魔術師マーリン

シーズン１ラストとなる今ディスク。
総評として言えば、短い。。。
内容的にはとても面白く、良くできてもいる。
しかしながら、全１３話では語り尽くせない部分が多く物足りなさも感じてしまうのです。
最終的には登場人物１人１人の性格もしっかりと確立されてはいるものの、そこにたどり着くまでの過程が短い為に数話で別人のような描写になっていたりする。
もう少し話数を増やし丁寧に１話１話を作り込んであるとより面白かったというのが本音。
とはいえ、ここまでで芯の部分がしっかりとしたので、シーズン２は安定した作品となる事必至。
シーズン２のリリースが待ち遠しい作品となりました。

イギリス発のファンタジー物は面白い。
【ドクター・フー】【トーチウッド】【ロビンフッド】【プライミーバル】。。。
壮大な景色を背景にしっかりとした作りと映像で家族で楽しめる作品を送り出してくる。
そしてこの【マーリン】もまたしかり。
オーソドックスなストーリー展開は人によっては物足りないかも知れないが、イギリスならではの品の良さで見ていて安心できる。
当初、主役マーリンがサル(失礼^^;)にしか見えなくて心配したものの、第２話では十分に魅力的に映った。
シーズン２もあるみたいなので、続けてのリリースを望むところ。

予算がなかったんだねぇ……。

というのが３巻まで観た上での率直な感想。
作品としてはなかなか安定していて、奇をてらわない作りには好感が持てます。
アーサー王だの円卓の騎士だのの基本的知識がなくても楽しむのに支障はないでしょう。
むしろ全く知らない方の入門（？）編としてもいいかも知れません。

ただ、魔法や怪物との戦いでは、技術力や予算がモロに出てしまうもの。
アメリカ初の予算が潤沢な作品と比べると、そのへんはやっぱり素人目にもはっきりわかります。
なるべく役者と怪物が同画面に重ならないようにしてたり、
哀しい努力が見えてしまって気の毒な気持ちになることも……。

セットはそこそこ良くできてるし、
資金がないといいつつ、やはりそれなりにかかってるんだろうとは思うけど、
そこが残念ではあります。

シーズン２もあるそうだし、人気が出たらそのへんが多少なりとも改善されるのかな？

この手の正統ファンタジーが好きな方にはオススメ。

第５話【勇者ランスロット】で後の円卓の騎士ランスロットが登場します。
そもそもアーサー王伝説は諸説有りこの作品はそれらになぞられて作られているとも言い切れないのでもしかしたら名前だけで終わってしまうかも。。。です。
でも心清き騎士道精神を持ち合わせたランスロットには今後も登場してほしいと願うところ。
ちなみにランスロットを演じるのは【ヒーローズ】のアイザック・メンデス役サンティアゴ・カブレラです。
凛々しい( *＾艸＾)

どうもマーリンという男は親切心が空回りするタイプらしい。
いつも手助けした挙げ句、相手を窮地に陥れてしまうのです。
もうちょっと頭使おうよ^^;
もっとも、何事も止めにかかるガイアスのやり方がマーリンのアクセルになっている気もしないでもない。
【やめろ】と言われればやりたくなるのが人情というもの。
その結果、マーリンもアーサーも暴走するのだ。
ま、だから面白いんだけどねｗｗｗ