1984

1984の画像・ジャケット写真
1984 / エドモンド・オブライエン
全体の平均評価点:
(5点満点)

9

  • DVD
ジャンル:

「1984」 の解説・あらすじ・ストーリー

ジョージ・オーウェルの傑作小説を映像化した56年製作のSFドラマ。核戦争の果てに世界は3大国に大別され、常に戦争を続けていた。大国のひとつオセアニアに暮らす下級役人・ウィンストンは、日々変わる党の方針に沿って歴史の改変を行っていたが…。

「1984」 の作品情報

製作年: 1956年
製作国: イギリス
原題: 1984

「1984」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

1984の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
91分 日本語 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
ORO7008 2009年12月29日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
9枚 1人 0人

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ユーザーレビュー:9件

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1〜 5件 / 全9件

面従腹背ではダメなのです。

投稿日:2011/11/27 レビュアー:港のマリー

20世紀文学の最高傑作の一つとされるジョージ・オーウェルの長編小説「1984年」の映画化。
1956年作マイケル・アンダーソン監督によるイギリス映画。
いかにも低予算という感じで、セットのしつらえなどはとても素朴。そのうえ画質が悪くて、なんだこれは30年代の映画か!と、最初は失望しかけた。
が、主人公の反逆が当局の知るところとなって逮捕され、『愛情省』で罰を受け新たな“洗脳”を受ける場面からぐっと引き込まれた。
親指をたたんだ4本の指が5本に、「ほんとうに」見えてくるまで詰問・拷問が続く。
質問がくり返され、もうどうでもいいや、と「5本」と答えても見抜かれてしまう。ビッグ・ブラザーなる独裁者が率いる党が、日常のすべてを支配する全体主義社会では、もはや「面従腹背」の余地などないのだ。
党に逆らえば、個人の人格は徹底的に破壊される。その空虚に、党の見解が流れ込む。実際は4本であろうとも、党が5本と言えば5本に見えてくるまでになる。ラスト、テレスクリーンの映像に熱狂して叫ぶ、エドモンド・オブライエンの表情、完全にかつての自分を失っている。怖ろしいことではないか。
式典だからと「君が代」を、ただ歌うだけではダメで、心を込めて真心から歌わなければならない、そうしないクビだ、と脅し続けられれば、リベラリストも真性の国家主義者に変身してしまうわけなのか。
国家というものは、隙あらば個人の内面に侵入し、これを思いのままに操ろうとするし、実際そうしてきた。いま現在もそうかもしれない。
オーウェルの「1984年」は想像力を駆使して強烈な全体主義社会・国家像を作り上げ、そのことを痛いほど突きつける。この映画、90分余で原作の最重要なエッセンスを伝えているのは立派。

個人の思想・信条・感性の自由と並んでもうひとつ、全体主義国家が壊すものがある、と本作は言う。
男女の愛情も、党による拷問のまえでは脆くも崩れるのである。このあたりハリウッドものとは違うなと感心した。
そういえばポルポト政権は家族を解体した。年少者ほど党の影響を強く受け過激化して、密告に励み暴力的になることも映画と同じだった。男女間のみならず人間関係はすべて断ち切られる。
「全体」と言いつつ、密告と裏切りの恐怖に怯える個人はバラバラ、吹き上げられた砂粒が寄り集まっているようなものなのである。
最後のナレーションで「自由が失われると大変だ」といかにもの反共キャンペーンをしているのが、余計なような気がした。

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1984年版1984がみたいですね。

投稿日:2012/03/29 レビュアー:イントロン

 この1984はラブストリー的でありますが1984年版の1984は拷問シーンがもっとおどろおどろしいのです。
 ですが1984年版はちょっと分かりにくいところがあります。従いまして、一九八四年 新訳版 ハヤカワepi文庫を読んで、1956年版を見て1984年版を見るのが良いのかもしれません。
 1984年版の1984が見られるようになると良いですね。

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予習編(映画「1984」そろいぶみ)

投稿日:2019/08/08 レビュアー:アクアマリン

ジョージ・オーウェル「1984」は過去に二度映画化されています。
1956年マイケル・アンダーソン監督版と1984年マイケル・ラドフォード監督版です。
1984年版のほうが原作の世界観に忠実で、映像作品として本格派・決定版だそうです。
今日現在、1984年版のレビューはロキュータスさま1件です。
他レビューが出揃ったら、わたしも詳しい内容を書いて投稿しようと思います。
ディストピア映画を見るのが好きです。
見た直後は暗澹たる気持ちになり眠りに就きます。
翌朝になると、あんな未来はいやだ、あんな未来はおかしい、あんな未来にしたくないとう活力が生まれます。
ディストピア映画は、「1984」の他に「THX-1138」や「あやつり糸の世界」や「未来世紀ブラジル」が好きです。

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過去を支配する者は未来まで支配する。

投稿日:2015/07/12 レビュアー:ロキュータス

( ネタばれあり )
監督はマイケル・アンダーソン。 このレビュー投稿時95歳でご存命。
 ykk1976さんの映画会でレビューした『 暁の出撃 』がヒットして、アメリカ人プロデューサーの眼にとまり、本作を演出。
次の『 80日間世界一周 』でハリウッド進出して、アカデミー賞で作品賞を獲るという流れ。

主人公ウィンストン・スミスを演じるのは『 リバティ・バランスを射った男 』『 5月の7日間 』などのエドモンド・オブライエン。 オコーナーをマイケル・レッドグレーブ、まだ新人のドナルド・プレザンスも出ています。

ネタばれになってしまいますが、イギリス映画とは言え、アメリカ人の製作のためか、単純な反共プロパガンダ色が強くなってしまいました。 
ナレーションが露骨で蛇足だし、「原作から自由に翻案した」とクレジットが出るように、コンパクトによくまとめられているとも言えるが、いささか単純化されたつくり。
 アメリカ公開版では、ウィンストンとジュリアがラストで愛と自由を訴えて抵抗するシーンに改変され、オーウェルの遺族からクレームが出たそうです。 幸い、このディスクは国際版で原作に近い。

オーウェル自身が階級社会、植民地主義をよく知り、王侯貴族やブルジョアに反発を抱く社会主義者であり、その上で1930年代〜40年代のナチズム、スターリニズムの実態を知って書いた全体主義批判が「 動物農場 」「 1984 」。
やはりジョージ・オーウェルはやはりイギリスと言うか、ヨーロッパ的なものですね。

その点でジョン・ハート主演、リチャード・バートン遺作、マイケル・ラドフォード監督版( 1984年 )のほうがより弾圧される外形的な恐怖ではなく、ウィンストン・スミスが感じる内面から、心理からくる恐怖がより強い。
日本でもビデオ・テープ版はあったのですが、ディスクは輸入盤しかない。
発掘良品の企画で出してもらえないかな。

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マイケルの良く分かる1984

投稿日:2011/02/06 レビュアー:TETSUYA

ジョージ・オーウェル不屈の傑作長編を実写化したものだが、主人公の男性以外は、見事なまでに原作に忠実に再現されており、且つオーウェルの国家論、メディア論、大衆論が展開される壮大なボリュームを91分に収めきって、更に分かりやすくまとめ上げてしまうという池上彰ばりの荒技を展開したマイケル・アンダーソン監督の職人的手腕が冴え渡る一本。
勿論コンパクトにまとめた分深みは無いが、原作からのビュジュアルイメージを正確に具現化したことにより、後のJLGの『アルファヴィル』や、ギリアムの『未来惑星ブラジル』などのメルクマールになった作品として評価出来る。

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