デジャヴ

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デジャヴ / デンゼル・ワシントン

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「デジャヴ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

フェリー爆破事件の捜査に当たる主人公が、FBIが開発した不思議な映像装置を使って事件発生以前の時間を追体験しながら事件を解明していくSFタッチのサスペンス・アクション。監督・主演は「マイ・ボディガード」のトニー・スコットとデンゼル・ワシントン。500人以上もの犠牲者を出したフェリー爆破事件が発生する。捜査を開始したATFのダグ・カーリンは、FBIの特別捜査班に招かれ、政府の極秘装置“タイム・ウィンドウ”と呼ばれる監視システムを使った事件解明に協力することになるのだったが…。

「デジャヴ」 の作品情報

作品情報

製作年: 2006年
製作国: アメリカ
原題: DEJA VU

「デジャヴ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全433件

タイトルが一番深い伏線。 ネタバレ

投稿日:2007/11/17 レビュアー:JUCE

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何を書いても深く書こうとするとかなりネタバレになる恐れがあって詳しく書けないのですが私自身はこの『デジャヴ』というタイトルこそ最大のヒントであり伏線だと思います。主人公の捜査官こうした自分の直感的な部分をとても大事にしており、自分のそうした感覚に信頼を置いています。この前提が無ければこの物語は成立しません。
 しかもこのタイトルは映画の内容だけでは無く、観客がこの映画を観ていくうちに感じる既視感を指しているのでしょう。
 ハイテクを駆使した“タイム・ウィンドウ”なる最新鋭のハイテク機器。SF的な面白いガジェットです。しかもうまく制限も持ち込み、その制限ゆえに主人公の類まれな鋭い感覚が必要。まさに絶妙な組み合わせです。
 ジェリー・ブラッカイマーのアクション指向とトニー・スコット監督の安定感が上手くマッチした面白いSF娯楽作品です。
私は大好きです。




ココから大いにネタバレあり

 レビュアーの皆さん、タイムマシン、タイムトリップという言葉はこの映画では最大のネタバレなので注意して下さい。
 良くあるパラドックス的な矛盾点に関してもこの映画はかなりのハイレベルでクリアしており私はそれほど破綻を来たすような問題点は無かったと思います。劇中でも少し触れていましたがタイムパラドックスの問題はパラレルワールドとの併用で考えれば矛盾が少なくなります。私がオールタイムベストに掲げるSF小説『ブロントメク(マイクル・コニイ)』のなかでにタイムトリップの話が出てきますが、この小説を読むとタイムパラドックスに関する概念が良く分かります。この世界は可能性の数だけ無限にパラレルワールドが存在ししかも時間も少しずつずれている。そしてそれらの無数の世界はひとつの世界で行った事を均衡化しつつに流れていくというような概念です。この映画の中でも科学者が同様の事を語っていました。その考えで行けば映画の2つのワールドは無限の中の一部分なのです。ですから多くの人が感じている矛盾は無いのです。ラストシーンでも沈んだ車は引き上げられないかも知れないし、引き上げても中から何も上がらないかもしれない、またパラレルワールドが均衡していく時に人々の記憶から消えるのかもしれない。など、なんとでも説明はつく問題です。また可能性の問題はまさに『シュレディンガーの猫』の問題と同じようなものでしょう。その他でも良く考えればかなり細かい部分にまで科学的な可能性は考慮されていると思います。何故一度しか再生できないなど、この部分もその後の話の大きな伏線でした。
 いずれにせよそうした細かい部分で悩むよりは映画を素直に楽しんでください。

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スケベは世界を救う

投稿日:2007/09/01 レビュアー:ポッシュ

デンゼルがヒロインに一目ぼれしなかったら、たぶん

「みなさんご愁傷様」

で終っていたでしょう。

デンゼルのスケベ心がたくさんの人の命を救った。

ええ話や・・・。

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レビューを書こうとすると混乱します ネタバレ

投稿日:2007/08/15 レビュアー:こんちゃん

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 多くの方がおっしゃっていますが、ストーリーは破綻しております。つじつまが合いません。でも、面白いです(笑)というデス・スパイラル?
 デジャヴ(既視感)というよりは、タイムスリップのサスペンスアクションで、設定そのものがつじつまが合わないので、タイムパラドックスはあえて無視。というか深く考えてはいけません。

 秘密のハイテクマシン「白雪姫」の設定も笑えます。
 ●4日と6時間前を見るだけ
 ●一回には一カ所だけ
 ●見ているその場所に、物質を転送可能だが、そのたびに大停電
 ●一方通行(戻ってこれない)

 4日と6時間前に戻って、クレアを助けたダグがもし死ななかったら?あれ?ご本人とご対め〜ん!ってなっちゃうのかな?とか考えてはなりませぬ。きっと、作ってる人たちも
「おい、これじゃダグが4日前のダグと会っちまうぞ」
「んじゃ、フェリー爆破ん時に死んでもらうべ」
「そうだな。爆破シーンをハデにしないとブラッカイマーが怒るしな」
なんてやりとりで、なんとかつじつまを合わせようとしたのでしょうから(いや、嘘です。私の勝手な想像です)

 ラストでクレアと出会ったダグは、4日後にタイムワープする必要はなくなるのですからそのまま日常は続きます。でも、クレアはタイムワープしたダグに会い、命を救われたことを覚えています。じゃ、クレアを助けたのは誰?ダグは1回タイムワープして救出に失敗したような気がしますが、そうすると同じ時間軸にダグが3人?

 デジャヴと言っても良いのは科学チームのチーフで出ていたヴァル・キルマーの姿です。「セイント」の時のあの凛々しさはどこに行ってしまったのでしょう・・。

 デンゼル・ワシントンはやはり何を演じても、その存在感はすごいです。こんなトンデモ映画(でも、面白いんだってば!)に出演していてもそれは変わりません。masamuneさんがおっしゃるように、デンゼル・ワシントンが演じていることによる安定感がネックになっている部分もありますが、でも、無名の役者がやってたら、これは本当の「トンデモ映画」になってしまったかも・・・。

 まあ、確たる答えは出さずに、
「あなたが考えて」
みたいなノリでしょうかね。(そんなキャンペーンもやってたみたいですよ)
 面白かったから、まあいいか・・。

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何故に ハッピーエンド好き? ネタバレ

投稿日:2007/08/07 レビュアー:ミルクチョコ

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予告を見るとミステリー・サスペンスと思っていましたが、タイム・トラベル映画だったのですね。
「これは、二度目か?」「u can save her」の文字を並べ変えたのは、どういう意味があるのか?って疑問だったのですが、
映画の中でのタイム・スリップは、1回ではないと言うことのようです。
命の保障のない人間の時間移動について、可能であったという事を文字に並べて、未来の自分に伝え、もし今回のテロ阻止に失敗しても、繰り返しタイム・スリップをして止められる・・・
再び、彼女の家に戻ったダグは、あのメッセージを見て、タイムスリップを決意する・・・
あのシーンが、とても印象的でした。
4日+6時間という時間を超えて、現在と過去の映像が同時に映し出される小道具は面白く、途中までは面白かったのですが、
ラストが「はぁ〜?」となってしまいました。
ラスト、車と共に川に沈み、自分が身代わりになることで、女性を救い、過去を変えたんだなと、しみじみとしていたところに、もう一人のピンピンした主人公が現れる・・・
不幸な出来事を消すために、何度も過去を変えに行っても、結局未来にはには別の不幸が待っている。というのが常だと思うのですが・・・
タイム・スリップのルールとして、これではあまりにも不自然だと思います。
折角切なさに感情移入しようとしていたのに、ご都合主義に、おかしなハッピーエンドにする位なら、つじつまの合ったバッドエンドの方がよいと思うのですが・・・と思わず突っ込みたくなってしまいました。

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Tony Scott監督の集大成 ネタバレ

投稿日:2007/06/22 レビュアー:masamune

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「Deja vu」を辞書で引くと“一度も経験した筈の無い事が、何時か何処かで既に経験した事で有るかの様に感じられる、つまりは既視感”とある。とは言っても、本作はタイトルを活かしてるとは言い難い。どちらかと言えば主人公では無く、見る私達が「既視感」を感じるから(笑)。本作は是非とも予備知識無しで見て頂きたい・・・では、読んで頂けないので悩ましい(笑)。

Tony Scott監督とDenzel Washingtonと言えば「マイ・ボディガード」も良かったが、本作は久々にハリウッドらしいアクション満載のダイナミズムな作品。やはり薀蓄は兄貴に任せて(笑)、弟には持ち前の意外な作家性を活かした活劇を撮って欲しい。プロデューサーがJerry Bruckheimerなので嫌な予感がしたが(笑)、「パイレーツ・オブ・カリビアン」同様に派手さが上手く作品に結実してる。
本作のもう一人の主人公「タイム・ウィンドウ」の出来栄えも佳良だ。極秘に開発されたシステムが嘘っぽいと根幹から崩れるだけに、このリアルさは良い!。ハリウッドは、こうしたセットにも投資を惜しまない点で、故に見る側も「ノリノリ」で、作品に没頭できるのだ。

特筆すべきは脚本、文系と言うより理系が生み出すアイデアを軸に、示唆に富んだ視点が秀逸。これだけのハイテクにも関わらず「巻き戻しできない」なんて設定は、意外と思いつかない。加えて「一回に見れるのは1箇所だけ」と、最先端の癖に「わがまま」も多い(笑)。
この様に要件を絞る事で、人間様の出番も増えると言うもので、故に本作は突飛なメカだけを頼りにしてない。残念なのはハイテク故の「怖さ」のモチーフが省略されてる点だが、それは欠点とは思わない。
加えて登場するキャラクターも無駄な人物は皆無で、この脚本が相当の年数に渡って熟成され、贅肉が見事に削ぎ落とされた事が観て良く分かる。手懸けたBill MarsiliiとTerry Rossioは、之からが楽しみだ。

心理戦を多用した前半から、後半は一気にベクトルが違う展開へ引き込む展開も凄い。ここで本作の「本質」を目の当たりにする訳だが、それは御自身の目で確認してほしい。一つだけネタバレすると、「右目」と「左目」を同時に駆使する映画なんて、私は始めてだ(笑)。
脚本を誉め倒したが、監督の演出も冴えてる。この情報量の多い作品を映像と台詞と役者の所作と音響で、力業と言えるテクで一気に捲くし立てる展開は特筆モノ!冷静に考えると私の様なスリラー好きなら(笑)パラドクスに対する「粗」も目立つし、突っ込み処も多々有る。しかし本作ではソレが×と言えない説得力を兼ね備えてる。

Denzel Washingtonが上手いのは当たり前だが、テーマ性からすると、もう少し無名の役者でも良かった気もする。何故なら彼の演技の安定感が作品の展開にも「安心感」を与える危惧が有るから。一方でPaula Pattonは相当良い(笑)!彼女の存在感が本作をレベルアップさせたと珍しく褒めたい。James Caviezelは相変わらず良い味だしてた、Val Kilmer・・・お前は痩せろ!ホントに(笑)。
本作は9.11以降停滞気味のアクション映画の新たな指針と言えば大袈裟でも、可能性を齎した作品と評価したい。単に何でもブチ込んで作った満艦飾な作品に陥らず、優れた脚本に裏打ちされた監督の集大成に仕上がったと思う。
スリラー好きにはお薦めし辛いが、アクション・ファンなら諸手を挙げてお薦めしたい!。

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デジャヴ

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タイトルが一番深い伏線。

投稿日

2007/11/17

レビュアー

JUCE

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何を書いても深く書こうとするとかなりネタバレになる恐れがあって詳しく書けないのですが私自身はこの『デジャヴ』というタイトルこそ最大のヒントであり伏線だと思います。主人公の捜査官こうした自分の直感的な部分をとても大事にしており、自分のそうした感覚に信頼を置いています。この前提が無ければこの物語は成立しません。
 しかもこのタイトルは映画の内容だけでは無く、観客がこの映画を観ていくうちに感じる既視感を指しているのでしょう。
 ハイテクを駆使した“タイム・ウィンドウ”なる最新鋭のハイテク機器。SF的な面白いガジェットです。しかもうまく制限も持ち込み、その制限ゆえに主人公の類まれな鋭い感覚が必要。まさに絶妙な組み合わせです。
 ジェリー・ブラッカイマーのアクション指向とトニー・スコット監督の安定感が上手くマッチした面白いSF娯楽作品です。
私は大好きです。




ココから大いにネタバレあり

 レビュアーの皆さん、タイムマシン、タイムトリップという言葉はこの映画では最大のネタバレなので注意して下さい。
 良くあるパラドックス的な矛盾点に関してもこの映画はかなりのハイレベルでクリアしており私はそれほど破綻を来たすような問題点は無かったと思います。劇中でも少し触れていましたがタイムパラドックスの問題はパラレルワールドとの併用で考えれば矛盾が少なくなります。私がオールタイムベストに掲げるSF小説『ブロントメク(マイクル・コニイ)』のなかでにタイムトリップの話が出てきますが、この小説を読むとタイムパラドックスに関する概念が良く分かります。この世界は可能性の数だけ無限にパラレルワールドが存在ししかも時間も少しずつずれている。そしてそれらの無数の世界はひとつの世界で行った事を均衡化しつつに流れていくというような概念です。この映画の中でも科学者が同様の事を語っていました。その考えで行けば映画の2つのワールドは無限の中の一部分なのです。ですから多くの人が感じている矛盾は無いのです。ラストシーンでも沈んだ車は引き上げられないかも知れないし、引き上げても中から何も上がらないかもしれない、またパラレルワールドが均衡していく時に人々の記憶から消えるのかもしれない。など、なんとでも説明はつく問題です。また可能性の問題はまさに『シュレディンガーの猫』の問題と同じようなものでしょう。その他でも良く考えればかなり細かい部分にまで科学的な可能性は考慮されていると思います。何故一度しか再生できないなど、この部分もその後の話の大きな伏線でした。
 いずれにせよそうした細かい部分で悩むよりは映画を素直に楽しんでください。

スケベは世界を救う

投稿日

2007/09/01

レビュアー

ポッシュ

デンゼルがヒロインに一目ぼれしなかったら、たぶん

「みなさんご愁傷様」

で終っていたでしょう。

デンゼルのスケベ心がたくさんの人の命を救った。

ええ話や・・・。

レビューを書こうとすると混乱します

投稿日

2007/08/15

レビュアー

こんちゃん

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 多くの方がおっしゃっていますが、ストーリーは破綻しております。つじつまが合いません。でも、面白いです(笑)というデス・スパイラル?
 デジャヴ(既視感)というよりは、タイムスリップのサスペンスアクションで、設定そのものがつじつまが合わないので、タイムパラドックスはあえて無視。というか深く考えてはいけません。

 秘密のハイテクマシン「白雪姫」の設定も笑えます。
 ●4日と6時間前を見るだけ
 ●一回には一カ所だけ
 ●見ているその場所に、物質を転送可能だが、そのたびに大停電
 ●一方通行(戻ってこれない)

 4日と6時間前に戻って、クレアを助けたダグがもし死ななかったら?あれ?ご本人とご対め〜ん!ってなっちゃうのかな?とか考えてはなりませぬ。きっと、作ってる人たちも
「おい、これじゃダグが4日前のダグと会っちまうぞ」
「んじゃ、フェリー爆破ん時に死んでもらうべ」
「そうだな。爆破シーンをハデにしないとブラッカイマーが怒るしな」
なんてやりとりで、なんとかつじつまを合わせようとしたのでしょうから(いや、嘘です。私の勝手な想像です)

 ラストでクレアと出会ったダグは、4日後にタイムワープする必要はなくなるのですからそのまま日常は続きます。でも、クレアはタイムワープしたダグに会い、命を救われたことを覚えています。じゃ、クレアを助けたのは誰?ダグは1回タイムワープして救出に失敗したような気がしますが、そうすると同じ時間軸にダグが3人?

 デジャヴと言っても良いのは科学チームのチーフで出ていたヴァル・キルマーの姿です。「セイント」の時のあの凛々しさはどこに行ってしまったのでしょう・・。

 デンゼル・ワシントンはやはり何を演じても、その存在感はすごいです。こんなトンデモ映画(でも、面白いんだってば!)に出演していてもそれは変わりません。masamuneさんがおっしゃるように、デンゼル・ワシントンが演じていることによる安定感がネックになっている部分もありますが、でも、無名の役者がやってたら、これは本当の「トンデモ映画」になってしまったかも・・・。

 まあ、確たる答えは出さずに、
「あなたが考えて」
みたいなノリでしょうかね。(そんなキャンペーンもやってたみたいですよ)
 面白かったから、まあいいか・・。

何故に ハッピーエンド好き?

投稿日

2007/08/07

レビュアー

ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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予告を見るとミステリー・サスペンスと思っていましたが、タイム・トラベル映画だったのですね。
「これは、二度目か?」「u can save her」の文字を並べ変えたのは、どういう意味があるのか?って疑問だったのですが、
映画の中でのタイム・スリップは、1回ではないと言うことのようです。
命の保障のない人間の時間移動について、可能であったという事を文字に並べて、未来の自分に伝え、もし今回のテロ阻止に失敗しても、繰り返しタイム・スリップをして止められる・・・
再び、彼女の家に戻ったダグは、あのメッセージを見て、タイムスリップを決意する・・・
あのシーンが、とても印象的でした。
4日+6時間という時間を超えて、現在と過去の映像が同時に映し出される小道具は面白く、途中までは面白かったのですが、
ラストが「はぁ〜?」となってしまいました。
ラスト、車と共に川に沈み、自分が身代わりになることで、女性を救い、過去を変えたんだなと、しみじみとしていたところに、もう一人のピンピンした主人公が現れる・・・
不幸な出来事を消すために、何度も過去を変えに行っても、結局未来にはには別の不幸が待っている。というのが常だと思うのですが・・・
タイム・スリップのルールとして、これではあまりにも不自然だと思います。
折角切なさに感情移入しようとしていたのに、ご都合主義に、おかしなハッピーエンドにする位なら、つじつまの合ったバッドエンドの方がよいと思うのですが・・・と思わず突っ込みたくなってしまいました。

Tony Scott監督の集大成

投稿日

2007/06/22

レビュアー

masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「Deja vu」を辞書で引くと“一度も経験した筈の無い事が、何時か何処かで既に経験した事で有るかの様に感じられる、つまりは既視感”とある。とは言っても、本作はタイトルを活かしてるとは言い難い。どちらかと言えば主人公では無く、見る私達が「既視感」を感じるから(笑)。本作は是非とも予備知識無しで見て頂きたい・・・では、読んで頂けないので悩ましい(笑)。

Tony Scott監督とDenzel Washingtonと言えば「マイ・ボディガード」も良かったが、本作は久々にハリウッドらしいアクション満載のダイナミズムな作品。やはり薀蓄は兄貴に任せて(笑)、弟には持ち前の意外な作家性を活かした活劇を撮って欲しい。プロデューサーがJerry Bruckheimerなので嫌な予感がしたが(笑)、「パイレーツ・オブ・カリビアン」同様に派手さが上手く作品に結実してる。
本作のもう一人の主人公「タイム・ウィンドウ」の出来栄えも佳良だ。極秘に開発されたシステムが嘘っぽいと根幹から崩れるだけに、このリアルさは良い!。ハリウッドは、こうしたセットにも投資を惜しまない点で、故に見る側も「ノリノリ」で、作品に没頭できるのだ。

特筆すべきは脚本、文系と言うより理系が生み出すアイデアを軸に、示唆に富んだ視点が秀逸。これだけのハイテクにも関わらず「巻き戻しできない」なんて設定は、意外と思いつかない。加えて「一回に見れるのは1箇所だけ」と、最先端の癖に「わがまま」も多い(笑)。
この様に要件を絞る事で、人間様の出番も増えると言うもので、故に本作は突飛なメカだけを頼りにしてない。残念なのはハイテク故の「怖さ」のモチーフが省略されてる点だが、それは欠点とは思わない。
加えて登場するキャラクターも無駄な人物は皆無で、この脚本が相当の年数に渡って熟成され、贅肉が見事に削ぎ落とされた事が観て良く分かる。手懸けたBill MarsiliiとTerry Rossioは、之からが楽しみだ。

心理戦を多用した前半から、後半は一気にベクトルが違う展開へ引き込む展開も凄い。ここで本作の「本質」を目の当たりにする訳だが、それは御自身の目で確認してほしい。一つだけネタバレすると、「右目」と「左目」を同時に駆使する映画なんて、私は始めてだ(笑)。
脚本を誉め倒したが、監督の演出も冴えてる。この情報量の多い作品を映像と台詞と役者の所作と音響で、力業と言えるテクで一気に捲くし立てる展開は特筆モノ!冷静に考えると私の様なスリラー好きなら(笑)パラドクスに対する「粗」も目立つし、突っ込み処も多々有る。しかし本作ではソレが×と言えない説得力を兼ね備えてる。

Denzel Washingtonが上手いのは当たり前だが、テーマ性からすると、もう少し無名の役者でも良かった気もする。何故なら彼の演技の安定感が作品の展開にも「安心感」を与える危惧が有るから。一方でPaula Pattonは相当良い(笑)!彼女の存在感が本作をレベルアップさせたと珍しく褒めたい。James Caviezelは相変わらず良い味だしてた、Val Kilmer・・・お前は痩せろ!ホントに(笑)。
本作は9.11以降停滞気味のアクション映画の新たな指針と言えば大袈裟でも、可能性を齎した作品と評価したい。単に何でもブチ込んで作った満艦飾な作品に陥らず、優れた脚本に裏打ちされた監督の集大成に仕上がったと思う。
スリラー好きにはお薦めし辛いが、アクション・ファンなら諸手を挙げてお薦めしたい!。

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