ライブラリアン　ユダの聖杯伝説

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相変わらずパクリばかりの内容だった。(笑) 「すべての芸術は模倣から始まる」と言うくらいだから、これはコレでありなのだろう。それに、ノア・ワイリーのキャラクタのおかげか、“ほのぼの”とした仕上がりに心癒やされるのもまた、良いものである。

節操のなさは相変わらずだが、今回は少し趣向を変えて、アクション・ホラー系『ヴァン・ヘルシング』や『アンダーワールド』等をちゃっかり拝借している。流行を捉えて変化するあたりが、本作品の魅力でもある。

回を重ねるごとに予算がＵＰし、今回は質の高いＶＦＸが用いられている。ただ、『Ｘメン』や『ジャンパー』と同じような効果が使われているのは、いただけないが……。もう少し工夫をしてほしかった。そうでないと監督サンのヘタさが丸分かりだ。この３作品を較べると、ジョナサン・フレイクス監督のセンスのなさがよく分かる。(笑) 個人的には１作目のチープさが好きだから、どうしても見る目が厳しくなってしまう。安易にお金をかけるよりも、少ない予算を遣り繰りして面白くしようと頑張ってくれた方が、作品の質は高いと私は思っている。

さて、本作品は母親も出て来なければ、叔父さんも出て来ない。１作目が“自立”がテーマなら、２作目は“父親”、３作目となる本作品は“自分探し”がテーマ。――と言うより、“職業意識”か。(笑) 自由がほしくて駄々をこねた主人公が、旅先で事件に巻き込まれ、自分の仕事について見つめ直すと言うストーリー。主要な舞台がニューオリンズということもあって『００７／死ぬのはヤツらだ』を思い出してしまった。オープニングのエピソードが、ジェームズ・ボンドを気取っていたせいもある。
これは前作のレビューにも書いたことだが、マザコンのダメ男が肝心な時には妙に“ツイて”いて、あっけなく危機を脱してしまう――、そんな調子の良さが好きだった。さすがに３作目になると脱出劇も確信的すぎて面白みがなくなってしまった。
日本語吹替版では声優さんも代わっていて、カッコよすぎるのもマイナスかな。(笑)

サブタイトルからは予想も出来ない展開を楽しんでいただきたい。（ユダの聖杯と吸血鬼の因果関係が分からんなぁ）　ツッコミどころ満載だけど、週末たらたら過ごしたい時にうってつけの作品です。オススメ！

お薦め度：シリアスさには欠けるが、ゆるい緊張感はあり、まあまあ楽しめる。暇つぶしに最適。過去作は見なくても大丈夫

対象年齢：子供〜大人（残酷さはあまりない。Ｈ場面という程の場面はないが、多少過激なキスシーンはあり）

食事中に見られるか：多分大丈夫でしょう

個人的には今作が１番好きかも。
まぁ、シリーズを順に見てきているので感じる面も多いとは思いますが、完成度は１番じゃないかな。
ジョークの切れもピカイチで個人的には十分楽しめました。
ヒロイン役は【キャッスル　〜ミステリー作家は事件がお好き】のケイト・ベケットことスタナ・カティック。
ストリーも奇抜で、予想外の展開を見せます。
今作品で司書としての自覚に目覚めるフリン。ここから良い働きをしそうなのに、これがラストなんですねー。
まぁ、かっこいいフリンもどうかと思いますけど。

ゆるく観る分には、楽しめます（笑）。
だってＥＲのＤｒ．ピーターだもん。

私は好きです。
ジェリー・ブラッカマイヤー制作指揮みたいな大作を観る気分はやめて、
2時間ドラマを観るくらいのスタンスで楽しむと、ちょうどいいと思います。

御伽噺だけど・・・。
『ＥＲ』のカーター君ですよね・・・。
どうもイメージが強すぎて・・・何だか変です。
内容はちっともひねりがなくて、物足りないけど、
それなりには楽しめました。