恋するベーカリー／別れた夫と恋愛する場合

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これもイントロないですね。
１０年前に夫のジェイク（スティーブ・マーティン）の浮気が原因で離婚し、３人の子供を育てながらベーカリー経営者として成功したジェーン（メリル・ストリープ）。彼女は息子の卒業式に出席するために泊ったホテルで、偶然ジェイクと再会。ジェーンは、酒の勢いもあり、食事を共にした元夫とベッドイン。。。
翌朝までのプロセスで、メリル・ストリープが中々いい味出しています。元夫へほのかな未錬を感じさせながら、久しぶりの再会のぎこちなさ、ワインの心地よい酔いも手伝ってか、底抜けに陽気なはしゃぎっぷり。。。
翌朝は一転して沈み込む気恥ずかしさと悔恨の表情。。。これら一連の演技が素晴らしいです。
一方で、ベーカリーを改築することになり、バツイチの建築家アダムもまた控えめにジェーンにアプローチ。元夫との再会と新しい男性との出会いの両方にときめくジェーン。

本来ならあんな中年？いえ老年にさしかかった者同士のイチャつきなんて見たくもないですが、彼女のチャーミングな魅力で打ち消されていたのではないかと思います。美しくというより自然体の良さを出していたのではないでしょうか？
「老いと性」を正面から見つめ、色々な視点から恋愛模様を丁寧に描いてきたナンシー・マイヤーズらしい大人のラブロマンスです。

長女のフィアンセのさりげないフォローや、身勝手な親たちへの不満をもらす子供たちの心の傷にもさりげなく触れています。
壮年の恋ありかも？と思わせてくれる作品でした。

メリル・ストリープって、還暦越えてますよね？
いやあ、すばらしいです。女性は年齢じゃないって、改めて実感。

メリル演じるジェーンは、１０年前に夫に浮気されて離婚しているけど、
ビジネスは成功していて、子どもはうまく育っていて、
いい友人に囲まれていて、いい家にも住んでいる、しかも男性にももてる！
まさに、言うことなしの人生。うらやましい限り。
そんな奴、おらんやろ〜？って思うけど、
メリル・ストリープが演じていると、さもありなんです。

特に、店と家がすばらしいです。
やりすぎのゴージャスでもでもとんがったおしゃれでもない、
心地よいのに、洗練された空間。まさに、女性の夢です。
さすが、ナンシー・マイヤーズ。
かゆいところに手が届くなあといった感じです。

ただ、今回メインの恋愛に関して、いまいち共感できませんでした。
まず、元夫にときめくだろうか・・・。１０年経つと違うのかな。
離婚していないからわからないのか、不倫はアカン！という
私自身の頭の固さから来るのか・・・。
ストーリーに乗っかれませんでした。

とにかく、これからもナンシー・マイヤーズには、
女性の夢を代弁し続けて欲しいものです。

劇場で見て、なんだか面白いような面白くないような
そんな感じだったんでもう一回観ようかと思ったけど・・・・。
それほどでもないかと（汗

全体としては適度な（？）下ネタトークなんかもあり、
テンポもよかったんで観やすかったんですけど、
どうも、メリルストリープが主演で
ツボにはまらなかったのかな・・・という印象。

共感できるキャラがいなかったのもハマらなかった原因かなあ？

ストーリーとしてはそんなに真新しくない気もしたけど、
子育てを終えた大人の恋愛模様をコミカルに描いた
っていう点ではよかったのかも。

・・・ということで、なんとも言えない印象でしたが
映画館に見に行くほどではなかったにしろ
つまらないわけではないので
DVDなら無難じゃないでしょうか・・・

しかし、サブタイトル、
DVD化にあたってつけたんですかね。

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「恋愛適齢期」「ホリデー」のナンシー・マイヤーズの新作。
内容は「恋愛適齢期」の方に似ていて、対象年齢はちょっと高め。
大人のための映画なので、下品な部分も多いのですが、私はとてもおもしろかったです。

夫の浮気が原因で離婚して１０年、ジェーン（メリル・ストリープ）はベーカリーレストランの経営者として成功。３人の子どもも無事に成人した。
舞台はサンタ・バーバラなのですが、ジェーンの住んでいる家がそれはそれは素敵！！
自分の才覚だけで、ここまでの成功を手にいれて、たまには親友たちを招いて「女の本音」トークを楽しむ。
こんな生活のどこに不満があるのか？と思うけれど、子供たちが独立してしまうとやはり寂しい。

そんな時、息子の卒業式に出席するために訪れたＮＹのホテルで、元夫のジェイク（アレック・ボールドウィン）と再会。あろうことかベッドを共にしてしまう。
ジェイクは離婚の原因となった若い女と再婚しているのだが、連れ子の世話と不妊治療の毎日にうんざりしていて、ジェーンのよさを再認識。
（メリル・ストリープの股間を触って、「Home sweet home」は下品だけど爆笑。）
一方、ジェーンは建築家のアダム（スティーヴ・マーチン）ともいい関係に。

とにかく笑えるのがアレック・ボールドウィン。この人昔は二枚目俳優ではなかったのか？それが今やだぶついた体の、見る影もないおっさん！！
一方、スティーヴ・マーチンの方は今回はおとなしめ。

若い女との再婚が上手くいかなかったからといって、ちゃっかり元サヤに収まろうというジェイクは、あまりにも身勝手で腹がたってきます。だけど後姿が哀れで、情にほだされるジェーンの気持ちもわからなくはない。
簡単に元のサヤに収まったりしたら、きっとそれは違うんじゃないかと思っただろうけど、なんとなく納得のラストでした。
原題の「It's complicated」の通り、そんなに簡単じゃないもんね。

ジェーンの娘の婚約者役をしていたジョン・クラシンスキーが、なかなか軽妙な道化役でよかったです。「かけひきは、恋のはじまり」の時はなんとも思わなかったけど。今後注目してみよう。

劇場公開時にはなかった副題がついてるのが不思議。

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【劇場鑑賞】

ラブコメを映画館で観ることってあんまないんすけど、『ホリデイ』のナンシー・マイヤーズ監督最新作っつーことで『恋するベーカリー』を観てきました（°∀°）b

ふむふむ（´艸｀）むっちゃ笑えるやんш(｀∇´*)ш映画館でこんなにも笑ったのははじめてかも！？っつーぐらい笑わせてもらいましたш(｀∇´*)ш

□■□■□

まぁとにかく全編に渡って散りばめられた"男女＆家族関係"の小ネタが抜群にオモロイ！！！

かなり下ネタが多いんで純な方々にはイマイチかも知れんけど、自分はどのネタも全部ものの見事にハマってしまいました（（（（（（（ノ・д・）ノ

でまぁ、実際、映画館でこんなに笑い声を聞いたのもはじめてかも！？っつーぐらい映画館内もワイてた（しかもそんなに入ってないのに！）んで、結構ダレでも面白いんや無いかなー（（φ（・д・。）

っつーことで、コメディとしては満点です（°∀°）b

【ネタバレします】

んが！んが！なんで80点以上つけてないかというと、ストーリー展開がちょっと納得できないんすよねー・・・（´・ω・`）

いや、この結論がキライとかそういうんじゃ無くてですねー・・・終盤近くまで観客をミスリードしてることが、ラストでマイナスに働いてるような気がするんすよねー・・・

終盤まで観客をミスリードしておいて、ラストで散りばめた伏線を"裏"回収するっつー手法は映画としてはアリっちゃあアリな手法やけど、これはちょっと表側を魅力的に描きすぎてるんで回収し切れてないんすよねー・・・（´・ω・`）

観客はミスリードされてる"表"側で爆笑して感動してるから、最後の"裏"回収に頭では理解でいても感情がついてけーへんようになってまうんちゃうやろか？

少なくとも自分は感情が付いていかんかったっすねー（´д｀lll）

"裏"で回収するなら、もっと裏の伏線でも"感動"させとかんとあかんのちゃうかなー・・・

□■□■□

っつーことで、かなり満足なんすけど、映画監督としてのナンシー・マイヤーズの上手さがちょっとだけ裏目に出た感じがあるかなー・・・まぁ好みやけどш(｀∇´*)ш

大人のラブコメとして十分オススメできる映画です♪

個人的満足度　79点！！！　　オススメ度　75点！