル 、 ジュリア・チャイルド 、 ジュリア・チャイルド with アレックス・プリュドム 、 ジュリー・パウエル 、 ジュリア・チャイルド |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日英 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
RDD55320 | 2010年05月07日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
41枚 | 2人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日英
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
RDD55320
レンタル開始日:
2010年05月07日
在庫枚数
41枚
1位登録者:
2人
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収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語・英語 | 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
BRR55320 | 2010年12月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語・英語
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
BRR55320
レンタル開始日:
2010年12月16日
在庫枚数
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RDD55320 | 2010年05月07日 | |
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収録時間:
123分
字幕:
日英
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
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記番:
RDD55320
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2010年05月07日
在庫枚数
41枚
1位登録者:
2人
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収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語・英語 | 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
BRR55320 | 2010年12月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語・英語
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記番:
BRR55320
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2010年12月16日
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米国にフランスの家庭料理を紹介した人気料理研究家ジュリア・チィルドと、50年後に彼女の本で、人生を変えた主婦の実話の映画化です。
1949年、夫の転勤でパリにやって来たジュリア(M・ストリープ)。
新転地で友人もなく、暇を持て余していた彼女は、食べることが何より好きだという理由で、女性としては当時は珍しい名門のル・コンドン・ブルーという料理学校へ通い始めます。
一方、2002年の米国。公共機関で9・11の事後処理に追われるジュリー(E・アダムス)は、作家になる夢に破れ、何事も中途半端な自分を変えるべく、ジュリアの料理本に載っている全524種の料理を1年間で全て作り、その過程をブログに書くことを始めます。試行錯誤を繰り返し、ジュリーのブログはいつしか評判になって行きます。
料理の達人に憧れていたというだけで、二人の接点は全くないのですが、タイムトンネルでもあったように、フラッシュバックしながら、二人の人生がリンクしていく構成がとても素敵です。
ジュリーが劇中で見ていたTVの料理番組、甲高い声で、ケラケラと笑い、ニワトリを捌こうとする手をざっくりと切ってしまい血がぶわ〜っと噴出しても「こんなの大丈夫」と言いながら倒れてしまうシーンがあるのですが、一体これは何の事か?と思って見ていたのですが、この元ネタがジュリア・チャイルドを真似たコントだったのですね。
そして、ジュリーとジュリアのそれぞれの旦那さんが優しい眼差しで彼女達を見守ってくれています。微笑ましい夫婦間も見どころです。
ジュリアは、夫の「やってみれば?」の優しい言葉に端を発して524もの料理を作ってブログに書き込むことは、癒しを通り越して、苦難な日々です。ネットという媒体の見えない読者を気にするあまり、いつも彼女を理解して支えてくれた夫と衝突してしまいます。けれども、心を込めて作った料理が「美味しい」と言ってくれることが、どれだけ自分にとって幸せであるかを。
打ち込めることを捜して、試行錯誤しながら頑張る彼女達から元気をもらいました。
料理だけではなく、いつしかジュリアの屈託のない人生観をもジュリーは、学び取っていたのかもしれません。
このレビューは気に入りましたか? 19人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
平凡な主婦ジュリーが365日で524のレシピを実践しそれをブログに書いていく
524のレシピの元になったのがジュリアの「フランス料理の王道」
最初見ていてジュリアのシーンが過去だと気が付かなかったので、違和感があった
ジュリアは料理を作るのも食べるのも楽しそう
ジュリーは夫婦仲が悪化するも524のレシピを365日で見事完成させる
ジュリアはフランス料理を作るのも食べるのも好きでやっているのだが、ジュリーの目的は自己達成にあることの違いがある
その辺の違いにジュリアはジュリーを不快に思ったんだろう
特に何と言うストーリーでもないが、楽しい映画だった
ジュリーもジュリアも人間的にかわいらしかった
このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
それは、この映画にとって、彼女らの「外の世界 周りとの葛藤」は二次的なものであり、「内の世界 自分自身との葛藤」こそがメインの話だからと思います。
ジュリア・チャイルドは1949年外交官の夫の赴任先であるパリでフランス料理に魅せられます。
「フランス人はフランス料理を食べるのね! 毎日(Every Single Day)よ! 私、信じられない」
とジュリアは夫に言い、最初聞いて「当たり前」のことを言うと、思わず笑ってしまいました。
しかし「当たり前と思われていること」は視点を変えてみると、新鮮な発見があります。
この作品のキーとなるセリフですね。
当時は今よりも「女性は結婚し、子どもを産んで母となり、主婦は家族のために料理を作る」のが「当たり前」という時代だったことでしょう。
ジュリアは34歳で結婚。 当時としては晩婚。 そして子どもができませんでした。
食べることは好きだったが、ゆで卵をつくることくらいしかできなかった彼女が、調理学校のル・コンドン・ブルーのプロ養成コースに女性ではただ一人学んだのが37歳、なんとも遅いキャリア・スタート。
それまでなかった英語で書かれたフランス料理の本の執筆から出版にこぎつけるまでは8年かかり、49歳の時。
テレビの料理番組で有名になるときにはすでに50歳を過ぎていました。
一方2002年、女性たちはさまざまな生き方ができるようになり、女の「当たり前」の生き方とは何かという時代ですが、それでも、フルタイムで働いていても、そうでなくても多くの女性が主婦として料理を作っている・・・毎日一人で、助手のいない台所に立って(50年前の主婦たちと同じように)。
そんな主婦の現実は、あまりに日常の見慣れたこと。
食べるのはいつも同じ顔ぶれ、毎日締め切りはあるが、ゴールはない。
多くの男にとっては「女の問題」と関心がなく、男女の役割の見直しを求める向きからはストレートな批判も考えられそうです。
しかしこの映画ではむしろ、ストレス発散にもしているほど料理好きのジュリーが、さらにイベント化したことを通して、その現実に焦点をあてていると感じます。
(ジュリアでさえ、夫に「夕食は何 ?」と言われて、天井を仰ぐワンシーンがある。)
また、「主婦」とはあまりに普通の存在で目立たず、社会からは家庭という小さな世界で完結した、受身で決まりきった存在と思わがちであり、当の主婦の中にも自分たち自身をそんな存在と思っているかもしれない。
料理学校の経営者、いいかげんな共著者、キャリア・ウーマンらを通して描き、ノーラ・エフロンはむしろ女性に対してきびしい観方をしている。
ジュリア・チャイルドが惰性を嫌い、主体性を持って行動したことが、やがて彼女自身の人生を変え、アメリカの家庭料理での「あたりまえ」を変えていった。
(また、夫の赤狩りでのいきさつは、アメリカの一般人が慣れ親しんでいるジュリア・チャイルドのキャラのイメージとは違う現実を見せる)
そしてジュリーもまた自分から動くことで彼女自身を変えていった。
ジュリアがジュリーのブログを不愉快に感じたのはなぜか?
ノーラ・エフロンは「利用されたように感じたのかもしれない。 時間があれば理解していた」と思うと言っている。
ぼくは映画としては、問いかけているように思う。
「愛されたいから料理を作るのか?」「愛しているから料理を作るのか?」
「食べる人を満足させるために料理をつくるのか?」「自分を満足させたいために料理を作るのか?」
間口が広くて、奥が深い。 料理にも人生にも通じること。
家庭で毎日おいしい食事を食べている。そんな「普通」「日常」があったなら、それはとても幸せなこと。
見た目の濃厚さに目がいってしまうがメリル・ストリープはさすがの演技、ノーラ・エフロンの円熟した演出。
明るく、さりげなく、おいしい、珠玉の女性映画と感じました。
このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
まるで宝石のような映画。
オープニングの1949年のパリの街並みで、私はもうこの映画に恋してしまいました。
ジュリア・チャイルドという人物が実在の人だということも知らなかったのですが、敷居の高いフランス料理を一般家庭に紹介して、アメリカの食卓に一大革命を起こした人とのこと。
メリル・ストリープ演じるジュリアが、ほんとうにかわいいんです。ボナ・プティ〜!!
40過ぎて結婚した夫は外交官で、ジュリアはいわゆる駐妻のさきがけのような人。夫の赴任先で、自分がやりたいことを探すわけです。初めはフランス語を勉強したり、帽子作りのクラスに行ったりするんだけど、どうも合わない。(思えば私もいろいろやったけど、デコパージュとか嫌いだった〜。)
で、結局見つけたのが料理。
初めは玉ねぎもうまく切れないほどだったのが、どんどん上達してゆく。
一方2002年のジュリー。
彼女には理解ある夫がいるんだけど、仕事はいまいち。友人がどんどんキャリアアップしてゆく中で、焦りを感じている。
そんな中、ジュリアの書いた524のレシピを1年間で全部作ってブログに掲載することを思いつく。
ジュリーを演じるエイミー・アダムスもとってもかわいらしい。
「ダウト〜あるカトリック学校で」と同じ顔ぶれなんだけど、全然雰囲気の違う映画です。
出てくる料理がみんなほんとにおいしそう。
普段は家族の好みに合わせてしまって、必ずしも自分の食べたいものを作っているわけではなく、そうこうしてるうちに料理に対する熱意をすっかり失ってる私ですが、自分のために本当に食べたいものを作りたいなと思いました。
さて、常々疑問に思ってたのだけど、なぜアメリカの料理本や旅行ガイドは、写真がほとんどなくて字ばっかりなのか?
この映画に何度も登場する「Joy of Cooking」もアメリカでは定番中の定番ですが、写真が全くなかったので買う気をなくした記憶が。
ジュリーも料理のブログを書いてるのに、写真は全然撮ってないし、ブログも文字ばっかり。
でも、ジュリア・チャイルドを見てたら、料理を教えるってただ材料の分量と手順を教えるだけではなく、大げさにいえばその人の人生哲学を伝えることなのかなと思ったり。読者は写真がなくても、それを読んでどんな料理ができるのか、どんな味がするのかを想像して楽しむのかなと思いました。
とても幸せな気持ちになれる映画なのに、残念だったのは最後に「ジュリアはジュリーのブログを不快に思っていた」とジュリーに伝えてきた人がいたこと。
ハッピーエンドが大好きなノーラ・エフロンが、このエピソードをいれた理由はなんだったのか。
ジュリーはジュリアに心酔するあまり、ある意味ジュリアを神格化していた。
けれどもジュリアだって生身の人間。汚い言葉も使えば、他人に嫉妬もする。
初めの方で、ジュリアと夫がパリの街を散歩していて、ベビーカーを押した人が通り、ジュリアはそれを見て非常にアップセットするので、なんでだろう??と思っていたのですが、どうもこの人子どもが産めない体だったようですね。
理想的な夫がいて、打ち込めるものを見つけたジュリアの人生も決して完璧ではない。
それでも人は前向きに生きていかなきゃいけないし、そんなジュリアだからこそ50年の時を経ても、ジュリーに勇気を与えたってことなのかなと思いました。
このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:70件
投稿日
2010/04/18
レビュアー
ミルクチョコ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
米国にフランスの家庭料理を紹介した人気料理研究家ジュリア・チィルドと、50年後に彼女の本で、人生を変えた主婦の実話の映画化です。
1949年、夫の転勤でパリにやって来たジュリア(M・ストリープ)。
新転地で友人もなく、暇を持て余していた彼女は、食べることが何より好きだという理由で、女性としては当時は珍しい名門のル・コンドン・ブルーという料理学校へ通い始めます。
一方、2002年の米国。公共機関で9・11の事後処理に追われるジュリー(E・アダムス)は、作家になる夢に破れ、何事も中途半端な自分を変えるべく、ジュリアの料理本に載っている全524種の料理を1年間で全て作り、その過程をブログに書くことを始めます。試行錯誤を繰り返し、ジュリーのブログはいつしか評判になって行きます。
料理の達人に憧れていたというだけで、二人の接点は全くないのですが、タイムトンネルでもあったように、フラッシュバックしながら、二人の人生がリンクしていく構成がとても素敵です。
ジュリーが劇中で見ていたTVの料理番組、甲高い声で、ケラケラと笑い、ニワトリを捌こうとする手をざっくりと切ってしまい血がぶわ〜っと噴出しても「こんなの大丈夫」と言いながら倒れてしまうシーンがあるのですが、一体これは何の事か?と思って見ていたのですが、この元ネタがジュリア・チャイルドを真似たコントだったのですね。
そして、ジュリーとジュリアのそれぞれの旦那さんが優しい眼差しで彼女達を見守ってくれています。微笑ましい夫婦間も見どころです。
ジュリアは、夫の「やってみれば?」の優しい言葉に端を発して524もの料理を作ってブログに書き込むことは、癒しを通り越して、苦難な日々です。ネットという媒体の見えない読者を気にするあまり、いつも彼女を理解して支えてくれた夫と衝突してしまいます。けれども、心を込めて作った料理が「美味しい」と言ってくれることが、どれだけ自分にとって幸せであるかを。
打ち込めることを捜して、試行錯誤しながら頑張る彼女達から元気をもらいました。
料理だけではなく、いつしかジュリアの屈託のない人生観をもジュリーは、学び取っていたのかもしれません。
投稿日
2010/09/29
レビュアー
ロンリー火真西※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
平凡な主婦ジュリーが365日で524のレシピを実践しそれをブログに書いていく
524のレシピの元になったのがジュリアの「フランス料理の王道」
最初見ていてジュリアのシーンが過去だと気が付かなかったので、違和感があった
ジュリアは料理を作るのも食べるのも楽しそう
ジュリーは夫婦仲が悪化するも524のレシピを365日で見事完成させる
ジュリアはフランス料理を作るのも食べるのも好きでやっているのだが、ジュリーの目的は自己達成にあることの違いがある
その辺の違いにジュリアはジュリーを不快に思ったんだろう
特に何と言うストーリーでもないが、楽しい映画だった
ジュリーもジュリアも人間的にかわいらしかった
投稿日
2010/05/27
レビュアー
ロキュータス※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
それは、この映画にとって、彼女らの「外の世界 周りとの葛藤」は二次的なものであり、「内の世界 自分自身との葛藤」こそがメインの話だからと思います。
ジュリア・チャイルドは1949年外交官の夫の赴任先であるパリでフランス料理に魅せられます。
「フランス人はフランス料理を食べるのね! 毎日(Every Single Day)よ! 私、信じられない」
とジュリアは夫に言い、最初聞いて「当たり前」のことを言うと、思わず笑ってしまいました。
しかし「当たり前と思われていること」は視点を変えてみると、新鮮な発見があります。
この作品のキーとなるセリフですね。
当時は今よりも「女性は結婚し、子どもを産んで母となり、主婦は家族のために料理を作る」のが「当たり前」という時代だったことでしょう。
ジュリアは34歳で結婚。 当時としては晩婚。 そして子どもができませんでした。
食べることは好きだったが、ゆで卵をつくることくらいしかできなかった彼女が、調理学校のル・コンドン・ブルーのプロ養成コースに女性ではただ一人学んだのが37歳、なんとも遅いキャリア・スタート。
それまでなかった英語で書かれたフランス料理の本の執筆から出版にこぎつけるまでは8年かかり、49歳の時。
テレビの料理番組で有名になるときにはすでに50歳を過ぎていました。
一方2002年、女性たちはさまざまな生き方ができるようになり、女の「当たり前」の生き方とは何かという時代ですが、それでも、フルタイムで働いていても、そうでなくても多くの女性が主婦として料理を作っている・・・毎日一人で、助手のいない台所に立って(50年前の主婦たちと同じように)。
そんな主婦の現実は、あまりに日常の見慣れたこと。
食べるのはいつも同じ顔ぶれ、毎日締め切りはあるが、ゴールはない。
多くの男にとっては「女の問題」と関心がなく、男女の役割の見直しを求める向きからはストレートな批判も考えられそうです。
しかしこの映画ではむしろ、ストレス発散にもしているほど料理好きのジュリーが、さらにイベント化したことを通して、その現実に焦点をあてていると感じます。
(ジュリアでさえ、夫に「夕食は何 ?」と言われて、天井を仰ぐワンシーンがある。)
また、「主婦」とはあまりに普通の存在で目立たず、社会からは家庭という小さな世界で完結した、受身で決まりきった存在と思わがちであり、当の主婦の中にも自分たち自身をそんな存在と思っているかもしれない。
料理学校の経営者、いいかげんな共著者、キャリア・ウーマンらを通して描き、ノーラ・エフロンはむしろ女性に対してきびしい観方をしている。
ジュリア・チャイルドが惰性を嫌い、主体性を持って行動したことが、やがて彼女自身の人生を変え、アメリカの家庭料理での「あたりまえ」を変えていった。
(また、夫の赤狩りでのいきさつは、アメリカの一般人が慣れ親しんでいるジュリア・チャイルドのキャラのイメージとは違う現実を見せる)
そしてジュリーもまた自分から動くことで彼女自身を変えていった。
ジュリアがジュリーのブログを不愉快に感じたのはなぜか?
ノーラ・エフロンは「利用されたように感じたのかもしれない。 時間があれば理解していた」と思うと言っている。
ぼくは映画としては、問いかけているように思う。
「愛されたいから料理を作るのか?」「愛しているから料理を作るのか?」
「食べる人を満足させるために料理をつくるのか?」「自分を満足させたいために料理を作るのか?」
間口が広くて、奥が深い。 料理にも人生にも通じること。
家庭で毎日おいしい食事を食べている。そんな「普通」「日常」があったなら、それはとても幸せなこと。
見た目の濃厚さに目がいってしまうがメリル・ストリープはさすがの演技、ノーラ・エフロンの円熟した演出。
明るく、さりげなく、おいしい、珠玉の女性映画と感じました。
投稿日
2010/03/26
レビュアー
パープルローズ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
まるで宝石のような映画。
オープニングの1949年のパリの街並みで、私はもうこの映画に恋してしまいました。
ジュリア・チャイルドという人物が実在の人だということも知らなかったのですが、敷居の高いフランス料理を一般家庭に紹介して、アメリカの食卓に一大革命を起こした人とのこと。
メリル・ストリープ演じるジュリアが、ほんとうにかわいいんです。ボナ・プティ〜!!
40過ぎて結婚した夫は外交官で、ジュリアはいわゆる駐妻のさきがけのような人。夫の赴任先で、自分がやりたいことを探すわけです。初めはフランス語を勉強したり、帽子作りのクラスに行ったりするんだけど、どうも合わない。(思えば私もいろいろやったけど、デコパージュとか嫌いだった〜。)
で、結局見つけたのが料理。
初めは玉ねぎもうまく切れないほどだったのが、どんどん上達してゆく。
一方2002年のジュリー。
彼女には理解ある夫がいるんだけど、仕事はいまいち。友人がどんどんキャリアアップしてゆく中で、焦りを感じている。
そんな中、ジュリアの書いた524のレシピを1年間で全部作ってブログに掲載することを思いつく。
ジュリーを演じるエイミー・アダムスもとってもかわいらしい。
「ダウト〜あるカトリック学校で」と同じ顔ぶれなんだけど、全然雰囲気の違う映画です。
出てくる料理がみんなほんとにおいしそう。
普段は家族の好みに合わせてしまって、必ずしも自分の食べたいものを作っているわけではなく、そうこうしてるうちに料理に対する熱意をすっかり失ってる私ですが、自分のために本当に食べたいものを作りたいなと思いました。
さて、常々疑問に思ってたのだけど、なぜアメリカの料理本や旅行ガイドは、写真がほとんどなくて字ばっかりなのか?
この映画に何度も登場する「Joy of Cooking」もアメリカでは定番中の定番ですが、写真が全くなかったので買う気をなくした記憶が。
ジュリーも料理のブログを書いてるのに、写真は全然撮ってないし、ブログも文字ばっかり。
でも、ジュリア・チャイルドを見てたら、料理を教えるってただ材料の分量と手順を教えるだけではなく、大げさにいえばその人の人生哲学を伝えることなのかなと思ったり。読者は写真がなくても、それを読んでどんな料理ができるのか、どんな味がするのかを想像して楽しむのかなと思いました。
とても幸せな気持ちになれる映画なのに、残念だったのは最後に「ジュリアはジュリーのブログを不快に思っていた」とジュリーに伝えてきた人がいたこと。
ハッピーエンドが大好きなノーラ・エフロンが、このエピソードをいれた理由はなんだったのか。
ジュリーはジュリアに心酔するあまり、ある意味ジュリアを神格化していた。
けれどもジュリアだって生身の人間。汚い言葉も使えば、他人に嫉妬もする。
初めの方で、ジュリアと夫がパリの街を散歩していて、ベビーカーを押した人が通り、ジュリアはそれを見て非常にアップセットするので、なんでだろう??と思っていたのですが、どうもこの人子どもが産めない体だったようですね。
理想的な夫がいて、打ち込めるものを見つけたジュリアの人生も決して完璧ではない。
それでも人は前向きに生きていかなきゃいけないし、そんなジュリアだからこそ50年の時を経ても、ジュリーに勇気を与えたってことなのかなと思いました。
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ジュリー&ジュリア