北国の帝王

北国の帝王の画像・ジャケット写真
北国の帝王 / リー・マービン
全体の平均評価点:
(5点満点)

12

  • DVD
ジャンル:

「北国の帝王」 の解説・あらすじ・ストーリー

骨太映画の巨匠、ロバート・アルドリッチ監督がリー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナインの2大オスカー俳優共演で手掛けたアクション。無賃乗車を許さない列車の鬼車掌と、無賃乗車の帝王が激突する。

「北国の帝王」 の作品情報

製作年: 1973年
製作国: アメリカ
原題: EMPEROR OF THE NORTH/EMPEROR OF THE NORT

「北国の帝王」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

北国の帝王の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
121分 日本語・英語 1:ステレオ/英語
2:モノラル/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
FXBR1166 2010年02月03日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
6枚 0人 0人

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ユーザーレビュー:12件

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1〜 5件 / 全12件

無賃乗車は許しませんネタバレ

投稿日:2010/01/02 レビュアー:よふかし

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 新年早々、こういう大好きな映画について書けるということの喜びを感じます。完成度という点では、ロバート・アルドリッチの作品の中では必ずしも高い評価にならないかもしれませんが、好きな順に並べればかなり上位に来ます。
 何しろ、「無賃乗車常習犯」対「鬼車掌」なんですから。こんなのでも映画になるんだと、テレビでの初見ではびっくりしました。しかもとても面白かった!
 1930年代、大不況下のアメリカで職にあぶれた男たちが各地を転々とする、彼らはホーボーと呼ばれたそうですが、列車に無賃乗車していたわけです。それを許すまじという鬼車掌シャック(アーネスト・ボーグナイン。『ワイルド・バンチ』に並ぶ素晴らしい怪演)。ホーボーを見つけると、ハンマーで殴って列車から叩き落とす。このシャックに挑戦状を叩きつけたのが、伝説のホーボー、Aナンバーワン(リー・マーヴィン)。
 何よりこの映画の魅力は、この重量級の二人が走る列車の上で死闘を繰り広げる終盤にあります。
 途中までは案外とコミカルな場面もありますし、野心に燃えたホーボーの若者シガレット(キース・キャラダイン)のオマヌケぶりや、70年代風の感傷的でのんびりしたテーマ曲もあって、牧歌的な雰囲気。ふたりの戦いもどこか頭脳戦という感じなんですね。ところが、最後の最後の戦いはアルドリッチらしい一対一の激闘となって、主演ふたりの血みどろのすさまじいぶつかりあいに度肝を抜かれます。
 僕は鉄道のあれこれは詳しくないのですが、実際の蒸気機関車を走らせながら、車両の上をひょいひょいと歩くアクションなど、スタントや美しい風景を含めた撮影がとても素晴らしいと思います。
 大好きなんですが、完成度が低いというのはシガレットというわがままな青年の成長モノという西部劇的な側面が、主演ふたりの一騎打ちというプロットの流れを阻害しているように思えるからです。ゴミ捨て場でのやりとりや服を盗むくだり等、もっと刈りこんだらいいのになあと思える個所もないでもありません。
 本作はもともとペキンパーが映画化しようとしていたのが、アルドリッチに回ったという経過があり、ペキンパーは作品の出来に文句をつけています。確かにアルドリッチの視点は、社会的な弱者であったホーボーを古き良き時代のヒーロー像そのままに描くことにあって、そこに彼らしい反骨・抵抗精神を見ることができるのですが、一方でオーソドックスなヒーローものの範疇を出ていないとも感じます。ヒーローだから、Aナンバーワンは臆することなく無知で図々しい若者シガレットに、厳しい教訓を与えることができるわけですね。
 もしペキンパーが撮ったなら、ホーボーをこのようにまっすぐなヒーローにしたり、車掌を悪の権化のように描くだけではすませなかったように思うのは確かです。時代の波に取り残された男たちの悲痛な戦いになったのではないでしょうか。
 とはいえ、額から血を流しつつ、鎖を手にゲヘゲヘと笑いながら襲いかかるボーグナインを観るだけで、ああこの映画は素晴らしいといつも思ってしまうのでした。75点。

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正しい方が悪玉の不思議映画ネタバレ

投稿日:2011/11/28 レビュアー:ウンコロビッチ中将

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監督がロバート・アルドリッチという時点で
映画通の方はある程度想像できるかも。

私個人の感想で言えば、政府とか巨大企業体とかスーパーパワーに
文句を付けられる事、それ自体が「頭が良い」とか「クール」とか「文化的」とか勘違いしている人。

まぁマイケル=ムーアとか、モーガン=スーパーロックとかあの手の流派に先鞭つけた人、というか・・・

メジャー側が「まぁ正面切って戦うのも大人の事情で面倒だし、ほっとこうかぁ」と黙認できるレベル程度で
文句をつける映画ジャンルを築いたって意味においては、功績は認めてもいいか(苦笑)
具体的に何を攻撃してるかは、各映画観てもらえればすぐ判るレベルだと思います。

この映画について言えば
1973折りしも、アメリカが「明確にベトナムから手を引く」と国際社会に約束した年であります。
もっとも、すでに南側の負けは決定、さしものニクソンもにっちもさっちもいかなくなっていたと言うのが実情ですし
国内の反戦ムードは高まるばかり、帰還兵の中にまでそうした風潮が蔓延する始末。その意味ではランボーもそうでしたね。

要は政府と大資本はけしからん、そういう風に社会全体の風潮と世論が形成されつつあり、
誰かに文句つけるなら、政府か大資本。
そういう中で作られた映画と言う事をまずは心に留めてご覧下さい。

正義の車掌は、ただ単に職務を誠実に確実に、やりすぎの面はあるものの執行しようしていただけ、
対する主人公は、当初は敵討ちやなんらかの明確な目的があるわけでもなく
単に狭い社会(ここではホーボー社会)で「神降臨!」「神キターーーーーーーー!!」とか言われていい気になって
要は己の名声を高めたいだけで、鉄道会社と車掌に、間接的には社会と政府と社会正義に迷惑をかけて平気な人

だいたいホーボー自体が目的があるわけでもないのに、言うなれば「ここには居たくない」という手前勝手な理屈だけで
なんの勤労努力や自己改革努力もしようとせず移動だけを無目的に繰り返す人々という身勝手さ(苦笑)
(厳しすぎる書き方かもしれませんが、その多くが1930年代という当時においてはもっとも恵まれた→言い換えるなら
 なんのハンディキャップもないマイノリティではない階層であったはずのWASPであったことも示しておきます、
 そういや、マイケル=ムーアもモーガン=スーパーロックも恵まれた出自のまま
 文句を言うだけ言って、でもその立場を捨てようとしないあたり、似てますな(笑))

なのに、正義の車掌は悪玉 (メジャーパワーの利益代弁者)
身勝手主人公は善玉 (反政府・反社会主義者) です。
まぁ、当時の世相がそう書くことを求めたって言えばそうなのかもしれません。

演出・演技だけを観れば、良い映画でしょうが
肝心のメインストーリーの内容がこれでは・・・・・
車掌が勝つ(主人公がトンカチで殴殺される)結末のリメークでも出たら
再評価することにします(笑)

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役者の顔を楽しむ作品。

投稿日:2012/06/23 レビュアー:ゆういちろう

今となっては特段おもしろい映画ではないです(笑)。設定も特殊だし、アクションや全体のテンポもノンビリ。『ゴッドファーザー』や『ダーティハリー』より後年の作品と考えれば、製作当時としてもオールドスタイルの作風だったんじゃないかと思う。
では見所がないかというと、そうも言えない。何といっても出演陣の“顔”がイイんです。ごつい東野英治郎(これも古いな…)みたいなリー・マーヴィンも捨てがたいですが、やはり世界イイ顔おやじ選手権優勝者(架空)のアーネスト・ボーグナインが最高!こんな、ジャガイモとイノシシのハーフみたいな顔の役者、今やどこにもいませんゼ。目ヂカラだけで3人くらいヒトが殺せます。

そんなゴツゴツした二人が、無賃乗車とその撃退に命懸けの火花を散らすのですから、こっちも笑っていいのか熱くなっていいのかよく分かりません。ただ、男の意地と誇りがこれでもかと描かれているのは間違いないです。ラストにリー・マーヴィンが叫ぶセリフは、時代が違うとは言え、男たるもの胸の奥に留めておきたいものであります!
アナクロな作品ですが、一度は観ておいて良かった。

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ほとんどハズレなしのアルドリッチ。

投稿日:2011/08/04 レビュアー:CCR

この監督のハズレの少なさ、それも大昔から監督を続け晩年の「カリフォルニアドールズ」「合衆国最後の日」「ロンゲストヤード」、本作等、骨太の男っぽいアクションドラマの分野で異才を放っていた。かと思うと「何がジェーンに起こったか」「ふるえて眠れ」等の女性の怖さを描くスリラーも上手かった。正に職人監督である。本作は特に恐慌時の列車の無賃乗車をめぐる命懸けの闘いという真にユニークな設定がまず面白い。配役もマーヴィンとボーグナインとは最高の配役である。この2人、アクの強さでは双璧である。小生意気なキースキャラダインは見ていてムカついていたがラストにちゃんと観客の思いを汲んでマーヴィンがヤツを列車から放り投げるのもスカッとする。

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男の中の男の映画

投稿日:2010/03/28 レビュアー:しんぺい


こんなタイトルで 西部劇か石油成金の映画 と思っていたら

なんと 無賃乗車の帝王 vs 冷酷非道な車掌  こんなの映画になるの

1930年代の大不況のさなか 無賃乗車を繰り返してアメリカ大陸を渡り歩くホーボー(渡り鳥労働者)たちの間から 帝王と呼ばれる労働者(リー・マーヴィン)と それを取り締まる悪名高き鬼車掌(アーネスト・ボーグナイン)との 命がけの対決と攻防戦

ロバート・アルドリッチ監督が描く  ほとんど男たちしか登場しない 古き良き時代の男たちのドラマが展開される

オレゴン大平原を疾走する蒸気機関車19号車 手に汗を握る 帝王と鬼車掌の一騎打ち チェーンを振り回すボーグナインと斧で立ち向かうマーヴィン これぞ男の生死を賭した闘い

そして 雄大なオレゴンの自然描写と マーティ・ロビンスが歌う主題曲の素晴らしさ

「そんなこと映画化してどうすんの?」といいたくなるような題材を 骨太の男の映画にこだわり続けロバートた・アルドリッチ監督の後期の傑作 ぜひみてね!! 

ハンマーを持ったボーグナインは怖いニャ!!

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