BALLAD 名もなき恋のうた

BALLAD 名もなき恋のうたの画像・ジャケット写真

BALLAD 名もなき恋のうた / 新垣結衣

全体の平均評価点:(5点満点)

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「BALLAD 名もなき恋のうた」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督、『山のあなた 徳市の恋』の草なぎ剛、『フレフレ少女』の新垣結衣主演による純愛時代劇。“鬼の井尻”と恐れられていた武将・井尻又兵衛と、春日の国の姫・廉姫との身分が違うふたりの悲恋を描く。

「BALLAD 名もなき恋のうた」 の作品情報

作品情報

製作年: 2009年
製作国: 日本

「BALLAD 名もなき恋のうた」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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首領の道3

麻雀飛龍伝説 天牌 −TENPAI− 元禄闘牌決戦史

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フキコシ・ソロ・アクト・ライブラリー 『XVIII』 バシュ!シュバ!・バシュチャッ!・スタ・スタ・スタ…COMEDY

ユーザーレビュー:109件

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1〜 5件 / 全109件

豪華じゃないところにリアルさとこだわりを感じます ネタバレ

投稿日:2010/04/01 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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02年に公開されたアニメ「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦」を原案にし、「ALWAYS三丁目の夕日」の山崎監督が実写化したSF時代劇です。

身分を超えて惹かれあう戦国武将と廉姫の運命に、未来からやってきた現代の少年が関わり、オリジナルを尊重しつつも、ロマンスを軸とした実写ならではの戦闘シーンも楽しめます。

山城のある田園風景や、無数の兵士が入り乱れるリアルな戦闘シーンは、セットとVFXに頼ったひきの絵に力が入っています。

面白いのは、豪華じゃないところにこだわりを感じます。
合戦のシーンもあまり派手さはなく、長時間の戦闘で兵士が疲れ果てているシーンは、逆にリアルさを感じます。廉姫自ら塩をたっぷりに作った特大のおにぎり。
停戦の合間におにぎりを食べるシーンは、ファンがにんまりとするでしょうし、彼らを通して、昔の日本人の営み、姫や女性たちの考え方、真一一家を登場させたことによって、考え方の対比が逆に戦国時代をより際立たせているような気がしました。

出陣する又兵衛(草薙)とそれを見送る廉姫(新垣)が真一に説得されて本当の気持ちを伝えるシークエンス。
逃げたら、後で後悔するという真一の苦い経験からのことかもしれません。
ちょっとほろ苦いエンディングも、タイムスリップものとしては、なるほどと思える終わり方です。

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入り口映画としは、まぁええんやないかな?

投稿日:2010/05/05 レビュアー:KASPAR

こういう映画まで観始めるとキリがないよなー・・・って思いながらも評判がなかなか良かったんで『BALLAD 名もなき恋のうた』を観てみました♪

ふむふむ・・・う〜ん・・・ちゃっちいな〜・・・ちょっとこのペラさは何とかして欲しいけど、まぁこういう映画もええんやないかな〜(・〜・)

□■□■□

個人的に満足できたかというとぜんぜん満足はでけへんのやけど、決してつまらなかったわけではないし、子供の頃なら感動してたかも!?っつーぐらいの面白さがあったっすね(°∀°)b

こういうとっつきやすい映画を入り口にして、小中学生が映画に興味を持つキッカケになれば、この作品の存在価値はあるんかな〜・・・なーんてことを考えながら観てました(・〜・)

えー・・まぁそんな感じっすね・・・

特に他にゆーことは無いです。。。いろいろ大人としては言いたいこともあるけど、あまりにもマンガチックなストーリーだったり、セットセットした風景なんかも、あまりリアルにしてしまうと子供が引くかも知れないっつーことに配慮したんやろし・・・

□■□■□

あまり観ないジャンルの作品やったんで、何を書いてええもんやらよくわからんなってもーた。。。まぁこういう映画がこのぐらいのレベル(大人でも十分観れるレベル)であるっつーのは良いことっすね!

自分達の頃の子供向け映画はムチャクチャやったんで(;^_^A

個人的満足度 64点 

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口直しをしましょう。

投稿日:2010/03/27 レビュアー:アホな夢

タイムスリップ。
身分違いの恋。
武士の悲劇。

ありがちな設定が
これだけ揃い、
あのキャストとなると
結果はわかっています。

原作のクレヨンしんちゃんが
評価されたのは
普段はお子様コメディの
クレヨンしんちゃんで、
この題材を扱ったから。

キャスティングのセンスが
なさすぎます。

主演の二人がアイドルなので、
ま、いわゆるアイドル映画です。

彼らのファンだけ観てください。

山崎監督だから観たのに、という方、
他の良質な映画を観て
口直しをしましょう。


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評判ほど悪くない

投稿日:2013/04/08 レビュアー:kazupon

公開当時から酷評の方が多いようで、観なくてもいいかなとスルーしていました。
先日、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を鑑賞し、噂どおりの名作アニメであることを納得したのですが、その実写版が本作だと知りました。
確かに、アニメの方に軍配が上がることに異論はありません。
それほどにクレヨンしんちゃんは感動作でしたから。
私がアニメの方が良かったと推す理由は、しんのすけの台詞が圧倒的に説得力があり、しんのすけの思いや願いが込められていて、感動的だったからです。
いつもはおバカでお下品な野原一家が、ここぞ!という場面では無茶を承知で家族愛を発揮するのです。
見方を変えて、アニメの実写版と捉えるよりは、アニメを原作にした別物と思えば、巷での酷評ほど悪くはなかったと思います。
子供と大人が一緒に観ることが出来る佳作になっていると思います。
井尻又兵衛役の草g 剛も廉姫を演じた新垣結衣も、それぞれの役を好演していました。
個人的にこの二人が好きな私は、端から好意的に見ているのですが・・・
ただ、又兵衛と廉姫の身分違いの恋愛を中心に持ってきたため、小国と大国との戦の意味が変わってしまい、その分、薄っぺらな印象になってしまいました。
原作に流れていた無常観や切なさがなくなっていたのは、そのせいかと思います。
戦国時代の戦の場面では、多くの映画では、もっと迫力があり派手な演出となっていますが、本作では地味ながらも丁寧で、むしろ興味深いものがありました。
指揮官の出す指示を一つ一つ順を追って見せてもらい、戦法のようなものがよく理解できました。
原作と同じように時代考証がよく為されていたのでしょう。
圧倒的に兵の数では負けている春日の側が、又兵衛の指揮の下、城門から中へは一歩たりとも入れないとの覚悟で戦う姿は、他に見る合戦シーンに比べると地味で迫力はありませんでしたが、かえって現実味がありました。
矢を防ぐための盾が竹製であったり、石の礫を飛ばしたりと観ていて面白かったです。
夜道の暴漢対策に、ジュースやビールの缶が入ったコンビニの袋を振り回すのが良いというのをテレビで観たことがありますが、戦国時代から受け継いだ暦とした戦術じゃないですか(笑)
最後にもう一点、アニメと台詞は同じでも、それを言う人物に変更があったのがしっくり来ませんでした。
台詞を言う人が変われば、その台詞の持つ意味も変わってきます。
言葉というものは、その人の置かれた環境、人生観、死生観に根ざしたものであると思うからです。
原作から印象的な台詞、感動的な台詞だけを持ってきて使っても、どこかチグハグで説得力がなくなるものだと感じ、それが残念でした。

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「時代劇」っつうものを考えてみるに。

投稿日:2010/06/18 レビュアー:ぴよさん


 そもそも私達が時代劇として観ているものの「映像的な元ネタ」と言えるものは、昔から演じ継がれた芝居や、それを元にした映画などだ。当たり前の話だが「戦国時代を実際に撮った映像」なんて無いわけだし。 日本初の時代劇映画は明治41年の『本能寺合戦』という作品らしいが、その頃には戦国時代や江戸時代を実際に観ていた人も残っていないのだから、当時も伝聞や資料を参考にして作られていたわけで。

 だから厳密には、戦国時代の人々がどのように暮らし、どのように喋り、どのように動いたかなんてことは再現不可能。ミッシング・リンクを埋めるのが歌舞伎や浄瑠璃だというならば、実際より大仰に伝わってることは、想像に難くないし。
 時代劇を作る者は、常に自分が知っている「時代劇」を参考にしつつ、「こうだったのではないか」との自分の解釈で画を作る。そうやって作られた時代劇をさらに参考にして作られ…という作業が繰り返されてきたのだ。

 なので、何かの時代劇映画を指して「これはリアルっぽい」とか「リアルじゃない」と言いきれる根拠は、厳密には無い。もしかしたら、こんな風に行動してたかもしれない、してなかったかもしれない。本当のところは何も分からないのだ。

…というわけで、本作の時代劇部分の危うさについては、あえて触れない(笑)


 少し面白い場面もある。小さな山城である春日城を巡る攻城戦の描写だ。城攻めと言うと、我々はどうしても大阪冬・夏の陣を想起するが、あんな超大規模攻城戦は、戦国時代でも稀だった。
 元ネタの『アッパレ戦国』でも、子供映画らしからぬマニアックな合戦シーンが描かれていて驚いたが、本作でもそれは一応踏襲されている。最低限の防護体制をとった春日城攻めに際して、礫・焙烙・鉄砲・弓矢を、それぞれの射程と順序をもって使う。攻める側は矢の軌道を調節しながら距離を詰め、鉄砲で牽制しながら城壁に取りつき壁を越える、もしくは崩そうとする。守る側も同様の武器を効果的に使って、敵の戦力を弱体化しながら、城壁を守る…。こういった段取りのイチイチを見せるというのは、本格時代劇でもあまりやってくれない事だ。

 しかしながら、本映画随一の見せ場「自家用車突撃シーン」が、あまりにも迫力不足。あそこで、湧き立つような興奮が演出できなければ、現代人が車ごとタイムスリップした意味が無い。だいたい野原一家でさえウィンドーはしっかり閉めて突入して、あげくボコボコになったというのに…エキストラさんにケガさせないように、スポンサーの車を傷つけないようにソロソロ走るなんてなぁ(呆)

 タイムパラドックスの修正というオチも、ほぼ同じ様に描いているのだが、なぜか本作では説得力に欠け、ラストの哀感に繋がっていかない。というわけで多くの人が思ったように、改めて原恵一(『アッパレ戦国』の監督)の技量を知らしめる、という結果に終わってしまった。




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BALLAD 名もなき恋のうた

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豪華じゃないところにリアルさとこだわりを感じます

投稿日

2010/04/01

レビュアー

ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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02年に公開されたアニメ「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦」を原案にし、「ALWAYS三丁目の夕日」の山崎監督が実写化したSF時代劇です。

身分を超えて惹かれあう戦国武将と廉姫の運命に、未来からやってきた現代の少年が関わり、オリジナルを尊重しつつも、ロマンスを軸とした実写ならではの戦闘シーンも楽しめます。

山城のある田園風景や、無数の兵士が入り乱れるリアルな戦闘シーンは、セットとVFXに頼ったひきの絵に力が入っています。

面白いのは、豪華じゃないところにこだわりを感じます。
合戦のシーンもあまり派手さはなく、長時間の戦闘で兵士が疲れ果てているシーンは、逆にリアルさを感じます。廉姫自ら塩をたっぷりに作った特大のおにぎり。
停戦の合間におにぎりを食べるシーンは、ファンがにんまりとするでしょうし、彼らを通して、昔の日本人の営み、姫や女性たちの考え方、真一一家を登場させたことによって、考え方の対比が逆に戦国時代をより際立たせているような気がしました。

出陣する又兵衛(草薙)とそれを見送る廉姫(新垣)が真一に説得されて本当の気持ちを伝えるシークエンス。
逃げたら、後で後悔するという真一の苦い経験からのことかもしれません。
ちょっとほろ苦いエンディングも、タイムスリップものとしては、なるほどと思える終わり方です。

入り口映画としは、まぁええんやないかな?

投稿日

2010/05/05

レビュアー

KASPAR

こういう映画まで観始めるとキリがないよなー・・・って思いながらも評判がなかなか良かったんで『BALLAD 名もなき恋のうた』を観てみました♪

ふむふむ・・・う〜ん・・・ちゃっちいな〜・・・ちょっとこのペラさは何とかして欲しいけど、まぁこういう映画もええんやないかな〜(・〜・)

□■□■□

個人的に満足できたかというとぜんぜん満足はでけへんのやけど、決してつまらなかったわけではないし、子供の頃なら感動してたかも!?っつーぐらいの面白さがあったっすね(°∀°)b

こういうとっつきやすい映画を入り口にして、小中学生が映画に興味を持つキッカケになれば、この作品の存在価値はあるんかな〜・・・なーんてことを考えながら観てました(・〜・)

えー・・まぁそんな感じっすね・・・

特に他にゆーことは無いです。。。いろいろ大人としては言いたいこともあるけど、あまりにもマンガチックなストーリーだったり、セットセットした風景なんかも、あまりリアルにしてしまうと子供が引くかも知れないっつーことに配慮したんやろし・・・

□■□■□

あまり観ないジャンルの作品やったんで、何を書いてええもんやらよくわからんなってもーた。。。まぁこういう映画がこのぐらいのレベル(大人でも十分観れるレベル)であるっつーのは良いことっすね!

自分達の頃の子供向け映画はムチャクチャやったんで(;^_^A

個人的満足度 64点 

口直しをしましょう。

投稿日

2010/03/27

レビュアー

アホな夢

タイムスリップ。
身分違いの恋。
武士の悲劇。

ありがちな設定が
これだけ揃い、
あのキャストとなると
結果はわかっています。

原作のクレヨンしんちゃんが
評価されたのは
普段はお子様コメディの
クレヨンしんちゃんで、
この題材を扱ったから。

キャスティングのセンスが
なさすぎます。

主演の二人がアイドルなので、
ま、いわゆるアイドル映画です。

彼らのファンだけ観てください。

山崎監督だから観たのに、という方、
他の良質な映画を観て
口直しをしましょう。


評判ほど悪くない

投稿日

2013/04/08

レビュアー

kazupon

公開当時から酷評の方が多いようで、観なくてもいいかなとスルーしていました。
先日、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を鑑賞し、噂どおりの名作アニメであることを納得したのですが、その実写版が本作だと知りました。
確かに、アニメの方に軍配が上がることに異論はありません。
それほどにクレヨンしんちゃんは感動作でしたから。
私がアニメの方が良かったと推す理由は、しんのすけの台詞が圧倒的に説得力があり、しんのすけの思いや願いが込められていて、感動的だったからです。
いつもはおバカでお下品な野原一家が、ここぞ!という場面では無茶を承知で家族愛を発揮するのです。
見方を変えて、アニメの実写版と捉えるよりは、アニメを原作にした別物と思えば、巷での酷評ほど悪くはなかったと思います。
子供と大人が一緒に観ることが出来る佳作になっていると思います。
井尻又兵衛役の草g 剛も廉姫を演じた新垣結衣も、それぞれの役を好演していました。
個人的にこの二人が好きな私は、端から好意的に見ているのですが・・・
ただ、又兵衛と廉姫の身分違いの恋愛を中心に持ってきたため、小国と大国との戦の意味が変わってしまい、その分、薄っぺらな印象になってしまいました。
原作に流れていた無常観や切なさがなくなっていたのは、そのせいかと思います。
戦国時代の戦の場面では、多くの映画では、もっと迫力があり派手な演出となっていますが、本作では地味ながらも丁寧で、むしろ興味深いものがありました。
指揮官の出す指示を一つ一つ順を追って見せてもらい、戦法のようなものがよく理解できました。
原作と同じように時代考証がよく為されていたのでしょう。
圧倒的に兵の数では負けている春日の側が、又兵衛の指揮の下、城門から中へは一歩たりとも入れないとの覚悟で戦う姿は、他に見る合戦シーンに比べると地味で迫力はありませんでしたが、かえって現実味がありました。
矢を防ぐための盾が竹製であったり、石の礫を飛ばしたりと観ていて面白かったです。
夜道の暴漢対策に、ジュースやビールの缶が入ったコンビニの袋を振り回すのが良いというのをテレビで観たことがありますが、戦国時代から受け継いだ暦とした戦術じゃないですか(笑)
最後にもう一点、アニメと台詞は同じでも、それを言う人物に変更があったのがしっくり来ませんでした。
台詞を言う人が変われば、その台詞の持つ意味も変わってきます。
言葉というものは、その人の置かれた環境、人生観、死生観に根ざしたものであると思うからです。
原作から印象的な台詞、感動的な台詞だけを持ってきて使っても、どこかチグハグで説得力がなくなるものだと感じ、それが残念でした。

「時代劇」っつうものを考えてみるに。

投稿日

2010/06/18

レビュアー

ぴよさん


 そもそも私達が時代劇として観ているものの「映像的な元ネタ」と言えるものは、昔から演じ継がれた芝居や、それを元にした映画などだ。当たり前の話だが「戦国時代を実際に撮った映像」なんて無いわけだし。 日本初の時代劇映画は明治41年の『本能寺合戦』という作品らしいが、その頃には戦国時代や江戸時代を実際に観ていた人も残っていないのだから、当時も伝聞や資料を参考にして作られていたわけで。

 だから厳密には、戦国時代の人々がどのように暮らし、どのように喋り、どのように動いたかなんてことは再現不可能。ミッシング・リンクを埋めるのが歌舞伎や浄瑠璃だというならば、実際より大仰に伝わってることは、想像に難くないし。
 時代劇を作る者は、常に自分が知っている「時代劇」を参考にしつつ、「こうだったのではないか」との自分の解釈で画を作る。そうやって作られた時代劇をさらに参考にして作られ…という作業が繰り返されてきたのだ。

 なので、何かの時代劇映画を指して「これはリアルっぽい」とか「リアルじゃない」と言いきれる根拠は、厳密には無い。もしかしたら、こんな風に行動してたかもしれない、してなかったかもしれない。本当のところは何も分からないのだ。

…というわけで、本作の時代劇部分の危うさについては、あえて触れない(笑)


 少し面白い場面もある。小さな山城である春日城を巡る攻城戦の描写だ。城攻めと言うと、我々はどうしても大阪冬・夏の陣を想起するが、あんな超大規模攻城戦は、戦国時代でも稀だった。
 元ネタの『アッパレ戦国』でも、子供映画らしからぬマニアックな合戦シーンが描かれていて驚いたが、本作でもそれは一応踏襲されている。最低限の防護体制をとった春日城攻めに際して、礫・焙烙・鉄砲・弓矢を、それぞれの射程と順序をもって使う。攻める側は矢の軌道を調節しながら距離を詰め、鉄砲で牽制しながら城壁に取りつき壁を越える、もしくは崩そうとする。守る側も同様の武器を効果的に使って、敵の戦力を弱体化しながら、城壁を守る…。こういった段取りのイチイチを見せるというのは、本格時代劇でもあまりやってくれない事だ。

 しかしながら、本映画随一の見せ場「自家用車突撃シーン」が、あまりにも迫力不足。あそこで、湧き立つような興奮が演出できなければ、現代人が車ごとタイムスリップした意味が無い。だいたい野原一家でさえウィンドーはしっかり閉めて突入して、あげくボコボコになったというのに…エキストラさんにケガさせないように、スポンサーの車を傷つけないようにソロソロ走るなんてなぁ(呆)

 タイムパラドックスの修正というオチも、ほぼ同じ様に描いているのだが、なぜか本作では説得力に欠け、ラストの哀感に繋がっていかない。というわけで多くの人が思ったように、改めて原恵一(『アッパレ戦国』の監督)の技量を知らしめる、という結果に終わってしまった。




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