ＭＹ　ＤＲＥＡＭ　〜マイドリーム〜

このドラマのキャッチコピーは，「韓国初のスポーツエージェントの世界を題材にした作品」ということでしたが，どうもこの部分は韓ドラ的には馴染みの薄い世界だけに困難な取り組みだったようで，切り口がぼやけてしまったような気がします。
反面，本来裏スジであるべき，「スポ根」「ロマンス」「家族愛」という三つの切り口が優先されましたので，韓ドラ的には面白い展開になっていると思います。
それもそのはず，脚本を「朱蒙」「チェオクの剣」のチョン・ヒョンスssiが担当されていますから，視聴者心理は良く掴んでおられますので，ドラマ的にはＯＫなのですが，肝心の「スポーツエージェント」はどうなっちゃったのという感じです。
取り上げられたスポーツは，総合格闘技，いわゆるＫ−1というやつですが，女性ファンが圧倒的多数を占める韓ドラの世界にあって，ボクシングよりもさらに暴力的な男の世界をどのように魅せるかが課題だったと思うのですが，その部分をイケメン起用で乗り切りろうとしました。ジャンソク役に「花より男子」のソ・イジョンことキム・ボムssiを起用し，エージェントにはチュ・ジンモssiを充てました。
しかし，これがそもそもの間違いで，男のドラマは「いい男」だけではだめなんです。明日のジョーの丹下段平然り（ご存じないかもしれません），イケメンとの顔やキャラのギャップが必要だと思うのです。ということで，ドラマは面白かったけど評価は星三つとさせていただきます。

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選手の弱みにつけ込み汚い手を使ってまで売れっ子のスポーツエージェントとなったジェイル（チュ・ジンモ）
良心、家族、友達を犠牲にしてまで社長（パク・サンウォン）に仕えていたものの、あるひとつのミスから汚名をきせられ会社を追われる事に。
何もかも失ったジェイルがたまたまジャンソク（キム・ボム）と出会った事により、腕っ節の強いジャンソクをチャンピオンにする夢を抱き総合格闘技の世界に入っていくことに。
しかしジェイルを疎ましく思う社長（パク・サンウォン）にことごとく汚い手で潰されそうになる２人ですが〜

総合格闘技の世界を舞台に、２人が世話になるボクシンブジム館長の娘との恋模様。それぞれの親子愛が描かれているドラマです。

恵まれない環境で育ったものの明るく真っ直ぐなジャンソク役のキム・ボム君がいいです。
素直で感情を隠さない。一目惚れした館長の娘ソヨン（ソン・ダムビ）に試合で勝った後リングで飛びつきキスしちゃいましたよ！
リングでの凛々しい姿、明るくストレートに愛情表現するボム君にキュンとなってしまうのでは？

チュ・ジンモが演じるジェイルはいつもジンモssiがドラマで演じているクールな役柄よりも少し笑える要素もあり意外な一面を観た感じでした。

試合の場面も迫力があり、特に最終回など大きな会場で豪華。そして実際の試合を見ているように拳を握りしめて観てしまっていました！

実際のK-1の選手もドラマに華を添え、私は魔裟斗選手しか分かりませんでしたが、レミー・ボンヤスキー選手、ユン・ドンシク選手等、K-1の好きな方にはお馴染みの選手も少しゲスト出演していました。

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『花より男子』のソ・イジョンのイメージを払拭するべく選んだこの男臭い格闘技の世界。
私自身格闘技についてはチンプンカンプンなのですがキム・ボムさん観てると顔がほころんでしまいます♪
二枚目俳優のチュ・ジンモさんより、キム・ボムさんの可愛さはそれ以上ですね。
もちろん、ナム・ジェイルが語るセリフにもウルウルさせられますがキム・ボムさん演じるイ・ジャンソクの家庭環境を考えると卑屈になりそうなのに逆境をものともしないあの明るさがとってもいいです。
意思表示をはっきりする所も観てて気持ちいい。
それでもって、ソヨンに恋する彼の笑顔がめちゃ可愛い。
ドラマ出演は初めてのソン・ダムビさん。
シンガーという事であまり期待してなかったけど健康的な美しさと腕っ節の強い所もいいですね〜
２人の男性陣、何度彼女に殴られたかしらねー笑えます。

スポーツエージェントとして成功を収め、抱える選手を道具としか思わず、弱みに付け込んで手段を選ばなかった彼。
その結果、共に闘った同志であるカン・ギチョル(ヨン・ジョンフン)を裏切る事も厭わないほど腐りきっているナム・ジェイルです。この時の彼は、腐敗したエージェントでそれが悪であろうと社長の言うがまま、実行するだけでした。
しかし、家族をも切り捨て、自分の人生を捧げて会社に尽くしてきた彼が社長に裏切られ、そこを追われる羽目になろうとは。。。
自業自得とはいえ、あまりにも酷い仕打ちでした。
自分も社長の動かす駒でしかなかったのだから。
天国から地獄へと落とされた彼は家もなく、職もなく、行く当てもないのです。
あるきっかけで知り合ったイ・ジャンソク(キム・ボム)と共に面倒を観てもらう事になるパク・ビョンサム(イ・ギヨン)とパク・ソヨン(ソン・ダムビ)親子。
それぞれが過去の自分と決別してあらたに力をあわせてバックアップし、打たれても打たれても這い上がっていくイ・ジャンソク達の姿を描いています。
まだ若いジャンソクは血の気も激しく、すぐかっとなる性格。
人の意見もうわべでしか捕らえず、見える所だけしかみない。
その水面下の心の部分を理解できない人間的にも未熟さがあります。
孤独だった彼が周りの人に支えられ成長していく姿には感動さえ覚えました。
あまり期待せずに観たドラマですが期待以上のドラマでした。

予想していた以上に面白かった。
根性，根性，という日本の「スポ根」ドラマとは，一味も二味も違います。
再生というか，やり直しというか，それがメインテーマで，勝負に勝つかどうかは副次的，というのが日本のドラマとチョット違うところですね。
ヒロインが，ベタベタしていなくて，すごくいい。

登場俳優も話題の人が出てたので、期待感満々で見たんですが・・・。
一応最後まで見ましたが、・・・。
残念。