ステート・オブ・プレイ　〜陰謀の構図〜

いかにもＢＢＣ作品といった感じです。
一言で言ってしまうと難しい　笑
ＢＢＣ作品の特徴としていえるのは、【小難しい社会派ドラマ】です。
ノリが良いわけでもなく、重要な情報もサラッと流して進んでしまう為、真剣に見ていないと意味が分からなくなります^^;
ギャグも(イギリスらしいと言うか)お上品で見慣れない人には笑いどころを逃してしまうかも。
知っているとクスリと笑えるんですけどね。(全員で地面に這いつくばるシーンとか　笑)
多分、ハリウッドの方がエンターテインメント性が高く受け入れやすいでしょう。
でも、ＢＢＣの方がずっしりと心に響くものがあるはず。
まずは、手は止めて(ながら見は止めましょ)じっくりと見てください。
ＢＢＣの流れに乗れればグイグイ惹き込まれていくはずですｗｗ

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ＢＢＣ製作の６回シリーズドラマで、ハリウッド映画「消されたヘッドライン」の元ネタです。
監督のディビッド・イェーツは、同じくＢＢＣドラマの「セックス・トラフィック」とこれが認められて、ハリー・ポッターシリーズの監督に抜擢されています。

置き引きした荷物を持ち主に売りつけて、小金を稼いでいたケルビン・スタッグという少年が何者かに射殺される。
それと同じ日、議員スティーブン・コリンズの政策秘書ソニア・ベーカーが、地下鉄のプラットホームで謎の死を遂げる。
コリンズは記者会見の席で不覚にも涙を流し、ソニアとの不倫関係が世間の知るところとなる。
コリンズの友人で新聞記者のカル・マッカフィーは、スタッグ少年が殺されるきっかけとなったスーツケースを入手。スタッグ少年とソニアとの間に意外なつながりがあったことを知る。

イギリスの政界とエネルギー会社の間の癒着と陰謀。
カルをリーダーとするヘラルド紙の取材チームは、さまざまな妨害にあいながらも次第に事件の核心にせまる。果たして事件の真相は？
先の読めない展開とスピーディさで、なかなかおもしろいです。

（vol.2のレビューに続く）

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（vol.1のレビューより続く）


カルの上司である編集部長にビル・ナイ、映画版でレイチェル・マックアダムスが演じていたカルの同僚記者デラ・スミスにケリー・マクドナルドがキャスティングされています。
映画版ではカルとデラのふたりが協力して真相を暴く・・・というような展開になっていましたが、ＴＶ版ではもっと多人数の取材チームになっています。

そして、この取材チームの一員ダン・フォースターに、なんとジェームズ・マカヴォイが！！

２話から６話までずっと登場する重要な役どころなのですが、discasの検索ではキャストリストにひっかかってきません。ドラマ自体の制作が２００３年ということで、当時はそれほど注目されていなかったのか、クレジットもかなり末尾です。

ダン（マカヴォイ）は、初めは他紙に情報を売り込もうとしていたフリーのジャーナリストなのですが、カルにスカウトされてヘラルド紙の取材チームにはいるという設定。
そして、実は編集部長の息子だったという事実が最後の方で明らかに。

映画版ではこのキャラクターはばっさり切られていて残念。
時間短縮とストーリーの簡潔化のためでしょうね。

マカヴォイファンの皆様は、お見逃しなく。

小さな事件と思ってたのに、大きな陰謀に出くわした！
の典型的なお話なんだけど。

おかしいな〜。見てた時はすっごく面白いと思ってたのに、
今になって何が、あんなに面白ろかったのか思い出せない。
ほんの２ヶ月前のことなにに、、、。

殺人事件に議員のスキャンダル、政治と圧力、圧力に屈しない記者魂、なかなかてんこ盛りな内容です。
回を追うごとに明らかになる事実、深まる謎。
先が予想できないスピーディーな展開で、全6話、全く飽きることなく見れました。
面白いです。

途中から登場するジェームズ・マカヴォイや編集長キャメロン役のビル・ナイもいい味出してるし、地味なキャスティングのような気もするけど、キャラクターそれぞれが個性的。ドミニク・フォイとか（笑）

設定が微妙に違うハリウッド映画版の『消されたヘッドライン』と見比べてみるのもいいかと思われます。