ブレイキング・バッド　Ｓｅａｓｏｎ１

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勤勉な化学教師が、ガンを宣告されたことをきっかけに悪に染まってゆく。一見やぶれかぶれの暴走に思えがちだが、実は愛する家族の為の、親父一世一代の最後の賭け。化学教師のスキルを存分に活かした命がけの綱渡りは、いったいこの先どこに向かって突き進んで往くのか。全く持って予測不可能。この冷静に狂った男から、暫く目が離せそうにもない。

シーズン１（全７話）視聴済み…いやぁ〜面白いねぇ〜♪アメリカでは、映画俳優よりＴＶドラマの俳優の方がギャラも人気も高いなんてこと聞いたこともあるんだけど…制作費も半端なくかかってそうだし…２時間くらいで完結しないといけない映画より、登場する人間達の心情などが深く描ける分、内容も分厚いと感じる。

もちろん「当たり外れもある」だろうけど…「評価の高い」ドラマは外さない…シーズン１のエピソードはたった７話しかないのだが…とにかく中身が濃い…
主演の俳優…映画も出演してるんだろうけど…どこかで見たかなくらい？知らないだけか？（けれど明らかに「実力派」だと思う）このお腹の出た、さえない中年オヤジ演じる役者さんがとにかく、スゴイ…その他の出演者達も「イケメン」でも「セクシー」でも何ともない普通なのだが…全てのキャストがはまっている。

いきなり人生の「タイムリミット」を告げられた、普通の真面目な？…いや違うか？実は相当スゴイ素質と度胸があった…オヤジがこのドラマでは、あるきっかけから「ドラッグ」に手を染めて、葛藤を抱えながらも変貌していく様は、本当に面白いし、怖い…
ドラッグ絡みの闇の世界観はさすがアメリカのドラマだけあって「リアル」なんだけど…一番の見所は「終末医療」や「人生の終焉」、「合法」と「非合法」（所詮ルールは人が決めている）の境界線や、「悪」と「善」の境界線など、人間として生きていくうえでの深い部分を描いてるところだと思う。

シーズン１とは言え、ラストは「まだまだこれからだぜ…」という部分で終了する…シーズン２でさらに「本格的に加速する」んだと思うと、当然見逃せない！
余談ですけど、Ｖｏｌ.1は、ちょっとしたホラー映画もぶっ飛ぶシーン満載なので、ご注意を♪

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第６話 最凶のワル／第７話 犯罪の境界線

もう失うものは無いからか、
余命幾ばくもない人間の精神力は凄まじい。
あんなＤＱＮ相手にウォルターってば…。

それにしてもメスが合法だった時代もあったとはね。
全米の薬局で入手可能だったなんて恐ろしい(>_<)
ウォルターと義弟の【合法と違法の境界線】トークは
なかなか考えさせられたりして。。
この二人の心理戦にもちょっとしたスリルを味わえます。

末期癌で薬（ちゃんとしたお薬ね♪）の副作用に
苦しむウォルターの姿は見ていて気の毒な程でした。
髪もごっそり抜けてしまうし…。

でも人って髪型一つでこうも印象が変わってしまうものかしら。
スキンヘッドに黒いハット＆グラサン姿のウォルター、
かなりキマっててカッコ良かった〜！

早いものでシーズン１はなんと今回で終了ですが^^;
とりあえず続きが気になって仕方ない終わり方でなくてよかったです。
違法ドラッグビジネスによって結ばれた現役教師と元教え子の化学反応は
どの様な結果をもたらすのか、今後の展開が楽しみでなりません♪

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第４話 家族への告知／第５話 ウォルターの選択

ウォルターの治療方針について家族会議が開かれます。
妻は大金（９万ドル!!）をはたいてでも
ウォルターに最高の治療を受けさせようとするのですが、
本人は借金してまでの高度治療は望んでいないようです。
夫として父親として当然の想いですよね…。

ウォルターの相棒ジェシーの家庭環境もわかってきました。
壁に飾られた幼少時代の写真の様子から、
どうやら幼い頃から捻てたわけではない模様。
両親が歳の離れた弟ジェイコブ（とっても優秀！）ばかりを溺愛していて
それで悪い道へ進んでしまったのかな〜なんて思ってみたり。。
でもジェシーより弟の方が心の闇は相当深そうです。
ど〜でもいいけどピンクマンという苗字、日本人の私には面白く感じるｗ

それにしてもウォルターって本当ならもっと
「上」にいけたはずなのに勿体ない…。
真面目で不器用で、何より欲が無いからな。。
変なところでプライドも高いし。

今回はなかなか感傷的な気分にさせられるエピソードで、
末期癌患者の治療問題、余命の過ごし方など
結構考えさせられることが多かったです。
また、ドラッグなどで道を踏み外した人間のその後など
ちょっとした社会派的な側面も覗かせていました。

しっかし、あの男、車燃やされていい気味だゎ〜！