ワンチョ−伝説の英雄−

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もう，長編に超がつくような作品が次々にリリースされ，何から手を付けて良いかわからない状態ですが，この場をお借りしてチョッと古い作品ですがおさえておきたい作品を３点ご紹介します。
１点目は，2002年~03年にかけてSBSで放送された「野人時代」（全124話）です。日帝時代を背景に，侠客から政治家となったキム・ドゥハンの生涯を描いた作品です。俳優のソン・イルグクssiは，キム・ドゥハンの外孫にあたります。
２点目は，1987年版（SBS）をリメイクして，これまた大ヒットした2006年版（SBS）の「愛と野望」（全81話）です。1960年代〜90年代という激動の時代を背景に，一家の多様な人間模様と愛憎劇を描いた作品です。
そして３作品目が本作（全28話）です。
時代的にも役者的にも「野人時代」と被る感覚がありますが，この時代を背景にした作品はどれも刺激的でハマります。
結構長い作品もありますのでそれなりの覚悟が必要ですが，どの作品も“これはこれは”という作品ですので，お時間の許す方は是非ともご視聴ください。きっとその努力は報われると思います。

さて本作ですが，幼くして父を亡くし，再婚して生き別れた母を捜しに姉と一緒に旅に出たチュンサム（チャ・インピョssi）は，旅の途中で姉を盗賊にさらわれ，一人きりで大邱まで辿り着きます。そこで孤児が集まって物乞いをする集団に出会い，仲間入りをしたチュンサムは，彼らを力で支配していたワンチョのバルカラク（ホ・ジュノssi）と対決し，新ワンチョの座を得ます。
正義感に溢れ，リーダーシップを持つチュンサムは仲間に慕われますが，バルカラクは彼を恨み，この後も２人の因縁は繰り返されていきます。
成長したチュンサムは物乞い集団の仲間たちの友情に支えられながら，日本軍に抵抗し，朝鮮戦争では特殊部隊で活躍します。その後は政界にも影響を与えるようになり，晩年は孤児や物乞い集団の為にも尽力したという実在の人物，キム・チュンサムの実像に迫ります。
チュンサムには初恋の女性ヨンジ（ソン・ユナssi）がいましが，裕福な家庭から没落して妓生となった彼女とはすれ違いを繰り返しながらも，最後まで純粋な愛を貫きます。

題名となった「ワンチョ」には“王祖”とか“王朝”という意味がありますので，ドラマでは物乞いのボスを指す代名詞として使われています。
役者的には，ソン・イルグクssi，ユン・テヨンssi，イ・ソジンssiの新人時代の演技が観られるというのも楽しみですし，チュンサムのブレーン役キムパとして活躍しているキム・サンギョンssiの演技も楽しみです。何といっても「殺人の追憶」「光州５．１８」での好印象が忘れられない俳優ですからね。

チャ・インピョさん。以前から好きでしたが、随分前に、これを観てますます好きになりました。ソン・ユナさんも綺麗です！
ワンチョ（ボス）は乞食のボスで、実在の人物です。
1930年代の日本の植民地時代の話なので、やはり日本人は悪人なんですが、ドラマは面白いです。
野人時代のヒントになった作品だとか・・
イ・ソジンさん、ソン・イルグクさんもチョコッと出てます。
なんといっても太王四神記のユン・テヨンさん！
メンバル役ですが、同じ人物かと思うほど雰囲気が違います。
この時代背景のドラマが好きな方には、超おすすめ！
恋愛ドラマじゃないとダメな方にはダメかもしれませんが・・・
私は超〜〜はまって3回くらい観ました。全28話で観やすいです。
これで、野人時代が観たくなって、DVD化されるのを待ってました。こちらは長いので時間がかかりそうです。