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あの日、欲望の大地で / シャーリーズ・セロン

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あの日、欲望の大地で /ギジェルモ・アリアガ

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「あの日、欲望の大地で」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

『バベル』『21グラム』の脚本家、ギジェルモ・アリアガの長編監督デビュー作。重い過去を背負うレストランマネージャーのシルヴィア。ある日、彼女の下に少女を連れた見知らぬメキシコ人が現れ…。シャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーが共演。

「あの日、欲望の大地で」 の作品情報

作品情報

製作年:

2008年

製作国:

アメリカ

原題:

THE BURNING PLAIN

「あの日、欲望の大地で」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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二つの炎の記憶 苦い炎と甘い炎 ネタバレ

投稿日:2010/03/14 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「21グラム」「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督を支えて来た脚本家のデビュー作です。
取り返しのつかない過ちを犯し、心に深い傷を負った女性の、母娘3代に渡る3つの物語を時間軸を切り替えながら紡がれています。

海辺の街ポートランドのレストランでマネージャーをするシルビア(シャーリーズ・セロン)、メキシコで小型飛行機で農薬散布をする父と娘、ニューメキシコに住むジーナ(キム・ベイシンガー)はメキシコ人と不倫、娘のマリア(ジェニファー・ローレンス)は、母に不審を抱きます。
この3つの話が同時進行しながら、時間軸を巧みに変え、ミステリーの様相をも成した緻密繊細なストーリーは、徐々に接点が見えてきて引き込まれました。

彼女たちの浮き彫りにする女性の痛みと、傷。
荒野で燃え盛るトレイラーハウス。画面が変わり、けだるい情事後の全裸のシャーリーズ・セロン。
彼女のやるせない雰囲気と、自分を傷つけずにいられない痛々しさが伝わってきます。

母の不倫によって崩壊した家族。大罪を犯してしまった娘。重い十字架を背負ってしまった事によって始まった自分自身。
母親は愛を求めたゆえに罪を背負い、娘は罪ゆえに愛を拒む。
こうして始まる母娘の傷は2代に渡る哀切極まる物語です。
葛藤と、相克を繰り返し、一条の希望を感じるラストまで女優力を感じました。
S・セロンは、過去にとらわれながら葛藤を抱え、岐路に立つ女性を見事に演じ、いつも重たいテーマに挑戦していますね。ベテランのキム・ベイシンガーも体を張った熱演でした。
ブロンド髪と黒髪、アメリカとメキシコ、二つの炎(苦い思い出の炎と甘い思い出の炎)、なども面白い対立の仕方でした。

このレビューは気に入りましたか? 19人の会員が気に入ったと投稿しています

辿り着いたらいつも雨降り。 ネタバレ

投稿日:2010/06/14 レビュアー:ナナメ歩き

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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完全第三者視点で見れば、というかそうなんだけども(笑)
蛙の子は蛙、親は子の鏡、血は争えない、なんて言葉しか浮かばない
正直観てる途中で着地点は分かるんで、なんで観てんだろ?って感じでした。

ストーリーは破滅へ突き進む二組の家族の話ですが
正直私には何の感情移入も出来なかった
鑑賞する人の性格にかなり左右されるかな。

お互い既婚者の不倫同士が焼死するシーンから始まります
時系列が飛び飛びなんで途中まで誰が誰やら把握するのに疲れる
サスペンスじゃないんでここまで小刻みにする必要性を感じないw
そして要の心情表現ですが、私は理解出来るが共感は出来ない
なので終始疲れてしょうがなかったです(苦笑)
殆どがセロンの現在と過去視点で描かれてますが
不倫の代償は双方が払うという描かれ方は秀逸だと思います
なぜか世の中男性のが罪は重いと法でも認められてるんで。(笑)

ラストを見る限りではセロンの棚牡丹精算劇とも取れるのは
個人的には都合良過ぎて気に食わないですが
まあ、旦那も助かったし娘もカワイイし皆が幸せを手に入れたと
強引に納得したいと思います、でないと観た意味を感じないんで。(笑)

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バラバラになった過去の断片 ネタバレ

投稿日:2010/01/31 レビュアー:パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「21グラム」「バベル」の脚本家ギジェルモ・アリアガが、脚本を書き自らメガホンをとった映画です。
主人公の現在と過去が交錯する構成で、その上主人公が過去と現在で違う名前で呼ばれているため、始めの方がちょっとわかりづらいかも。
シャーリーズ・セロン演じる主人公の母親がキム・ベイシンガーで、不倫の果てに愛人とともに非業の死を遂げるという基本的なところは頭にいれておいた方がいいと思います。

海辺の街(見ているときは場所を特定できなかったのですが、メイン州ポートランドが舞台とのこと)のレストランの支配人を務めるシルヴィア(セロン)は、行きずりの情事を繰り返し、自暴自棄な暮らしをしている。彼女が抱える心の闇とはなんなのか?
シャーリーズ・セロンが惜しげもなくヌードを披露していますが、どことなくすさんだ感じのするヌードでした。

シルヴィアがマリアーナと呼ばれていたニュー・メキシコでの少女時代。
母ジーナ(ベイシンガー)は、夫と4人の子どもに囲まれた家庭を持ちながら、ニックという妻帯者との不倫関係から抜け出すことができない。

ジーナは2年前に乳がんを患い、片方の乳房を切除している。
はっきりとは描かれていないのだけど、どうやらそのせいで夫婦の関係が変わってしまったようだ。夫はジーナを抱くことができない。
「誰かに愛されたい。醜い姿の自分でも、美しいと言って愛してくれる人が欲しい。」
ジーナが不倫に走ったのは、心の底にそんな思いがあったからだろう。

しかし、まだ若いマリアーナはそんな母親を理解できない。
母親への思慕と憎しみという、相反する思いにマリアーナの心は揺れる。
そんな時、ジーナは情事の最中にガス爆発事故で死んでしまう。
マリアーナは、母親の愛人の息子サンティアゴと知り合い、関係を持ってしまう。

母親のようにはなりたくないと思いながらも、母親の愛人の息子と、まるで相似形のような関係に陥るマリアーナは、サンティアゴの子どもを妊娠してしまうのだが、生まれた娘を生後2日で捨ててしまうのだ。

そして終盤に、マリアーナを闇に追いやった衝撃の事実が明らかになる。
過去のフラッシュバックは時系列がバラバラになっているのは、マリアーナにとって、母の死の瞬間から時間は止まってしまい、バラバラの断片になってしまったということなのかなと思いました。

死の床にあるサンティアゴに自分の罪を告白し、新たな人生を踏み出そうとするシルヴィア。かすかな希望が感じられるラストでした。

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

罪びとと批判者 ネタバレ

投稿日:2010/04/15 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 ストーリーは他の方がすでにとても詳しく書かれているので、割愛。
 観終わった後、時間を錯綜させた断片を頭の中で時系列に組み直してみると、退屈な、つまらない映画になる。せいぜい、メロドラマの出来そこないというところだ。だからこの入り組んだ構成が映画をさほど退屈させないものにしている大きな要素であることは確かだと思う。
 この構成によって、「いったい過去に何があったのか?」というミステリー的な要素が付加されていることは確かなのだが、その謎そのものは単純であるし、たやすく見当がついた。
 もともと僕は、こうした編集や構成ではったりをかますような、小手先の作品は胡散臭いと思っていて、この映画もそれほどいい作品とは思えない。
 なぜこの方法を取らなければならないのか、この手法で何が表現できているのか、時系列で表現した時と何が違うのか、と考えてもはっきりしたことが分からないし、この手法から受けた感動も自分の中に見つけられない。
 過去のレビューでほとんど唯一、パープルローズさんがこの点に踏み込んで言及されていることはさすがだと思う(そういうところが僕がいつも敬意を抱いている所以である)。レビューを読んでから考えてみると、この作品は確かに「記憶」の物語なのだというふうに思えてきた。人間の記憶は気まぐれにばらばらとよみがえる。時系列もばらばらな記憶がひとかたまりになって、今の自分の感情や行動を左右する。断片を積み重ねることによって、シルヴィアの「罪の記憶」そのままを描きだそうとしている――のかもしれない。
 あるいは、シルヴィア(シャーリーズ・セロン)と母親(キム・ベイシンガー)のそれぞれの記憶を重ね合わせることで、ふたりが「家族を捨てた罪びと」として同化していることを端的に表現しているとも言えるかもしれない。同時に、過去のシルヴィアと彼女が捨てた娘の記憶が重ねあわされることで、二人は「母親に対する批判者」として同化しているのである。
 三代の女性をつなぐ罪と罰。愛情と、裏返しの憎しみ。その表現として、この手法は有効なのかもしれないとも思いつつ、やはり若いころのシルヴィアの描写など物足りないところは少なくない。
 当然あるはずの母親の死後の葛藤は、謎解きを重視してかひじょうに薄い描写である(あまり悩んでいればシルヴィアのしたことにほとんどの観客が気づいてしまうであろう)。映画の最後におとずれるささやかな和解も、もっとじっくり描き込んでほしい。
 この作品で描かれたドラマは、こうした複雑な構成を取らずとも俳優の演技や演出でじゅうぶん表現しうると思うし、そのほうがずっとドラマティックなのではないかと思えてならない。50点。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

好きじゃない!さらにゆーと(現時点では)上手くない!

投稿日:2010/03/10 レビュアー:KASPAR

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ユーザーレビュー

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二つの炎の記憶 苦い炎と甘い炎

投稿日

2010/03/14

レビュアー

ミルクチョコ

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「21グラム」「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督を支えて来た脚本家のデビュー作です。
取り返しのつかない過ちを犯し、心に深い傷を負った女性の、母娘3代に渡る3つの物語を時間軸を切り替えながら紡がれています。

海辺の街ポートランドのレストランでマネージャーをするシルビア(シャーリーズ・セロン)、メキシコで小型飛行機で農薬散布をする父と娘、ニューメキシコに住むジーナ(キム・ベイシンガー)はメキシコ人と不倫、娘のマリア(ジェニファー・ローレンス)は、母に不審を抱きます。
この3つの話が同時進行しながら、時間軸を巧みに変え、ミステリーの様相をも成した緻密繊細なストーリーは、徐々に接点が見えてきて引き込まれました。

彼女たちの浮き彫りにする女性の痛みと、傷。
荒野で燃え盛るトレイラーハウス。画面が変わり、けだるい情事後の全裸のシャーリーズ・セロン。
彼女のやるせない雰囲気と、自分を傷つけずにいられない痛々しさが伝わってきます。

母の不倫によって崩壊した家族。大罪を犯してしまった娘。重い十字架を背負ってしまった事によって始まった自分自身。
母親は愛を求めたゆえに罪を背負い、娘は罪ゆえに愛を拒む。
こうして始まる母娘の傷は2代に渡る哀切極まる物語です。
葛藤と、相克を繰り返し、一条の希望を感じるラストまで女優力を感じました。
S・セロンは、過去にとらわれながら葛藤を抱え、岐路に立つ女性を見事に演じ、いつも重たいテーマに挑戦していますね。ベテランのキム・ベイシンガーも体を張った熱演でした。
ブロンド髪と黒髪、アメリカとメキシコ、二つの炎(苦い思い出の炎と甘い思い出の炎)、なども面白い対立の仕方でした。

辿り着いたらいつも雨降り。

投稿日

2010/06/14

レビュアー

ナナメ歩き

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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完全第三者視点で見れば、というかそうなんだけども(笑)
蛙の子は蛙、親は子の鏡、血は争えない、なんて言葉しか浮かばない
正直観てる途中で着地点は分かるんで、なんで観てんだろ?って感じでした。

ストーリーは破滅へ突き進む二組の家族の話ですが
正直私には何の感情移入も出来なかった
鑑賞する人の性格にかなり左右されるかな。

お互い既婚者の不倫同士が焼死するシーンから始まります
時系列が飛び飛びなんで途中まで誰が誰やら把握するのに疲れる
サスペンスじゃないんでここまで小刻みにする必要性を感じないw
そして要の心情表現ですが、私は理解出来るが共感は出来ない
なので終始疲れてしょうがなかったです(苦笑)
殆どがセロンの現在と過去視点で描かれてますが
不倫の代償は双方が払うという描かれ方は秀逸だと思います
なぜか世の中男性のが罪は重いと法でも認められてるんで。(笑)

ラストを見る限りではセロンの棚牡丹精算劇とも取れるのは
個人的には都合良過ぎて気に食わないですが
まあ、旦那も助かったし娘もカワイイし皆が幸せを手に入れたと
強引に納得したいと思います、でないと観た意味を感じないんで。(笑)

バラバラになった過去の断片

投稿日

2010/01/31

レビュアー

パープルローズ

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「21グラム」「バベル」の脚本家ギジェルモ・アリアガが、脚本を書き自らメガホンをとった映画です。
主人公の現在と過去が交錯する構成で、その上主人公が過去と現在で違う名前で呼ばれているため、始めの方がちょっとわかりづらいかも。
シャーリーズ・セロン演じる主人公の母親がキム・ベイシンガーで、不倫の果てに愛人とともに非業の死を遂げるという基本的なところは頭にいれておいた方がいいと思います。

海辺の街(見ているときは場所を特定できなかったのですが、メイン州ポートランドが舞台とのこと)のレストランの支配人を務めるシルヴィア(セロン)は、行きずりの情事を繰り返し、自暴自棄な暮らしをしている。彼女が抱える心の闇とはなんなのか?
シャーリーズ・セロンが惜しげもなくヌードを披露していますが、どことなくすさんだ感じのするヌードでした。

シルヴィアがマリアーナと呼ばれていたニュー・メキシコでの少女時代。
母ジーナ(ベイシンガー)は、夫と4人の子どもに囲まれた家庭を持ちながら、ニックという妻帯者との不倫関係から抜け出すことができない。

ジーナは2年前に乳がんを患い、片方の乳房を切除している。
はっきりとは描かれていないのだけど、どうやらそのせいで夫婦の関係が変わってしまったようだ。夫はジーナを抱くことができない。
「誰かに愛されたい。醜い姿の自分でも、美しいと言って愛してくれる人が欲しい。」
ジーナが不倫に走ったのは、心の底にそんな思いがあったからだろう。

しかし、まだ若いマリアーナはそんな母親を理解できない。
母親への思慕と憎しみという、相反する思いにマリアーナの心は揺れる。
そんな時、ジーナは情事の最中にガス爆発事故で死んでしまう。
マリアーナは、母親の愛人の息子サンティアゴと知り合い、関係を持ってしまう。

母親のようにはなりたくないと思いながらも、母親の愛人の息子と、まるで相似形のような関係に陥るマリアーナは、サンティアゴの子どもを妊娠してしまうのだが、生まれた娘を生後2日で捨ててしまうのだ。

そして終盤に、マリアーナを闇に追いやった衝撃の事実が明らかになる。
過去のフラッシュバックは時系列がバラバラになっているのは、マリアーナにとって、母の死の瞬間から時間は止まってしまい、バラバラの断片になってしまったということなのかなと思いました。

死の床にあるサンティアゴに自分の罪を告白し、新たな人生を踏み出そうとするシルヴィア。かすかな希望が感じられるラストでした。

罪びとと批判者

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2010/04/15

レビュアー

よふかし

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 ストーリーは他の方がすでにとても詳しく書かれているので、割愛。
 観終わった後、時間を錯綜させた断片を頭の中で時系列に組み直してみると、退屈な、つまらない映画になる。せいぜい、メロドラマの出来そこないというところだ。だからこの入り組んだ構成が映画をさほど退屈させないものにしている大きな要素であることは確かだと思う。
 この構成によって、「いったい過去に何があったのか?」というミステリー的な要素が付加されていることは確かなのだが、その謎そのものは単純であるし、たやすく見当がついた。
 もともと僕は、こうした編集や構成ではったりをかますような、小手先の作品は胡散臭いと思っていて、この映画もそれほどいい作品とは思えない。
 なぜこの方法を取らなければならないのか、この手法で何が表現できているのか、時系列で表現した時と何が違うのか、と考えてもはっきりしたことが分からないし、この手法から受けた感動も自分の中に見つけられない。
 過去のレビューでほとんど唯一、パープルローズさんがこの点に踏み込んで言及されていることはさすがだと思う(そういうところが僕がいつも敬意を抱いている所以である)。レビューを読んでから考えてみると、この作品は確かに「記憶」の物語なのだというふうに思えてきた。人間の記憶は気まぐれにばらばらとよみがえる。時系列もばらばらな記憶がひとかたまりになって、今の自分の感情や行動を左右する。断片を積み重ねることによって、シルヴィアの「罪の記憶」そのままを描きだそうとしている――のかもしれない。
 あるいは、シルヴィア(シャーリーズ・セロン)と母親(キム・ベイシンガー)のそれぞれの記憶を重ね合わせることで、ふたりが「家族を捨てた罪びと」として同化していることを端的に表現しているとも言えるかもしれない。同時に、過去のシルヴィアと彼女が捨てた娘の記憶が重ねあわされることで、二人は「母親に対する批判者」として同化しているのである。
 三代の女性をつなぐ罪と罰。愛情と、裏返しの憎しみ。その表現として、この手法は有効なのかもしれないとも思いつつ、やはり若いころのシルヴィアの描写など物足りないところは少なくない。
 当然あるはずの母親の死後の葛藤は、謎解きを重視してかひじょうに薄い描写である(あまり悩んでいればシルヴィアのしたことにほとんどの観客が気づいてしまうであろう)。映画の最後におとずれるささやかな和解も、もっとじっくり描き込んでほしい。
 この作品で描かれたドラマは、こうした複雑な構成を取らずとも俳優の演技や演出でじゅうぶん表現しうると思うし、そのほうがずっとドラマティックなのではないかと思えてならない。50点。

好きじゃない!さらにゆーと(現時点では)上手くない!

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