ＥＲ緊急救命室ＸＩＶ　＜フォーティーン＞

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新しいＥＲ部長モレッティを迎えて、アビー、プラット、ニーラ、ゲイツがそれぞれの悩みや人間関係に揺れるシリーズ。かつてのＥＲとはちょっと雰囲気が違うかなーという感じです。（部長が変わるとそうなのでしょうか。）モレッティ役のスタンリー・トゥッチは「プラダを着た悪魔」ではメリル・ストリープ演じるミランダの右腕ディレクターでアン・ハサウェイ演じるアンディを助けるナイジェル役をしています。

ＥＲも残すところワンシーズン。
と言う事で、今シーズンはエピローグに向かっての序章ともいえるエピソードが多かったように思います。
全体的に見て、ゲストが多めで華やか。
登場人物はあまり入れ替わりなく、落ち着いて見られます。
途中、ジェニー・ブレが登場したり、懐かしい思いもしました。
どうやらファイナルシーズンでは、懐かしい顔が続々と登場して総集編といったエピソードも多いみたいなので、本当の意味でのＥＲはここまでといったところでしょうか。
人間関係もそこそこうまくいっている今シーズンは低迷していた最近のシーズンと比べてまとまりもよく、良作だといえます。
見応えのあるシーズンです。

私事ですが、今まで旧作借り放題で視聴していました。面白くて寝る間も惜しんで一気に見た１４シーズン。
シーズン１５が旧作になるまで４ヶ月ほどお休みです。
集大成ともいえるシーズン１５が待ち遠しいです。
でも旧作になるまで待つ　笑

相変わらず色々ある人間関係。
ここのところ、ルカがムカツク。
まぁ、浮気をしたアビーは言い訳の余地はないけどね。
とはいえ、元々問題を多く抱えていたアビー。
何事も最後までやり通した事がなくて、辛くなるとすぐに投げ出してしまう。
家族の事もあるし、自身もアルコール依存症を抱え、ギリギリのところで生きてきたのです。
それを承知で結婚したんじゃないのか？ルカは。
ジョーを抱えてひとりぼっちで奮闘する環境において、自分は連絡ひとつとれないクロアチアに戻って音沙汰成し。
そんな状況でアビーが問題なく１人でやり通せると本当に思っていたのだろうか。
だとしたら考えが甘いとしか言いようがない。
なのに、彼女の行動を許せず、結婚１周年も待たずに家を出るなんてどんな了見だ。
まぁ、アビーを許せないのは仕方がないけど、ジョーもいるのに平気で別居するなんてアメリカに毒されたなぁ。。。
特にお互い収入があるから簡単に別れられると言うのもあるんだろうけどね。
とりあえず、元さやに収まったみたいで一安心だけど、唯一【幸せ家族】なのでうまくいってほしい。
ところで、なんか嫌な終わり方だなぁ。。。



今回のゲスト。
第１９話【シカゴ流】
クリスティンは【ドールハウス】のアイビー。
リックは【ダメージ】のロジャー・カッスル。
アート・マスターソンは名優スティーヴ・ブシェミ。

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事故にあった女性が運ばれてきた。
実は宝石泥棒。
怪我をしたレベッカを終始気遣うダニエル。
このエピソードはなんか身につまされる話だった。
根っからの悪人ではない２人。家を買い、２人で慎ましく生活していた。
その家のローンが払えなくなり、やむなく強盗。
もちろん、同情の余地はないが、ダニエルだけでも病院から逃がそうとするレベッカと、彼女の容体が心配でその場を動けないダニエル。
最後の最後まで相手を気遣っていた２人。愛情の深さが前面に出ていた。
それと同時に、状況を的確に判断し、収拾に努めたモリスがなかなかかっこよかった。
この事件のトラウマは残るだろうなぁとは思うけど、見ていてダニエルから殺気は感じなかった。
人質事件のトラウマよりも、やっと説得できて自首させようとした矢先に目の前で撃ち殺されたダニエルを見た方がトラウマになると思うんですけど^^;




今回のゲスト。
第１６話【誤解が招くもの】
ウォルター・パーキンスは【ザ・イベント】のジェームズ・デンプシー。
ミッシーは【プライベート・プラクティス】のケイティ・ケント。
第１７話【彼も犠牲者】
ダニエルは【クリミナル・マインド】のウィリアム・ラモンテーン刑事。
レベッカは【トゥルーブラッド】のロレナ。
一輪車の少年の父親は【ザ・メンタリスト　シーズン４第３話】のブレイディ・ウォルトン。

新キャラ投入。
サイモン、オーロラ、ラバーン。
一体、こいつらはなんなのだ？
なんの意味があるんだろう。
まぁ、サイモンはアンスポーの甥と言う事もあって、これから一悶着起こしてくれるでしょうが、オーロラとラバーンに関しては投入理由が分からない。
サイモンの引き立て役だろうか？

今回は悩めるニーラが描かれています。
大学の同級生が子供を何人も産み、幸せな家庭を築いている事と自分の人生を比較し、自身の選択に疑問を持つ。
ドゥベンコは【君はほとんどの人にできない事ができる。天賦の才がある】と言って力付けますが、なんだかそれってちょっと変。。。
才能があるから満足しろなんて言うのは、あくまでも客観的意見で説得力ゼロ^^;
たとえ他人に神とあがめられても自身が満足するのとは別なのです。
大事なのは自分がどうしたいか。
極端な事を言ってしまえば、人間とは満足しない生き物なのです。
今、ニーラが結婚して子供に囲まれた人生を選んだとして、いつかは外科医だった時の事を思い起こすでしょう。
そして、【あのまま外科医として生きていたらどんな人生を歩んだだろう】と考えるのです。
どちらを選んだとしても、幸せを感じ、同時に後悔も残る。
必要なのは、どちらの後悔なら受け入れられるかと言う事。
辛い過去をたくさん持っているニーラだけに、正しい選択をしてもらいたいと思ってしまうのです。



今回のゲスト。
第１４話【破れた心】
オーロラは【トゥルーブラッド】のジェシカ・ハンビー。
ミーアは【ザ・ユニット】のアニー。
第１５話【進むべき道】
ニックは【ＣＳＩ：ＮＹシーズン９第７話】のスティーヴ・デイビス。