ハワード・ザ・ダック　暗黒魔王の陰謀

かえって懐かしさを覚えるほどのできばえですね。
演出も筋書きも、「ゴストバスターズ」の劣化コピーって感じです。

結構多いシモネタとパロディを、当時よりは理解できたからかも知れませんが。
パラボラアンテナ？で跳ね返される大魔王の攻撃は、
笑う（苦笑い）しかありませんでしたけどね。

ただ、ばからしいなりに、ホノボノとしているので、腹は立ちません。
昔を懐かしみたい人、話のネタに観てみたい人には良いのでは？

バックトゥザフューチャーで、マーティーのお母さん役をしてた人です。レンタル日は最近ながら、確かこの映画もその頃（20年以上昔）の作品だと記憶してますが。

ツタヤさん、製作年度の記載がありませんが、古い映画をさも新作のように勘違いしてしまうような戦略はいかがでしょう。

商売は正直にせなあきません。

地球とそっくりのダック星で暮らしていた主人公ハワードが、突然地球に送り込まれた。あてもない地球でロック歌手ビバリー（リ−・トンプソンさん）と知り合い、地球を侵略しようとする魔王に立ち向かう。
同名のコミックを映画化した作品で日本での興業成績はまずまずだったが、地元アメリカで最低の映画を選ぶ”ゴールデンラズベリー賞”を５部門も受賞してしまったジョージ・ルーカスさん製作の異色ＳＦアドベンチャー。映画評論家受けは良くなかったがマニアには今でも人気が高い。
当時、ダックの着ぐるみ演技が酷いとの評価だったが、現代蔓延しているコンピューター・グラフィック製よりアナログで現実味があり動きも良く楽しい。
主演が８０年代のアイドル女優、キュートでチャーミングなリー・トンプソンさん（当時２６歳)。１９８５年最大のヒット作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」以来の大ファン。
彼女は１９９０年代中ごろからはテレビ出演が多く、日本公開作品はほとんどないが、現在でも多くの作品に出演しているようだ。
１９８９年に自身も出演した「恋しくて」の監督ハワード・ドイッチさんと結婚し、二児の母親。
共演は「ショーシャンクの空に」で人気が出たティム・ロビンスさん。
日本語吹替２種類収録（ダックの声が１９９０年フジテレビ系「ゴールデン洋画劇場」枠でＴＶ放送の所・ジョージさんと１９９２年ＴＢＳ系「水曜ロードショー」枠でＴＶ放送の中尾隆聖さん）。

もう一度観たくて、DVDを探しましたが、世界的に不評（なんで？）でビデオしか出ていませんでした。ビデオレコーダは持っていませんが、何とかビデオを手に入れ、友人宅で観たらテープが伸びきってガッカリ。これでやっと観れます。
20年以上前の作品で、主人公のダックは着ぐるみですが、現代のCGと違い何となく愛らしさを出しています。またジョージ・ルーカス映画らしい次々と映画へ引き込む作品作りはすばらしいものです。そしてリー・トンプソンのお茶目でかわいらしさは必見です（バック・トゥ・ザ・フューチャーとはまた雰囲気が違う）。

現在の映画と違いＣＧの使い方がものすごくアナログですが、ストーリーやコメディー色が面白い。当時、映画館に見に行ってビデオも購入した記憶があります。リー・トンプソン？は本当にかわいい。バック・トゥ・ザ・フィーチャーとは違う感じです。今見ると、とても陳腐な感じを受けられるかと思いますが、この当時の、ＳＦアドベンチャーはこの感じがたまらないのですよ。最近の、ＣＧ映画に少しアクセントがほしい方は、とってもオススメです。結構、ヒットしたんですよ。私は、今でもパンフレットを持っています。

一度は観るべし映画作品評価：3.5
作品評価：3