アウトランダー

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タイタンの戦い？ディセント？タイムマシン？とにかく中々オモロい！

クリスチャンベール似の主人公が小型宇宙船で地球へ落下。
近未来から西暦７０９年自然豊かなノルウェーにタイムスリップしたのだ。
森で何者かにさらわれ連行された村は
襲撃に備えるべくして建てられた高い木の塀、塀上には真っ先に死ぬであろう見張り
やっぱり出入口は１ケ所、ファッションは布切れ、村人の原始的武器は刀と槍と矢
両親を亡くした小汚い小僧も。これはっ！北斗の村・・＾＾

さあ、隣の家の牙族の奇襲だぁぁ！と思ったら、ぬぁ〜んと人喰い怪物やんけぇ???
ガッヂラ？ティラノサウルス？ディセントＺの地底怪物？
鋭い爪の一撃で人肉が裂ける！物凄く狂暴で体中が赤く光る！長く鋭い尻尾で首を・・
え？貴様の血は何色だぁ〜!!! 洞窟には無数の食いかけの死体。一体何なんだこの映画わ！

「アウトランダー」とは「よそ者」の意味のようだが、そのよそ者の怪物退治物語。
この怪物、中々見ごたえありますよぉ＾＾

「これ前に観たっけ？」と思うくらい、ありふれた設定とストーリーです。
全体のクオリティは悪くないですし、サクッと観られるお手頃感のある作品です。
壮大な作品のダイジェスト版を観ているような感覚にも陥ります。
ようするに軽い映画です。

グロテスクなシーンも少なく（ちょっとある）、エロシーンも無いので
小学生くらいのお子さんと冒険活劇が観たい時などにいかがでしょう。

今更ながら宇宙船不時着の壮大な画から、クリーチャー相手の壮絶な銃器戦を予測させるも、着いた時代が８世紀のノルウエーの為貧素な鈍器戦と相成りました。

デジコンさんがご指摘されてる通り、異星人が主役ながら世界観は『１３ウォーリアーズ』。
と云うか主人公が異星人なのにどの方向から眺めても地球人。
クリーチャーの造形もオリジナリティが希薄で、相当数の作品を過去に鑑賞しているアメリカの有料ＴＶ、SyfyのＴＶＭ作品に登場するような紛い物の恐竜風情にガッカリ。
クリーチャーファンとしてはオリジナリティ溢れる造形、不気味さとか、異様さとか、ついつい色々求めてしまうので、まぁこの辺りのクリーチャー造形については当然好みの問題ながら、クリーチャーの動きがどう眺めても滑らかでは無く、ぎくしゃくとした動きに興醒め、血糊までＣＧ処理しちゃうもんですから雰囲気ぶち壊しと、質感もイマイチのような気がしました。

とまぁ、変な拘りが無ければ何気にロン・パールマンやジョン・ハート、と云った異彩を放つ見た目愉しい脇役の布陣、復讐劇に王の継承争いを絡めた分かりやすいベタなドラマの為、普通に最後まで棄権せず完走出来るやもしれません。
カテがＳＦアクションですが、壮大なＳＦスペクタクルの画を脳内から払拭して鑑賞推奨です。

「アウトランダー」・・・三菱自動車が作ってる車？あの天才ジョッキー武豊も乗っている・・・違うか！（照）

「ｏｕｔｌａｎｄ」（遠隔の地）＋「ｅｒ」（遠く未知なる地へ向かう冒険者」と言う意味らしいです。
【自動車の名前の由来に書いてました】

作品ですが、宇宙船が西暦７００年代のノルウェーに不時着（墜落）した所から始まります。・・・ん？「死霊のはらわた３」も・・・似たような感じもするが・・・違うか！（照）
で、何故か一緒に「モアウェン」という怪物も連れて来てしまい、さ〜大変！！さ〜どうなる！！さ〜見所は・・・・・？

この作品、雰囲気が「ミュータント・クロニクルズ」に似てるかな・・・と感じました。
丁寧に作り込んでる割にインパクトがナイ所が・・・。
と思ったら・・・ヤッパリいました、出てました・・・「ヘルボーイ」いや「ロン・パールマン」が！！

「これぞまさしくロン・パールマン効果や〜」と彦摩呂が言ったとか、言わないとか・・・言わないよね。（笑）

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未来から来た。。。
でも武器は未来の武器で戦うわけではない。


何だか、ありふれたストーリー。
期待せず、サクッみたら楽しめる作品だと
思います。

怪物だけがやけに印象に残ってしまった。。。