セックス・アンド・ザ・シティ２［ザ・ムービー］

これはＴＶシリーズ＆前作のファンのための「お祭り映画」です。
なので、TVシリーズを観ていない方はご遠慮願いたいと私はいいたい。
これだけを観て、「下品だ」とか「くだらない」という評価をするのはやめて欲しい。

とにかくファンにとっては最初から最後までたまらない内容です。
オープニングの、２０年前に４人がＮＹにやって来た頃の回想から、もう最高！！特にミランダのあの格好には爆笑です。

続く「あの人」の結婚式。
う〜ん、ついに結婚しちゃうんだ。バージンみたいに白を着て。
どうやって結婚に至ったのか、もっと知りたかったな。
この場面でなんとライザ・ミネリが登場するのにはびっくりしました。
若い人はこの人が誰なのかわからなかったようで、あまり盛り上がらず残念でしたが、前作で彼女のお父さんが監督して、お母さんが主演を務めた映画「若草の頃」が使われていましたから、その縁での出演なのだと思います。

SATCスラング、キャリー語も健在。
ジュード・ロウのネタには笑い転げました。SATCにかかってはジュードも形無しですね。

大好きだったエイダンが、期待したほど活躍しなかったのは残念でしたが、元彼の登場であんなふうに揺れるキャリー、あんたは相変わらずだね。
その分、サマンサの活躍には大喝采！！
永遠に続くであろう４人の友情とパワーに、本当に元気をもらえた１本でした。

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ＮＹに暮らすキャリア女性４人の恋と友情を描いた人気ＴＶシリーズの劇場版第２弾です。しかし、今回の舞台はＮＹではなくアブダビです。
彼女たちはそれぞれに、夫婦の微妙なずれ、子育ての悩み、男女差別、更年期に悩む体調の問題などをさりげなく描いていて、そんな悩みから解放されるかのように、アラブの富豪と知り合ったサマンサのおかげで、4人はあり得ないほどゴージャスなアブダビに逃避行します。

サマンサのハチャメチャぶりは更にエスカレートしていました。彼女たちのイスラムの風習などを全く無視した行動は、アメリカのルールこそ世界のルールと勘違いしているアメリカ人を描いていて、地元民の感情をあえて逆なでするサマンサの行為にはちょっとやりすぎのような不快感を覚えました。
今回の作品は、ゴージャスではあるものの、S.A.T.Cのこれまでの世界観とはちょっと違って、色々漫遊させて、見せてはくれるものの観光色強く、逆にありきたりな感じがしました。
ＮＹで苦しんだり、悩んだりしていた時の方が等身大な模様が描かれていて、共感を呼ぶような気がします。
豪華なカメオ出演でも話題な本作ですが、ライザ・ミネリにペネロペ・クルス、マイリー・サイラスと楽しませてもらいました。

キャリーは、ビッグとの生活に危機を迎えましたが、彼女自身にも問題があったのだと気付くことが、最大のテーマですかね？
それにしても、ゴージャスなフルコースを並べられて、お腹がいっぱいになった映画でした。

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もうかれドラマを初めて観て８年近くは経っていると思うから、
なんか昔からの知り合いの気分です。
連ドラではなくて、年１回の映画のつき合いになると、
昔は近所に住んでいたから、近況をよく知っていたけど、
最近は年一回くらいしか会えない友だちの気分。

彼女たちにもいろいろ変化が生まれています。
しかし毎日は、あいもかわらず、ゴージャスそのもの。
憧れで、胸がいっぱいになります。
今回の映画でも、ＮＹや中東のアブダビなどゴージャスが満喫できて長年のファンには、うれしいところです。

キャリーはおそらく、４２歳くらいです。
サマンサは、５２歳。彼女は、すげえ。掛け値なしに、セックスの女神として、このまま生涯を全うしてほしいです。

キャリーは、昔から恋愛下手だけど、結婚しても相変わらずですね。
前作は、結婚式を当日になって逃げたビッグのへたれ具合に、口があんぐりしたけど、今回はキャリーの結婚観にびっくり！！
彼女の結婚に関する価値観はよくわからないけど、夫への要求が多すぎる！！
毎日をステキに過ごしたいとか、夫と仲良く始終一緒にいたいとかめんどくさい女そのもの。自分は、友だちと旅行行ってるし。
その上、秘密を作りたくないだって！？
３４歳の私でもびっくりだし、正直言うと、ティーンエイジのおままごとの話のようです。
私より、うんと年上のくせに、本当の友だちだったら、あきれてしまいます。

でも、年齢を感じさせない現実感の乏しい「甘さ」も、
このセックスアンドザシティの魅力ですよね。
だから、つっこんでいるけど、嫌いではありません。

それにしても、今回の４人の中東旅行の様子。ザ・アメリカンでしたね。
アメリカ人のいいところであり、悪いところでもあると思うのですが、全部アメリカの常識ややり方がいちばんと思っていますよね。
それが、よく出ていました。
アメリカは世界で一番すばらしいと思っているのは、大変いいことだと思いますが、それをよその土地でよその人に押し付けるのは、
いかがなものでしょうか。

ドラマも全部見たし、前作の映画も見たけど、全くどうにもどうでもいい映画な感じがしてしまった。

自分には全く縁のないゴージャスな世界に何の魅力も感じないからだろうか。

いや、ドラマはそれなりに楽しんで全部見たはずなのに、これは全く駄目だった。

あんまり正直に全部辛辣に書いちゃうと嫌われちゃうからもうこれ以上は書かないことにします。

この映画って、ドラマでの彼女達の過去や恋愛遍歴を観てないと
わからない部分もあるし、それぞれのキャラの良さも映画だけでは伝わらないので、
本作を「楽しみたい」方にはぜひドラマ→映画１を観てからをおススメします。
（実際私はドラマの初期はイマイチノレなかったんですが、観ているうちに面白くなってきた）

相変わらずの４人ですが、
今回はサマンサのコネでアブダビへゴージャス旅行。

そこでまた歳がいもなくはじける4人ですが、
これはこのシリーズのお約束なので、
「いい大人が・・・」とか文句つけけずに・・・ね。

絶対ただのゴージャス旅行で終わらないのが
やっぱり「やってくれた！！」という感じ。期待は裏切りません（笑

やってくれたのはもちろんサマンサねーさん。
親友が弁護士でよかったね・・・
でも、ゴージャス旅行が結局帰りには・・・・・あらら・・・・

あと、キャリーの恋愛観？というか結婚観？も
観ていて唖然とするほど、どーしようもない感覚なんですが、
それもお約束。

ホントにあんな友達がいたら、ちょっとイヤですが、
第三者として観ている分には、突っ込みどころ満載で飽きないのです。
サマンサの豪快ぶりも、遠めに見てる分には面白いんです。

ネタ的には前作の方がドラマチックでよかったけれど、
本作は、ゴージャス旅行が一転・・・・というオチまではいかないにしろ
珍道中ぶりが○でした。

結局のところ、歳がいってて、結婚してても
付き合いも長く、こんなに仲良く過ごせる４人が羨ましかったりもするのです♪


※会話の中にでてくる「ジュード法（ロウ）」はウケました。
ざぶとん１枚です！！！