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ブレードランナー クロニクル

ブレードランナー クロニクルの画像・ジャケット写真

ブレードランナー クロニクル / ハリソン・フォード

全体の平均評価点:(5点満点)

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映画賞受賞作品

旧作

ジャンル :

「ブレードランナー クロニクル」 の解説・あらすじ・ストーリー

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映画賞受賞作品

旧作

解説・ストーリー

P・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作に、近未来を舞台に展開するアンドロイドたちの物語を描いたSFサスペンスで、その卓越した近未来描写により、多くのファンを持つカルト作品。植民惑星から4体の人造人間=レプリカントが脱走した。彼らの捕獲を依頼された“ブレードランナー”デッカードは、地球に潜入したレプリカントたちを追うが……。<BR>オリジナル劇場版 「ブレードランナー」(1982)、インターナショナル劇場版 「ブレードランナー 完全版」(1982)、「ディレクターズカット/ブレードランナー最終版」(1992) (※ディレクターズカット版には日本語音声、日本語字幕<吹替用>は収録されていません。)

「ブレードランナー クロニクル」 の作品情報

作品情報

製作年:

1982年

製作国:

アメリカ/香港

原題:

BLADE RUNNER

受賞記録:

1982年 LA批評家協会賞 撮影賞

「ブレードランナー クロニクル」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

スノー・ドッグ

フライング・ヴァイラス

野性の呼び声

フレッチ 殺人方程式

ユーザーレビュー:35件

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1〜 5件 / 全35件

バージョンで大きく変わる2種類の『ブレードランナー』

投稿日:2008/07/21 レビュアー:JUCE

 ブレードランナーには実に5つのバージョンが存在する。

プレビューの為の「ワークプリント版」。
 そしてこのワークプリントによる評判が芳しくなかったため、ストーリーを補足する主人公のナレーションとハッピーエンディングを追加した「劇場版」。これは国内(アメリカ)劇場用だが、日本で公開されたのも同じバージョン。
 そして「完全版」。これは海外向け配給のためにアクション、残虐シーンを「劇場版」に少し追加している。
 そしてある手違いからワークプリント版が再び注目を浴び、そこから本来の監督の意図に近いブレードランナーに編集をやり直した「最終版」。これはディレクターズカットとも呼ばれている。
 この「最終版」をもとに2007年、進歩したデジタル技術によって様々なミスや技術的に補えなかった部分を修復したのが「ファイナルカット」だ。

 この「クロニクル」では「劇場版」、「完全版」、「最終版の3つのバージョンが収録されている。したがって「劇場版」と「完全版」に関しては大きな差異は無い、しかしこの二つと「最終版」は作品の質的にはまったくと言っていいほど“別な”作品になっている。

 「劇場版」と「完全版」では主人公デッカードのナレーションにより補足的な説明が随所で入る。この説明は少し過剰気味で観客から想像するという楽しみを奪ってしまっているように思う。さらに決定的なのがラストだ。ラストは明快に答えを提示していて他の解釈の余地が無い。もしかすると説明不足や曖昧さを嫌う観客ならば最終版よりもこちらの方が合うのかもしれない。
 ただしこのナレーションやラストはリドリー・スコット監督の意図とはかなりずれており、監督自身はこのバージョンが嫌いなようだ。

 「最終版」は監督の意図に戻す編集がされており、デッカードのナレーションは一切無い。だから同僚のガフやボスの人物像も画面から観客が自分で想像するしかない。さらにこの最終版ではデッカードの正体さへも観客は疑念を抱くことになる。そしてその疑問は最後まで明かされること無く、これまた観客は自問自答を要求されることになる。劇場版、完全版がエンターテインメント性を求めたのに対し、こちらはより哲学的になり奥深い作品になっていると私は思う。

 ナレーションとラストだけで作品がこうも大きく変わるのは驚きだ。整理をすると「ワークプリント」「最終版」「ファイナルカット」が監督の意図した『ブレードランナー』、そして「劇場版」「完全版」がより広い観客層向けにアレンジされた『ブレードランナー』と言えるだろう。
 好き嫌いはあるにせよ、私はやはりブレードランナーの中ではこの最終版を元に完成度を高めたファイナルカットをお勧めしたい。


 ちなみに在庫枚数14枚で3日月状態の『ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版』はこのクロニクルに含まれているバージョンと同じものですので、お待ちの方は迷わずこちらをお借り下さい。

このレビューは気に入りましたか? 64人の会員が気に入ったと投稿しています

人間が作った悲劇 ネタバレ

投稿日:2010/03/31 レビュアー:ホヨマックス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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人造人間に感情を持たせ“命”を与えた映画。

人造人間は知力と身体能力があるため犯罪も犯して来たが決められた死期が近づくにつれ生きたいと思う気持ちが強くなる。情け無用の冷徹なターミネーターとは対称的だ。 そのレプリカントを処分する抹殺者がハリソンフォード扮するブレードランナー。

ラストになるにつれレプリカントが可哀相に思えて来た。アトムを思い出すが、どんな生き物であれ命は尊いもの、そんなメッセージが込められているんだろうか?舞台が近未来なだけに、一見派手な背景ぽいが地味な内容だ。観客にかなり考えさす良い映画だと思いました。

本作の終わり方は本来監督が望んだ結末ではなかったそうだ。固有のファンを楽しませるため仕方なく・・監督業も大変だ。韓国映画界も下手?な結末にしたらファンがマジで許さないらしい。原作や監督を無視し出資者やファンのための映画に仕上げるのは果たして如何なものだろうか? 結局本作は10年後に監督の意向に添いディレクターズカット版として別のエンディングに仕上げている。監督のプライドか?要はハリソンフォードがエレベーターに乗った時点でエンドクレジットを迎えるのである。ほんの一部のカットの差だがメッセージ性は大きく違う。
その意味はこうだろうか?・・いつの時代も人間は製造と破壊を繰り返す、全て己のために・・

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寿命…「命」が尽きる時 ネタバレ

投稿日:2010/07/15 レビュアー:まみもぉ

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最初に観たのは25年前。

大昔のような近未来。
じとじとと薄暗くどろんとした空間。不衛生な街。
そこに、多国籍民族がごちゃごちゃと
でもなぜか、活き活きと楽しそうに暮らしている…
その中に、紛れ込んだ、
生きてはいないのに、
命ある人間と外見は、同じにしか見えない作り物、
人間の奴隷として過酷な作業に従事目的の作り物、
レプリカント。
勝手に人社会に紛れ込んだそれらを処分するブレードランナーのお話し。
…分かりやすい。

身を守るため、安心を得るために
太古より繰り返されてきたこの、
「異物、不純物の排除」
ただこの作品は、
排除される側が外的、性的、内面的にかなり魅力的な「存在」です。
そこのところが年齢積み重ねて再見しても、
また違う琴線に触れてしまう理由と思います。

こうやって、何回目か観て思うのは、やはり同じ。
共存できなかったかということ。
で、またまた同じように思いました。
それは、無理…
25年経っても、ヒト同士ですら排除の欲求をこらえる事のできない争い事は、
絶えません。純異物などもっての他。

この度はでも、気持ち柔軟になった(歳のせい?)のか、
別の星で、地球に見切りをつけたレプリカントの”生き残り”が、
互いに改良を重ね、平和に暮らしているような気がしました。

「寿命」があるということは、救いです。
事故、殺害、天災…
不本意な寿命もありますが、
生きていて、しんどいあれこれな時、
必ず死ねるのだから、あせって、
死に急ぐことはないと、
「寿命」には何度も救われました。
絶対死ねる、で、その時自ら感じることはできませんが、
全ての痛みから解放され、
完全な健康体になれるのです。

怒りを押し殺して泣いているような笑っているような、
切なく悲しいでもどこか、無邪気な子供のような、
そんなロイの表情。
何度観ても素晴らしい。しみこんでくるような迫力です。
今回はその表情が、デッカードとの最後の戯れより、
自らの生みの親タイレルの命を奪う時のその方が、より強い迫力でした。
憎悪の裏側にぴったりと張り付いている諦めの感情、
じわじわと伝わってきました。

ラストのロイの台詞はまた、
聞くたびにこちらに違って届いて、
それこそ、
名作のなせる業と思います。

All those ... moments will be lost in time,
like tears...in rain.
Time to die…

「moments」複数なので「記憶」と訳されてますが、
「memory」、でないところが悲しい。
ロイには”記憶”ではないその時、
たくさんの”その時”。
それが、…will be lost in time, 時とともに消えてしまう。 
”たくさんのその時”が、時の中へ、失われていく、
雨の中の涙のように…

美しく悲しい死に際。
「Time to die」
これは、日本語にはならないと、
この度は思いました。このまま,Time to die.
この頃、こずるい柔軟性に包まれて、
”Time”が、かなりだぶついてきてます。
少々、締めなくては…
時間そのものが死んでしまうと思いました。

エンディングのテーマ曲
これはもう…耳にするたび新しい。
名曲です。

(個人的に特別な映画です。
「これいいから。ともかくいいから。」と、
25年前、いただいたVHS。
映画という形をした大切な宝物です。)

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雨が降ると、思い出すシーンがある

投稿日:2008/10/16 レビュアー:素敵な声で抱きしめて

「ブレードランナー クロニクル」は、JUCEさまのレビューを読んで、予約リストに入れてました。

実は、僕、このDVDの存在を知らずに、「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」をレンタルしようと、順番を待ってたんですが、JUCEさまのレビューで、「ブレードランナー クロニクル」に、「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」も収録されていると教えていただいたんで、順番を待たずに、しかも、懐かしい「劇場版」も観られて、一粒で二度。いや、三度、美味しい思いが出来ました。JUCEさまに、感謝!

僕は、「ブレードランナー ファイナル・カット」(2007)は、観てないんですけど、そちらの方は、これから、選ぼうと思ってる、ブルーレイを買ってからでもいいかな…と思ってます。

さて、本題。

僕にとって、「ブレードランナー」といえば、デッカードのナレーションが入った、暴力シーンが比較的少ない「劇場版」です。VHS版もレンタルしましたし、テレビでも観ましたしね。何より、声フェチの僕には、吹替えが入ってる方が、ありがたい!

皆さん、レビューに書いてくださってますから、まぁ、おさらい程度に、

「ブレードランナー クロニクル」に収録されてる3バージョンの「ブレードランナー」の内容は、
@オリジナル劇場版「ブレードランナー」(1982)
Aインターナショナル劇場版「ブレードランナー 完全版」(1982)
B「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」(1992)

@の「劇場版」と、Aの「完全版」の違いは、暴力シーン。「劇場版」にも、「完全版」にも、吹替えが入ってますが、「完全版」の方に追加されたシーンの部分には、当然ながら吹替えはなく、自動的に字幕が入ります。「完全版」を吹替えで観てて、突然英語になったら、そこが追加されたシーンってことですね。

Aの「完全版」と、Bの「最終版」の違いは、デッカードの夢のシーン。これが、ファンの皆さんの間で、盛り上がってる、色んな説のネタにもなってるんですね。

僕は、声フェチですから、やはり「劇場版」が好きですね。まぁ、絵はキレイなのに越したことはないですが。…って、もしも今後、「ファイナルカット」に、特別版とかで、吹替えが入ったバージョンが出たら、そっちが好きになっちゃうかもしれませんけどね…(^^ゞ

もう、何度も、語られてることですが、作品の中に、ヘンテコな日本語が散りばめられてるのも、聞きどころ。きっと、西洋の人には、神秘的に聞こえたりしてるんでしょうね。

「フレードランナー」で、好きなシーンといえば、なんといっても、雨のシーン。雑多な街の中、埋もれるように、デッカードの日常を見せるシーンは、何度観てもワクワクします。それから、未来の自動車。そりゃ、随分前の、SFですから、突っ込みどころはありますけど、空中に浮かぶところや、あの象徴的な、キラキラした、大きなビルを舐めていくシーンは、たまりません!…あと、デッカードの部屋の、ベランダも好き。ハリソン・フォードみたいな、渋いお兄さまに、肩を抱かれ、耳元で囁かれながら、通りを見降ろす妄想を、何度したことやら…(一_一)

でも、今、観直してみると、ロイも、なかなかイイ男ですね。子供の頃に観たのを、大人になってから観ると、感じ方が違うっていうけど、これは、まさにそうですね。ただ、怖かったロイの、苦しみや切なさが、こんなに深く伝わってくるなんて、意外でした。僕も、少しずつ大人になってるんだなぁ(;_;)…(←って、とっくに、大人だろ!)

「ブレードランナー」の公開25周年を記念して、リドリー・スコット監督によって、さらなるシーンの追加や、修正を施されて、再編集された「ファイナルカット」の方も、気になりますが、世に出た映画は、既に、観客のものだったりしますからねぇ。でも、これで、監督の長かった夢も、完結したんじゃないでしょうか。ん?その夢の中には、もしや…


☆役名&キャスト☆

デッカード…ハリソン・フォード(堀勝之祐)
ロイ…ルトガー・ハウアー(寺田農)
レイチェル…ショーン・ヤング(戸田恵子)
ガフ…エドワード・ジェームズ・オルモス(池田勝)
プリス…ダリル・ハンナ(高島雅羅)
レオン…ブライオン・ジェームズ(大宮悌二)
ゾーラ…ジョアンナ・キャシディ(横尾まり)
ブライアント…M・エメット・ウォルシュ(神山卓三)
J・F・セバスチャン…ウィリアム・J・サンダーソン(村越伊知郎)
エルドン・タイレル…ジョセフ・ターケル(大木民夫)
チュー…ジェームス・ホン

※注:3バージョンのうち「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」には、吹替えはありません。

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JUCEさんに、大感謝!これは、観んとあかんわ! ネタバレ

投稿日:2009/02/01 レビュアー:pokorou

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JUCEさんに尋ねてみた、お勧め映画リストから、
見た物を省き、数点選んだ中の一つがこの作品でした!

一言で言うと、「凄い!」次が「めっちゃ面白い!」
27年前の映画とは思えないです。

ストーリーは一言では語れません!!!

私が気に入った、気になった点をいくつか・・・
未来的空間なのに、とてつもなく場末な街・・・
未来なのか、過去なのか、わからなくなる。不思議ワールド。
ピエロの様ななメイクの人々。パンクの様なヘアースタイル。
頭に鳥を乗っけて歩く人。熱いんだか寒いんだかわからない季節。
空飛ぶ車は白い煙を吹きまくりながら上がって行く。
外国なはずなのに、何故かジャパニーズテイストが入り乱れる。
高層ビルの巨大モニターのCMは強力わかもと。
看板にはひらがなや漢字。ゴルフ日品?ゴルフ用品じゃないのか?
そしてお寿司屋さん。ここでの会話が面白い。
「お客さん、何しましょう?」「4つ」「2つで充分ですよー」「4つ」「わかって下さいよー2つで充分ですよー」「じゃ・・・それとうどん」みたいな会話がたまらんでしたw
が、2つにしろ、4つにしろ、お寿司の数だろうけど、どうよ?
2カン? 2皿? 2人前? 映像にはうどんしか映っておらず、わからずじまいです・・・JUCEさんは知ってるのでしょうか?
知っていれば教えて下さい・・・

このあたりはほんの序の口。まだ始まったばかり。
こっからが本当の意味での面白さ。
が、それを言っちゃーおしまいよー的な所があるから、
あえて伏せたい気もする私。

何故か? 本作、とてもレビューが少ないのです。
みている人がこんなに少ない訳が無いのに。だって古いしw
こんなに面白い映画なのに何故に???

って事で、一応、ちらっと書いちゃいましたが、見所はまだまだ
こんなもんじゃ無いから、皆さんも是非ご覧下さい!

ハラハラしたり、ドキドキしたり、眉をひそめたり、ゆがめたり、
切なくなったり、魅了されたり、とにかく不思議な雰囲気にのみ込まれ、あっと言う間の約2時間。

私のアホレビューは当てにならないので、「JUCE」さんのレビューをご覧頂きましたら、正しい観賞の仕方が丁寧に記載されております。

JUCEさんの思いとは違った所で気に入ってしまったとは思います。
私は不思議ワールドが大好きです!

ストーリーは勿論、街、衣装、音楽、建物、夕陽、雨、血、折り紙、どれも心にグッときました!

ちなみに私は「ブレートランナークロニクル・最終版」を観ました!

又観たくなる映画ですよ!

絶対お勧め!今の映画には無い魅力満載ですよ!

とにかくお勧め!

JUCEさん、有難う〜〜〜〜〜♪ o§*≧ω≦)O" ィェィ♪


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1〜 5件 / 全35件

ブレードランナー クロニクル

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:35件

バージョンで大きく変わる2種類の『ブレードランナー』

投稿日

2008/07/21

レビュアー

JUCE

 ブレードランナーには実に5つのバージョンが存在する。

プレビューの為の「ワークプリント版」。
 そしてこのワークプリントによる評判が芳しくなかったため、ストーリーを補足する主人公のナレーションとハッピーエンディングを追加した「劇場版」。これは国内(アメリカ)劇場用だが、日本で公開されたのも同じバージョン。
 そして「完全版」。これは海外向け配給のためにアクション、残虐シーンを「劇場版」に少し追加している。
 そしてある手違いからワークプリント版が再び注目を浴び、そこから本来の監督の意図に近いブレードランナーに編集をやり直した「最終版」。これはディレクターズカットとも呼ばれている。
 この「最終版」をもとに2007年、進歩したデジタル技術によって様々なミスや技術的に補えなかった部分を修復したのが「ファイナルカット」だ。

 この「クロニクル」では「劇場版」、「完全版」、「最終版の3つのバージョンが収録されている。したがって「劇場版」と「完全版」に関しては大きな差異は無い、しかしこの二つと「最終版」は作品の質的にはまったくと言っていいほど“別な”作品になっている。

 「劇場版」と「完全版」では主人公デッカードのナレーションにより補足的な説明が随所で入る。この説明は少し過剰気味で観客から想像するという楽しみを奪ってしまっているように思う。さらに決定的なのがラストだ。ラストは明快に答えを提示していて他の解釈の余地が無い。もしかすると説明不足や曖昧さを嫌う観客ならば最終版よりもこちらの方が合うのかもしれない。
 ただしこのナレーションやラストはリドリー・スコット監督の意図とはかなりずれており、監督自身はこのバージョンが嫌いなようだ。

 「最終版」は監督の意図に戻す編集がされており、デッカードのナレーションは一切無い。だから同僚のガフやボスの人物像も画面から観客が自分で想像するしかない。さらにこの最終版ではデッカードの正体さへも観客は疑念を抱くことになる。そしてその疑問は最後まで明かされること無く、これまた観客は自問自答を要求されることになる。劇場版、完全版がエンターテインメント性を求めたのに対し、こちらはより哲学的になり奥深い作品になっていると私は思う。

 ナレーションとラストだけで作品がこうも大きく変わるのは驚きだ。整理をすると「ワークプリント」「最終版」「ファイナルカット」が監督の意図した『ブレードランナー』、そして「劇場版」「完全版」がより広い観客層向けにアレンジされた『ブレードランナー』と言えるだろう。
 好き嫌いはあるにせよ、私はやはりブレードランナーの中ではこの最終版を元に完成度を高めたファイナルカットをお勧めしたい。


 ちなみに在庫枚数14枚で3日月状態の『ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版』はこのクロニクルに含まれているバージョンと同じものですので、お待ちの方は迷わずこちらをお借り下さい。

人間が作った悲劇

投稿日

2010/03/31

レビュアー

ホヨマックス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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人造人間に感情を持たせ“命”を与えた映画。

人造人間は知力と身体能力があるため犯罪も犯して来たが決められた死期が近づくにつれ生きたいと思う気持ちが強くなる。情け無用の冷徹なターミネーターとは対称的だ。 そのレプリカントを処分する抹殺者がハリソンフォード扮するブレードランナー。

ラストになるにつれレプリカントが可哀相に思えて来た。アトムを思い出すが、どんな生き物であれ命は尊いもの、そんなメッセージが込められているんだろうか?舞台が近未来なだけに、一見派手な背景ぽいが地味な内容だ。観客にかなり考えさす良い映画だと思いました。

本作の終わり方は本来監督が望んだ結末ではなかったそうだ。固有のファンを楽しませるため仕方なく・・監督業も大変だ。韓国映画界も下手?な結末にしたらファンがマジで許さないらしい。原作や監督を無視し出資者やファンのための映画に仕上げるのは果たして如何なものだろうか? 結局本作は10年後に監督の意向に添いディレクターズカット版として別のエンディングに仕上げている。監督のプライドか?要はハリソンフォードがエレベーターに乗った時点でエンドクレジットを迎えるのである。ほんの一部のカットの差だがメッセージ性は大きく違う。
その意味はこうだろうか?・・いつの時代も人間は製造と破壊を繰り返す、全て己のために・・

寿命…「命」が尽きる時

投稿日

2010/07/15

レビュアー

まみもぉ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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最初に観たのは25年前。

大昔のような近未来。
じとじとと薄暗くどろんとした空間。不衛生な街。
そこに、多国籍民族がごちゃごちゃと
でもなぜか、活き活きと楽しそうに暮らしている…
その中に、紛れ込んだ、
生きてはいないのに、
命ある人間と外見は、同じにしか見えない作り物、
人間の奴隷として過酷な作業に従事目的の作り物、
レプリカント。
勝手に人社会に紛れ込んだそれらを処分するブレードランナーのお話し。
…分かりやすい。

身を守るため、安心を得るために
太古より繰り返されてきたこの、
「異物、不純物の排除」
ただこの作品は、
排除される側が外的、性的、内面的にかなり魅力的な「存在」です。
そこのところが年齢積み重ねて再見しても、
また違う琴線に触れてしまう理由と思います。

こうやって、何回目か観て思うのは、やはり同じ。
共存できなかったかということ。
で、またまた同じように思いました。
それは、無理…
25年経っても、ヒト同士ですら排除の欲求をこらえる事のできない争い事は、
絶えません。純異物などもっての他。

この度はでも、気持ち柔軟になった(歳のせい?)のか、
別の星で、地球に見切りをつけたレプリカントの”生き残り”が、
互いに改良を重ね、平和に暮らしているような気がしました。

「寿命」があるということは、救いです。
事故、殺害、天災…
不本意な寿命もありますが、
生きていて、しんどいあれこれな時、
必ず死ねるのだから、あせって、
死に急ぐことはないと、
「寿命」には何度も救われました。
絶対死ねる、で、その時自ら感じることはできませんが、
全ての痛みから解放され、
完全な健康体になれるのです。

怒りを押し殺して泣いているような笑っているような、
切なく悲しいでもどこか、無邪気な子供のような、
そんなロイの表情。
何度観ても素晴らしい。しみこんでくるような迫力です。
今回はその表情が、デッカードとの最後の戯れより、
自らの生みの親タイレルの命を奪う時のその方が、より強い迫力でした。
憎悪の裏側にぴったりと張り付いている諦めの感情、
じわじわと伝わってきました。

ラストのロイの台詞はまた、
聞くたびにこちらに違って届いて、
それこそ、
名作のなせる業と思います。

All those ... moments will be lost in time,
like tears...in rain.
Time to die…

「moments」複数なので「記憶」と訳されてますが、
「memory」、でないところが悲しい。
ロイには”記憶”ではないその時、
たくさんの”その時”。
それが、…will be lost in time, 時とともに消えてしまう。 
”たくさんのその時”が、時の中へ、失われていく、
雨の中の涙のように…

美しく悲しい死に際。
「Time to die」
これは、日本語にはならないと、
この度は思いました。このまま,Time to die.
この頃、こずるい柔軟性に包まれて、
”Time”が、かなりだぶついてきてます。
少々、締めなくては…
時間そのものが死んでしまうと思いました。

エンディングのテーマ曲
これはもう…耳にするたび新しい。
名曲です。

(個人的に特別な映画です。
「これいいから。ともかくいいから。」と、
25年前、いただいたVHS。
映画という形をした大切な宝物です。)

雨が降ると、思い出すシーンがある

投稿日

2008/10/16

レビュアー

素敵な声で抱きしめて

「ブレードランナー クロニクル」は、JUCEさまのレビューを読んで、予約リストに入れてました。

実は、僕、このDVDの存在を知らずに、「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」をレンタルしようと、順番を待ってたんですが、JUCEさまのレビューで、「ブレードランナー クロニクル」に、「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」も収録されていると教えていただいたんで、順番を待たずに、しかも、懐かしい「劇場版」も観られて、一粒で二度。いや、三度、美味しい思いが出来ました。JUCEさまに、感謝!

僕は、「ブレードランナー ファイナル・カット」(2007)は、観てないんですけど、そちらの方は、これから、選ぼうと思ってる、ブルーレイを買ってからでもいいかな…と思ってます。

さて、本題。

僕にとって、「ブレードランナー」といえば、デッカードのナレーションが入った、暴力シーンが比較的少ない「劇場版」です。VHS版もレンタルしましたし、テレビでも観ましたしね。何より、声フェチの僕には、吹替えが入ってる方が、ありがたい!

皆さん、レビューに書いてくださってますから、まぁ、おさらい程度に、

「ブレードランナー クロニクル」に収録されてる3バージョンの「ブレードランナー」の内容は、
@オリジナル劇場版「ブレードランナー」(1982)
Aインターナショナル劇場版「ブレードランナー 完全版」(1982)
B「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」(1992)

@の「劇場版」と、Aの「完全版」の違いは、暴力シーン。「劇場版」にも、「完全版」にも、吹替えが入ってますが、「完全版」の方に追加されたシーンの部分には、当然ながら吹替えはなく、自動的に字幕が入ります。「完全版」を吹替えで観てて、突然英語になったら、そこが追加されたシーンってことですね。

Aの「完全版」と、Bの「最終版」の違いは、デッカードの夢のシーン。これが、ファンの皆さんの間で、盛り上がってる、色んな説のネタにもなってるんですね。

僕は、声フェチですから、やはり「劇場版」が好きですね。まぁ、絵はキレイなのに越したことはないですが。…って、もしも今後、「ファイナルカット」に、特別版とかで、吹替えが入ったバージョンが出たら、そっちが好きになっちゃうかもしれませんけどね…(^^ゞ

もう、何度も、語られてることですが、作品の中に、ヘンテコな日本語が散りばめられてるのも、聞きどころ。きっと、西洋の人には、神秘的に聞こえたりしてるんでしょうね。

「フレードランナー」で、好きなシーンといえば、なんといっても、雨のシーン。雑多な街の中、埋もれるように、デッカードの日常を見せるシーンは、何度観てもワクワクします。それから、未来の自動車。そりゃ、随分前の、SFですから、突っ込みどころはありますけど、空中に浮かぶところや、あの象徴的な、キラキラした、大きなビルを舐めていくシーンは、たまりません!…あと、デッカードの部屋の、ベランダも好き。ハリソン・フォードみたいな、渋いお兄さまに、肩を抱かれ、耳元で囁かれながら、通りを見降ろす妄想を、何度したことやら…(一_一)

でも、今、観直してみると、ロイも、なかなかイイ男ですね。子供の頃に観たのを、大人になってから観ると、感じ方が違うっていうけど、これは、まさにそうですね。ただ、怖かったロイの、苦しみや切なさが、こんなに深く伝わってくるなんて、意外でした。僕も、少しずつ大人になってるんだなぁ(;_;)…(←って、とっくに、大人だろ!)

「ブレードランナー」の公開25周年を記念して、リドリー・スコット監督によって、さらなるシーンの追加や、修正を施されて、再編集された「ファイナルカット」の方も、気になりますが、世に出た映画は、既に、観客のものだったりしますからねぇ。でも、これで、監督の長かった夢も、完結したんじゃないでしょうか。ん?その夢の中には、もしや…


☆役名&キャスト☆

デッカード…ハリソン・フォード(堀勝之祐)
ロイ…ルトガー・ハウアー(寺田農)
レイチェル…ショーン・ヤング(戸田恵子)
ガフ…エドワード・ジェームズ・オルモス(池田勝)
プリス…ダリル・ハンナ(高島雅羅)
レオン…ブライオン・ジェームズ(大宮悌二)
ゾーラ…ジョアンナ・キャシディ(横尾まり)
ブライアント…M・エメット・ウォルシュ(神山卓三)
J・F・セバスチャン…ウィリアム・J・サンダーソン(村越伊知郎)
エルドン・タイレル…ジョセフ・ターケル(大木民夫)
チュー…ジェームス・ホン

※注:3バージョンのうち「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」には、吹替えはありません。

JUCEさんに、大感謝!これは、観んとあかんわ!

投稿日

2009/02/01

レビュアー

pokorou

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JUCEさんに尋ねてみた、お勧め映画リストから、
見た物を省き、数点選んだ中の一つがこの作品でした!

一言で言うと、「凄い!」次が「めっちゃ面白い!」
27年前の映画とは思えないです。

ストーリーは一言では語れません!!!

私が気に入った、気になった点をいくつか・・・
未来的空間なのに、とてつもなく場末な街・・・
未来なのか、過去なのか、わからなくなる。不思議ワールド。
ピエロの様ななメイクの人々。パンクの様なヘアースタイル。
頭に鳥を乗っけて歩く人。熱いんだか寒いんだかわからない季節。
空飛ぶ車は白い煙を吹きまくりながら上がって行く。
外国なはずなのに、何故かジャパニーズテイストが入り乱れる。
高層ビルの巨大モニターのCMは強力わかもと。
看板にはひらがなや漢字。ゴルフ日品?ゴルフ用品じゃないのか?
そしてお寿司屋さん。ここでの会話が面白い。
「お客さん、何しましょう?」「4つ」「2つで充分ですよー」「4つ」「わかって下さいよー2つで充分ですよー」「じゃ・・・それとうどん」みたいな会話がたまらんでしたw
が、2つにしろ、4つにしろ、お寿司の数だろうけど、どうよ?
2カン? 2皿? 2人前? 映像にはうどんしか映っておらず、わからずじまいです・・・JUCEさんは知ってるのでしょうか?
知っていれば教えて下さい・・・

このあたりはほんの序の口。まだ始まったばかり。
こっからが本当の意味での面白さ。
が、それを言っちゃーおしまいよー的な所があるから、
あえて伏せたい気もする私。

何故か? 本作、とてもレビューが少ないのです。
みている人がこんなに少ない訳が無いのに。だって古いしw
こんなに面白い映画なのに何故に???

って事で、一応、ちらっと書いちゃいましたが、見所はまだまだ
こんなもんじゃ無いから、皆さんも是非ご覧下さい!

ハラハラしたり、ドキドキしたり、眉をひそめたり、ゆがめたり、
切なくなったり、魅了されたり、とにかく不思議な雰囲気にのみ込まれ、あっと言う間の約2時間。

私のアホレビューは当てにならないので、「JUCE」さんのレビューをご覧頂きましたら、正しい観賞の仕方が丁寧に記載されております。

JUCEさんの思いとは違った所で気に入ってしまったとは思います。
私は不思議ワールドが大好きです!

ストーリーは勿論、街、衣装、音楽、建物、夕陽、雨、血、折り紙、どれも心にグッときました!

ちなみに私は「ブレートランナークロニクル・最終版」を観ました!

又観たくなる映画ですよ!

絶対お勧め!今の映画には無い魅力満載ですよ!

とにかくお勧め!

JUCEさん、有難う〜〜〜〜〜♪ o§*≧ω≦)O" ィェィ♪


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